検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

日本の廃墟遊園地9選!寂れた雰囲気も楽しめる閉鎖された遊園地をご紹介!

日本には廃墟となった遊園地が数多く存在します。廃墟といえば、心霊スポットなど恐怖というイメージが強いという方も多いことでしょう。しかし廃墟には様々な魅力があります。この記事ではかつて大勢でにぎわっていた遊園地が閉園し廃墟となった、廃墟遊園地を紹介していきます。
2020年8月27日
海龍
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

はじめに

日本には廃墟が数多く存在します。その寂れた雰囲気は心霊スポットなどとして廃墟マニアから人気を集めています。この記事では、昔の遊園地であった、すでに閉園や潰れた廃墟の遊園地の現在の跡地を9選で紹介します。

廃墟とは

View this post on Instagram

#廃墟

A post shared by 侑(ゆう) (@yuu_photograph_archive) on

廃墟とは、かつて人が使っていたが何らかの理由で現在は使われることがなくなった建物やその跡地のことです。通常は使われなくなったら安全のために建物を取り壊したり撤去したりしますが、経済的な理由などからいまだに残っている建物が廃墟となります。

廃墟の楽しみ方

日本にある廃墟を紹介する前に廃墟の楽しみ方について簡単に説明しておきます。

廃墟=心霊スポットではない

廃墟は確かに寂れた雰囲気が怖いといった方もいることでしょう。確かに怖いスポットであることには間違いありません。中には心霊スポットとなっている廃墟もありますが、すべてが心霊スポットになっているわけではありません。心霊スポットとなっている廃墟はごく一部で、廃墟=心霊スポットというわけではありません。

過去を想像する

今は廃墟となっていても、過去には大勢の人でにぎわい、人々から親しみを抱かれていたのです。そういったかつての状況や様子を自分なりに想像しながら廃墟を訪れると、より一層廃墟を楽しむことができるのが廃墟の魅力の一つです。

建物の風化具合

建物などの人工物が風化していく様子を観察することも廃墟の楽しみ方の一つです。人工物は人がいなくなると朽ち果てていきます。その一方で、植物などの人工物以外のものは、成長していきます。建物が昔のものほど風化しています。その状況や様子を眺めてみてはいかがでしょうか。

肝試し

廃墟=心霊スポットではありませんが、人が訪れなくなった廃墟の跡地で肝試しをするもの廃墟の楽しみ方の一つです。寂れた様子が怖いという方もいるので、廃墟の肝試しはより一層楽しめることでしょう。しかし、人がいなくなると動物などが寄り付くこともあるので、注意が必要です。

廃墟の楽しみ方は人それぞれ

結局のところ、廃墟の楽しみ方は人それぞれ違います。肝試しをして怖い体験をする楽しみ方もよし、過去を想像するもよし、いろんな楽しみ方があり、人それぞれ楽しみ方が違うところも廃墟の魅力です。

廃墟に行く前に

廃墟に行く前にいくつか注意点があるのでここで紹介しておきます。注意点を守らないと、建造物侵入などの犯罪に問われることにもなるので、注意が必要です。

1人では行かない

廃墟へ探索などに行く際には、1人では行かないようにしましょう。最低でも2人で行くようにしてください。すでに潰れた建物や閉鎖された建物が廃墟となるので、非常にもろくなっている箇所があります。そんな時一人しかいないと、崩落などの事態に巻き込まれる危険性があります。最悪命に関わる事態になるので、2人以上で行くようにしましょう。

廃墟に行くときは近所迷惑にならないようにすること

マフラーを改造したバイクや車で行くと騒音がひどいため、近所迷惑になります。また、廃墟内で騒いだりするのもやめましょう。当然のことですが、自分が出したごみは必ず持ち帰るようにしましょう。

破壊行為の禁止

廃墟だからと言って、物を壊す行為は日本の法律では、器物損壊罪に問われることがありますので絶対にやめましょう。また、廃墟内は手入れがされていないことが多いので、汚れているため様々な細菌やウイルスが生息しています。壊す際にけがをしようものなら、感染症にかかる危険性もあるので、自分の身のためにも絶対にやめましょう。

火器使用の厳禁

廃墟内で火器を使うのは絶対にやめましょう。先ほども説明しましたが、廃墟内は手入れがされていないので、可燃性ガスが充満していたり、屋内などでは粉じん爆発の危険性があります。絶対に火器は使わないようにしましょう。

危険場所の把握


廃墟内には危険な場所がたくさんあります。特に屋内では足場が崩れたり、頭上が崩れたりと最悪の場合、命に関わる危険性があります。屋外でも、足元に何が転がっているのかわかりません。有害な生物がいる可能性もあります。自分で廃墟内の危険個所を把握してから行くようにしましょう。

物品を持ち帰らないこと

廃墟内とはいえ、そこにある物を勝手に持ち帰ることは日本の法律では、占有離脱物横領罪に問われることがあります。また、霊的なものを持ち帰ると後々大変なことになりますので、絶対に物を持ち帰るのはやめましょう。

無断で立ち入らないこと

廃墟内に無断で立ち入ることは日本の法律では、建造物侵入の罪に問われることになります。立ち入り禁止の柵などで閉鎖されている廃墟には絶対に無断で立ち入らないようにしましょう。

廃墟探索の必需品

先ほども説明しましたが、廃墟には危険な箇所がたくさんあります。そこで、廃墟の中を安全に探索するために、廃墟探索の必需品を紹介していきます。最低限こちらで紹介した道具は用意して廃墟を訪れるようにしましょう。

長袖・長ズボン

基本中の基本になりますが、廃墟を訪れる際には必ず長袖・長ズボンで行くようにしましょう。理由は、虫刺されなどもそうですが、半袖ゆえにガラスや釘などでけがをしてしまう危険があるからです。

マスク

廃墟にはほこりやカビが充満しています。特にカビを吸い込むと最悪命に関わることがあるので必ずマスクを使っていきましょう。万が一に備えて予備も持っていきましょう。

手袋

廃墟には、割れたガラスや釘や木材などが転がっていて、それらをどかすなどする際に手袋をしていないとケガをする可能性があります。軍手で大丈夫ですが、柔らかい皮手袋もおすすめです。

懐中電灯

廃墟内は当然電気など通っていませんので真っ暗の中を歩き回るということがあります。必ず懐中電灯は持っていきましょう。明るいタイプのものと、標準的な明るさのタイプの2種類持っていくことをおすすめします。

虫よけスプレー

廃墟内はとにかく虫が出ます。中には毒を持っているものや病気や寄生虫を伝染させるものもいるので必ず虫よけスプレーを使用しましょう。

着替え

廃墟内を歩き回ると服が汚れます。必ず着替えを用意しておきましょう。

タオル

汗やちょっとした汚れなどをふき取る際に必要にあるので必ず持っていきましょう。

日本の廃墟となった遊園地.1

化女沼レジャーランド

最初に紹介するのは2001年に閉園となった、化女沼レジャーランドです。

化女沼レジャーランドとは

化女沼レジャーランドとは宮城県大崎市古川小野遠沢の地に1979年に開園し2001年に潰れた昔の遊園地です。最盛期には年間20万人もの来園者がいましたが、バブル崩壊に伴い、来園者が激減してしまい、2001年には閉園となってしまいました。

廃墟遊園地の特徴

現在の跡地にはアトラクションや建物が残されており、寂れた様子になっています。しかし、入口は閉鎖されているので中に入ることはできません。機械警備で管理されているので、不法に侵入すると大変なことになります。心霊スポットとして日本だけでなく海外からもメディアに注目されていますが、地元では心霊スポットという話はされていません。

日本の廃墟となった遊園地.2

奈良ドリームランド

次に紹介するのは2001年に閉園となった、奈良ドリームランドです。

奈良ドリームランドとは

奈良県奈良市法蓮佐保山に1961年に開園し2001年に潰れた昔の遊園地です。最盛期の1970年代には年間150万人から160万人の来園者でにぎわっていましたが、娯楽の多様化などで次第に業績が低迷し閉鎖されました。ディズニーランドを模倣して作られているためエリア構成がよく似ており、「未来の国」「幻想の国」「冒険の国」「過去の国」「メインストリート」の5つのエリアで構成されています。


廃墟遊園地の特徴

2016年から解体作業が開始され、アトラクションの残骸などはほとんど残っておらず寂れた様子になっています。現在の跡地には建物の一部が残されている程度です。心霊現象が起きたという噂はありませんが、近くに呪怨の家があるという噂があります。しかしその家もどこにあるのかは定かではありません。心霊現象が起きていないとはいえ、夜になると怖いスポットであることには間違いありません。

日本の廃墟となった遊園地.3

多摩テック

次は2009年に閉園となった、多摩テックを紹介します。

多摩テックとは

1961年に東京都日野市に開園しましたが2009年に潰れた、昔の遊園地です。モータースポーツをテーマにした遊園地と温泉施設でした。多摩テックのイメージキャラクターであるコチラとチララを生み出したのは手塚治虫先生で今でも鈴鹿サーキットなどで見ることができます。ユニバーサルスタジオジャパンやディズニーシーの開業に伴い中高生の客足が減少し2009年に閉鎖されました。

廃墟遊園地の特徴

観覧車やジェットコースターなどのアトラクションは閉鎖後に解体されてしまいましたが、現在の跡地にはほかのアトラクションが残っています。しかし周りには高い柵に囲まれており、完全に閉鎖されているため、中に入ることができませんが、外からでも寂れた様子は伝わってきます。

日本の廃墟となった遊園地.4

ロシア村

View this post on Instagram

#ロシア村 #廃墟 #新潟

A post shared by @ hiro.se.297 on

次は2004年に閉園となった、ロシア村について紹介します。

ロシア村とは

ロシア村とは1993年に新潟県阿賀野市笹神地区に開園し、2004年に潰れた昔のテーマパークです。当時の日本には珍しく民族舞踊の実演や民芸品の販売、マンモスのはく製や骨格標本の展示などで人気を集めていましたが、経営難から2003年12月には休業状態となり、2004年4月には業績回復が見込めず閉園となってしまいました。

廃墟遊園地の特徴

心霊スポットとして有名で、女性のうめき声が聞こえる、人魂が飛んでいるといった噂が絶えずテレビでも取り上げられ、怖い場所であることには間違いありません。多くの建物が解体され、現在の跡地にはシンボルであるスーズダリ教会などの一部の建物は残っており、より一層寂れた雰囲気を醸し出しています。しかし、普段は入口が厳重に閉鎖されているので中には入ることはできません。

日本の廃墟となった遊園地.5

グリュック王国

次に紹介するのは、2007年に閉園したグリュック王国です。

グリュック王国とは

1989年に北海道帯広市幸福町に開園し、2007年に潰れた昔の遊園地になります。中世のドイツをモチーフとしており、開園当初の1年間で約74万人の来園者を誇りましたが、交通の便が悪く1992年からは客足が減少し2003年からは休園となり、2007年には閉園となりました。

廃墟遊園地の特徴

競売にかけられる予定だった計画も進行せず、撤去作業にかかるお金も膨大なため、現在の跡地には当時と変わらない建物が建っています。2011年には廃墟ブームによる不法侵入や窃盗が相次ぎ、問題となりました。また、地元民にも有名な心霊スポットとなっており、寂れた雰囲気となっています。

日本の廃墟となった遊園地.6

ウェスタン村

次に紹介するのは2006年に実質閉園となった、ウェスタン村です。

ウェスタン村とは

ウェスタン村とは1974年に栃木県日光市に開園した昔の遊園地で、西部開拓時代のアメリカ西部をモチーフに作られています。アトラクションショーが見られる「ウェスタンランド」「イベントプラザ」「アメリカンドリームランド」の3つのエリアから構成されています。また、乗客を乗せて園内を一周する「ウェスタン村鉄道」でにぎわっていましたが、2006年から冬季休業を発表してから現在に至るまで、営業を再開していません。

廃墟遊園地の特徴

実質閉園となっていますが、現在の跡地には建物やマネキンなどは現在も撤去されておらず、廃墟と化しており、寂れた雰囲気を醸し出しています。心霊現象が起きるという噂は特にありませんが、ボロボロになったマネキンが不気味で、怖いスポットであることには間違いありません。

日本の廃墟となった遊園地.7

行川アイランド


次に紹介するのは、2001年に閉園となった、行川アイランドです。

行川アイランドとは

行川アイランドとは、1964年8月に千賀健勝浦市浜行川に開園し、2001年に潰れた植物園や動物園を中心とした昔のレジャー施設です。1970年には年間117万人もの入場者数を記録しましたが同年大規模水族館鴨川シーワールドが開園すると来客数が減少していき、1983年に東京ディズニーランドが開園するとさらに来客数が減少していきました。2000年にはショーを行っていたフラミンゴの高齢化が影響し2001年に閉園となりました。

廃墟遊園地の特徴

現在でも最寄り駅である行川アイランド駅があり、徒歩3分で行くことができます。しかし、2004年に共立メンテナンスが跡地の敷地を購入しており、複合リゾート施設として開発を目指しています。2020年には着工予定です。入口は厳重に閉鎖されており中に入ることはできませんが、寂れた様子の駐車場などは見ることができます。

日本の廃墟となった遊園地.8

鳥取プレイランド

次は、1995年に閉園となった、鳥取プレイランドを紹介します。

鳥取プレイランドとは

鳥取プレイランドとは、1986年に鳥取県岩美郡国府町に開園し、1995年に潰れた昔の遊園地です。安価でファミリー向けのアトラクションでにぎわいましたが、安すぎる価格で赤字が続き、山中にあったことから交通の便が悪く、冬には休園になることから来場者数は減少していきました。阪神淡路大震災も影響して客足はさらに減少し、1995年の10月に閉鎖になりました。

廃墟遊園地の特徴

現在の跡地には鳥取プレイランドサーキットというサーキット場が建設されています。施設は解体されほぼ残っていませんが、今でも処分されていないがれきや、鳥取プレイランドの正門のような柵は残っているため、遊園地があった痕跡はわかります。アトラクションが残っていた時期は、肝試しなど怖い体験をするために訪れる方もいたでしょうが、現在はサーキット場が建設されていますし、跡地にはがれきなどがあるだけなので怖い体験はできません。

日本の廃墟となった遊園地.9

ワンダーランド

View this post on Instagram

#遊園地

A post shared by DT.51 (@dt.51) on

次は2017年に閉園となった、ワンダーランドを紹介します。

ワンダーランドとは

ワンダーランドとは福井県坂井市三国町にある昔の遊園地で1990年代に開園しました。当時は県内外からの大勢の来場客でにぎわっていましたが、建造物が建築基準法に違反していることが判明したことにより利用禁止となり、ジェットコースターでこれまでに4回もの事故があり、使用禁止などの警告を受け、一気に来場客が減少し、2017年10月に閉鎖となりました。しかし、現在でもセグウェイの運転とグランドゴルフのみ運営しています。

廃墟遊園地の特徴

現在はほとんどのアトラクションや建物は解体され更地となっていますが、ワンダーランド自体が潰れたわけではないので、セグウェイの運転とグランドゴルフのみ運営しています。心霊スポットなどの話はありませんが、その寂れた様子から、怖いスポットであることには間違いありません。

おわりに

日本にある潰れた遊園地や閉園になったテーマパークなどを紹介してきましたが、この記事を読んで廃墟の魅力に少しでも興味を持っていただけると幸いです。現在では閉園し廃墟と化し、怖い雰囲気を醸し出していても、かつては大勢の人々でにぎわっていたのです。潰れた遊園地は決して怖いだけではないことをわかっていただきたいです。

他の廃墟も気になる方はこちらをチェック

日本には数多くの廃墟があると冒頭でも紹介しましたが、下記サイトでも多くの廃墟を紹介してありますので是非参考としてください。