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シンガポール「マリーナベイサンズ」は傾くという噂は嘘?本当?真相を解説!

シンガポールで人気で有名なホテルといえば「マリーナベイサンズ」ですが、建物が傾くという噂があります。「あのマリーナベイサンズが傾く?」と疑問を持ってしまいますが、はたしてその噂は本当なのでしょうか?今回は「マリーナベイサンズ」が傾く噂についてまとめてみました。
更新: 2021年7月21日
ニャンタン
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「マリーナベイサンズ」とは?

シンガポールにある有名なカジノリゾートホテル

シンガポールにある「マリーナベイサンズ」は、「シンガポールのホテルといえばここ!」と言われる程に有名なカジノリゾートホテルで、2010年に開業以来、世界中の多くの方に利用されています。ホテルタワーの最上階57階にある人気の「インフィニティプール」を始め、カジノ、ショッピング、食事を楽しめる施設です。

マリーナベイサンズの開業と総工費

シンガポールにあるホテル「マリーナベイサンズ」はマリーナ・ベイに面した場所へ建設されて、2010年に開業しました。総工費は土地代も含めると80億シンガポールドルで建設され、高額な不動産物件として世界からも注目を浴びます。このホテルを開発したのはラスベガスにある「ラスベガス・サンズ」です。

「マリーナベイサンズ」があるシンガポール

観光、人気のスポットがたくさんある

「マリーナベイサンズ」があるシンガポールという国は、東南アジアにある島国ですが、シンガポールは「マリーナベイサンズ」の他にも観光、人気のスポットとして「マーライオンパーク」、「ユニバーサル スタジオ シンガポール」、「シンガポール動物園」など、たくさんの魅力があります。

また「オーチャード ロード」という有名なショッピング街も観光客に人気のスポットです。
 

シンガポールの治安について

「マリーナベイサンズ」のあるシンガポールは治安の面から見たらどうでしょうか?2018年に発表された「世界平和度指数ランキング」にて8位という世界から見ても、上位にランキングされる治安のよい国です。日本が9位でしたので、旅行や観光で行くには安心な物差しですね。

テレビCMでも利用された「マリーナベイサンズ」

ソフトバンクのCMで使用されたホテル

「マリーナベイサンズ」といえば、日本ではSMAPがソフトバンクのCMで使用されたホテルとしても有名ですね。このCMの撮影が行われたのが「マリーナベイサンズ」の名所でもある最上階57階のインフィニティプールのプールサイドです。このCMの放送により日本でも「マリーナベイサンズ」の知名度は加速しました。

CMで出演したSMAPとは?

「マリーナベイサンズ」が使用されたソフトバンクのCMに出演しているSMAPについて、多くの方はもうご存知かと思いますが、1988年に結成され、2016年に惜しまれながらも解散した国民的アイドルグループでした。

「マリーナベイサンズ」に傾斜があるという噂

建物の傾斜についてさまざまな噂があるホテル

シンガポールにあるホテル「マリーナベイサンズ」には「建物に傾斜がある」というさまざまな噂があります。見た目としても建物は高層で斬新なデザインですので、傾斜についてのさまざまな噂が起きてもおかしくはありません。

傾斜の噂は嘘か?本当か?


この斬新なデザインで建設されたホテル「マリーナベイサンズ」は傾斜の噂が嘘か?本当か?倒壊の危険性はないのか?など、さまざまな疑問が沸いてきますが、次項からホテル建設についての情報をまとめてみましたのでご参考下さい。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?➀

本当に傾斜があるホテル

「マリーナベイサンズ」は高さ200m、57階建ての高層建築物ですが、上部の画像を見ていただいてわかる通り、3つの建物が漢字の「入」のような形をしています。

見た目でわかりますが、これは明らかに傾斜がある建物であることがわかりますね。しかも、3つの建物の上に船の形をした建物が乗っているので、かなり斬新なデザインですが、「倒壊しないのか?」という不安にも駆られます。

「傾斜」についての問題と危険、安全性

傾斜がある建築物の「マリーナベイサンズ」ですが、問題と危険性、安全性の面から見たらどうでしょうか?当然ここまでの傾斜があると「倒壊するのではないか?」という不安が出てきますね。

建物を建設する当時ではやはり世界で最も建設することが困難な建築物という評価も受けています。そんな評価を受けた建築物ですので、危険や安全性の面で問題はないのかどうかというところは気になるところです。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?➁

最高傾斜が52度もあるホテル

この「マリーナベイサンズ」は上部の画像を見ていただいてもわかるように3つの建物を「入字形」にするために傾斜を52度で建てられました。これは有名なイタリアのピサの傾塔が傾斜角度5.5度ですので、10倍近い傾斜がある建築物です。

ピサの傾塔はご存知の方も多いとは思いますが、見た目としてもかなり傾斜がありますので、その10倍近くもあるとなると「倒壊しないの?」と思ってしまいますね。

「最高傾斜52度」についての問題と危険、安全性

最高傾斜が52度もある「マリーナベイサンズ」ですが、問題と危険性、安全性の面から見たらどうでしょうか?実際に建築するとなると、安全性の面から見て、かなりの建築技術が必要になってきます。

「マリーナベイサンズ」の最上階にあたる船のような建築物「サンズスカイパーク」以外の3つある建物に関しては建設の工事入札で一次で選出された日本の建設会社「清水建設」やフランスの「VINCI」も入札を辞退しました。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?➂

ホテルを設計した建築家

「マリーナベイサンズ」は、1938年生まれのイスラエル系カナダ人建築家モシェ・サフディの手によって設計されました。

モシェ・サフディはマリーナベイサンズはもちろん、モントリオール万国博覧会の一環で「Habitat 67(アビタ67)」という集合住宅の設計でも有名な建築家です。モシェ・サフディの斬新な発想で目を引く建築物は多くの人々が魅了されています。

「設計した建築家」についての問題と危険、安全性

「マリーナベイサンズ」を設計したイスラエル系カナダ人建築家モシェ・サフディは問題と危険性、安全性の面から見たらどうでしょうか?

モシェ・サフディはシンガポールのマリーナベイサンズを含め、「Habitat 67(アビタ67)」、「マリーナベイサンズ」近くの「アートサイエンス・ミュージアム」など現代建築を得意とし、いずれも設計ミスはなく、芸術作品と言って良い程に素晴らしい建築物となっていますので、特に問題はないでしょう。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?➃

最初から傾斜した設計図で建設されたホテル

「マリーナベイサンズ」は傾斜がある建築物ですが、勘違いしてはいけない点として、設計図の段階から傾斜した建物として設計されたものであるということです。

3つの建物を「入字形」にするためにカナダ人建築家モシェ・サフディは傾斜を52度にして設計したわけですね。斬新な発想力のあるモシェ・サフディの設計であるからこそ、最初から計画的に傾斜を取り入れたデザインになっており、建築後に傾斜したわけではありません。

「設計図」についての問題と危険、安全性


最初から傾斜した「設計図」で建設されたホテルですが、問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?

一目見れば、倒壊の恐れがありそうな建物に見えますが、「マリーナベイサンズ」を設計したカナダ人建築家モシェ・サフディは「マリーナベイサンズ」の3つの建物を傾斜がある「入字形」にしたのも風水上でも運がよいとされるため、このようなデザインにしたと言われています。

モシェ・サフディは設計上のミスとしての経歴はないため、問題はないでしょう。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?⑤

各国の企業が建設拒否したホテル

「マリーナベイサンズ」の建設について、前項の②でも少し述べましたが、ホテルの最上階で船の様な形をした「サンズスカイパーク」以外で「入字形」をした3つの建物に関しては、建設工事の入札で選出された日本の「清水建設」、フランスの「VINCI」も入札を辞退した程、非常に難しい設計の建築物とされました。

見た目でも倒壊しそうな傾斜のある外観ですが、当時は世界でも最も困難な建築物と評価を受けたホテルです。

「建設拒否」についての問題と危険、安全性

「マリーナベイサンズ」の3つの建物が各国の建設会社から「建設拒否」という形で入札を辞退した件について、問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?

モシェ・サフディの斬新なデザインの設計を実現するにはやはり、最高水準の建築技術が必要となりますので、建築後に建物が倒壊せず、安全性を維持していくという前提を考えれば、入札を辞退したことは「不可能」と正直に判断した結果であって、不可解な問題ではありません。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?⑥

ホテルを建設した建設会社

世界の大手建設会社も建設の入札を辞退した「マリーナベイサンズ」の「入字形」をした建物ですが、最終的に工事を請け負った建設会社は韓国の双竜(サンヨン)建設です。

建築技術を既存の工法に頼らず、新しいアイデアの下に工事を進めたことで建物は完成したわけですが、世界の大手建設会社を差し置いて韓国のゼネコン、双竜建設が倒壊しそうなデザインで建築困難な工事を完了させました。

「建設会社」についての問題と危険、安全性

「マリーナベイサンズ」の「入字形」の建物を建設した双竜建設ですが、問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?双竜建設は韓国を代表する大手のゼネコンですので、国を代表する企業が請け負ったと見れば、安心の様にも思えます。

しかし、この後の項目でも書きますが、5年はかかると言われた建設期間を2年間で工事を完了したり、その後資金繰りが悪化して倒産したりと問題視される点は多々あります。また、韓国のゼネコンが建設した建物などは倒壊事故が多いのも事実です。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?⑦

ホテルの建設にかかった期間

「マリーナベイサンズ」の「入字形」の建物は、難関の建築物として建設期間が5年はかかると言われていましたが、工事を請け負った双竜建設は2年半という期間で工事を完了させました。

大幅に工期を短縮したことによって双竜建設にはインセンティブも支払われています。あまりにも短縮された工期に「手抜き工事をしたのでは?」などの噂もありますが、工事を終えるまでの間は工事中の事故、死亡事故もありませんでした。

「建設期間」についての問題と危険、安全性

「マリーナベイサンズ」の「建設期間」については問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?この建設期間について大きく注目すべきは「なぜ工期を大幅に短縮出来たのか?」という点です。

工期短縮の成果については、双竜建設は既存の建設技術を用いることせず、斬新な新しいアイデアを取り入れることで、早期工事完了を成し遂げました。開業から約10年経つ今でも建物は倒壊していません。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?⑧

ホテルを建設した建設会社の倒産

世界的にも建設困難と言われた「マリーナベイサンズ」の「入字形」の建物を建設した双竜建設ですが、2009年に「マリーナベイサンズ」の建設を完了し、その後、2014年に資金繰りが悪化したため、倒産しています。

韓国のゼネコンとして最大手を誇る建設会社でしたが、会社としては非常に悲しい結末を迎えてしまいました。ホテルを建設した会社が倒産と聞くと、利用者としては一抹の不安が残りますね。

「建設会社倒産」についての問題と危険、安全性

「マリーナベイサンズ」の「建設会社倒産」については問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?倒産した双竜建設の問題として、過去に建設した建物が崩落したという施工事例があります。

2018年1月にインドネシアの首都ジャカルタにある証券会社のビルで中2階が崩落したという事故がありましたが、このビルの建設を請け負っていたのが双竜建設でした。このような過去の施工事例もあった建設会社であることも事実です。


「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?⑨

韓国の建設会社が起こした建築物の倒壊事故

「マリーナベイサンズ」の建設を請け負って完了させた後に倒産した双竜建設以外にも、韓国のゼネコンは請け負った建築物の崩落や倒壊事故を起こしています。

韓国のゼネコン自体が、低価格で請け負えることを武器に国内外で攻勢をかけてきましたが、請け負った建物の倒壊事故が多発し、施工には予算を抑えて手抜き工事をしているという国際社会から厳しい評価を受けました。

「韓国の建設会社」についての問題と危険、安全性

「韓国の建設会社」については問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?韓国のゼネコンが請け負った建築物の倒壊、崩落事故は90年代から多発していました。

国内では「聖水大橋崩落事故」、海外では「コロール・バベルダオブ橋崩落事故」など倒壊が相次ぎ、手抜き工事が明らかになります。アジア通貨危機で韓国の大手ゼネコンは体制崩壊し、悪化した財務事情を理由に国内外で安値の手抜き工事を請負い続けた罪は大きいです。

「マリーナベイサンズ」が傾く噂は嘘?本当?⑩

傾くホテルが取り壊しになるという噂

ここまで「マリーナベイサンズ」について、建物に傾きがある点、建設の設計や請け負った韓国の建設会社など、さまざまな視点から書いてきましたが、そのマリーナベイサンズが取り壊しになるという噂もあります。

韓国では10年サイクルぐらいで公共の建築物に不具合が出るという定説があり、「マリーナベイサンズ」も建設から10年の2020年頃に不具合が出ないよう、取り壊しになるのでは?と噂されています。これはあくまでも噂です。

「取り壊しになる噂」についての問題と危険、安全性

「取り壊しになる噂」については問題と危険、安全性の面から見たらどうでしょうか?

「マリーナベイサンズ」は「入字形」建物の傾斜がピサの傾塔の10倍もあり、建設を請け負った韓国の双竜建設の倒産、韓国ゼネコンの手抜き工事による国内外での倒壊、崩落事故を考えると、取り壊しになる噂が出てもおかしくないと思われますが、正式に取り壊しになる発表もなく、これは噂レベルと考えてよいでしょう。

傾く噂に負けない「マリーナベイサンズ」の魅力

現在も利用者が多い人気のホテル

ここまで「マリーナベイサンズ」が傾く噂についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

傾きについて不安要素になる事実や噂など、さまざまありますが、「マリーナベイサンズ」はシンガポールの象徴とも言えるリゾートホテルとして非常に魅力があり、現在も利用者が多いことに変わりはありません。利用するかはご自身の判断になりますが、利用された際はぜひホテルで素敵な時間を過ごして下さい。

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「マリーナベイサンズ」があるシンガポールの観光について興味がある方もいらっしゃるかと思います。下記リンクでも、シンガポールで魅力あるカジノ記事をご紹介していますので、ぜひご覧下さい。