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春は登山に出かけよう！
日差しが柔らかくなり、心地よい気温になる春になると、それまで屋内にいた人もアウトドアが急に恋しくなりますよね。そのため春になるとハイキングや登、山などを楽しむ人の姿が多くなり、それまで寂しかった山も急に人が増えてきます。また新生活も始まり、これから新しい趣味を初めて見たいという方もいるでしょう。しかしどんな格好をすれば良いのか、持ち物は何を準備すれば良いのか、といった登山初心者のために、春の登山に必要な持ち物や服装をご紹介します。
春登山の装備の特徴とは
雨に強い装備を
春、気温が高くなったとはいえ、山頂は平地に比べると気温がぐっと下がります。そのため、普段（平地）と同じ格好で山頂へ行くと、気温の低さに驚いてしまうでしょう。また山の天気は非常に変わりやすいので、防寒着にもなるレインウェアは必須です。もちろんウェアだけでなく、足元や持っていくリュックサックにも防水対策を準備して出発しましょう。
初心者は日帰り登山
初心者の方は、日帰り登山からスタートしましょう。気温が高くなったとはいえキャンプになると、また装備が変わってきます。通常よりも暖かい格好をして行っても、山頂で夜を迎えると、さらに気温が下がります。そのため平地での格好より少し厚着をする格好で済む、日帰り登山から始めましょう。
春登山に必要な装備：1
登山靴、トレッキングブーツ
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冬以外の登山の際、基本的に登山をするならトレッキングブーツが必要です。雪山を登るわけではないので、防水加工しているトレッキングブーツで十分ですが、できればミッドカット以上のトレッキングブーツを選びましょう。また購入したばかりのトレッキングブーツで登山を始めると、靴擦れなど思わぬトラブルに見舞われます。登山を始める前に必ず履き慣らしておきましょう。
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春登山に必要な装備：2
ゲーター
春の登山におすすめのアイテムの一つであるゲーターは、登山の最中に巻き上げた小石が靴の中に入るのを防いだり、ズボンの裾が木の枝などに引っかかって破損するのを防ぐ役割があります。街中の歩行とは違い、登山の場合は整備されていない道を通ることが多くなります。このゲーターがあると未舗装の道を歩くときも安心です。
春登山に必要な装備：3
トレッキングポール
トレッキングポールも春とは言わず、様々な季節で必要な装備の一つですトレッキングポールとは登山に使う杖のことです。体力に自信がある方は、あまり必要はないだろうと思われがちですが、実はトレッキングポールが役立つのは、上り坂よりもむしろ下り坂です。急な下り坂を降りる際は、このトレッキングポールを使いながら降りるとより安全に降りることができます。また転倒防止にも役立つので、持っておいて損はないでしょう。
春登山に必要な装備：4
リュックサック、バックパック
春から夏秋にかけての登山に必要な、リュックの選び方とはどういったものでしょうか。日帰り登山に必要なリュックの大きさは、20L以上のものを選ぶと良いでしょう。もちろん防水性の高いリュックが必要になりますが、無い場合はリュック用のレインカバーを購入することを忘れずに。またリュックはウエストベルトなど、体にフィットするリュックの方が疲れにくいので、必ずショップへ行って試着してから購入するようにしましょう。
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サイズを合わせていると、余ったベルトがだらりと垂れ下がり余ってしまう場合がよくあります。そのままにしておくと、登山中に木の枝などに引っかかって、転倒したり破損したりする危険性があります。カットしても良いのですが、カットしたくない方はこちらのアイテムを使って、余ったベルトをしっかりと収納しておきましょう。
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春登山に必要な装備：5
レインウェア
レインウェアは春登山に限らず、登山の必須アイテムです。上下セットになっているレインスーツは、耐水性も然ることながら、防風性にも優れていますので、いざという時はアウターとして使えるため、登山の際非常に重宝します。また同じくレインポンチョもあります。レインポンチョは簡易的なテントにもなり、女性の方はトイレ事情に困ると思いますが、ポンチョがあると簡易トイレにもなるので便利ですよ。
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春登山に必要な装備：6
水筒
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次に春の登山で必要な持ち物といえば、保温できるタイプの水筒です。保温できるタイプの水筒は、山頂で体が冷えた時、温かい飲み物を入れておけば寒さに震えることもありません。また温かい飲み物は疲れた体に負担をかけないので、春の登山では温かい飲み物を持ち運べる水筒を用意しておきましょう。
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春登山に必要な装備：7
腕時計、携帯電話
春の登山に出来れば、腕時計も登山の持ち物に加えてください。特にアナログタイプの腕時計は、長針と短針、太陽の向きで方角を知ることもできます。さらに登山用のGPSのついた腕時計なら、現在の自分の位置の把握や、ルートの確認も可能になります。気圧計などが付いていると、変わりやすい山の天気が予測できるので、とても便利です。これから登山を趣味にしようという方は、ぜひ登山用の腕時計を持ち物に加えてくださいね。
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春登山に必要な装備：8
行動食、非常食
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出典:Amazonお弁当を持ち物に加えることを忘れる方はあまりいらっしゃらないと思いますが、行動食や非常食を持ち物に加えることを失念される方がいらっしゃいます。登山は長い時は3時間以上も山道を登ったり、下ったりします。そのため2時間に1度は休憩をとり、糖分などカロリーの多い行動食を取る必要があります。またあってはなりませんが、万が一の時の非常食を持ち物に加えることも、忘れないようにしてくださいね。
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春登山に必要な装備：9
クスリや絆創膏
春の登山でも、登山道の状態が悪かったり、木の枝に引っ掛けたりして怪我をすることがあります。そのため絆創膏や消毒液など、救急セットを持って行くことを忘れないようにしましょう。靴ズレになった場合でも、絆創膏を貼るとずいぶん楽に歩けるようになります。
便利なポイズンリムーバー
また春は、マムシやスズメバチに注意する必要があります。万が一噛まれたり、刺されたりした場合の応急処置として、ポイズンリムーバーがあると便利です。特に小さなお子様と一緒に春の登山を楽しまれる方には、必須のアイテムと言えるでしょう。
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春登山に必要な装備：10
ヘッドランプ
春の登山の持ち物に、ヘッドランプも加えてください。これは夜登山をすると言う訳でなく、万が一道に迷った場合に備えての事です。春は日没がまだ早く、特に山中は急にあたりは真っ暗になります。暗闇の中を歩行することは大変危険です。ヘッドライトがあると、足元を明るく照らしてくれるため、滑落などの危険性が下がります。また遭難した場合も明かりをつけることで、発見が早まります。万が一に備えて是非ヘッドライトも持ち物に加えてくださいね。
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春登山に必要な装備：11
地図、コンパス
これも春とは言わず全ての季節で必要です。特に登山初心者の方は、地図とコンパスを持っていくことを忘れないようにしましょう。登山道の地図は、本屋さんなどで手に入ります。まずは地図の見方を覚えておくことはもちろん、自分が今地図上のどこにいるかをしっかりと把握するために、コンパスも持ち物に加えましょう。地図とコンパスの見方読み方をご存知ない方は、こちらの記事がおすすめです。
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春登山に必要な装備：12
筆記用具
春登山とは一見関係なさそうな筆記用具ですが、地図上に現在地を記入したり、登山手帳に記入したりとなかなか役に立つアイテムです。それほどかさばることもないので、登山の持ち物に加えることをおすすめします。
春登山に必要な装備：13
タオル、手ぬぐい、ティッシュ
春の登山で気をつけるべきことは、体温を奪われることです。汗をかいてそのままにしておくと体温を奪われ、体力を消耗して危険な状態になりかねません。汗はこまめに拭いておくようにしましょう。そのためハンカチより、タオルや手ぬぐいがおすすめ。またティッシュもおすすめですが、よりおすすめしたいのが芯を抜いたトイレットペーパーです。登山道のトイレはあってもトイレットペーパーがないことが多いためです。
春登山で初心者が注意するポイントとは
最低１週間前には予定を
初心者の方が登山の準備をするなら最低1週間前には予定を立てておくが重要です。上記で紹介した持ち物や装備を準備しておくことはもちろんですが、現地の情報収集にも努めていきましょう。準備期間中は登山の行動予定表（登山計画表）の作成や、登山口の確認、そして登山道の地図の入手は最重要事項です。登山初心者や春登山におすすめのを知りたい方はコチラの記事がおすすめです。
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天気予報をチェックしておく
また登山当日の天気予報も一週間前からチェックしておきましょう。天気予報は基本的に平地のみの予報になり、山頂での天気や温度を予報しているわけではないことも注意が必要です。気温は標高が100ｍ高くなるにつれ0.6℃低くなると言われています。つまり、気温予報が16°の場合でも、標高1,000ｍ付近は気温が10°Cしかないことになります。 春の天気は変わりやすく、また昼夜の気温差が激しい季節です。登山に役立つ天気予報が知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
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春登山の服装の注意点
先ほど山頂と登山口では、気温差があることをご説明しました。春になり『今日は暖かくて天気がいいから登山に行こう！』と思っても通常の格好で1000ｍ近い山頂に着くと、気温が6度も低くなり、寒さで体温を奪われてしまいます。さらに春は昼夜の気温差が激しいので夜になるとさらに危険！といっても登山時の服装はアウターにばかり拘っていては失敗してしまいます。ここからは初心者の為に春登山での服装についてご説明します。
登山の格好はレイヤリング
普段寒い時外出する際は上着を1枚羽織った格好でOKでも、登山はそういうわけにはいきません。平地から山頂に近づくにつれ、気温は低くなっていきます。汗をかくと汗が冷えて体温を奪われるため、脱いだり着たりすることが多くなります。その為登山では基本的にレイヤリング(重ね着)が基本です。ミルフィーユのように何層も分けて重ね着していき、暑くなれば脱いで、寒くなれば羽織って体温調節出来る服装にしましょう。
レイヤリングシステム
レイヤリングシステムはアンダーウェアをベースレイヤーと呼びます。またレイヤリングの中間にあたる服をミドルレイヤーと呼びます。ミドルレイヤーは登山行動中の格好と、休憩中の格好と2種類あります。レイヤリングの最後はアウターレイヤーと呼びます。春登山はアンダーウェアからアウターまで、4着程度リヤリングします。
春登山の服装の選び方
レイヤリング：ベースレイヤー
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まずは肌に一番近いアンダーウェアの選び方です。しかし登山の格好に向いていない素材があります。それはコットン100%の素材です。吸湿性に優れていますが、速乾性に優れていないので登山では、体温を奪われる可能性のあるコットン100%のアンダーウェアを着用することはありません。また寒いからと言って、ヒートテックを着用して登山に挑む方がいらっしゃいますが、おすすめできません。ヒートテックも保湿性に優れていますが、速乾性に優れていないからです。アンダーウェアは化繊で、できれば長袖を選びましょう。
レイヤリング：ミドルレイヤー
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ミドルレイヤーは登山中の 格好と、 休憩中の格好と2種類に分かれます。 行動中の服装は 通気性や速乾性が大切なポイント。 逆に休憩中の格好は 保温性の確保が ポイントになります。春登山でも標高が高い場合はアウターシェルの他に、休憩中の防寒着としてインナーダウンを持ち物に加えておくことをおすすめします。
レイヤリング：アウターレイヤー
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レイヤリングの最後、アウターレイヤーの選び方は防水性・防風性に優れた素材のジャケットを選びましょう。アウターレイヤーは中綿入りのものと、透湿性に優れたものの2種類に分かれます。春登山では、透湿性に優れたアウターを選ぶことをおすすめします。もちろんレインウェアは、アウターレイヤーの代用にぴったりです。
その他の服装の選び方
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もちろん登山時の服装はレイヤリングにも気をつけるのですが、その他靴下や帽子、手袋などなるべく肌の露出の少ない服装が基本です。初心者の為のレイヤリング以外の服装は、下記の表を参考にしてくださいね。
| アンダーウェア（肌着） | 化繊のモノ。なるべく長袖で。（ヒートテックはダメ） |
| インナーウェア | 同じく化繊のもの。なるべく長袖で。ウールでも可。 |
| ミドルウェア（防寒） | フリースやダウンなど。 |
| アウターウェア（シェル） | 防風防水性に優れているもの。 |
| 靴下 | 出来れば登山用の厚手の靴下。 |
| 手袋 | 丈夫で防水性があるもの。 |
| スポーツタイツ | 疲労軽減、防寒用に。 |
| ボトムス | なるべく長ズボンで。動きやすいトレッキングパンツがおすすめ。 |
| 着替え | 着替えのシャツだけでなく、靴下も用意。 |
| 帽子 | なるべくハット。日除けや頭の保護に。 |
最後に
いかがでしたでしょうか。ここでは登山初心者の方の春登山に必要な装備や、服装をご紹介しました。春の登山は初心者でも楽しみやすい環境になっています。最初は標高の低い山からスタートし、登山に慣れてから標高の高い山にチャレンジするようにしましょう。もちろん標高が低いからと言って、普段通りの格好で行くのではなく、きちんとレイヤリングしてアウターも揃えて行きましょう。そして家族や周りの方に必ず届出して行くようにしましょうね。
登山が気になる方はコチラもチェック！
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