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GPXついに日本上陸!世界で人気のタイ製オートバイの魅力をご紹介!

タイの新興バイクメーカーGPXが、ついに日本に上陸します。リーズナブルな価格ながら、洗練されたデザインと高品質な性能が持ち味です。短期間で世界的な人気バイクメーカーの仲間入りを果たしたGPXの魅力や、現行車種のラインナップをご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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GPXついに日本上陸

東南アジアのタイで生まれたメーカーであるGPXのバイクが、ついに日本で発売されます。まずは手始めとして3車種が導入され、今後は随時ラインナップを増やしていくことが予想されます。まだ日本のライダーには馴染みの薄いバイクメーカーであるGPXの特長や、その魅力、ラインナップされるモデルの走りやスペックについてもご紹介します。

GPXとは

日本ほど交通インフラが整備されていないタイでは、レジャーとしてだけでなく日常の移動手段として、バイクが非常に重要な役割を果たしています。そんなバイク王国のタイで生まれた新興バイクメーカーがGPXです。独自の生産体制の確立により、高品質で低価格なバイクをラインナップし、またたく間にタイで3位のメーカーに急成長しました。そんなGPXが満を持して日本に上陸したのです。

GPXのバイクの魅力

ハイクオリティ

かつてのアジア製といえば、粗悪品の代名詞のように言われた時代もありますが、それも今は昔の話です。GPXの新工場では、日本のバイクメーカーのOBに監修を依頼し、ジャパンクオリティに学んだ清潔で機能的な工場はタイの工業規格の認証も取得しています。そんな工場で生産されるGPXのバイクは、車体やエンジン、そして走りの性能においても日本製に勝るとも劣らない高品質が魅力です。

リーズナブル

GPXブランドを展開するATVパンサーのチャイヨット社長のバイク作りの理念は、次世代のライダーとなる若い世代に向けたモデルや、シニアライダーにいつまでも乗ってもらえるモデルの生産です。そのためGPXのバイクは、どのモデルもビギナーライダーやシニアライダーにとって、手の届きやすい価格設定となっているのです。

スタイリッシュ

GPXのバイクは、ともすればヨーロッパや日本のバイクのモノマネと揶揄されることがあります。でもそれは、ライダーのニーズを的確にマーケティングし、今もっとも求められているバイクを追い求めた結果とも言えるのです。イタリア人デザイナーを起用するなど、消費者であるライダーに支持されるデザインを追い求めたGPXは、いずれのモデルもそのスタイリッシュさが魅力でもあります。

GPXの歴史

GPXブランドを展開するのはATVパンサーというタイのメーカーで、2007年に創業されました。当初は4輪バギーの製造・販売を行なっていました。やがて2009年にはモトクロスモデルを手始めにバイクの生産を開始、徐々に人気に火がつき、工場を拡大してきました。2015年からはラインナップを順次拡充し、当初は年間500台程度だった販売台数も約30,000台と順調に増加してきています。タイではホンダ、ヤマハに次ぐ第3位のメーカーに急成長を遂げ、2018年秋に日本法人を設立し日本での販売を開始しました。


日本発売のGPXバイク①

Legend 150S

Legend 150Sの特長

かつてのダートトラックレーサーを思わせるレトロな風貌を持つモデルが、Legend 150Sです。スポーツモデルであるDEMONと同一の空冷単気筒エンジンを持ち、見た目だけでなく走りの面でもライダーを楽しませてくれます。25万円台と軽二輪としては破格の価格ながら、LEDのテールライトやフロントのディスクブレーキ、燃料計やシフトインジケーターなど、装備の面でも一切の妥協は見られません。

Legend 150Sのスペック

モデル名 Legend 150S
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒
排気量 149cc
燃料供給方式 キャブレター
全長×全高×全幅 2,015mm×1,100mm×830mm
ホイールベース 1,340mm
シート高 790mm
車両重量 130kg
タイヤ(フロント) 110/90-17
タイヤ(リヤ) 120/90-17

日本発売のGPXバイク②

Gentleman 200

Gentleman 200の特長

ネオクラシカルなカフェレーサースタイルを持つのがGentleman 200です。イタリア人デザイナーの手による洗練されたデザインは、流行りのスポーツヘリテージのツボをしっかりとおさえています。オイルクーラーを装備した197ccの単気筒エンジンや、倒立式のフロントフォーク、トリプルディスクなど、その走りやスペックも卓越したものです。カラーステッチされたシングルシートやLEDリングの付いたヘッドライトなど、リーズナブルな価格にもかかわらず、豪華な装備も魅力です。

Gentleman 200のスペック

モデル名 Gentleman 200
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒
排気量 197cc
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 12リットル
全長×全高×全幅 2,020mm×1,160mm×790mm
ホイールベース 1,400mm
シート高 730mm
車両重量 160kg
タイヤ(フロント) 110/70-17
タイヤ(リヤ) 140/70-17

日本発売のGPXバイク③

DEMON 150GR

DEMON 150GRの特長


GPXの日本向けラインナップの中で、唯一フルカウルをまとったスポーツモデルが、DEMON 150GRです。6速ミッションの空冷単気筒エンジンを軽量・コンパクトなボディに搭載、前後14インチの軽快なハンドリングも手伝って、本格的な走りを楽しめるライトウェイトスポーツです。倒立フォークに前後ディスクブレーキ、デジタルメーターにLEDライト、USBソケットなど、スペックや装備の面でも非常に豪華な一台です。

DEMON 150GRのスペック

モデル名 DEMON 150GR
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒
排気量 149cc
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 8リットル
全長×全高×全幅 1,835mm×1,050mm×750mm
ホイールベース 1,230mm
シート高 780mm
車両重量 130kg
タイヤ(フロント) 120/70-14
タイヤ(リヤ) 140/70-14

タイ本国のGPXバイクラインナップ

Gentleman Racer 200

カフェレーサースタイルのGentlemanにレトロ調のロケットカウルを装着したのが、Gentleman Racer 200です。カウリングを装着することでよりレーシーなイメージが演出されると同時に、ウインドプロテクション効果も高まり、走り自体を純粋に楽しむことができます。ネオレトロ人気もあり、日本投入が期待される一台です。

基本スペック

エンジン形式:空冷4ストローク単気筒
排気量:197cc
全長×全高×全幅:2,020mm×1,160mm×790mm
車両重量:160kg

Mad 300

GPXの正統派ネイキッドスポーツに位置するのがMad 300です。エンジンは小排気量車の多いGPXの中では、最大の292ccのキャパシティを持つ水冷エンジンを搭載しています。その排気量と倒立フォークやLEDヘッドライトなどの堂々たるスペックで、純粋にスポーツバイクとしての走る楽しみを味わうことができます。

基本スペック

エンジン形式:水冷4ストローク単気筒
排気量:292cc
全長×全高×全幅:2,025mm×1,190mm×790mm
車両重量:157kg

Razer 220

ストリートファイター風の外観を持つGPXのネイキッドスポーツが、Razer 220です。空冷単気筒で223ccの排気量を持つエンジンは、EFIによる燃料噴射でスポーティな走りを可能にしてくれています。スパルタンなイメージを演出するスラントしたヘッドライトや、デジタル液晶メーターなど、都市をかけぬけるアーバンスポーツに仕上がっています。

基本スペック

エンジン形式:空冷4ストローク単気筒
排気量:223cc
全長×全高×全幅:1,945mm×1,195mm×800mm
車両重量:150kg


DEMON X 125

スクランブラー風のスパルタンなデザインながら、前後12インチのタイヤを履いたコンパクトなボディで、どこか愛嬌のあるスタイリングを持つのがDEMON X 125です。ホンダのグロムやカワサキのZ125などとイメージ的に近い存在です。前後ディスクブレーキやLEDライトを奢られるなど、装備やスペックの面ではライバルに遜色ないレベルにありながら、非常にリーズナブルなのも魅力です。

基本スペック

エンジン形式:空冷4ストローク単気筒
排気量:125cc
全長×全高×全幅:1,780mm×1,033mm×800mm
車両重量:105kg

GPXバイクのライバル

よく似たバイクの存在

GPXのバイクを語る上でよく取り沙汰されるのが、スタイリングがよく似た他メーカーのモデルの存在です。すでにご紹介したDEMON Xはどことなくホンダのグロムに似ていると言われていますし、日本に投入されているDEMON 150GRはドゥカティのパニガーレのスタイリングに似通っています。またDEMON hopperというモデルも、ドゥカティのモンスターと似た外観のデザインを持っています。

当面ライバルは不在

新興のバイクメーカーのモデルが、他のメーカーのバイクと似通っているのは、ある意味致し方のないことです。かつての日本のバイクが欧州のバイクのモノマネと言われたように、新しいメーカーが既存のバイクを模範に開発を行うのはよくあることだからです。また消費者の求めるものを綿密にリサーチした結果、人気のあるバイクの形が似通うのも当然と言えます。GPXのウリは、人気のスタイリングに高品質なエンジンを搭載した低価格なバイクであり、そういった意味で当面はライバル不在だと言えます。

GPXのバイクから目が離せない

タイのバイクメーカーである、GPXのバイクについてご紹介してきました。かつては値段は安いけど壊れやすいと、ネガティブなイメージしかなかったアジアのバイクも、リーズナブルな価格はそのままにクオリティの高いものが出始めています。高性能なエンジンによる走りと豪華な装備を持ち、デザインの面でも堂々と世界と渡り合えるGPXのバイクは、その代表と言えます。次々を魅力的なモデルを発信し続けるGPXのバイクに、これからも目が離せません。