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【栽培ガイド】トマトの肥料の与え方とは?追肥のタイミングや肥料の種類もご紹介!

家庭菜園では定番のトマト。栽培するのに肥料をどのくらい与えればいいのか迷う人も多いでしょう。甘くておいしいトマトを栽培するには元肥の方法や追肥のタイミングにもコツがあります。肥料をあげる時期やタイミングの目安、肥料の種類も多数ありますので参考にして下さい。
更新: 2022年3月16日
ryumekusato
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おいしいトマトは肥料の種類やタイミングがミソ!

家庭菜園においてトマトの栽培は定番中の定番ですが、茎や葉ばかり大きくなって肝心の実がならない、思ったよりもおいしい実がならない、などの悩みが多い傾向があります。甘いトマトの育て方のコツはトマトを水も肥料も少ない、厳しい環境におくことです。肥料のあげ方やタイミングにも肥料過多にならないコツがあります。正しいタイミングで、適切な量の肥料をあげておいしいトマトを栽培しましょう。

トマトを栽培するときの元肥はどのくらい?

トマトの栽培をする際、初めに肥料を植え付ける底の土に埋めておきます。これを元肥といい、あらかじめ土に栄養を入れておく方法です。その量にもトマトの栽培においては初めのポイントにもなります。行う時期は植える1か月前、遅くても20日前です。

まずは苦土石灰を土壌に混ぜ込む

まずは土壌にカルシウムを与えるために苦土石灰を混ぜ込みましょう。カルシウムが多いと葉が弱る原因になります。しかし、多く混ぜすぎると土壌がアルカリ性に傾いてしまいます。トマトは酸性の土壌を好むで、十分に注意しましょう。目安は1m間隔に2掴みくらいです。

朝日工業 ハイパワー苦土石灰 4kg

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

元肥は少なめに

他の野菜に比べて肥料を少なめにしておくことで甘いトマトが収穫できます。そのため元肥も少なめにする必要があります。その目安は各肥料パッケージの説明に従って下さい。おおよその量は、10m平方あたりに、窒素100~150g、リン酸150~200g、カリウム100~150gを全体量とし、元肥に使用するのは計算した量に対する半量です。

元肥の入れ方

Photo byJing

苗の植え付けの深さより30㎝程度下まで掘り下げそこにあらかじめ計算した量の肥料を敷き入れて苗の植え付けの高さになるまで埋め戻します。苗を植えるのはその1か月後です。

トマトに追肥するタイミングは?

トマトに追肥する時期やタイミングの見計らいは大切です。早すぎると肥料が過多になってしまい、遅すぎると肥料切れを起こします。地植えと鉢植えでは初めの追肥のタイミングは同じですが、その次から違うタイミングになりますので十分に気を付けましょう。

まずは初めの実が大きくなり始めてから

トマトは肥料を少なめの状態で栽培したいので、実が付いてしばらくは追肥はしません。初めの追肥の時期は鉢植え栽培の場合も地植え栽培の場合も同様で、花に実が付いてその大きさがピンポン玉くらいになったタイミングで追肥をします。元肥をした量の1/3程度の量を目安に与えましょう。

地植えの場合は実が大きくなるごとに

次の追肥のタイミングは地植えと鉢植えでは違ってきます。地植えの場合は次の実が同様にピンポン玉大になった時点で追肥を行います。この時の量の目安も初めの追肥の量と同じですが、苗の様子を見ながら多少バランスを考えて調整しましょう。

鉢植えの場合は2週間ごと

鉢植えの場合は2週間ごとに初めの追肥の量と同じ量です。肥料の内容から計算して与えましょう。この時も後述の症状がないかを確認して調整を行うことをおすすめします。忘れると栄養不足に陥ることもありますので、カレンダーなどに書き込んで管理するといいでしょう。

甘いトマトのためにおすすめの肥料の種類は?


甘いトマトを栽培するには肥料は少なめにするのがおすすめですが、その中でも比率として多く与えた方がいい栄養素と少しだけ与えた方がいい栄養素とがあります。トマトは実がメインです。実を成長させるリン酸を多く含み、葉を大きくする窒素は少なめの肥料を与えるといいでしょう。

トマトにはリン酸系の肥料がおすすめ

おいしいトマトの栽培にはリン酸の比率が高い肥料がおすすめです。また、カリウムにも根をしっかりとさせる成分が含まれているため、そういった成分が多く含まれているものを用意するといいでしょう。市販の「実が良くつく」「果実のための」など書いてあるものにはこういった成分が多く含まれます。

窒素の多い肥料はNG

窒素過多で植物が枯れることはまずありませんが、おいしいトマトを栽培するにあたり避けた方がいいでしょう。あまりに多い窒素を与えると、つるぼけといって、茎葉ばかり大きくなってしまいます。ない方がいいとは言いませんが、他の養分より少なめに与えることを心がけましょう。

肥料はバットグアノがおすすめ

上記の成分のバランスを満たす肥料でバットグアノがおすすめです。原料は蝙蝠の糞ですが、無臭なので室内やバルコニーで使うこともあるとのこと。発酵の過程で含まれていた窒素が飛び、リン酸が多めの比率になっています。根をしっかり張ることができるケイ酸も含まれているので、しっかり土から栄養を取ることができます。そのため、トマトの糖度が増し、甘いトマトができます。

おいしいトマト栽培におすすめの肥料(有機肥料)

肥料には複数の種類があります。まずは人気の有機肥料からの紹介です。無農薬有機栽培で育てたい場合におすすめです。種類については下記の記事に記載がありますので参照してください。

有機肥料のおすすめ①トマト・ミニトマト用の肥料

日清ガーデンメイト 有機野菜の肥料

出典:Amazon

窒素、リン酸、カリウムの割合がトマトの生育に適した肥料です。撒きやすい粒状なので、扱いやすいのが特徴です。使用する時期は問わず使用することができます。

有機肥料のおすすめ②バットグアノ

バットグアノは窒素の割合の低い肥料です。そのため、土壌に余分な窒素を与えるのを防ぐのにも役立ちます。比較的安価でもあるので、家庭菜園にも向いています。

おいしいトマト栽培におすすめの肥料(化成肥料)

Photo by yto

化成肥料の利点は匂いがしないほか、目的に向けて特化した配合になっている点です。種類も豊富なので、欲しい成分が多く配合されているものを選ぶといいでしょう。化成肥料について詳しく知りたい場合は下記のページも併せて確認してください。

おすすめの化成肥料①花と野菜の化成肥料

東商 花と野菜の化成肥料 1.2kg

出典:Amazon

化成肥料にも種類があり、どの部分をより育てたいかによって配合が変わってきます。この肥料はリン酸が多く配合されています。即効性のある肥料なので、栄養が不足している場合にもおすすめです。

おすすめの化成肥料②トマトの肥料


ハイポネックス トマトの肥料

出典:Amazon

鉄分が多めに配合された、トマト栽培に適した化成肥料です。目安はパッケージを参照してください。元肥にも追肥にも時期問わず使用することができます。

おいしいトマト栽培におすすめの肥料(液肥)

液肥の利点は濃度の調整がしやすく、使い方も散布する、吹き付けるなどかんたんで、液状なので吸収されやすい点があります。そのため元肥や追肥の時期を問わず使用することができます。液肥については下記のページで紹介があります。

おすすめの液体肥料①ベジフル液肥

野菜やくだものの種類を問わず使用できる液肥です。他にハーブ類などにも使用できますので、コンパニオンプランツの一つ、バジルを傍に植えるのもいいでしょう。

おすすめの液体肥料②住友液肥2号 実もの・根もの用

住友液肥2号実もの・根もの用 800ml

出典:Amazon

窒素、リン、カリウムのみの最低限必要な栄養分が配合された液肥です。他の成分が入っていないので、必要に応じて他の肥料と使い分けるといいでしょう。

肥料をあげるときに気を付けること

肥料は適量を適切に与えることがおいしいトマトを栽培するコツです。肥料のあげ方が適切でない場合、葉が褐色になったり、根が傷んだりする肥料やけといわれる症状の原因になります。また、次に説明するような症状を引き起こすこともありますので十分に気を付けましょう。

元肥は深く埋める

元肥を埋めて、直に苗を植え付けてしまう、または浅めに元肥をしてしまうと肥料が一度に吸収されてしまい、そのため根が疲弊してしまいます。また、トマトの根は30㎝以上伸びるので深さはそれ以上に必要になります。

濃度や頻度を守る

パッケージに記載されている分量や、あらかじめ計算した量を守って肥料を上げることが大切です。トマトは肥料を少なくして育てることで甘い実をつけてくれるのですが、少なすぎると成長できません。初めのうちは濃度や頻度を守って肥料を上げましょう。

トマトに肥料が多い場合の目安

トマトは肥料が多すぎるとさまざまな異常をきたします。特に多いのは窒素が多すぎる場合です。過ぎたるは及ばざるが如しとはいいますが、それを心得てトマトの世話をした方がよさそうです。

茎葉ばかり大きくなるのは窒素が多い

窒素は葉を青々と茂らせますが、トマトの場合は茎が割れる、先に近い葉が丸まるなどの原因になります。茎が異様にたくましかったり、葉ばかりが伸びてきたりする場合は肥料を与えすぎている可能性がありますので、しばらく窒素が多く含まれる肥料は避けましょう。実にも影響が出てしまいます。

リン酸・カルシウムが多いと葉が枯れる


リン酸が多いと鉄分や亜鉛の吸収を妨げ、少しずつ葉が枯れ始めます。カルシウムが多い場合、症状が出ることはまれですが、こちらは葉の周りが枯れてしまいます。

トマトに肥料が少ない場合の目安

いくら肥料が少なめがよいとされるトマトでも、全く栄養がないと生育は難しくなります。害虫などの被害も考えられますので、下記のような症状が出たときにはじっくり観察して適切に処置しましょう。

葉の色が薄いときは窒素不足の疑い

窒素が足りないと、下の葉から色が薄くなります。少し見えづらい特徴ですが、めったに起こることではありません。むしろ同じような症状が害虫によって引き起こされることもあります。根にコブができていたり、晴れている日に葉がしおれたりなどの症状がある場合はネコブセンチュウという害虫がいることがありますので、十分注意しましょう。

新芽が小さい場合はリン酸不足

出てくる新芽が小さい場合は植物の細胞を作るのに必要なリン酸が不足しています。新芽があまりに小さい、実の成長が止まっているなどの場合は疑うべきですが、こちらも起こることはまれです。

葉が黄変した場合はカリウム・マグネシウム不足

葉が黄色くなった場合はカリウムかマグネシウムの不足があげられます。カリウムが不足している場合は葉の縁から黄色くなります。実も白さが目立つ傾向があります。葉脈が緑色で残っている場合はマグネシウムが不足しています。主に実の近くの葉や下の方にある葉に影響が出やすい傾向があります。

葉が腑抜けた(白くなった)場合は鉄分不足

鉄分が不足すると先の方の葉や新芽が腑抜けたように白くなります。土壌がアルカリ性に傾いている場合や、銅や亜鉛などの重金属が土壌に多く含まれている場合によく発生します。リン酸肥料が多すぎる場合も同じ症状が現れます。鉄分補給用のスプレーを散布することで解決できます。

尻腐れ病はカルシウム不足によるもの

トマトの実はカルシウムが不足すると実が茶色や黒に変色します。原因は3つ挙げられます。まずは初めに土壌を作る際に苦土石灰を入れ忘れた場合です。この場合は少量の苦土石灰を土壌に混ぜることで補うことができます。次は先にありました窒素が多すぎている場合。最後は水分不足による場合。これは葉がしんなりとしおれるので分かりやすい特徴です。

まとめ

今回はトマトを栽培するときにおすすめの肥料の紹介に併せ、追肥のタイミングや、肥料が多い場合少ない場合の症状も紹介しました。基本的にトマトは肥料も水分も少なめで栽培したほうが甘いおいしいトマトができます。ただし、肥料が少なすぎると生育障害を引き起こすこともありますので、日々トマトの様子を観察しながら栽培しましょう。肥料の量や時期を守ってトマトに甘いおいしい実をつけてもらいましょう。