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ブラックゴーストとは?特徴や飼育方法、寿命、混泳などについて解説!

ブラックゴーストとはどのような魚かご存知でしょうか?ブラックゴーストは黒い体色、変わった体型、特徴的な泳ぎ方をする興味深い魚であり、好きな方にはたまらない種類の熱帯魚です。今回はそんなブラックゴーストの特徴や飼育方法、寿命、混泳などについて解説していきます!
更新: 2022年3月16日
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ブラックゴーストとは?

熱帯魚飼育をこれから始めるとなると、小さなネオンテトラやグッピーから始める方もいれば、今回ご紹介するブラックゴースト等の中型魚から始める方もいますよね。中型魚は小型魚と比べて色々と気をつけなければいけない部分はありますが、育てるのが難しい訳ではありませんので、ブラックゴーストが気になる方は飼育を始めてみましょう!今回はブラックゴーストの特徴や飼育方法、寿命、混泳などについて解説しましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ブラックゴーストの特徴

ブラックゴーストとは?

ブラックゴーストとは、ベネズエラ・ペルーが原産のナイフフィッシュの仲間です。最大で30㎝ほどまで大きくなりますので、中型魚にあたります。画像のように黒い体色をしているのが特徴で、尾には白い柄があり、背びれが無く、腹びれと尻びれが繋がっている面白い体型をしています。他の熱帯魚とは違った雰囲気があり、まるで黒い幽霊のようということで名づけられました。

ブラックゴーストは後ろに進める

通常、魚は前に進みますよね。しかし、ブラックゴーストは後ろにも泳げるのが特徴です。上の動画では、48秒あたりからその様子が見られます。このような泳ぎ方をする熱帯魚は珍しく、こういった部分も好かれているポイントです。

セルフィンブラックゴーストとは?

通常の個体は背びれがありませんが、セルフィンブラックゴーストは背びれがある種類です。最大サイズや飼育方法は変わりませんので、お好きな方を選びましょう。ただし、セルフィンの方が珍しく、価格も2~3倍くらいになることが多いのでご注意下さい。元々の金額が高くないので、数倍になっても購入出来る範囲に収まることが多いですね。

ブラックゴーストは寝る魚?

ブラックゴーストは横たわって寝る

寝る様子に驚かれる方が多い魚です。通常の魚はそのままの体制で寝るのですが、ブラックゴーストは横たわって寝るのが特徴で、死んでいるように見えることもあり、横たわって寝ることを知らないととても焦ります。上の映像を見て頂ければ、どのように寝るのかが分かりますので、ぜひ見てみて下さい。また、仰向けに寝る場合もあります。

ブラックゴーストは隠れ家が必須

臆病な性格をしており、夜行性の魚でもありますので、隠れ家を用意してあげることが大切になります。隠れ家が無いとストレスがたまって寿命が短くなる可能性が高いのでご注意下さい。画像のように体がしっかり入る隠れ家を用意してあげましょう。流木を組み合わせて隠れられるようにしてあげても構いません。

RERACO アクアリウム (洞窟)

出典:楽天
出典:Amazon
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ブラックゴーストのアルビノについて

上の映像はブラックゴーストではありませんが、アルビノ個体は体色が白く、目が赤いのが特徴です。ブラックゴーストのアルビノ個体はそう多くはありません。たまにアルビノが流通していることもありますので、気になる方はチェックしてみましょう。真っ白なアルビノではなく、セミアルビノ程度の、少し茶色っぽい個体が多いですね。ブラックと名前に入っているのにアルビノ個体は白いので、面白く感じる方も多いのではないでしょうか。

ブラックゴーストの寿命


寿命は最大10年

気になる寿命ですが、中型魚ですので少し寿命は長めとなっており、5~10年ほど生きてくれます。寿命には個体差がありますので、とりあえずは5年を目指して育てていきましょう。最大10年まで生きるとされていますが、それ以上生きる可能性ももちろんあります。

最大寿命を伸ばすには?

寿命を伸ばすには、幼魚の頃にしっかり餌を与えて元気に育てること、水質や水温をキープしてあげること、隠れ家を用意するなどストレスを与えないことの3点が大切になります。幼い頃の餌やりが足りないと、元気な個体に成長していけませんので、大きくなるまでは餌やりを大切にして下さい。餌を食べてくれない時は、生き餌も活用します。また、水質や水温の管理は病気の予防に関わってくる部分ですので、とても大切です。

ブラックゴーストは混泳できる?

ブラックゴーストは混泳向きではない

ブラックゴーストは混泳向きの魚ではありません。性格は大人しいのですが、夜行性ですので、他の魚が寝ている時に動きまわる為、ストレスを与えてしまいます。また、電気を発して餌を見つける魚なのですが、他の電気を発する種類の魚を入れると争いになってしまいます。基本的には混泳させず、単独飼育した方が良いでしょう。

混泳出来る魚はいる?

混泳を楽しみたい方は、ポリプテルスなど、同じくらいのサイズに成長する底生の魚を混泳させると良いでしょう。泳ぐ層が違えば上手くいきやすいので試してみて下さい。ただし、相性の良し悪しは個体差も関係しますので、失敗することもあります。混泳させてみて、もし様子がおかしければ、すぐに別の水槽に移してあげましょう。一緒にする前に、サブ水槽を用意しておいて下さい。

ブラックゴーストの飼育方法①用意・準備

用意するもの①水槽セット

ブラックゴーストは最大30㎝になる魚ですが、水槽内で飼育する際は大体20㎝程になります。20㎝であれば60㎝幅の水槽セットで対応出来ます。しかし、60㎝水槽ではあまり余裕がありませんので、スペースに問題が無ければ90㎝水槽を用意してあげたいですね。スペースが足りなければ60㎝水槽で構いません。下記記事でおすすめの水槽セットをご紹介しています。

用意するもの②ヒーター・フィルター

ヒーターで水温を保ってあげましょう。飼育適温は24~26度ですが、病気にかかった際は28度にした方が良い場合もあります。オートタイプのヒーターではなく、サーモスタットで調整出来るタイプのヒーターを用意しましょう。また、水をろ過する為のヒーターも用意して下さい。60㎝水槽であれば、上部式フィルターか外部式フィルターが良いでしょう。フィルターの水流は少し弱めにして下さい。

用意するもの③カルキ抜き


水道水には熱帯魚にとって有害な塩素が含まれていますので、カルキ抜きを使って中和します。おすすめのカルキ抜きは下記記事で紹介していますので、是非見てみて下さい。コストをかけたくない方は、2日ほど水道水を太陽光にあてるというやり方もありますが、手間を考えますと、カルキ抜きを使った方が楽でおすすめです。

用意するもの④餌

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出典:楽天
出典:Amazon
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餌も用意しておきましょう。人工飼料をメインとしつつ、おやつ程度に生き餌を使用するのがおすすめです。同じ人工飼料ばかりだと飽きて食べなくなることがありますので、生き餌を与えてみたり、違う餌を与えてみたりして下さい。生き餌はメダカがおすすめです。生き餌代が高つくと大変ですので、安く手に入るお店を探しておくのも大切ですね。生き餌が病気を持っている場合もありますので、信頼出来るお店から買いたいところです。

用意するもの⑤底砂・隠れ家・流木

底砂は必ずしも必要ではありませんが、生息地であるアマゾンらしさを再現したい方は敷きましょう。底砂を敷いたら、土管や流木で隠れ家も作ってあげます。流木を入れておくと水が弱酸性に傾きやすくなります。ブラックゴーストは弱酸性の水を好みますので、入れておくと良いですね。もっと野生環境を再現させたい方は、マジックリーフを使ってブラックウォーターにすると良いでしょう。

シンクエイブル流木水槽の装飾 小

出典:楽天
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用意するもの⑥掃除道具

貝沼産業 クリーナーフィッシュポンプDXL

出典:楽天

週一回のペースで水換えをしますので、その際に使う道具も用意しましょう。水換えホースと、水を入れる大きめのバケツ、コケ掃除をする為のスポンジを用意します。水換えホースは、最近では100円均一で見かけることもありますが、上記画像の「水作・プロホース」が使いやすいのでオススメです。バケツは大きいほど扱いが楽なので、大きめのものを用意して下さい。

水槽の立ち上げ

用意が出来たら水槽の立ち上げをしていきましょう。水洗い出来るものは一度水洗いをしておいて下さい。水槽台に水槽を置いて、底砂を敷き、ヒーターやフィルターを設置してから水道水を入れます。カルキ抜きを使って塩素を中和したら、ヒーターとフィルターの電源を入れ、運転開始です。まだ水質を保ってくれるバクテリアが少ない状態ですので、1週間~2週間ほどは放置し、フィルターを回しておいて下さい。

ブラックゴーストの飼育方法②導入・管理

ブラックゴーストを購入

水槽が立ち上がったら、ブラックゴーストを購入しましょう。販売価格は大体1000~3000円程度なので、買いやすい価格帯ですよね。一般的なお店で見つかることもありますが、もし見当たらなければネットショップの利用を検討して下さい。送料はかかってしまいますが、同じくらいの金額で販売されています。お店で購入する場合は、与えていた餌を聞いておくと良いでしょう。同じ餌を与えれば、スムーズに餌やりが出来ます。

水合わせをして入れる

購入すると、画像のように袋に入れて持ち帰ることになります。この袋を水槽の水に30分浮かべて、まずは水温を合わせましょう。その後、袋をあけ、水槽の水を少し袋に入れます。30分ほど待って、袋から水を少し捨て、また少し入れて待つ作業を3回繰り返しましょう。これで水槽の水と水質がかなり近づきます。3回行ったら、ブラックゴーストを袋から出して、水槽に入れて下さい。

餌やり


水槽に入れた当日は餌やりをせず、次の日から様子を見て餌を与えて下さい。15㎝ほどになるまでは。一日二回餌やりをします。大きくなったら一日一回で構いません。3分程度で食べきれる量を目安にしましょう。生き餌を与える場合は、食べ過ぎにならないように、様子を見て入れて下さい。

水換え

水換えは週に一回、3分の1~4分の1ほど換えてあげます。水を換えすぎるとストレスがかかりますので、最大でも3分の1までにして下さい。新しい水の水温が違いすぎるとショックを与えてしまいますので、ゆっくり入れるか、水温を合わせてから注ぎましょう。水槽の底には食べ残しや糞が溜まっていますので、汚れをホースでしっかり吸い取って下さい。

ブラックゴーストの飼育方法③その他

ブラックゴーストの繫殖について

繫殖は不可能ではありませんが、難易度が高いので、初心者向けではありません。スペースに余裕がある方はチャレンジしてみましょう。大型水槽に複数匹入れて、ペアリングを行います。ペアが出来たら別の水槽に移して、流木をレイアウトし、産卵を待ちます。卵を食べてしまいますので、産卵を確認したら親魚は別水槽に移しましょう。あとは稚魚の孵化を待ち、ブラインシュリンプという餌を与えて大きくしていきます。

白点病にかかりやすいので注意

白点病に注意しましょう。白い寄生虫が付きますので、黒い体の上だととても目立ちます。環境変化で弱っている時にかかりやすく、毎日観察して、異常がないか見ておきましょう。白点病になった場合は、まず水温を28度に上げ、水換えを週二回に増やして様子を見ます。変化が無ければ、メチレンブルーという薬を規定量の3分の1の濃さで入れて薬浴しましょう。

まとめ:ブラックゴーストとは?

今回の「ブラックゴーストとは?特徴や飼育方法、寿命、混泳などについて解説!」はいかがでしたでしょうか?最大サイズや、アルビノ・セルフィン等の種類、隠れ家の必要性など色々解説させて頂きましたが、非常に興味深い魚でしたよね!飼育難易度は高くありませんので、興味が湧いた方は是非育ててみて下さい。白点病は生き餌から移ることもありますので注意しましょう。

ブラックゴーストが気になる方はこちらもチェック!

今回はブラックゴーストについてご紹介させて頂きましたが、他にも熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。