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ミヤマクワガタのメスの見分け方は?他の種類との違いや特徴を解説!

比較的山奥の標高が高めの地域に住んでいるミヤマクワガタはオスもメスも比較的大きな顎が特徴的なクワガタムシです。他の種類のクワガタムシとの違いやメスの見分け方を中心に採集の方法や飼育方法まで紹介します。夏にミヤマクワガタを飼育してみましょう。
2020年8月27日
揚げ餅
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クワガタムシとは

昔から人気の昆虫

クワガタムシはクワガタ科の大きなハサミが特徴の昆虫です。ちょうど夏休みに入る頃にクヌギの木などで採取できることから。昔から人気で日本国内でもさまざま種類のクワガタムシを捕まえることができます。また近年は外国のカブトムシと共にホームセンターなどでは、いろいろな種類が売られていることもあり飼育が盛んに行われています。クワガタムシの種類は多いですが、それぞれ特徴のある外見をしていて見分け方は簡単です。

自然界のクワガタムシの餌

ホームセンターでクワガタムシが売られるようになると、飼育のための餌として専用のゼリーなど数種類の餌が発売されています。自然界のクワガタムシの場合は種類によって多少餌が異なり、成虫は主に樹液を餌にします。幼虫は腐った木を食べるのですが種類によって食性が異なるので飼育するにはクワガタムシの種類にあった餌が必要です。例えばノコギリクワガタは朽木で大丈夫ですが、ミヤマクワガタは軟腐朽菌による朽木が必要です。

ミヤマクワガタのオスの特徴

大きさや色などの基本情報

オスの大きさは最大8センチほどになり光沢はありますが、若い個体は微細な金色の毛が生えているためマットな質感にになります。色は黒、やや赤っぽい色をしていて比較的標高の高い場所に生息するクワガタムシです。日本国外に生息するミヤマクワガタの大きさは10センチを超える種類もいます。

ミヤマクワガタのオスの特徴

ミヤマクワガタのオスは他のクワガタムシと比べると頭部とハサミに特徴があります。実はクワガタムシのハサミの部分は顎になり、顎は住んでいる地域よって異なる形状をしていています。また頭部にはミヤマクワガタ特有の突起があるためノコギリクワガタなどの他の種類と比べると見分け方が簡単です。また、腹部には微細な毛がたくさん生えているので頭部や顎の形状だけではなく腹部の毛も見分け方のポイントになります。

3種類の顎

住んでいる地域によって異なる顎の形状は主にエゾ、フジ、基本型となります。日本全国にどの種類の顎をもつミヤマクワガタが分布していますが詳しいことはあまりわかっていません。分布には多少ばらつきがあり北海道や標高の高いエリアにはエゾと呼ばれているタイプが多いといわていて、更にエゾ型から基本エゾに分かれることがあります。他にも基本型ともいわれているものは低地にはあまり出現せず、フジが基本的に低地にいます。

ミヤマクワガタのメスの特徴

大きさや色などの基本情報

ミヤマクワガタのメスの大きさは最大5センチ程度となり、他のクワガタムシよりも艶やかなツヤがあります。同じように光沢のあるノコギリクワガタとは形状が違うので背中からでも見分けやすなっています。

ミヤマクワガタメスの特徴

型を持つミヤマクワガタオスと比べるとメスは他のクワガタムシのメスと同じように小さな顎しか無いため先程紹介した三種類の型は持っていません。ミヤマクワガタのメスの特徴はツヤのある黒色で体格も小さく他の種類のメスとよく似ています。腹部から見ると金色の微細な毛が生えているので見分け方の大切なポイントです。ただしミヤマクワガタの金色の毛はオス、メス共に長く生きている個体になると抜けてくるので無い個体もいます。

ミヤマクワガタのメスの特徴2


ミヤマクワガタのメスに限らず他の種類のクワガタムシのメスは全体的に小さく、顎も小さめです。仮にオスの顎を1と考えるとメスの顎は半分以下の0.2や0.3程度です。しかしミヤマクワガタのメスはメスの中では大きめの顎をしている特徴があります。また他のクワガタムシと比べると脚にオレンジ色の斑点があり胴、胸、頭の形も雪だるまのようにバランスのいいと大きさ言われています。

ミヤマクワガタのオスの見分け方

オス同士の見分け方

クワガタムシのオスの見分け方は基本的に簡単です。オスは顎の形がそれぞれ異なっていて似ていると言われているのはオオクワガタとヒラタクワガタになりますが、それでも体形の違いなどから見分けることができます。ミヤマクワガタの場合は三種類の型に分かれている特徴的な顎は先端が二又になっていて比較的ゴツゴツとした顎と多少大きさにばらつきがありますが平均して6センチぐらいの大きさで分かりやすいです。

特徴的な突起と毛

ミヤマクワガタと他の種類を見分ける上でオスは頭の形状が特殊なので突起があればミヤマクワガタと分かります。頭にある角ばった突起は大型に成長するほどはっきりとしてくるので平均以上の大きさになると一目で他のクワガタムシと区別することができます。毛でも見分ける事ができますが先程紹介したように、徐々に抜け落ちるものなので個体差で毛が少ないものもいるので注意しましょう。

メスとの見分け方

メスとの見分け方は角ばった突起物と大きな顎ですぐに分かります。角ばった突起物と大きな顎(ハサミ)があるのはオスのミヤマクワガタだけです。

ミヤマクワガタのメスの見分け方1

顎に注目

野生で捕まえた場合は住んでる環境からある程度どの種類のメスか絞ることができます。次に形状や光沢で種類を見分けていきますが、ミヤマクワガタの場合はメスでも他の種類のメスと比べてニッパーのような太い顎をしているので比較的簡単に見分けることができます。第一印象として体の大きの割に顎がしっかりしていてニッパーのようにギザギザの少ない顎だとミヤマクワガタのメスの可能性があります。

ノコギリクワガタのメスと似ている

角の大きさで言えばノコギリクワガタのメスも顎が比較的大きいので、顎だけ見ると分かりにくい場合がります。しかしノコギリクワガタのメスは赤っぽい暗赤褐色だったり、全体的に楕円形に近い丸みを帯びた体形をしているため、黒く光沢があり、雪だるまのような体形のミヤマクワガタのメスとは違います。角の大きさだけで判別できない場合も、よく見ると違いがたくさんあるので覚えておくとすばやく見分けることができます。

ミヤマクワガタのメスの見分け方2

メスは裏をみるのが簡単

ひっくり返す手間が必要になりますが、裏を見る方法も簡単です。ミヤマクワガタの特徴で紹介したように若い個体には他のクワガタムシにはない金色の微細な毛があるためすぐに見分けることができます。仮に毛が抜けてしまった個体だとしても脚にオレンジ色の斑点があるため他のメスと区別する事ができるので確実に見分けたい時は腹の方を確かるといいでしょう。なお裏を見た時に赤い足をしている場合はアカアシクワガタです。


ミヤマクワガタの捕獲方法1

クワガタムシが採れる木はクヌギが有名

クワガタムシ捕獲するには、まず適切な時期と適切な時間に適切な木を見つける必要がります。どんな木でも採取できるというわけではなく、種類が決まっていてクワガタムシなどが集まる木として「クヌギ」が有名です。クヌギの樹皮はゴツゴツしていて縦に割れているような印象のある木です。どんぐりができる木でもあります。樹液の香りが強くクワガタムシ以外にも蝶やカナブン、スズメバチもいるので採取する時は注意しましょう。

クヌギ以外の木

「コナラ」はクヌギと少し似ていて縦に割れているような樹皮をしていますが、クヌギのようなゴツゴツとした感じはない木です。基本的にクワガタムシやカブトムシが採れる木は縦に割れている、そんな印象のある木が多く、ミズナラやヤナギなどもクワガタムシなどが集まってくる木です。

適切な時期・時間

ミヤマクワガタが捕獲できるようになる時期は5月下旬~10月上旬ぐらいまです。捕獲できる時間帯は特に決まっていないのですが、早朝、朝夕がおすすめです。

クワガタムシの捕獲方法

クヌギやコナラなどの縦に割れている木を見つけると捕獲する方法は主に2種類あります。1つ目の方法は木を揺らしてクワガタムシなどを落とす方法です。意外と簡単に落ちてきますが、落ち葉などがいっぱいの地面を探さないといけなくなるので少し大変です。また、毛虫や蛇などの目的の昆虫以外も落ちてくる可能性があるので必ず長袖長ズボンで肌の露出を避けて行い、落ちたクワガタムシを探す時にも蛇などに注意しましょう。

ミヤマクワガタの捕獲方法2

光を使って捕獲

ミヤマクワガタは比較的飛びやすいクワガタムシなので夕方や夜になると光に寄ってくる性質があります。また、体が小さいほど飛びやすいためメスを狙いたい時にもおすすめの方法です。捕獲の仕方はLEDライト以外の大型ライトで白い布を照らすだけですが、工事現場の照明に使われるような光量が大きいライトが必要です。そのため捕まえるのは簡単ですが、導入や運用が少し難しくお金のかかる捕獲方法になります。

すでにある光を利用

光を利用する最終は自分で光源を用意しなくても街灯、自動販売機の光でも大丈夫です。山にある街灯や自動販売機を調べると意外とクワガタムシが見つかるかもしれませんよ。

フルーツの罠

ミヤマクワガタ以外のクワガタやカブトムシ、その他の虫も寄ってくるオーソドックスな罠がバナナなどのフルーツと焼酎などの酒を混ぜたトラップを木にくくり付け方法です。すぐに寄ってこないので、くくりつけた翌朝に来ているかチェックしましょう。樹液と同じように匂いにで昆虫を誘うため、オオスズメバチが来る可能性もあるので黒い服を避け肌の露出は最小限にしておくことをおすすめします。

ミヤマクワガタの飼育方法


飼育環境を自然に近づける

ミヤマクワガタに限らず昆虫を飼育する時はできるだけ自然環境に近い状態で飼育することが大切です。園芸用品として市販されている腐葉土を乾かしてから朽木マットと混ぜて作ったり市販されているカブトムシ、クワガタ用のマットを深く敷いていきます。飼育に適する温度は最高でも25度までと真夏の気温対して低いのでクーラーのかかった部屋で飼育するようにし、時々霧吹きなどで飼育箱が湿らせて乾かないようにすることも大切です。

ミヤマクワガタの餌

夏になると大型のスーパーやホームセンターで必ず売られているクワガタムシ、カブトムシ用のゼリーで大丈夫です。個別包装になっていてプラスチックのケースに入っていますが、顎が大きい個体だと顎のせいで食べにくいため皿木などに直接出すか、こまめに小さいゼリーを出すようにしましょう。バナナなどの果物とお酒のトラップで集まるようにフルーツも食べます。おすすめは水分の少ないバナナ、りんごです。

水分が多いフルーツはダメ

スイカや桃などの水分が多いフルーツはミヤマクワガタに限らずカブトムシ、他のクワガタムシ全ての種類でいい餌とは言えません。水分が多いと体調を崩す原因です。同じ理由で砂糖水も与えてはいけない餌で水分が多いとお腹を壊してしまいます。

ミヤマクワガタのメスのまとめ

難しいようで簡単

出典: https://www.amazon.co.jp/HWS%EF%BC%88%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BC%89-00260010-%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF-70x40%E3%83%9A%E3%82%A2%E6%A8%99%E6%9C%AC/dp/B07M5Q71HV/ref=sr_1_47?ie=UTF8&qid=1546974382&sr=8-47&keywords=%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF

ミヤマクワガタは他のクワガタムシよりも特徴的で意外と見分け方は豊富かつ分かりやすい種類です。オスは角ばった突起、メスはメスとしては大きな顎、そして共通の特徴では黄色い毛などで見分けることができます。その他の特徴としては光沢だったり雪だるまのような整った体形など豊富なのでクワガタムシを捕まえた時は特定してみてくださいね。

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