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クローゼットのカビの防止&除去方法6選!洋服や扉がカビてしまう原因は?

カビは水場だけに発生するわけではありません。窓際や天井など様々な場所に発生します。特にクローゼットの中は気が付きにくく、気が付いたらカビが発生していることもよくあることです。クローゼットのカビにはどう対処すればいいのか?予防と取り方を紹介します。
2020年8月27日
haduki0
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カビやすい時期はいつ?

カビやすい時期といえば一般的には湿気の多い6~8月ごろだけと思いがちですが、実際には冬の寒い時期にも発生します。外気温と暖房器具によって生じる温度差によって「結露」が生じてしまい、それによってカビが発生してしまうのです。また、冬は乾燥しやすいことから加湿器を使う家庭もあり、決してカビが発生するのは雨季だけではないのです。そのため、冬も合わせて一年を通してカビ対策をする必要があるでしょう。

クローゼットがカビる原因:1「湿気」

最もカビやすい原因は「湿気が高い」ことで発生します。大体、空気中の湿気の割合(相対湿度)が60%を超えるとカビが発生しやすくなるそうです。湿気だけがカビる原因ではありませんが、「湿気が多い=カビやすい」と思っていいでしょう。雨季などは湿気が多く、カビないためにも原因となる湿気を取り除く必要があります。他にも、濡れた洋服やしけっている洋服などの湿気がある服をクローゼット内にしまうのも止めましょう。

クローゼットがカビる原因:2「換気が悪い」

間接的な原因として、換気(風の通り)が悪いのも問題となります。換気が悪いことで湿度がたまってしまいカビが発生しやすくなります。また、同時に熱気もたまることによってカビが成長しやすい環境にもなってしまいます。特にクローゼットの中は物が多いうえ密室なため、風の通りがとても悪いです。カビないためにも換気を心掛ける必要があるでしょう。

クローゼットがカビる原因:3「ゴミが多い」

忘れがちではありますが、「カビ」とは一部の菌類を指す名称のことです。キノコなどと同じように菌糸は生きており、モルタナなどのクローゼットや壁の建材、タンパク質などの有機物、糸くずなどの無機物など、様々な物がカビの栄養素となりカビの成長を促してしまいます。カビの繁殖を防ぐには、そういった原因となる栄養素を排除する必要があるでしょう。

クローゼットのカビ予防:1「換気を良くする」

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#ミニマリスト #クローゼット

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クローゼットがカビないようにするためにも換気をよくする必要があります。夏の湿気対策はもちろん、冬も結露防止をするために普段から意識して行いましょう。

クローゼットの扉を開けておく

換気をよくする方法としてクローゼットの扉を開けておくといいです。単純に、クローゼットの扉を開けておけば風の通り道ができて換気されるようになります。夏冬問わず、できるだけ扉を開けておくようにしましょう。扉が邪魔になるようなら、仕事中や就寝中などに開けるようにし、最低でも一週間に1~2度は開けたままにしておくといいです。また、天気がいい日なら窓も開けておけば風が吹いてより換気されます。

クローゼットに詰め込みすぎない

クローゼット内の換気をよくするためにも、クローゼットに物を入れすぎないことが大切です。洋服や靴などを入れすぎると風の通りが悪くなり湿気や温度がたまりやすくなってしまいます。せっかく扉を開けて換気をしてもクローゼット内が窮屈では効果は半減してしまいますので、ある程度は隙間ができるようにしておきましょう。物が少なければカビ防止だけではなく、服も探しやすくもなり使いやすくなりますしね。

クローゼットのカビ予防:2「湿気を入れない」

当たり前ですが、クローゼット内に水気や湿気を入れないことも重要です。いくら乾燥させても湿気が供給されるようでが意味がありません。洗ってすぐの服はもちろんですが、雨に濡れたコートなどはしっかり乾燥させてから収納するようにしましょう。

洋服をすぐに収納しない


着用した洋服をしまう場合には、クローゼットに入れる前に数時間乾燥させてからしまいます。着用してすぐの洋服は汗や熱気がこもっており、そのままクローゼットにしまうとカビが繁殖しやすくなってしまいます。特に冬はコートを着用することが多く、コート内には汗や熱気がたまりやすくなっています。帰宅してすぐにクローゼットにしまう几帳面な人も多いかと思いますが、カビ防止のためにも数時間換気して、熱気や湿気(汗)がなくなってからしまうようにしてください。

クローゼットのカビ予防:3「乾燥剤の投入」

換気以外にも、乾燥剤を用意することで湿気対策をすることができます。洋服用の乾燥剤が市販されていますので、購入してクローゼットの中に入れておけばカビ予防になるでしょう。また、市販されている乾燥剤は、「ノミ・ダニ予防」や「臭い対策」などの効果がある物も多く、カビを含めて大切な洋服を守ってくれます。

新聞紙やダンボール

新聞紙やダンボールも乾燥剤の代わりになります。紙は湿気を吸いやすく、クローゼットに入れておくことで湿気を吸収しカビの発生を防止してくれます。また、盛り塩も湿気対策になるでしょう。昔からある湿気対策で、本の管理場所には湿気対策に盛り塩を用意していたそうです。どれも身近なものですのですぐに用意できます。ただ、専用の乾燥剤と違って吸収効率はあまりよくありません。量が必要なのはもちろん、湿ってきたら交換する必要があります。

紙の他にも炭が湿気対策に有効です。抗菌作用もありますのでカビ防止に向いています。また、炭は消臭効果も有名です。カビの臭いはもちろん、洋服や靴の臭いも消臭しクローゼットの中をスッキリしてくれます。

クローゼットのカビ予防:4「クローゼットの掃除」

湿気対策だけでもカビ予防はできますが、より確実に防止するためにはこまめに掃除をすることも必要です。カビの栄養素となる建材や糸くずなどが無ければカビは生存できません。たとえカビが発生したとしても増殖はせず被害も少なくなります。ゴキブリやダニの発生も防止することができますので、普段からクローゼットの掃除を心掛けるようにしましょう。

クローゼットカビの取り方:1「エタノールで除去」

もしカビが発生してしまったらエタノールを使って除去しましょう。エタノールに含まれる成分がカビを滅菌してくれます。また、揮発性も高いため洋服などにかかってしまってもすぐに乾いてくれます。ただ、黒カビなどが広範囲に根を張っている場合はエタノールでは対処できないこともあります。カビの規模にもよりますが、基本的に軽度のカビ対策・予防と思うといいでしょう。

エタノールでの取り方

1:カビにエタノールをかける
2:濡れ雑巾でカビをふき取る
3:再度エタノールをかけて自然乾燥させる(エタノールを浸透させる)

エタノールを直接カビにかけても大丈夫ですが、スプレー容器に移し替えると使いやすくなります。エタノールによってプラスチックが解ける可能性がありますので、ガラス製のスプレー容器を使用しましょう。

カビの黒ずみは落とせない


エタノールはカビに効果的ですが、変色してしまっては対処できません。黒カビなどの菌糸が強いカビだとカビが発生した箇所が変色してしまうことがあるのですが、エタノールだけではカビの除去までしかできません。そのため、エタノールとは別に漂白する必要があります。エタノールが乾いたら漂白剤を使用して綺麗にしましょう。

エタノールの注意点

簡単にカビ掃除ができるエタノールですが、使用する際には注意してほしいことがあります。


火器厳禁

エタノールは可燃性の液体ですので火に近づけると引火してしまいます。掃除中にタバコやマッチなどの使用は止めてください。また、ストーブなどの熱源にかかっても引火することがあります。冬の時期に掃除をする際は、こたつやストーブなどのを離してから掃除するようにしましょう。

気分が悪くなったらすぐに中断する

エタノールは臭いが強く、長時間かぐことによって気分が悪くなる人もいます。特にクローゼットの中は狭く臭いがこもりやすいです。扉を全開にするのはもちろん、風を送るなどして臭いがこもらないようにしてください。そして、気分がすぐれないようなら休憩をはさみながら掃除を行ってください。

クローゼットカビの取り方:2「漂白剤で除去」

エタノールの他にも、漂白剤でカビ掃除ができます。強力な洗浄力によってカビ菌はもちろん、カビによって変色したクローゼットも丸ごと漂白してくれます。デメリットもありますがエタノールより強力で、根深く広範囲のカビも綺麗に除去してくれます。

塩素系漂白剤がおすすめ

漂白剤は塩素系漂白剤を使用してください。他にも、酸素系漂白材という洗濯用の漂白剤がありますが、塩素系漂白剤と比べると滅菌力は低く、カビの根までしっかりと除菌できないことがあります。なので、より強力な台所で使用される塩素系漂白剤がおすすめです。

漂白剤での取り方

1:漂白剤と水を水100mlあたり10mlの割合で混ぜる
2:カビに塗布(スプレー)し、10分ほど待つ
3:漂白剤をふき取る
4:水拭きでよく拭く(可能なら、ぬるま湯で拭く)

漂白によってクローゼットが痛む

漂白剤はカビによって変色したクローゼットも綺麗に漂白しますが、強力すぎるがゆえ、漂白した部分が白くなってしまうなどクローゼットを傷めてしまうこともあります。必ず傷めてしまうわけではありませんが、試しで少し使って見て、問題ないようなら漂白剤を使用するようにしましょう。
 

漂白剤の注意点

漂白剤は強力な薬品であるゆえ注意することがあります。安全のためにもしっかり確認しておきましょう。

手袋を着用する

漂白剤を使用する際は手袋を着用してください。素手で漂白剤を扱うと肌荒れを起こしてしまうことがあります。すぐに肌荒れが生じるわけではありませんが、安全のためにも手袋を着用して掃除をするようにしてください。

扉を開けて換気をする

漂白剤もエタノール同様に換気が必要です。体にあまりいい物ではありませんので、扉を開けた状態で掃除をしましょう。また、塩素系漂白剤と酸性の洗剤を同時に使用しないでください。有毒なガスが発生し大変危険です。酸性洗剤の多くは水回りの使用が多く、クローゼットの掃除に使うことはないとは思いますが、安全のためにも確認しながら使用するようにしましょう。

洋服に付いたカビの取り方


クローゼットにカビが発生したら、洋服にもカビが付着している可能性があります。大切な洋服を守るためにも、カビの取り方を紹介します。

洋服の天日干し

最も一般的なのが天日干しをすることです。紫外線と風によってカビを根絶してくれます。カビ予防のためにも定期手に干すようにしてください。また、天日干しはノミやダニにも効果があります。カビが発生していなかったとしても干したほうがいいでしょう。

乾燥機で滅菌

カビが少量なら乾燥機で除去することもできます。乾燥機の熱風によってカビを乾燥させて根絶させるのです。より綺麗にカビを取るなら、エタノールで軽くふき取ってから乾燥機に入れるといいでしょう。

漂白剤で除去

もし、黒カビが付着していた場合、天日干しや乾燥機では除去することができません。そのような場合には漂白剤で対処します。

1:酸素系漂白剤を入れたぬるま湯を用意する
2:カビがついている箇所を2時間ほど付け置きする
3:時間が経ったら、付け置きした部分を洗いなおす

クリーニングに出す

洗濯できる洋服の場合は自宅で対処できますが、ダウンコートなど自宅で洗濯できないような洋服の場合にはクリーニングに出すしかありません。洗濯のプロによって綺麗に除去してくれます。他にも、洗濯できるけどカビの範囲が広すぎるなど、個人ではどうしようもない場合はクリーニングを頼ってしまいましょう。

まとめ

窓際やふろ場などの見える部分のカビは気が付きやすいですが、クローゼットのような目立たない場所のカビは意外と気が付きにくいものです。特に「カビ=梅雨」という認識が強く、冬場はカビの存在を忘れやすくなります。普段からカビ対策を行って、大切な洋服をカビから守りましょう。そして、カビが発生してしまった場合には取り方を参考にして、被害が広がる前にカビを根絶してください。

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