検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

パーカーホとは?最大サイズや釣り方、飼育方法、味などを詳しく解説!

パーカーホとはどのような魚かご存知でしょうか?世界最大級の淡水魚であり、味も美味であることから現地の人に愛されてきた魚で、飼育することも可能です。今回はそんなパーカーホの最大サイズや釣り方、飼育方法、味などを解説していきます!
更新: 2019年7月27日
T・S
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

ジェックス おそうじラクラク 砂利クリーナー

パーカーホとは?

パーカーホという魚の名前を聞いたことがある方は少ないかもしれません。しかし、実は世界でも最大級の淡水魚であり、味も良いので食用とされてきました。日本国内でも飼育することが可能で、水族館で見ることも出来ます。小さな幼魚が気軽に販売されているので飼育は誰でも行えますが、注意点がいくつかあるので気を付けましょう。今回はそんなパーカーホの最大サイズや釣り方、飼育方法、味などを解説していきます!

パーカーホの特徴

パーカーホとは?

パーカーホとはコイ目に分類される淡水魚で、英語では「Giant barb」と呼びます。画像のように迫力あるサイズで、最大で3m、重さは300㎏になるほどの巨大魚です。世界でも最大級の淡水魚ですが、ピラルクーやメコンオオナマズといった他の大きな淡水魚に少し隠れてしまっている存在ですね。タイでは魚の王様として愛されています。他にもカンボジアやベトナム、ラオスなど、東南アジア圏で生息しています。

パーカーホは激減している

残念なことに、パーカーホは現在、生息数が激減しています。減っている原因は環境破壊や川の交通量が増えたこともありますが、何より乱獲が原因だとされています。パーカーホは繫殖可能な状態になるまで7年ほどかかるのですが、繫殖可能になる前に捕られてしまうことも多く、どんどん数が減っているのです。カンボジアの国魚に指定されている魚でもありますので、絶滅しないよう願うばかりですね。

パーカーホの生態

パーカーホは世界最大級の魚ですが、実は食性は質素で、藻やプランクトン、落ちてきた果実などを食べる植物食です。大きな生き物が植物食であることは珍しくなく、ジンベエザメやキリン、象などをイメージすると納得できますよね。また、回遊する特性があり、季節ごとに場所を移動します。オスとメスがペアで行動することが多いのも特徴ですね。

パーカーホの味は?

気になる味ですが、現地の方からはとても美味として食用とされており、その為に乱獲されている程です。川の魚は現地の方々にとって貴重な食料源であり、美味となれば沢山漁獲されるのもおかしくありませんよね。現在は数が大きく減ってしまい、獲れる数は減ってしまいました。酢漬け等で食べられていることが多く、現地に行かれた際はチェックしてみて下さい。

パーカーホの釣り方

タイの釣り堀で釣りをする

パーカーホは釣りを楽しめる魚としても有名です。釣りが好きな方であれば、大型淡水魚釣りは憧れですよね。かつては一般的ではありませんでしたが、最近では日本人の方も沢山現地に行かれています。タイにブンサムランフィッシングパークという釣り堀がありますので、興味がある方は行ってみましょう。釣り堀にはメコンオオナマズが沢山いて、パーカーホもその中に混じっています。釣りツアーもありますのでチェックしてみて下さい。

パーカーホ釣りの仕掛けはシンプル

パーカーホ釣りの仕掛けはシンプルで、ぶっこみ釣りで釣られます。餌は糠にシロップを入れたものを使います。初めて行う方は詳しい方に同行したりして、教えてもらえると安心ですね。

パーカーホの釣り方


釣り方ですが、通常はフリー状態にして待つのが基本です。食っているのを確認したら合わせましょう。ヒットするまで時間がかかりますので、釣り人達はお酒でも飲みながらゆったりと待ります。口の柔らかい魚ですので、強く引きすぎると口が切れることもあり、その具合は経験して覚えましょう。

パーカーホは販売されている

パーカーホは安価で販売している魚

パーカーホは自宅で飼育出来る魚です。身近で販売しているお店はあまり見当たらないかもしれませんが、ネットショップでは普通に販売されていることが多いので、是非チェックしてみて下さい。安ければ1500円、一般的には3000円程度で小さな幼魚が販売されています。幼い頃は金魚のような外見をしていますので、とても可愛らしいです。通販は輸送リスクもありますので、信頼出来る販売店を探しましょう。

飼育下では150㎝程度に成長

気軽に販売されているものの、自宅に十分な環境を用意出来る方は多くありません。野生個体は最大で3mに成長し、水槽内では1.5m程度にまで成長しますので、最終的には巨大な水槽、もしくは大きなプールが必要となります。もっと巨大なピラルクー等も販売されているのですが、育てきれずに処分というケースもありますので、飼育する際はしっかり計画を練りましょう。寿命も10年以上ありますので、長く育てられるかを考えておきたいですね。

ショートとは?

ショートボディの個体もいます。ショートボディとは、名前の通りショートな体型をしており、通常個体よりも短めなのが特徴。ショート個体は見た目が丸みを帯びるので、好む方が沢山います。また、ショート個体は長さが短くなるので、なるべく小さく育てたいという方にも選ばれていますね。パーカーホの場合、ショート個体とは言ってもかなり大きくなりますので、ショートだから安心して育てられるとは考えない方が良いでしょう。

パーカーホの飼育方法①用意・準備

用意するもの①水槽・照明

まずは水槽を用意しましょう。幼魚から育てる場合、最初から大きな水槽である必要はありません。大きすぎる水槽だと餌やりが難しくなってしまいますので、大きさに合わせて水槽サイズを大きくしていくのがオススメです。最初は画像のように、金魚を育てるような形で始めてみましょう。10㎝くらいまでは60㎝水槽で育てて、20㎝までは90㎝水槽を使用します。照明は必ず必要ではありませんが、綺麗に見る為に設置したいですね。

用意するもの②ヒーター・フィルター

適温は25度程度ですので、適温を保てるようにヒーターを入れてあげましょう。水槽サイズが大きくなるほど、強いヒーターが必要になります。下記記事でヒーターを紹介していますのでチェックしてみて下さい。また、夏場に暑くなりすぎるようであれば、水槽用クーラー、もしくは冷却ファンも検討しましょう。

用意するもの③カルキ抜き

水道水は塩素が入っており、そのまま使うと魚が死んでしまいますので、カルキ抜きを使って中和しましょう。おすすめのカルキ抜きは下記記事で紹介しています。カルキ抜きを使わずに天日に当てる方法もありますが、手間がかかるのでカルキ抜きの使用をおすすめします。また、水槽サイズが巨大になった際は、塩素を除去出来る浄水器の設置を検討しましょう。

用意するもの④餌


キョーリン ひかりクレストカーニバル

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

餌も用意しておきましょう。成魚になれば、画像の「ひかりクレスト・カーニバル」やコイ用の餌などを食べられるようになります。幼魚には大きいので、小さい間は金魚やメダカ用の餌を与えると良いでしょう。最初は中々食いついてくれないかもしれないので、冷凍のアカムシも用意してみて下さい。

用意するもの⑤掃除用具

ジェックス おそうじラクラク 砂利クリーナー

出典:楽天

週一回水換えをしますので、水換え用のホースも用意しておきましょう。画像の「水作・プロホース」が使いやすくてオススメです。水槽サイズが巨大になってきたら水換えが大変になるので、長いホースとポンプを使って、排水口に直接水を出すことをおすすめします。

底砂を使わないベアタンクがおすすめ

水槽飼育となると、底砂を敷くイメージがある方も多いのではないでしょうか。底砂を敷くメリットもありますので敷いても大丈夫ですが、大型になってくると掃除が大切になりますので、底砂の無いベアタンク式の方が管理が楽になります。ある程度までは底砂を敷いておいて、掃除を優先させたくなったらベアタンクにすると良いでしょう。

パーカーホの飼育方法②導入・管理

水槽の立ち上げ

水槽を立ち上げていきましょう。水槽を立ち上げる際は、先に水槽や機材を水洗いしておきます。水槽を強度のある場所に置いたら、ヒーターやフィルターをセットして水を入れましょう。底砂を敷く方は先に敷いておいて下さい。水にカルキ抜きを入れて塩素を中和したら、ヒーターやフィルターの電源を入れます。2週間ほどフィルターを回しておいて、バクテリアが増えたら準備完了です。この時、バクテリア材を入れておくと安心です。

水合わせをして入れる

画像のように袋に入っている状態で購入することが多いので、この袋に入れたまま水槽の水に30分ほど浮かべて、水温を合わせましょう。次に、袋に水槽の水を少し入れ、30分ほど待ちます。中の水を少し捨て、また水槽の水を入れて待つのを3回繰り返し、水質が合ってきたところで水槽に入れましょう。元々袋に入ってた水は水槽に入れない方が良いでしょう。

餌やり

水槽に入れた初日は緊張しているので、翌日から餌を与えてみましょう。幼魚の餌やりに失敗するとどんどん瘦せていきますので、一日二回餌やりして下さい。餌付けさえ上手くいけば安心です。大きくなるにつれ大きな餌に変えていきましょう。

水換え

水換えは週に一回、3分の1ほど交換します。ホースで水と底に溜まった汚れを吸い出し、新しい水を入れます。水温や水質が大きく違う水をいきなり入れると驚いてしまいますので、合わせてから入れるか、ゆっくり入れるようにしましょう。

パーカーホの飼育方法③その他

混泳について

パーカーホは植物食の魚ですので、一緒に入れた魚を食べてしまうことはありません。混泳させてみましょう。サイズが小さいと、逆に他の魚に攻撃される可能性もありますので気をつけてください。混泳は可能ですが、過密飼育になると水質が悪化しやすくなりますので、スペースを確保しながら魚を増やしましょう。

病気の予防


餌付けが上手くいき、水換えも定期的に行っていれば、病気になることはあまりありません。ただし、水温が低いと病気になる可能性が高くなりますので、25度程度の水温は保つようにしたいですね。毎日水温計を見て、様子もチェックし、体調をよく見ておきましょう。

パーカーホが見られる水族館

水族館①アクアトトぎふ

パーカーホが見られる水族館と言えば、アクア・トトぎふが有名です。こちらは岐阜県にある水族館で、パーカーホが泳ぐ水槽には、同じく巨大淡水魚であるメコンオオナマズもいます。川島パーキングエリアから直接入館出来ますので、アクセスも良いのが魅力ですね。気になる方は下記ホームページをチェックしてみて下さい。

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ - 岐阜県各務原市の水族館
岐阜県各務原市の世界淡水魚園水族館、アクア・トト ぎふは、世界最大級の淡水魚水族館。岐阜県を観光される際にはぜひお立ち寄り下さい

水族館②鳥羽水族館

三重県にある鳥羽水族館では、マナティー水槽にパーカーホが泳いでいます。とても大きな水槽ですので、その迫力をしっかり感じられますね。こちらは近鉄鳥羽駅から徒歩10分で行けますので、遠方からの電車旅行でも気軽に行くことが出来ます。気になる方は下記ホームページをチェックしてみて下さい。

鳥羽水族館公式ホームページ
飼育種類数 日本一!鳥羽水族館の公式ページです。ジュゴンに会える、日本で唯一の水族館。

まとめ:パーカーホとは?

今回の「パーカーホとは?最大サイズや釣り方、飼育方法、味などを詳しく解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴や飼育方法などを解説させて頂きましたが、とても興味深い魚でしたよね!とにかく大きくなりますので、育てる際はしっかり計画を立てましょう。沢山の方が現地に釣りに行かれていますので、興味がある方は是非、釣りにもチャレンジしてみて下さい。

パーカーホが気になる方はこちらもチェック!

今回はパーカーホについて解説させて頂きましたが、他にも熱帯魚・淡水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。