検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

夏キャンプでの焚き火の楽しみ方!初心者向けに便利グッズと注意点を解説!

夏キャンプでの楽しみ方をスタイル別にまとめ、便利グッズを紹介します。初心者が気をつける注意点も記載しました。後半では、暑い夏のキャンプで焚き火をする理由や必要性について検証しています。夏キャンプでの焚き火には、炎の向こうに何かが棲んでいる?
更新: 2022年5月3日
hosokawa_taka
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

夏キャンプは焚き火と語り合い:はじめに

キャンプで焚き火を楽しむ人が増えました。キャンプ場でのテント泊ではもちろん、バーベキューエリアでのデイキャンプでも同じくです。ここでは夏のキャンプで焚き火を楽しむスタイルやグッズを紹介し、初心者向けの注意点も解説しますね。

夏のキャンプで焚き火をする理由はあるのか

夏のキャンプで焚き火をする理由はあるのか?答えはイエスです。「なぜ暑い夏にわざわざ焚き火をするの?」と思われがち。しかし、夏のキャンプでの焚き火は冬のキャンプでの焚き火と比べて、意味合いに少し違いがあります。そのあたりの掘り下げも、記事の後半でしていきます。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ①

焚き火のスタイル:ファミリーで楽しむ

夏はファミリーでのキャンプが楽しい季節です。家族と焚き火を囲んで、その日のキャンプを振り返ると、普段は見せない表情を家族が見せることに気づきます。それは家族で日常から非日常へとやってきた証。スマートフォンはどこかにしまって家族に目を向けてみましょう。

初心者が気をつけたい注意点

家族との夏キャンプでの焚き火では、初心者のパパやママは一撃で火おこししたいと思いがちです。しかし、そんな気負いはナンセンス。いいところを見せて子供から尊敬されようとする必要はありません。子供とアイデアを出し合いながら火おこしをしましょう。火の大切さや便利さだけでなく、危険性についても子供が学べる機会にしたいですね。

ベンチ型キャンピングチェアで近い距離から

リラックスフォールディングベンチ

出典:Amazon

夏のキャンプで家族との距離を縮めるなら、ベンチ型のキャンピングチェアがおすすめです。子供と並んで焚き火台の前に座れますので、キャンプを一緒に楽しんでいる雰囲気を演出できます。対面するよりも何かを一緒に見つめるほうが本音を出しやすいので、夏の焚き火効果が高いですね。コンパクトに折りたためるので、デイキャンプでも活躍します。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ②

焚き火のスタイル:なかまと楽しむ

焚き火はなかまと楽しむキャンプで需要な役割を果たします。なかまとの夏キャンプはワイワイと楽しむ雰囲気をイメージです。しかし、静かに燃える焚き火台を囲んで将来のことや恋人のことなどを語り合うと、たくさんのことを得られます。焚き火には人を素直にしてしまう魔力があるのです。

初心者が気をつけたい注意点

なかまとの焚き火では火を大きくしてしまいがちですので、コントロールできる範囲の焚き火に抑えましょう。夏のキャンプで焚き火が大きすぎると、暑くて焚き火台から距離をとってしまいます。すると、なかま同士の間合いも遠くなり、語り合いの妨げになります。また、火の粉が飛んで、テントやタープに穴を空けてしまうので注意が必要です。

大きめの焚き火台でなかまと火をコントロール

夏のキャンプで焚き火をなかまと楽しむなら、少し大きい焚き火台がおすすめです。少し大きめの焚き火台は火の大きさをコントロールしやすいですし、夜食の料理もしやすくなります。たこ焼きをしながら朝食用のパンケーキを焼くのも楽しいですね。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ③

焚き火のスタイル:一人で楽しむ

夏のソロキャンプで夜な夜な焚き火をするのは思いのほか楽しいものです。静かなキャンプ場で薪を細かくしながら火をコントロールしていると、生き方について黙々と自問自答している自分に気づきます。日常から距離をおいた夏のキャンプ場だからこそ、自分の中を旅することができるのです。

初心者が気をつけたい注意点

ソロキャンプでの焚き火は静かなキャンプ場でしたいものです。夏のキャンプ場は多くの人でにぎわいますが、天候が悪いと貸し切り状態。初心者にはハードルが高くなりますが、雨天キャンプにチャレンジしましょう。雨天時に拾える薪はぬれているので火がつきにくくなっています。薪を着火しやすいように加工し、乾燥させながら火を育てるといいですね。ぬれた薪に火をつける動画を紹介します。

コットン100%のタープ

テンマクデザイン 焚火タープ TC コネクト ヘキサは、火を避けながら焚火ができるアイテムです。雨の日でも火が消えることがないので、夏のキャンプにピッタリ。

また、テンマクデザイン 焚火タープ TC コネクト ヘキサはテントと連結させたり、自分好みのレイアウトが楽しめるのもポイントです。使われているのは燃えにくいTC素材なので、近くで焚火を行っても安全に利用できます。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ④


焚き火のスタイル:雨でも焚き火がしたい!

家族やなかまとのキャンプで急な雨に降られることは多々あります。夏は天候が急変することが多いので、雨が降っても焚き火ができるように備えておきましょう。雨の焚き火はハードルが高いと考えられがちですが、料理の熱源や夜の楽しみを奪われるほうが初心者には厳しいといえます。人数が多い夏のキャンプでは、タープを保護する難燃シートが便利です。

初心者が気をつけたい注意点

難燃シートであっても炎が直接当たると燃えますので、焚き火と難燃シートの距離はできるだけとっておきましょう。また、難燃シートで覆えていないところに火の粉が飛ぶと、ポリエステル製のタープは簡単に穴が開きます。初心者は穴が開いても平気な作業用シートをタープ代わりにするのがベストです。

難燃シートでタープを守る

難燃シートは初心者でも扱いやすいといえます。タープの下に追加するだけですので簡単に扱えるからです。綿100%の大判タープは体力を消耗してしまう重さですので、初心者の夏のキャンプには不向きだといえます。料理の熱源を焚き火に頼るキャンプはもちろん、バーベキューを予定しているテント泊やデイキャンプでも、想定外の雨に対応できます。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑤

焚き火のスタイル:デイキャンプで

暑い夏のデイキャンプで焚き火をする人は少数派です。しかし、焚き火はデイキャンプでの熱源として大いに役立ちます。バーベキューで使う木炭は網で食材を焼くのに便利な熱源ですが、それ以外の料理には火力が少し足りません。お湯を沸かすなら焚き火がもっとも早いですね。

初心者が気をつけたい注意点

夏のデイキャンプでは焚き火の炎を目視で確認しにくくなります。地面の草や落ち葉に焚き火の火が燃え移っても見えにくく、気づいたときには林野火災レベルまで火が広がってしまう可能性があります。地面の燃えやすいものをできるかぎりなくしましょう。地面との距離が短い焚き火台なら、トタン板やコンクリ―ロブロックを下に敷くなどの工夫もおすすめです。

夏のデイキャンプは料理しやすい焚き火台!

夏のデイキャンプで焚き火をするなら、料理の熱源として使いやすい焚き火台がおすすめです。少し大きめの焚き火台は火のコントロールがしやすいのがメリット。強い火が必要なときは中央に集めて、弱い火が必要なときは余分な薪を端に寄せて火力を調節できます。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑥

焚き火のスタイル:料理を楽しむ

デイキャンプの項で料理に便利な焚き火台を紹介しましたので、焚き火料理で使いやすい道具も紹介します。夏のキャンプで焚き火を利用した料理といえばダッチオーブンが人気です。大鍋でのカレーも定番ですね。強い火力を利用して中華なべを使った料理もできます。焚き火の火力はガスやホワイトガソリンを燃料にしたコンロと比べ物になりません。

初心者が気をつけたい注意点

焚き火に大鍋をかけると、すすで底が真っ黒になります。また、火力コントロールが難しいので、食材が焦げ付く可能性もあります。アルミ製の鍋はスチールたわしで擦ると表面加工をいためてしまいますので、ステンレス製の鍋がおすすめです。逆に、鋳鉄製のダッチオーブンは水洗いのみ。洗剤で洗うとシーズニングで染み込ませた油分が落ちてしまいます。

夏キャンプの焚き火にはダッチオーブン

ダッチオーブンや大鍋を吊るせる三脚があれば、耐荷重が低い焚き火台でも料理ができます。チェーンの長さを変えると焚き火とダッチオーブンの距離を調節できます。火床を触りやすいので火のコントロールがしやすいですね。ダッチオーブンや大鍋に焚き火台を完全に占領されることもありません。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑦

焚き火のスタイル:キャンプツーリングで

昨今の焚き火人気が高まる前から、キャンプツーリングで焚き火を楽しむ人は多かったですね。近年ではバイクに積載しやすい焚き火台も増えました。焚き火を前にその日に走った絶景ワインディングロードを思い浮かべたり、地図を片手に明日のルートを探したりするのは至福のひと時です。

初心者が気をつけたい注意点

テントやタープと同じく、焚き火とバイクの距離をとらなければなりません。バイクは自動車と違って燃料系がむき出しだからです。また、ソロキャンプツーリングで焚き火をしていると、夏の開放的な雰囲気に背を押された同胞が集まってくることがあります。そんなときでも躊躇せず受け入れる社交性も大切です。

夏のキャンプツーリングには小さなナタを!

園芸用のマスコットナタはツーリングバッグにパッキングしやすいサイズに人気があります。キャンプツーリングでは落ちた枯れ枝を拾って燃やすのが主流です。一人分の焚き火は小さな炎で十分ですので、ナタで細かく処理しましょう。ハンドルバー1本分ほどの太さと長さの薪があれば事足ります。


夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑧

焚き火のスタイル:気軽に焚き火を楽しむ

夏キャンプでの焚き火は手間をかけずに気軽に楽しみたいものです。焚き火は作法やコツを楽しむ要素が強いのですが、プロセスを重視するのは男性特有の傾向で、女性はもっと合理的。「焚き火をする理由なんてある?」と反対する女性をうなずかせるには、スウェディッシュトーチがおすすめです。気軽に着火できますので、デイキャンプにもおすすめです。

初心者が気をつけたい注意点

スウェディッシュトーチは着火後に火をコントロールする手間が省けますが、それゆえに、サイズから火の大きさを予測し、テントやタープからの距離を決める必要があります。また、条件がよければ根元まで燃えますので、直火禁止のキャンプ場では焚き火台にのせなければなりません。

スウェディッシュトーチに似合う焚き火台

スウェディッシュトーチはおしゃれな雰囲気や燃えていく炎の美しさにも定評があります。ですので、焚き火台のデザインにもこだわりたいですね。また、材木の都合上、スウェディッシュトーチはものによって直径が異なります。ロストル(焚き火台の底に敷く網)のサイズによっては安定して立てられない場合がありますので注意が必要です。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑨

焚き火のスタイル:テントも焚き火仕様に!

夏のキャンプで焚き火をするならT/C素材のテントがおすすめ。T/C素材とはポリエステルと綿を混紡した生地です。ポリエステル65%綿35%の割合で混紡されているテントが多いですね。ポリエステル100%のテントよりも焚き火の火の粉で穴が空きにくいのがメリットです。吸湿性があり、日差しを柔らかく遮りますので、夏のキャンプで使うテントに最適です。

初心者が気をつけたい注意点

T/C素材のテントは不燃でもなく難燃でもありません。テントの中やタープ状に張り出した屋根の下での焚き火はできません。また、T/C素材のテントであっても焚き火との距離はある程度必要です。綿100%のテントはT/C素材のテント以上に焚き火に強いのですが、重くて収納サイズが大きいので、初心者には少しハードルが高いといえます。

夏キャンプの焚き火にはT/C素材のテント

ポリコットン素材でできているTOMOUNT コットンテントは、焚火に適しています。難燃性や撥水性、通気性や遮光性にまで優れているため、どんな場面でも活躍するテントです。

また、TOMOUNT コットンテントは最大で5人まで収容可能。車に積んで持ち運べるサイズなので、友人や家族でのキャンプに利用してみてください。表面にコーティングを施していないため、結露の心配はありません。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑩

焚き火のスタイル:燃えにくいウエアで

焚き火を楽しむには夏でもロングスリーブ・ロングパンツがベストです。焚き火の火の粉でやけどをしないようにするためです。なるべくなら綿素材のウエアを着用したいところ。ポリエステルやナイロンのウエアは火の粉で穴が空いてしまいます。

初心者が気をつけたい注意点

夏のキャンプにふさわしいウエアは、ジーンズと綿のロングTシャツならOKだと捉えましょう。火と距離が近くなりがちな人には「焚き火と距離をとらないと火の粉で服に穴が開くよ」と優しく注意するといいですね。キャンプにおしゃれ着を着てきそうな人がいたら、キャンプ場の景色になじむブランケットを用意するのも世話役の優しさです。

夏キャンプでの焚き火には綿ヤッケ

夏キャンプでの焚き火では綿ヤッケを羽織って、体を守りましょう。綿ヤッケは鉄工所の溶接現場で着用する作業着ですので、カッコよくもかわいくもありません。しかし、穴が開くならコスパ重視でOKです。なるべくキャンプ場の景色になじむ色合いを選びたいですね。焚き火台の火をコンロトールする人の分だけ準備するのもありです。

夏キャンプこそ焚き火!楽しみ方&グッズ⑪

焚き火のスタイル:コスパ重視のグッズを

初心者が焚き火をはじめるには、必要なグッズを一度に集めなければなりません。しかし、キャンプ専用の焚き火グッズを集めると、予想以上に費用がかかります。ホームセンターに行けば、ほとんどの焚き火グッズがそろいます。コスパ重視で必要なグッズを集めて、浮いたお金は食材に回すほうが得策です。

初心者が気をつけたい注意点


コスパ重視の焚き火グッズは用を足すのに十分ですが、見た目はそれほどよくありません。焚き火に慣れてきたら、キャンプ用として販売されているものを検討するといいですね。見た目から入りたい初心者なら、真っ先にキャンプ用を購入しましょう。キャンプに対する気合が入ります。

作業用の皮手は耐久性バツグン!

焚き火をするなら皮手は必需品です。鉄工所の溶接現場で使われている皮手袋の耐久性はバツグン。使い始めは硬さを感じますが、価格はキャンプ用として販売されている皮手袋の1/10以下です。軍手や火箸、バケツなど、用を足せればいいものはコスパを重視しましょう。デイキャンプでの火の燃え移りを防止するブロックやトタン板もホームセンターで購入できます。

夏キャンプこそ焚き火?問題提起

なぜ暑い夏のキャンプで焚き火をするのか?明確に、しかも説得力がある言葉で説明できる人はいません。それは、精神的な欲求が根拠になっているからです。異性の気を惹くためにおしゃれをする、そんな明確で説得力がある説明が夏の焚き火にも欲しいですね。

夏キャンプで焚き火をする理由は必要か?

夏キャンプで焚き火をする理由を言葉に変換するのは困難です。精神的な欲求が根拠になっているうえに、明確で説得力がある言葉を誰も見つけられないからです。何かをするに当たって理由が必要なのは確かです。冬キャンプでの焚き火なら、暖をとるためにするという正当な理由が見つかります。

夏キャンプでの焚き火の必要性はあるか?

そもそも、夏の焚き火は必要なのでしょうか?合理的な考え方での答えはノー。しかし、精神的な欲求を重視した答えはイエスです。つまり、合理性を超えた次元で焚き火の必要性を言葉にしなければなりません。夏キャンプでの焚き火を反対する人に「焚き火をしたいからする」「やってみたら楽しいよ」という強引な言葉でねじ伏せるのは不可能です。

夏キャンプこそ焚き火?考察

夏のキャンプで焚き火をした経験者は、そのときの自分を炎の形とともに思い返せます。どんなことを感じ、どんなことを考えたのか、未来への希望、将来への不安、そんな精神的な揺れを炎に見ていたからです。結果として当時の自分を思い返す鍵になっていて、焚き火は家族やなかまと共有できる時間を鮮明に刻む効果があるといえます。

夏のキャンプで焚き火をする理由

夏のキャンプで焚き火をすると、原始的な炎の形が自身をリセットしていることに気付きます。手持ちの道具と自然の恩恵をもって熾した火が、便利すぎる社会で絡まった神経をほぐしてくれます。しかし、それは冬キャンプでも同じこと。つまり、冬キャンプでの焚き火は暖をとるという、もっともらしい理由を後付しただけに過ぎないのです。

夏のキャンプで焚き火をする必要性

夏キャンプでの焚き火に合理性を求めるのは無意味です。なぜなら、焚き火をしなくてもキャンプは成立するからです。しかし、合理性を追求するほど物事の質は低くなります。便利になった現代社会からすると、アウトドアレジャーは非合理的。つまり、非合理的な楽しみ方をするほど、キャンプの質は高まるといえます。夏キャンプの焚き火が楽しいのは非合理的だからだといっても過言ではありません。

夏キャンプは焚き火と語り合い:まとめ

夏キャンプでの焚き火の楽しみ方やグッズを紹介し、初心者が気をつけるべき注意点を解説しました。また、後半では夏キャンプで焚き火をする理由や必要性について検証しました。夏キャンプでの焚き火は開放的な雰囲気が手伝い、疲れた精神をリセットしてくれます。また、素直な自分を取り戻せますので、人に優しくなれるのです。

焚き火が気になる人はこちらをチェック!

暮らしーのでは他にもアウトドアに関する情報を発信しています。

特におすすめな焚き火のやり方についての記事を載せるので気になる方はチェックしてみてください。

既に焚き火をやったことがある人も、これから焚き火にチャレンジしたい人にも役立つ方法がまとまっています。是非一度ご覧ください。