検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

「六甲全山縦走」の楽しみ方!初心者が気になるルートや必要装備まで解説!

美味しい水で有名な六甲山を舞台とした、KOBE六甲全山縦走をご存知ですか?この大会は低山ながら険しさのある六甲山地を舞台とし、登山者が大勢詰めかける一大イベント。挑戦してみたいルートや、申し込み方法に装備まで含め、気になる六甲全山縦走を詳しくお伝えします。
2020年8月27日
はぐれ猫
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

KOBE六甲全山縦走とは?

市民の会・神戸市主催の六甲全山縦走

隅々まで六甲が紅葉に色づく11月に開催されるのが、六甲全山縦走市民の会と神戸市が主催するKOBE六甲全山縦走です。この大会は神戸の登山の象徴である六甲山地を舞台とし、11月中に2日間に渡って開かれます。第44回の2018年には、3,106名がKOBE六甲全山縦走に参加していました。

競争ではなく完走を目指す競技

細かくチェック時間が定められているので競争かと思いきや、この大会は速さを競う目的で開かれてはいません。あくまでも六甲の東西に連なる全山の縦走を完走する、これが第一の目的となっています。参加者は走らないというルールの下、目標タイムを元にして急ぎ足で宝塚を目指しています。

間違えやすい別の六甲全山縦走

この魅力溢れる六甲を舞台にする全山縦走ですが、実は神戸市が主催している大会だけではありません。兵庫労山や神戸ヒヨコ登山会など、登山団体の会員の参加を中心として一般も参加できる縦走大会も存在しているのです。名前も開催地も同じであり、間違えることもあるので確認が必要です。

KOBE六甲全山縦走路の開催概要

【主催】六甲全山縦走市民の会・神戸市
【開催日程】毎年11月・第二日曜日と23日(勤労感謝の日)
【2019年の開催】第45回目
【コース】六甲全山縦走・西コース・東コース

KOBE六甲全山縦走大会

KOBE六甲全山縦走の距離と標高

全山縦走の総距離と地図

神戸市が11月に主催するKOBE六甲全山縦走の場合、総距離は公称で56kmと表示されています。地図を見ればロングトレイルの出発地は、遊園地や釣りの名所としても知られる須磨浦公園です。そこから六甲山地の尾根の長距離を踏破しつつ、ゴール地点となるのが宝塚駅も間近な塩尾寺です。

標高の高い地点

この長い六甲山地の縦走路では、最高峰となるのが標高931.3mを計測する六甲山です。その他には摩耶山(702m)、太平山(682m)といった、1,000mに満たぬ峰々がロングトレイル中に連なります。全山の西側は山と谷のアップダウンが激しく、東側は六甲山を中心とした一塊の山岳といった印象です。

KOBE六甲全山縦走の初心者向けの注意点

走ることは厳禁されている

あまりスピードや時計を重視すると、ロングトレイル中に小走りとなってしまう可能性があります。六甲全山縦走はあくまでも歩くことを基本とする大会であり、走ることは厳禁されています。しかし先頭集団では何を思ってか明らかに小走りな学生も見かけられるとのこと。つられないよう注意が必要です。

日頃のトレーニングが物を言う

日々の鍛錬を積み重ねてこそ完歩を成し遂げるのが六甲全山縦走です。参加者が多数いますが、ロングトレイルを完歩する人は8割程度です。2割の人は体力の限界や、ペース配分のミスによって完歩に至っていません。問題を克服するには、地図で地形を把握しつつ、六甲を想定した練習が不可欠です。

2日に分けて歩くのもおすすめ

この大会が11月に2度に分けて開催されること、それは56kmの距離を2日間に分けても歩けることを意味します。例えば1日目に六甲の西ルートの踏破を目指し、その2週間後の後半戦に東ルートを完走することもできます。申し込みの時に全山縦走を選ばず、西と東のルートを申請するようにしてださい。

KOBE六甲全山縦走の必要装備

肌寒さに対応する装備

華々しい神戸市街では暖かさすら感じ取れる11月ですが、標高のある六甲山地の早朝の気温は、すでに15度よりも下がっています。ロングトレイル中、肌寒さは最高峰に至るほどに強まります。六甲全山縦走の装備は防寒のシャツやジャケットを準備して、帽子も被るほうが無難です。

懐中電灯の装備

ここで忘れてしまうこと厳禁な必須装備となるのが、懐中電灯です。なぜなら六甲全山縦走は11月の早朝5時にスタートするので空は暗く、ゴールも夜間なら真っ暗、転倒や迷子の危険も隣り合わせだからです。懐中電灯の装備は頭部に装着できるタイプがおすすめで、予備の電池も忘れてはいけません。


装備一覧

【帽子】被ることで髪が邪魔にならない
【上着】長袖のシャツやジャケット
【ボトム】動きやすいタイプ
【靴】動きやすい運動靴
【リュック】道具を持ち運ぶために必須
【ストック】足に自信がないなら装備が必要
【懐中電灯と電池】早朝と夜間の縦走となるため必須
【雨具】雨天に備えて(防水ジャケットもおすすめ)

最低限で必要な道具一覧

【お茶や食料】脱水症状の防止とスタミナ回復のため
【地図】迷わないためルート入の地図が必須(神戸市で販売)
【財布】お弁当の費用・帰宅の交通費
【ハンカチ・タオル】汗を拭うため
【ティッシュ】トイレや各種のケア
【時計】時間の確認に必須な装備
【携帯・スマホ】連絡用
【着替え】シャツなど
【チェックカード】縦走の証明に必要

KOBE六甲全山縦走の申し込み

申し込み方法

気合を入れて参加を決定したら、いよいよ六甲全山縦走に申し込みです。申し込みはインターネットのJTBスポーツステーションからできます。または神戸市の大会サイトから申し込み用紙をダウンロード、郵送で申し込み用紙の取り寄せも可能です。無事に決定すると、参加証が送られてきます。

参加者が多い場合は抽選に

まったく順位と素早さを競わない大会なのですが、参加の申し込みに関しては早いもの勝ちとなっているのが特徴です。六甲全山縦走に参加をする場合、早い段階で申し込みをしなければ参加不能になる場合があります。定員を超えるときは抽選で参加が決定、定員不足なら追加募集がされる仕組みです。

申し込みの概要(2018年の場合)

【申し込み期日】8月3日~8月27日
【参加方法】インターネット申し込み・専用用紙を郵送しての申し込み
【参加費用】3,500円、インターネット決済手数料:200円
【決済】クレジットカード決済、コンビニ決済
【年齢】15歳以上(中学生は不可)の登山の自信のある人に限る。
(18歳未満は保護者の同意必要。)

2018KOBE 六甲全山縦走大会の実施について 神戸市

KOBE六甲全山縦走のアクセス

5時~7時のスタート前に須磨浦公園へ

もっとも早い須磨浦公園からのスタート時刻は5時丁度で、遅くとも7時までには出発を完了させている必要があります。最速の六甲全山縦走スタートに合わせる人なら、特に須磨浦公園に早めの入場を心がけます。もし六甲全山縦走が遅い出発でも良くても、到着が遅れないことを計算に入れた行動が必要です。

電車でアクセス

【路線と駅】山陽電鉄本線・須磨浦公園駅から徒歩1分
【休日の一番電車】山陽姫路方面:5:07、西城阪神梅田方面:5:37

KOBE六甲全山縦走の前日の宿泊

遠方からの参加なら宿泊が必須

都会をひた走る山陽電鉄本線だから、一番電車も早めです。とは言え六甲全山縦走の始まる須磨浦公園まで、電車で2時間をかけるようでは、スタートが締め切られるのは間違いないところ。だから自宅が離れている場合、須磨浦公園近くの宿に1泊をするか、どこかの駐車場での車中泊が必要となります。

近場のホテル探し

もっとも無難な選択となりそうなのは、六甲全山縦走のスタート地点から30分圏内の距離にある、駅前型ホテルに1泊することです。おすすめなのが、山陽電鉄本線の沿線の駅前ホテルです。地図を見ながら、神戸市の垂水区~中央区あたりにかけて検索してみると良いです。

車中泊の駐車場探し

もし車中泊を決行するのなら、須磨浦公園前に限らず、ゴールに近い市街地方面までも地図上から探してみることです。スタート地点に距離的に近い駐車場なら行きは容易く、ゴール後は電車移動に苦労します。逆にゴールまで至近距離となる駐車場ならば帰宅時に楽になります。

KOBE六甲全山縦走のチェックポイントと制限時間

制限時間

明確に時間が決められている六甲全山縦走では、制限時間が存在しています。早朝5時~7時にスタートしてから、夜の22時40分までに宝塚の塩尾寺前のゴール地点にたどり着いている必要があります。大混雑必至の道中ですが、目標タイムも設定されているので、時間に遅れ過ぎない走破が不可欠です。

複数のチェックポイントで記録

現地いは複数のチェックポイントがあり、そこを通過する際に記録してもらうことで、正式にKOBE六甲全山縦走の完走が認められることになります。チェックポイントはロングトレイル時の目標地点となってくるので、地図上での位置を把握しておくことも大切な行動です。


チェックポイントと制限時間の一覧

【全縦経路】須磨浦公園→須磨アルプス→高取山→菊水山→摩耶山掬星台(きくせいだい)→六甲山一軒茶屋→宝塚塩尾寺(えんぺいじ)
【須磨浦公園スタート】5:00~7:00
【菊水山】8:30~12:20
【摩耶山の掬星台】12:00~15:50
【六甲山の一軒茶屋】13:50~18:20
【宝塚の塩尾寺ゴール】16:30~22:40

制限時間(リタイア)を教えてくれる赤鬼さん

View this post on Instagram

鬼さん見っけ #六甲全山縦走 #赤鬼

A post shared by Toshiyuki Yuba (@yokowaketoshiyuki) on

こんな怖そうな顔をした赤鬼さんが、六甲全山縦走には出没します。縦走路の最後尾から追いかけてくる怖い存在ですが、実はこの赤鬼、制限時間を教えてくれているのです。赤鬼に抜かれたら強制リタイア(失格)が決定してしまいますのでご注意を。ちなみに青鬼さんのほうは医療班となっています。

KOBE六甲全山縦走のチェックカード

チェックポイントで係員に提出

ひたひたとロングトレイルを押し進め、六甲全山縦走のチェックポイントに到達したら、受付の係員にチェックカードを提出します。チェックの時間については、制限時間より早すぎることや、1秒でも遅れることも不可能となります。チェックポイントは非常に込み合った状況なので、順番待ちが必要です。

ハンコと時間が記録される

係員が付けてくれる記録は、六甲全山縦走のチェックポイントでのハンコ捺印です。時間の記入も含め、これをゴール地点までのポイントごとに一個づつ積み重ねることも、目標のひとつになります。カードはなくさないよう、ジップ付きのバッグやポケットに保管するのがおすすめです。

KOBE六甲全山縦走でのリタイア

リタイア後の行動

あらかじめ六甲全山縦走における、リタイア後の対応についても確認しておいてください。赤鬼に抜かれて残念無念となっても、むしろ清々しい顔で六甲の山中での休憩を楽しむことです。その後は地図を見ながら高原の交通機関ヘ向かい、下山したら観光や温泉に行くも良し、帰路についても良しです。

リタイア後の下山の交通機関

【神戸電鉄有馬線】鵯越(ひよどりごえ)駅、円山駅→新開地駅
【神戸布引ロープウェイ】ハーブ園山頂駅→ハーブ園山麓駅
【摩耶ロープウェー・摩耶ケーブル】山頂駅→摩耶ケーブル駅
【六甲ケーブル】六甲山上駅→六甲ケーブル下駅
(六甲全山縦走から下山後、電車・バス・タクシーなどで自宅や駐車場に移動)

KOBE六甲全山縦走のコース①

須磨浦公園(スタート)~菊水山

遠く56kmの距離を進む大会の始発点が、海に面した須磨浦公園です。早い人は丑三つ時から既に準備をして公園に集まり、5時には2,000名の大行列が、時間をかけて順次出発します。六甲全山縦走のロングトレイルの始めは人気の須磨アルプスを超え、最初のチェックポイント・菊水山の頂上を目指します。

コースの見どころや特徴

View this post on Instagram

#六甲全山縦走

A post shared by 山猿 (@yamazaru_climb_on) on

最初の鉄拐山では、かつて平安末期に源義経と弁慶が騎馬隊で駆け抜け勝利したという、須磨一の谷を過ぎます。六甲全山縦走の見せ場となる須磨アルプスは、尾根の馬の背と呼ばれる花崗岩の上を征く絶景ポイントです。トレイルの目的地菊水山は、急峻なのぼり坂が難所と評価されています。

区間の情報

【須磨浦公園スタート】5:00~7:00
【菊水山チェックポイント】8:30~12:20
【主要通過点】須磨浦公園(スタート)→鉄拐山→栂尾(とがお)山→高取山→神鉄鵯越(ひよどりごえ)駅→菊水山(CP)
【標高】鉄拐山:236m、栂尾山:274m、高取山:328m、鵯越駅:134m、菊水山:451m

KOBE六甲全山縦走のコース②

菊水山~摩耶山掬星台

View this post on Instagram

#素敵なトレイル #六甲山 #天狗道

A post shared by Fukuzo (@fukuzo_fukumona) on

休憩を充分に挟んだら、菊水山から東へと続いている六甲全山縦走の次の目的地を目指します。ここからは地図を片手に鍋蓋山を超え、神戸布引ロープウェイ駅もある市ヶ原を過ぎます、長距離トレイルの目的となるチェックポイントは、六甲山地でも存在感ある観光名所の摩耶山です。

コースの見どころや特徴

鍋蓋山とは頂上が平たく鍋蓋のようだからこの名があると言われ、神戸の街並みの展望名所です。六甲全山縦走でも、市ヶ原の付近は水辺の紅葉が美しいと知られます。摩耶山の天狗道は2番目の難路ですが、踏破すればチェックポイントでは掬星台の絶景や、ホットレモンと足マッサージが待っています。

区間の情報


【摩耶山の掬星台チェックポイント】12:00~15:50
【主要通過点】菊水山(CP)→鍋蓋山→市ヶ原(神戸布引ロープウェイあり)→天狗道→摩耶山の掬星台(CP)
【標高】菊水山:451m、鍋蓋山:486m市ヶ原:250m、摩耶山:702m

KOBE六甲全山縦走のコース③

摩耶山掬星台~一軒茶屋

この区間は六甲山の尾根の高原にあたり、早くから観光地開発がされているので六甲全山縦走のなかでもかなり賑やかな街並みです。六甲山の上に上がってしまえば、全体になだらかな尾根道が長距離続きます。ロングトレイルで目指すべきチェックポイントが、六甲山の最高点にも近い一軒茶屋です。

コースの見どころや特徴

途中の記念碑台とは何かと気がかりですが、六甲開発を進めたイギリス人のグルームさんを讃える石碑なのでした。この六甲全山縦走路沿いにはオルゴールミュージアムに高山植物園にガーデンテラスと、あとで行ってみたい名所が続きます。多くの参加者が一軒茶屋に辿り着く頃は、空も周囲も真っ暗です。

区間の情報

【六甲山の一軒茶屋チェックポイント】13:50~18:20
【主要通過点】摩耶山→記念碑台(六甲ケーブル山上駅あり)→有馬ロープウェー六甲山上駅→六甲山一軒茶屋
【標高】摩耶山:702m、記念碑台:795m、六甲山一軒茶屋:878m(六甲山最高点:931m)

KOBE六甲全山縦走のコース④

一軒茶屋~塩尾寺(ゴール)

一軒茶屋にて一息ついたら、六甲全山縦走もゴールまでのトレイルの区間を残すのみ。大平山のあたりではほぼ真夜中の縦走となっていることが多くなります。足に疲労が来やすい区間で、六甲全山縦走の特徴である周囲の景色を愉しむことは出来ません。しかしロングトレイルのコースもあと僅かです。

コースの見どころや特徴

途中の大平山では、夜間になるとボランティアさんの照明に照らされながらの通過です。地図を手に宝塚市の塩尾寺(えんぺいじ)までは、六甲全山縦走の道中は坂道続きで、疲労がありつつもスイスイ下れます。やがて訪れる塩尾寺のゴールをくぐれば、記念品と完走認定証を受け取って嬉しさこみ上げます。

区間の情報

【宝塚塩尾寺ゴール】16:30~22:40
【主要通過点】六甲山一軒茶屋→大平山→譲葉山→塩尾寺(えんぺいじ)
【標高】六甲山一軒茶屋878m、太平山:341m、譲葉山:504m、塩尾寺:352m

次回のKOBE六甲全山縦走路にチャレンジ

10~17時間でのゴールを目指して

早い人ならわずか10時間、遅い人でも頑張って17時間で踏破するのが、ロングトレイルの代表格のKOBE六甲全山縦走です。地図を片手に56kmの長距離を歩くなら、装備やトレーニングが大切なこともわかりました。神戸の絶景と得も言われぬ達成感を味わうならば、まずは申し込みからです。

神戸が気になる方はこちらもチェック!

当サイトでは神戸の六甲全山縦走のほかにも、神戸についての情報を揃えています。神戸ではロングトレイルよりも遊び重視な方はチェックしてみてください。