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「扇山」登山情報!ハイキングでも楽しめる日帰りコースやアクセス方法を解説!

山梨県の扇山は日帰りハイキング登山で人気の山です。地元の大月市が選定した秀麗富嶽十二景の一山で、富士山の素晴らしい姿が見られます。冬場に登山者が増える山で、冬の富士山の眺望は素晴らしいの一言です。登山難易度も比較的低い扇山に登山をしてはいかがでしょう。
2020年8月27日
kawana yukio
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扇山(おうぎやま)とはどんな山

扇山(おうぎやま)は名山の多くある山梨県にあります。登山口の多くは山梨県大月市にありますが、地図上では、山梨県大月市と山梨県上野原市の行政界上にある山です。標高は1,138mの山で、各登山口より比較的短時間で登山ができ、難易度もそれほど高くないため、日帰り登山に大人気の山となっています。有名な大菩薩嶺から続く山であり、秩父山地や丹沢山地も近くに存在する地域にあります。アクセスも比較的良いため、日帰り登山人気の要因でもあります。(この記事は、2019年5月8日現在の情報にもとずいて書かれています。)

扇山の山頂と周囲の状況

扇山の西にある百蔵山、北にある権現山とともに郡内三山として親しまれていますが、山頂はゆったりとくつろげるほど、広い平場状になっています。山頂からの眺望は素晴らしく、紅葉時期のは多彩な色に染まった山がきれいです。特に扇山からの富士山の眺望は素晴らしく、山梨県大月市が制定した秀麗富嶽十二景に、となりの百蔵山とともに選定されています。百蔵山からの縦走もできますので、それぞれの山からの富士山風景が楽しめます。紅葉など時期的眺望や年間を通しての富士山の姿などで多くのリピーターが登山をします。

扇山の登山口

一年中登山ができる扇山です。日帰り登山で人気の山ですが、その登山口もバラエティーに富んでいます。昔から設置している登山口や周囲の駅から歩いて行ける登山口、となりの百蔵山経由で縦走するための登山口などです。登山者の目的に合わせて選ぶことのできる登山口です。扇山の各登山口を紹介します。

梨の木平登山口

山梨県道30号線沿いにある登山口です。バス停の近くにあり、アクセスは比較的良いと言えます。登山口には広場があり、5~6台駐車可能な無料駐車スペースがあります。ゴルフ場の大月カントリークラブ(山梨県大月市富浜町鳥沢7084)を目指してカーナビ入力できます。登山口にはトイレがありますが、売店などはありません。水などの必要品は、事前に対処してください。

犬目登山口

大月市の桃太郎伝説に関係している犬目地区にある登山口です。山梨県道30号線沿いにあり、犬目地区に入ると細かい案内標がたくさん設置されているので、扇山の案内標に従うと見つかります。駐車場はありませんので、路肩駐車になります。近くに路線バスの回転場があるので、そこに駐車は絶対厳禁となります。近くに公衆トイレがあります。売店などはありません。

百蔵山登山口

扇山と同じ秀麗富嶽十二景の山、百蔵山の登山口です。百蔵山から扇山を目指す縦走ルートの登山口となります。駐車場もあります。住所は山梨県大月市七保町下和田で市営グラウンドの脇の道を百蔵浄水場に進むと、浄水場の近くに登山口があります。近くにトイレはありますが、売店などはありません。

扇山登山口へ車でのアクセス

扇山の各登山口の車でのアクセスは、中央自動車道が便利です。中央自動車道の大月ICを出ると、国道20号線(甲州街道)に出ます。左折して猿橋駅方面に進みます。宮下橋西詰信号がありますので、左折して進むと大月総合グラウンドの看板があり、それに従って進むと百蔵山登山口がグラウンド近くに出てきます。梨の木平登山口・犬目登山口のアクセスは、国道20号線をさらに進み鳥沢駅を過ぎると、県道30号線に左折して入ることができます。県道30号線を進むと、梨の木平登山口・犬目登山口が出てきます。


扇山登山口へ公共機関でのアクセス

扇山へ公共機関でのアクセスは、JRの中央本線を利用するのが便利です。大月市内にはJR中央本線の駅がいくつもの駅がありますが、扇山の登山に利用されるのは、鳥沢駅と猿橋駅となります。そして、隣の上野原市にある四方津(しおつ)駅も使用されます。

梨の木平登山口へのアクセス

梨の木平登山口への公共機関でのアクセスは、鳥沢駅が一般的に使用されます。鳥沢駅からは、梨の木平登山口の近くの梨の木平バス停まで、4月から7月・9月から11月の土日祝に富士急山梨バスが季節運行しています。梨の木平バス停より鳥沢駅に向かう便はありませんので、同じ野田尻方面地方道30号線上にある犬目バス停に徒歩で向かい、バスで四方津駅に向かうことなります。本数的に少ないので、徒歩で梨の木平登山口に向かう登山者も多く、徒歩時間は50分ほどとなっています。

富士急山梨バスの梨の木平への時刻表
扇山の登山口・梨の木平への季節運行時刻がわかります。

犬目登山口へのアクセス

犬目登山口への公共機関でのアクセスは、四方津駅が一般的に使用されます。四方津駅からは路線バスが運行されてます。路線バスも本数的に少ないので、徒歩で登山口まで向かう登山者も多いです。徒歩時間は45分ほどで犬目登山口に到着できます。野田尻方面地方道30号線を歩きます。

やまなしバスコンシェルジュ
犬目登山口や百蔵山登山口へのバスの時刻がわかります。

百蔵山登山口へのアクセス

百蔵山登山口への公共機関でのアクセスは、猿橋駅を利用するのが一般的です。駅前より、富士急山梨バスの堀江製作所前行きに乗車して百蔵山登山口バス停を目指します。しかし、便数的に少ないので徒歩でバス停まで行く登山者が多くいます。徒歩時間は30分ほどで、百蔵山登山口バス停に到着できます。

富士急山梨バス時刻表
猿橋駅~百蔵山登山口バス停間の時刻が調べられます。

扇山ハイキング・コースルート1

梨の木平ハイキング・コースルート

梨の木平登山口から扇山山頂を目指すコースルートです。ゆっくり歩いても十分に短時間で山頂に到着できます。難易度は高くありませんので、子供連れでも登山できるハイキング・コースルートです。途中の大久保山の下には水場もあります。登山的に物足りない方は、大久保のコルと大久保山の水場の中間付近に左に曲がる分岐があり、そこからでも梨の木平に戻れます。こちらを選んで下山した場合は、多少難易度があがります。扇山山頂近くの大久保山付近は紅葉時期の見所でもあります。

梨の木平ハイキング・コースルートの詳細

梨の木平からのハイキング・コースルートのコースタイムを紹介します。このコースタイムは、ゆっくり歩いた時のもので、普通に歩いた場合、早く山頂に到着に到着する可能性があります。梨の木平の登山口から案内標に従い進むと、20分ほどで大久保山の下の水場に到着します。水場より大久保山のコルを目指します。25分くらいで大久保山のコルに到着です。途中に梨の木平に戻れる分岐もあります。大久保山のコルから扇山の山頂まで10分ほどで到着できます。

扇山ハイキング・コースルート2


犬目ハイキング・コースルート

大月の桃太郎伝説に関係の深い犬目集落の登山口から、扇山の山頂を目指すコースルートです。バスの便数の関係もあり、四方津駅より大野ダムを経由して、紅葉を楽しみながら徒歩で登山口まで来る人も多くいます。このコースルートも比較的短時間で山頂に到着でき、難易度も高くなく、人気のコースルートですが、扇山頂上より各方面に抜けるルートも選べます。ここでは、往復コースを基本としました。下山後の犬目集落の散策も一考です。

犬目ハイキング・コースルートの詳細

四方津駅より徒歩で登山口に向かう場合、バスのルートをたどれば45分ほどで到着できますが、大野ダムの紅葉を楽しむ目的もある場合、大野ダム経由で1時間20分ほどです。犬目登山口より案内標に従い白馬不動尊まで20分で到着できます。白馬不動尊から登って行くと荻野・犬目分岐まで25分で到着できます。分岐より扇山山頂までは30分ほどで到着できます。

扇山ハイキング・コースルート3

百蔵山~扇山縦走ハイキング・コースルート

大月市選定の秀麗富嶽十二景の内の百蔵山・扇山の二山を縦走するルートで、各山より見える富士山の違いが楽しめます。また、登山道からは紅葉風景も楽しめます。難易度もそれほど高くありません。登山が早く終わったら、猿橋地域の名前の由来となっている猿橋を見学すると良いでしょう。バスの便数の関係で歩いて登山口に向かう登山者も多くいます。猿橋駅から百蔵山登山口バス停までの徒歩時間は50分ほどです。

百蔵山~扇山縦走コースルートの詳細

このコースルート場合、車でアクセスした人は問題ありませんが、公共機関でアクセス場合は百蔵山登山口バス停から登山口まで距離が多少あります。徒歩20分で登山口に到着です。登山口から百蔵山まで30分ほどで到着できます。稜線上に分岐がありますが百蔵山に向かってください。百蔵山からコタラ山分岐を経由して宮谷分岐まで1時間ほどで到着し、宮谷分岐より大久保山のコルまで30分ほどかかります。大久保山のコルから扇山の山頂まで10分ほどで到着します。

扇山ハイキング・コースルート4

その他のハイキング・コースルート

扇山の人気ハイキング・コースルートは、各登山口から扇山の山頂目指し、山頂より行きの登山道を帰らず、他のハイキング・コースルートから下山するものです。登山口と下山口が違うコースルートです。短時間で山頂に到着できる扇山だからできる事で、いろいろな扇山が見られます。公共機関でのアクセスをする登山者向きで、車を使用する登山者は登山計画を綿密に組む必要があります。扇山と百蔵山の縦走路を組み込むコースルートが人気が高いようです。

扇山の年間天気状況

扇山は登りやすく、それほど難易度も高くない山です。積雪もありますが、隣の百蔵山などとともに、山梨県の山にしては深い積雪になりませんので、一年中日帰り登山ができる人気の山です。扇山に登山をしたいと思っている人は多いと思います。登山計画を立てている人が、気になる事の一つに扇山の天気状況でしょう。扇山の一年間の天気状況を季節ごとに分けて、統計調査の結果を紹介します。扇山の登山計画を立案するときの参考にしてください。

扇山の春の天気状況

3月から5月が扇山の春です。扇山の春の天気状況を紹介します。3月の一日あたりの平均降雨量は3,0mm、平均気温1,5℃、最深積雪量2,0cmとなります。4月は一日あたりの平均降雨量は3,1mm、平均気温7,2℃となっており、5月の一日あたりの平均降雨量は3,4mm、平均気温11,8℃となります。扇山の春は、3月に少し積雪がありますが、降雨量も安定した天気となっています。


扇山の夏の天気状況

6月から8月を扇山の夏として、天気状況を紹介します。6月の一日あたりの平均降雨量5,0mm、平均気温は15,4℃となり、7月の一日あたりの平均降雨量5,4mm、平均気温19,3℃となります。8月の一日あたりの平均降雨量は高く7,6mm、平均気温20,1℃となります。扇山の8月は雨量の多い時期となっています。気温も高いので、透湿性の高い雨具を用意して、快適な登山をしましょう。

扇山の秋の天気状況

9月から11月を扇山の秋として、天気状況を統計調査しています。9月の一日あたりの平均降雨量は7,7mm、平均気温16,3℃となります。10月の一日あたりの平均降雨量4,9mm、平均気温10,2℃となり、11月の一日あたりの平均降雨量2,5mm、平均気温4,5℃となります。9月の雨量は多く、気温も高いので8月同様の装備が必要です。9月後半より紅葉が始まり、10月に紅葉が本格化します。11月は紅葉が終わり、雪がちらつく日もあります。

扇山の冬の天気状況

12月から2月を扇山の冬として、天気状況を統計調査をしました。積雪がありますので、最深積雪を表示します。12月の最深積雪2,0cm、平均気温-0,7℃となります。1月の最深積雪15,0cm、平均気温-3,2℃となり、2月の最深積雪16,0cm、平均気温-2,1℃となります。1月・2月の積雪量は安定しています。難易度は高くなく、歩きにくいほどではありません。素晴らしい富士山の姿が見れるので、登山者の多い季節となっています。

扇山登山のまとめ

扇山は日帰りハイキング登山に最適の山です。一年中登山者の姿を見ることができます。比較的難易度は高くないため、初心者でも登山できるのです。積雪のある冬時期でも、それほど難易度は高くならず、冬の時期の澄んだ空気の中で、素晴らしい富士山の姿を見ることができ、冬時期が一年の中で登山者が一番多くなっています。秋の紅葉も素晴らしく、アクセスも比較的に良い山ですので、この記事を参考に扇山に登山をしてはいかがでしょうか。

扇山が気になる方はこちらもチェック!

扇山が気になる方は、その周辺の山梨県の自然を楽しむのはいかがでしょう。温泉に入浴し、キャンプ場に泊まり、観光地で楽しむのも良いものです。