そら豆の栽培方法!植え方・植え付けのコツや育て方のポイントをご紹介!のイメージ

そら豆の栽培方法!植え方・植え付けのコツや育て方のポイントをご紹介!

そら豆の栽培方法をご存知でしょうか。その方法はいくつか気をつけることはあるものの、初心者の方でも簡単に栽培できる品種もありおすすめです。植え方や肥料の与え方、収穫時期まで。種まきからおこなうそら豆の育て方をご紹介します。

2019年03月17日更新

佐藤3
佐藤3
ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。
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目次

  1. そら豆の種まきや収穫の時期は?【栽培】
  2. そら豆について
  3. そら豆の栽培方法・育て方①種まき
  4. そら豆の栽培方法・育て方②種まきの注意点
  5. そら豆の栽培方法・育て方③畑の土作り
  6. そら豆の栽培方法・育て方④植え方
  7. そら豆の栽培方法・育て方⑤あんどん仕立て
  8. そら豆の栽培方法・育て方⑥肥料(追肥)
  9. そら豆の栽培方法・育て方⑦剪定
  10. そら豆の栽培方法・育て方⑧開花から収穫前
  11. そら豆の栽培方法・育て方⑨プランター栽培
  12. そら豆の栽培方法・育て方⑩ベランダ栽培の注意点
  13. そら豆の栽培方法・育て方⑪害虫・病気
  14. そら豆の栽培方法・育て方⑫収穫
  15. まとめ

そら豆の種まきや収穫の時期は?【栽培】

旬が短くて、収穫したらあまり日持ちしないのが特徴のそら豆。スーパーなどでも見かける時期が極端に限られた、珍しくはないけれど見つけたらすぐ買わないと次はないかも知れない野菜です。自分で育てれば、確実に旬のそら豆の美味しさを満喫することができます。家庭菜園でのそら豆の作り方、植え方や追肥の与え方などを詳しく解説します。

そら豆について

そら豆の基本情報

科・属:マメ科ソラマメ属
原産地:地中海沿岸や中央アジア
学名/英語名:Vicia faba L./horse bean、broad bean
英語名にもいくつか名前がありますが、日本語名もいろいろある野菜。ノラマメやナツマメ、コヤマメなどという別名があります。

そら豆の特徴

そら豆は世界最古の豆といわれています。食用として世界各国で食べられていて、日本へは8世紀ころに伝わり現在に至ります。花の色は白か紫。そのどちらの色の花にも、とても目立つ黒い大きな斑紋が確認できます。名前の由来は、そらに向かって実を付けることから。そら豆のことを天の豆と書いて天豆(ソラマメ)と読ませることもあります。

そら豆の黒い部分

豆に付いている黒い部分、これを何と呼ぶのかご存知ですか?ヒントは古い日本の既婚女性だけにあった風習です。黒と日本の既婚女性でピンときた方もいるでしょう。この名前は「お歯黒」です。このお歯黒は、そら豆の種まきと発芽にとても重要な目安となります。

そら豆の栽培方法・育て方①種まき

そら豆は秋蒔きの野菜

種まきの時期は秋。11月ころにおこないます。直播きすることもできますが、管理しやすく、発芽もそろうのでポット蒔きにするとよいでしょう。ひとつの種苗ポットに2つ種まきします。これは、片方間引くことなく、両方とも収穫するまで育てますので「どちらかが生きていればいい」という考えではなくて、両方からしっかり収穫してたくさん食べるぞ!という気持ちで大切に育てていきましょう。

そら豆はポットに種まき

種苗ポットに1センチほどのウォータースペースをあけて培養土を入れます。ポットの底には鉢底網を忘れずに設置しておきましょう。そこに、適度な間隔をあけて種まきしていくのですが、この種まき気をつけなければいけないことが2つあります。そのどちらも発芽に大切なポイントなので、以下にそれぞれ説明します。

そら豆の栽培方法・育て方②種まきの注意点

そら豆の種まきの注意点①

種まきの注意点その1は、植え付ける種の向きです。お歯黒を基準として、植え付ける向きが決まっています。コレを間違えてしまうと、芽が出ずに豆が腐ってしまうことになります。その理由は、このお歯黒から根と芽が両方出てくるから。真下だと芽が地上に出る前に傷んでだめになる場合があります。お歯黒の位置は斜め下。上でもなく下でもなくその中間を意識して土に差して種まきします。

そら豆の種まきの注意点②

もうひとつの注意点は、植え付ける深さです。豆を全て地中に埋めてしまうと、これも芽が出ずに腐る原因となります。その深さは2/3から9割くらい。必ずそら豆の頭が少し土から出ているように植え付けてください。

そら豆の栽培方法・育て方③畑の土作り

連作を嫌う植物なので、畑に植え付けるときは気をつけます。プランターに植える場合は、新しい土を使えば良いので、気にする必要はありません。

土の中和

畑への植え付けをする場合は、植え付けをする2週間前に畑に苦土石灰をまきます。1平方メートルあたりの苦土石灰の量は150gくらい。大人の手であれば、3回握ってまくと、150g程度の量になります。

元肥

野菜を植え付ける畑の準備をするとき、ネギなど特別な場合をのぞいて、あらかじめ耕すときに元肥(もとごえ)という肥料をまいておきます。その量は1平方メートルあたり堆肥2キロ、化成肥料50gです。多少前後しても良いので、これをいつもの野菜用の肥料(元肥)の量として覚えておくと、別の野菜の土作りが楽になります。植え付けの1週間前に土によく混ぜ込んでおきましょう。

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そら豆の栽培方法・育て方④植え方

そら豆の畝

幅が60センチ、高さが10センチの畝がそら豆には必要です。肥料として元肥をほどこした後に、このサイズで畝を作っておいてください。株間は45センチほど開けますので、植え付けるポットの数分長さも用意します。

アブラムシ対策を考慮した植え方

アブラムシはどんな花にも野菜にもよってくる害虫ですが、マメ科のそら豆にはアブラムシから好まれる植物。対策をしておくに越したことはありません。そのためには、畝にシルバーマルチを使いましょう。少々割高にはなりますが、あとで殺虫剤を買ったり、手で見つけ次第つぶしていく手間を考えれば安いものです。

植え付け時期

植え方で気をつけるのが、タイミングです。苗が大きくなりすぎると、植え付け時の苗のいたみが発生します。また、植え方の適正時期をすぎると、十分に育つ前に寒さが来て、耐久力がついていないため、寒さに耐えられない弱い苗になってしまい、最悪の場合全滅してしまいます。目安は本葉3枚から5枚までの間です。種苗ポットの中でそれ以上大きくしてはいけません。

植え方

畝の真ん中に穴あけ器で40センチから45センチ間隔で植え付け用の穴を開けます。穴にたっぷり水をそそぎ入れて、ポットから出した苗をそのまま植えていきます。周りの土を整えて、植え方は完了です。

そら豆の栽培方法・育て方⑤あんどん仕立て

倒れやすい苗の保護

葉の成長がとても旺盛な植物なので、放置しておくとあっというのに枝が伸び、葉が広がり倒れてしまいます。倒れてしまうと風通しが悪くなり、虫の害も心配です。また、そら豆の茎はそれほど丈夫ではないので、風で倒れるとポキっと折れてしまうこともあります。そのために、株の保護を兼ねて、あんどん仕立てという植え方(支柱の仕立て方)を試しましょう。

あんどん仕立ての方法

あんどん仕立てのあんどんとは、昔の照明です。怪談話で化け猫が油をなめていた、あの行灯(あんどん)。その形を覚えておいででしょうか。四角い骨組みに和紙が張られています。この形に見立てた支柱を立て方、それがあんどん仕立てです。苗を中心に4本の支柱を立て、その周りに、麻ひもを20センチ間隔で張っていきます。

あんどん仕立てを作る目安

あんどん仕立てを作るのにも、向いている時期があります。季節は翌年の春。3月ころ。株の大きさは20センチくらいを目安としてます。これもあまり時期が遅くなるのはよくありません。

そら豆の栽培方法・育て方⑥肥料(追肥)

畑の土つくりの項で元肥という肥料のあげ方はご説明しました。その元肥を使い切ってしまったころに、野菜にあげる肥料を元肥といいます。ここでは、肥料(追肥)の上げ方についてご説明します。

肥料(追肥)とあげる時期

追肥は植物が大きく成長する時期にあげる肥料です。植物によって、追肥をあげる量も追肥の種類も変わってきます。そら豆の追肥は、化成肥料です。あんどん仕立てをするくらい大きくなったら、支柱立てと一緒に追肥もおこないましょう。

肥料(追肥)量の目安

追肥は化成肥料を2平方メートルあたり25gあげます。2回目以降の追肥は、植物の様子を見ながらというあげ方です。マメ科の植物はとても成長が早くてとても肥料を好みます。葉の色が薄くなったら、随時追肥をあたえていきましょう。追肥のあげ方など詳しい解説は下記リンクも役に立ちます。

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そら豆の栽培方法・育て方⑦剪定

整枝

枝を整えると書いて整枝(せいし)と読みます。整枝は、そら豆栽培ではじめての剪定。6~7本の勢いのよい枝を残して、それより下の枝を刈り取り、整えていく意味での剪定です。整枝をおこなう時期は、はじめての花が咲く頃、または苗の高さが50センチ程度に伸びたときです。苗をしっかりホールドする意味で、根元の土を盛り上げて株元が隠れるくらい地面に埋めてしまいます。

摘心

摘心は、中心となる芽の先端を摘んでしまって、それ以上大きくならないように株をセーブするための剪定です。整枝とともに、摘心もおこまいましょう。摘心の目的は、高さを止めるという以外にも、アブラムシ対策の意味もあります。やわらかい新芽ほどアブラムシが好むので、それを切って虫が寄るのをふせぎます。

その後の剪定

整枝を行ったあとは枝の本数を増やさないので、上へ上へと成長していきます。大きくなりすぎだと感じたら、途中でバッサリと刈り取ってしまいます。あまり背が高くなりすぎるのは、株が倒れる原因になるからです。それでも、まだグラグラしているようであれば、もう少し根元に土を盛ってもいいでしょう。

そら豆の栽培方法・育て方⑧開花から収穫前

開花から1ヶ月半くらいたつと、実がだんだんと大きくなってきます。収穫の時期は初夏。月でいうと6月ころです。そら豆という名前の通り、空に向かって大きなさやがたくさんついていることでしょう。それと同時に、この頃に気をつけたいのが害虫被害です。アブラムシ対策のシルバーマルチをしていない方は、きっと毎日のアブラムシ駆除に追われているのではないでしょうか。害虫対策は育て方10の害虫・病気の項目をあわせて読んでください。

そら豆の栽培方法・育て方⑨プランター栽培

幅70センチほどのプランターであれば、2本立てでそら豆を栽培、収穫することができます。害虫対策の前に、プランターでの栽培についても簡単にではありますが触れていきます。

用意するもの

トマト栽培用の大きな鉢、または70センチプランター、支柱、麻ひもです。土は野菜栽培用に調合された市販の培養土を使うと簡単です。支柱の立て方は下記参考リンクでも詳しくご説明しています。

苗の植え付け方

ポットでの苗栽培で2本種まきをしました。地植えの場合は間引きをせず2本とも育てますが、鉢やプランターの場合は、1本1本の間をあけたいので、1本だけ間引いて1本立ちにします。これを等間隔に40センチほどの間隔で植え付けていきます。

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そら豆の栽培方法・育て方⑩ベランダ栽培の注意点

ベランダ栽培で注意する点は、鳥害です。害虫被害の対策も兼ねて、早いうちから不織布などで覆ってしまうとよいでしょう。冬の間の寒さ対策にもなります。その他、気をつけるのは水切れの心配です。地植えなら水やりはほとんど必要ありませんが、鉢やプランターでは土がカラカラになる前に、定期的に水やりをこころがけましょう。

育て方は地植えと同じ

鉢やプランターで育てるそら豆は、規模が小さくなるだけで育て方や注意点は地植えと同じです。よく日が当たる東向きのベランダであれば、畑よりも植物に対してよい環境である場合もあります。ベランダで栽培した美味しいそら豆に舌鼓をうつのを目標に、大切にお世話をしていきましょう。

そら豆の栽培方法・育て方⑪害虫・病気

病気

そら豆には、うどんこ病の被害が心配されます。葉に白い粉のようなものがつき始めたと思ったら、あっという間に葉全体に広がり、別の葉へと伝染していきます。花付きが悪くなる、実がついても成長しないなどが症状としてあらわれます。早期の場合は、うどんこ病の葉を取り去り、ビニールにいれ処分します。範囲が広くなってきたら、カリグリーンをあたえます。

害虫

何度か対策をお話してきたアブラムシには、手で潰す、シルバーマルチを敷く、光るテープを支柱に張るなどが効果的です。農薬を使いたくないという方には、木酢酢散布もおすすめ。ホームセンターや園芸店で買えます。

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そら豆の栽培方法・育て方⑫収穫

天をあおいでいたそら豆のさやがおじぎをしてきたら、そろそろ収穫の合図です。完全に下を向かなくても、さやに黒い筋が見えてきたり、中の豆のお歯黒が色づいてきたら収穫できます。収穫が遅れると豆が硬くなってしまうので、少し早めくらいがちょうど良いでしょう。

まとめ

植え方や育て方を覚え旬のそら豆を食べよう

出典: https://www.photo-ac.com

地植えだけでなく、プランターでも栽培が可能なそら豆。苗の状態で冬越ししますが、寒い時期を超えれば植え付けから収穫までどんどん大きくなって、初夏のころには美味しい採れたての豆を焼き豆やゆで豆で食べられるでしょう。同じ土での連作にさえ気をつければ、プランターなら毎年栽培できます。ベランダでの家庭菜園は何を育てようか迷っている方に、おすすめの野菜です。

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