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スキンダイビングとは?シュノーケリングとの違いや呼吸・耳抜きなど泳ぎ方を解説!

マスク・フィン・シュノーケルの3点セットさえあれば今日からでも始められる海中散歩。それがスキンダイビングです。簡単なテクニックを覚えるだけで案外深くまで潜れてしまい、最近では水中写真をインスタにあげるのも流行っています。今回はそんなスキンダイビングをご紹介。
2020年8月27日
kuma10
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スキンダイビングとは?

スキンダイビングとはほとんど「素潜り」と同義語で、海中に潜るのに「水中呼吸装置」は使いません。スキンダイビングは基本的にはシュノーケルとマスク、フィンの3点セットを使って海中に潜ることを言います。これにウェットスーツを着用する場合は、ウェットスーツの浮力を相殺させるためのウェイトが必要になります。スキンダイビングはお手軽な海中散歩ですね。

スキンダイビングの魅力とは?

手軽な海中散歩

スキンダイビングの魅力は何といっても簡単な装備で海の中を体感できることです。無重力や浮遊感、無音など普段の生活ではまず体感できない感覚を得るとともに、美しい海中の世界を観ることができます。それはきらびやかなサンゴであったり迫力満点の魚群であったりと色々ですが、スキンダイビングには図鑑や水族館でしかお目に掛かれない生き物たちとの出会いが待っています。

シュノーケリングとの違い

スキンダイビングの魅力を語る上でどうしても「シュノーケリング」との違いを書いておかなければなりません。同じシュノーケル、フィン、マスクの3点セットで行う遊びなので混同されることが多いのですが、シュノーケリングは基本潜りません。浮力のある物を使い海面から水中を眺めるのがシュノーケリングです。「眺める」より「観る・触る」に魅力を感じますよね。

さまざまなダイビング「スキューバダイビング」

ライセンスが必要なスキューバダイビング

スキンダイビングと同じように海中散歩をするマリンスポーツに「スキューバダイビング」があります。こちらは水中での呼吸装置を使用してのダイビングになりますから長時間の海中散歩が可能になりますが、専用のライセンスが必要になります。ただし、国家資格ではないので実はライセンスと言っても一般的な解釈のライセンスとは異なります。ですからライセンスカードも「Cカード」と呼ぶのが正式です。

世界で通用するPADIライセンス

ダイビングライセンスは指導団体が多く、日本だけでも30以上の団体がライセンスを発行しています。その各団体が(基本指導は同じですが)各々の基準でランク別のライセンスを発行しています。もしもダイビングライセンスを取得しようとお考えの方がおられましたらライセンス認定団体の確認を行ってからが良いでしょう。おすすめは世界の7割のダイビングライセンスを発行している「PADI」が信頼できます。

さまざまなダイビング「フリーダイビング」

危険が伴うフリーダイビング

直訳すると「自由な潜水」のフリーダイビングは大きな意味ではスキンダイビングもシュノーケリングも含まれます。しかし、実際には同じ部分は呼吸器を着けないということだけでフリーダイビングには「スポーツとして楽しむ」という定義があります。つまり競技ダイビングです。主に「より長い無呼吸状態」と「より深い深度」を競います。ですからフリーダイビングに挑戦するには危険が伴うことを覚えておきましょう。

フリーダイビングの著名人

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“Dolphin Man” - a documentary film about Jacques Mayol, a legendary diver and model for Luc Besson’s “Le Grand Bleu”, will be in theaters in France starting this Wednesday, May 30th. The film has been screened worldwide since last year, and has been a huge success. Junji Takasago is interviewed in the film. Tonight the film will be premiered in Paris at the Cinéma Gaumont Opéra. If you are in France, please check out the film! こんにちは! 映画「グラン・ブルー」のモデルにもなったジャック・マイヨールさんの生涯を追ったドキュメンタリー「ドルフィン・マン」が、5月30日よりフランス各地にて劇場公開されます。ジャック・マイヨールさんの親友である成田均さん、そして高砂淳二も出演しています。 スロベニア、ベルギー、ギリシャに次ぐ劇場公開です!フランスはジャック・マイヨールさんの母国でもあります。 今夜はパリのCinéma Gaumont Opéraでプレミア上映です。昨年から世界各地でプレミア上映され、好評を博しています。 5月30日以降フランスにいらっしゃる方、ぜひ劇場に足を運んでみてください! #dolphinmanfilm #JacquesMayol #junjitakasago #apnea #freediving #sea #nature #ジャックマイヨール #フリーダイビング #高砂淳二

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世界的に有名な選手に「ジャック・マイヨール」がいますが、これは垂直に沈降するフリーダイビング競技で初めて100mを超えたレジェンドです。日本では女優の高樹沙耶さんが有名ですよね。水平に無呼吸で「フィン」を付けて距離を競う「ダイナミック ウィズアウトフィン」ではオードリー春日さんや団長安田さんなどがランキング入り(2019/1月現在両名とも18位)していますね。

スキンダイビングに必要な機材とは

マスク(水中メガネ)

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超薄型フレームで視界良好

マスク選びで重要なことは「自分の顔にフィットするか」ということです。マスクに顔を合わせられれば良いのですが無理ですよね。まずは当ててみましょう。次は素材です。高めの商品ですと顔にフィットする柔らかい素材を使っていることが多いですね。そして視界の良さも重要です。シュノーケルと合わせて一度は装着してから購入したいですが、なかなか許してくれる販売店はありません。口コミや先輩などの意見を大事に選びましょう。

スキンダイビング用フィン(足ヒレ)

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初心者から中級者用

フィンは大きく分けてスポッと足を入れる「フルフットフィン」と踵(かかと)のベルトでフィットさせる「ストラップフィン」の2種類があります。スキンダイビングでのおすすめは足からヒレが生えている感覚が得られるフルフットフィンです。サイズはフリーの物が多いので、ご使用の場合はソックスやマリンシューズの上から履くよう同時に購入しましょう。


シュノーケル

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カンフォバイトマウスピースを装備

シュノーケルはさすがに口にくわえてフィッティングすることができません。ですから購入後に一番不満が出るのがシュノーケルです。選ぶポイントはマウスピースの角度、形、大きさです。男女でも大きさや形などが異なりますので、慎重に選びましょう。

絶対に必要な3点セット

スキューバ、フリー、スキン、シュノーケル、どんなダイビングでもこの3点セットは必要です。今回画像で紹介させていただいたものは、中級者くらいまでのものを探してみました。これですとセットで約1万円弱(2019/1/24現在)ほどで揃いますし、満足いく機能が備わっていると思います。必要に応じてスーツやライフジャケットなどを揃えましょう。

スキンダイビングに必要なテクニック①

シュノーケルでの呼吸の利点

シュノーケルを使った呼吸を難しいと感じる方が案外多いようで、お話を聞いてみるとたいがい構造を理解していない方が難しく感じるようです。スキンダイビングではシュノーケルは水中での呼吸器ではなく、水面でのみ使用します。泳いでいる時に呼吸をする動作が無いため体力が圧倒的に温存できますし、何より呼吸のたびに水中から目を離さなくて済みます。

シュノーケリングテクニック

海面下に入るとパイプに海水が流れ込んできますので、呼吸をするためには「水抜き」をしなければなりません。ですから海面で肺にたっぷりと空気を吸っておいて潜水し、空気を吐き出しながら海中作業をしても、浮上後に「ぷっ」と息の力でパイプに溜まった海水を吹き出す分の空気を残しておかなければなりません。口中の空気圧を調整すればあまりパイプに水を入れないことも可能です。息が足りなければシュノーケルごと海面に出てしまいましょう。

スキンダイビングに必要なテクニック②

耳抜き

スキンダイビングやフリーダイビングでは「耳抜き」というテクニックが必要になります。耳抜きができなければ深くは潜れませんし、最悪鼓膜損傷などということも起こりかねません。スキンダイビングでは耳抜きは確実に覚えなければならないテクニックです。

スキンダイビングでの耳抜きの必要性

水深が10m深くなると気圧が1気圧上昇します。この時に人間の一番薄い部分(鼓膜)に圧が掛かり痛みを覚えます。ひどい時には鼓膜が破れる事もあります。そこで鼓膜の内側から圧を掛け「圧平衡」をとります。これが「耳抜き」です。空気は深度が浅い方が容積の上下が激しい(ボイルの法則)ので、浅いうちに行いましょう。

耳抜き(バルサルバ法)

基本の耳抜きは水中メガネの型にもよりますが、まずは鼻から空気が漏れないようにします。確実なのは鼻をつまむことですが、マスクが邪魔であればマスクをぐっと押さえましょう。そして口を閉じ、ゆっくりと肺から鼻へ息を送り込みます。耳が不快感を覚えてからでは遅い(抜けない)ので、潜水しながら何度かに分けて(おおむね1mに一度)耳抜きをしましょう。

ボイルの法則

「一定質量の気体の容積は絶対圧力と反比例関係にある(温度が一定である時)」

スキンダイビングの泳ぎ方①

フラッターキック

フラッターキックはひとことで言えば「バタ足」です。ただクロールなどでするバタ足とは違い、スキンダイビングではフィンが水を押す力を最大限に利用するためにゆっくり(1分間に20回程度)力強く行います。最初は水面に浮かび体を真っ直ぐに伸ばしたら、ゆっくり歩くイメージで足を動かしてみましょう。驚くほどスムーズにフィンが水を押し下げてくれますよ。まずはフィンが水を掴むイメージを覚えましょう。

スナップでスピードアップ

スムーズに水中移動ができるようになったら少しづつ足首のスナップを効かせるような泳ぎ方をしてみましょう。蹴り上げる泳ぎ方がアップストローク、蹴り降ろしがダウンストロークと言います。その入れ替わりの瞬間にスナップを効かせましょう。推進力が上がってスピードが出るとスキンダイビングの楽しさもまた違いますよ。

スキンダイビングの泳ぎ方②

ドルフィンキックのイメージ


ドルフィンキックとフラッターキックの違いは「瞬発力」です。ドルフィンキックはその名の通り「水中のイルカ」の動きを再現したもので、フリーダイビングではこの泳ぎ方がノーマルな泳ぎ方です。海の中の哺乳類がクジラであろうとシャチであろうと皆この泳ぎ方をするのはこの泳ぎ方に優位性があるからに違いありません。ただしバタフライの腕を付けない泳ぎ方だと認識してはいけませんよ。

ドルフィンキック(膝の使い方の違いに注目)

1、まずはイルカの「うねり」をイメージして下さい。2、手を伸ばした「伏し浮き」で水平に浮かびます。3、腕の推進力で水中に向かいます。4、足首を少し固めに固定し、腰の上下に合わせて逆にフィンを上下させます。実はこれだけなのですが、指導書などでは1冊分にもなっていますよね。コツは1、動きは大きすぎないように。2、強く膝で蹴らない。これだけでドルフィンキックは覚えられます。

バタフライとの違い

バタフライのキックはそのイメージから「打つ」と指導されますが、ドルフィンキックはあくまで「うねる」イメージでキックします。

まずは5mのスキンダイビング

ジャックナイフとは

スキンダイビングの泳ぎ方で一番効率の良い泳ぎ方が「ジャックナイフ」です。ジャックナイフは目的地まで垂直にダイビングする方法で、最短で到達できるために体力も息も余裕が生まれます。スキンダイビングはジャックナイフと耳抜きさえ覚えれば初心者でも最初の壁(5m)はすぐにクリアできます。ぜひ早めに覚えて下さい。

海面からの初動姿勢を整える

水面に「伏せ浮き」の状態で浮かび、頭を垂直に下方に向けます。この時上体を軽く持ち上げて勢いを付けて下げるようにします。ウェットスーツ着用の場合はウェイトとのバランスをきちんととってから練習しましょう。一旦90度に身体が海中に入ったら足を持ち上げて垂直に水中に入って行きます。逆立ちをするイメージですね。体の動きが「ジャックナイフ」の開け閉めに似ていますね。

慌てずキック

体が水面に対して直角になったら自重で体が沈んで行きます。フィンまで沈まない場合は腕でひと搔きしましょう。フィンが水に入ったらキックをしますが、この時に慌てずゆっくりとフラッターキックをします。回数は2回ほどで良いでしょうが、体が安定したなと思ったらゆっくりともう3~4回フラッターキックをしてみて下さい。これでほぼ5mの第一関門は突破できているはずです。

スキンダイビングの楽しみ方とは

海と一体化する

スキンダイビングは呼吸装置(アクアラング)無しでのダイビングとはいえ潜れるようになると10mほどはすぐに到達できてしまいます。余裕を持って潜水し、自分の出した気泡と同じくらいの速度で浮遊感を味わいながらゆっくりと浮上してみましょう。晴れの日、曇りの日、潜水場所、さまざまなシチュエーションでさまざまな海との一体感を味わえます。スーツまで着用すれば低水温の海でもそれが楽しめますよ。

ニモにも会える!

スキンダイビングが上達するとゆっくりと観察することができるようになってきます。例えば巣穴に隠れている甲殻類や、サンゴの周りで舞っているルリスズメ、イソギンチャクの隙間から顔を出すクマノミなどです。ただし海中生物には猛毒を持つものが少なくありません。接近して観察するのであればグラブはもちろんのことスーツの着用をおすすめします。

水中写真を撮る

スキンダイビングで上級者になったらやっていただきたいのは「水中撮影」と「ナイトダイビング」です。魚も夜は寝ます。そして昼間とは違いかなりの接近を許してくれます。カラフルな小魚やウミウシなどはとても良い被写体です。もちろん夜には夜の危険も伴いますので、最低限スーツは着用しましょう。

スキンダイビングでの危険回避とは

スキンダイビングには海難などの危険が幾つかあります。どれもスキルとスーツなどの装備が万全であればある程度回避できるものですが、絶対ではありません。注意点を守って安全第一でスキンダイビングに挑みましょう。


スキンダイビングは必ず複数人で行う

本格的にやるにしても3点セットとウェットスーツくらいあれば手軽にできます。と紹介して参りましたが、だからといって単独でのダイビングは絶対に控えて下さい。緊急事態やパニックに陥った場合、一人では対処のしようがありません。補助をしてもらうにしても緊急連絡を入れるにしても複数人でなければ不可能です。必ずバディを付けましょう。それはフリーダイビングなど、他のダイビングでも同じです。

自然の力をあなどらない

スキンダイビングを計画したらなるべく穏やかな海で楽しみましょう。天候を読むことはもちろん、気温や水温にも気を配ります。また「潮流」にも気を付けましょう。サンゴの海などは見た目とは違い、急な速い流れが起こることがありますこれを「リーフカレント」と呼びます。自然が起こす様々な現象に対応できるスキルを身に付けましょう。

海の中は危険生物に注意!

3点セットがあればすぐにでも始められるスキンダイビングですが、できればウェットスーツやグラブを装着しましょう。海の中には猛毒を持つクラゲやイソギンチャクなどの他に歯の鋭いウツボなども生息しています。スーツを着ていればこれらの危険生物から「ある程度」身を守れます。100%ではありませんが、着ているのと着ていないのでは安心感がまったく違います。できればスーツを着用しましょう。

道具の手入れはこまめに

いつでも使える安心感のために

マスクやシュノーケルなどの素材は人間の皮脂が長く付いていると劣化します。またフィンなども力の掛かりやすい場所に亀裂が入ることがあります。時々点検し、必要ならばリペアしていきましょう。いざ使う時に使い物にならないのは悲しいですからね。

スキンダイビングを始めるにあたり

ダイビングショップで情報収集

マスクやシュノーケルを購入するのはもちろん、さまざまな情報を収集するのに一番手っ取り早いのがダイビングショップです。初心者用ダイビングスクールやダイビング民宿などの情報もゲットできるお店が多いので、ぜひ活用しましょう。

簡単楽しいスキンダイビングを始めてみよう!

スキンダイビングは手軽に始められる海中散歩です。年齢や運動神経、体型などあまり関係なく始められます。この夏スキンダイビングデビューしてみませんか?美しい海と触れあうことで、ダイエットや健康維持、ストレス発散などにも効果がありそうですよね。

体験ダイビングが気になる方はこちらもチェック!

何事もまずは体験することが大事ですよね。「暮らし~の」のサイトの中に体験ダイビングに詳しい記事がありますので併載しておきますね。興味のある方はこちらもチェックして下さい。