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猿島の釣り場情報!初心者向けの楽しみ方や釣れる魚の釣り方まで解説!

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」をご存じでしょうか。もともと日本軍の首都防衛拠点として使用されていた島ですが、現在では「猿島公園」として管理されています。アクセスは案外簡単で休日にはBBQと釣りのお客さんで賑わいます。今回はその猿島での釣り場と釣り方のご紹介です。
2020年8月27日
kuma10
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猿島ってどんな島?

さて、今回は「初心者」向けの記事になりますので、猿島の基本情報からです。神奈川県の横須賀市の管理する元日本軍の首都防衛のための軍事施設だった猿島は、現在「猿島公園」としてどなたでも上陸できる東京湾の無人島です。有名な釣りスポットは三か所。桟橋付近に管理棟があり、そこで釣具やBBQ用品のレンタルなども行っています。入園料は200円(2018/11/20現在)です。

猿島への行き方は?

最寄り駅は「横須賀中央」

島に上陸するためには船に乗らなければなりませんが、最寄りの駅は京浜急行線「横須賀中央駅」になります。都心から(品川から)ですと急行で約45分です。そこから船の発着場のある「三笠桟橋」まで徒歩で約15分です。JR横須賀泉の「横須賀駅」からもアクセスは可能ですが、少し遠くなってしまいますね。お車での来訪であれば横須賀横浜道路「横須賀IC」から10分ほどですが、無料駐車場などはありません。

1時間に1本

横須賀から猿島に渡る船は夏季運行の3月1日から11月末日までは朝の8時30分から1時間に1本16時30分まで9本運行されています。島で宿泊や野営はできませんから必ず最終便では戻りましょう。運賃は片道650円、往復で1300円(情報は2018/11/20現在)です。夏季の繁忙シーズンには臨時便が出ることもあります。海水浴やBBQに訪れる方が多く、釣り人率はそう高くありません。

詳細情報

場所:横須賀市小川町27
お問い合わせ:046-825-7144

猿島の釣りスポット①

トンネルを抜けて三叉路へ

桟橋から島の奥へ続く山道に入ります。日本軍の施設跡ということがよく分かるレンガやコンクリートブロックで囲まれた道を10分ほど歩くと三叉路になります。ちなみにこのレンガは「フランス積み」と呼ばれる積み方で、近年ではほとんどされない積み方です。歴史を感じながら釣り場に向かうのも一興でしょう。まずは三叉路を右に折れてみましょう。

右の階段を降りて

台場(江戸時代の砲台)跡から海へ続く階段があります。釣り場はもうすぐそこです。釣れる気がする風景ですね。

釣りポイント「オイモノ鼻」

階段を降りるとゴツゴツした岩場に出ます。ここが「オイモノ鼻」です。釣り座は広くとれますが、全体的に浅いので根魚狙いの穴釣りで釣果を伸ばしましょう。釣れる魚は「カサゴ」「アイナメ」「クジメ」「ギンポ」などが主体ですが、たまに「ソイ(ムラソイだと思われます)」も現れます。仕掛けなどについては後述いたしますが、初心者向けの釣り場です。

猿島の釣りスポット②

左の階段を降りて

三叉路まで戻り、今度は左の階段を降ります。こちらの階段近くには「日蓮洞窟」と呼ばれる間口約7m、奥行き約30mの洞窟があります。日蓮上人の修行の場だったと伝えられています。

釣りポイント「ヨネノ根」

島の一番北側に位置する「ヨネノ根」が次の釣り場ですが、こちらはオイモノ鼻よりも少し本格的な釣り場になります。水深もあり、潮通しが良いことから釣れる魚も「シーバス」や「黒鯛」、季節や潮が合えば「メバル」などがターゲットになります。オイモノ鼻もヨネノ根もとても滑りやすいので気を付けて頂きたいのですが、水深がある分ヨネノ根のほうは特にに気を付けて下さい。

猿島の釣りスポット③


釣りポイント「砂鉄の浜」

フェリー桟橋の南側に広がる砂浜が「砂鉄の浜」です。ここはサーフからの投げ釣りが主体のポイントです。釣れる魚は「キス」や「カレイ」。気を付けるべきことは二つ。一つはとにかく海草の多い場所ですから根掛かりが多発します。仕掛けは充分用意しましょう。もう一つは人の多さです。海水浴もBBQもすべてこの浜がメインになりますから、釣り人はちょっと肩身の狭い思いをします。釣果に「人間1」とかならないようにしましょう。

猿島の釣りスポット④

所々にある釣りポイント

実は猿島の釣り場は結構狭く、ご紹介させて頂いた北と南の釣りポイント以外は「釣り禁止」か「立入禁止」になっています。しかし「潮加減」にもよりますが北の「オイモノ鼻」と「ヨネノ根」の間の磯は干潮時には良釣り場になります。釣れる魚は両方の良いところ取りのような釣り場ですので釣果は充分に期待できますが、満潮になると帰れなくなりますのでお気を付けて。

猿島での釣り方「根魚」

オイモノ鼻周辺ポイント

オイモノ鼻周辺ポイントで釣れる魚は「根魚」がメインになります。根魚は季節にあまり関係なく一年中釣れるのでベテランから初心者まで楽しめる釣りです。猿島の釣り情報としては、アイナメ49㎝、カサゴ27.5㎝、メバル27㎝が最大記録のようです。そこまで大物は揚がっていませんが、充分楽しめる大きさだと思います。数釣りの釣果優先なら迷わずオイモノ鼻をおすすめします。

基本の釣り方

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ロッドからリール、仕掛けまでセットになっている入門セット。

釣り初心者でも安心して釣りのできる「オイモノ鼻」周辺は浅い磯場です。長い竿は必要ありません。ここだけで完結させるのであれば「穴釣り」の仕掛けが一番使い易いと思います。短いロッドで手数を多く穴という穴を釣り歩く感じが釣果を上げる秘訣です。使う仕掛けは「ブラクリ」仕掛けです。エサはオーソドックスにイソメが良いでしょう。

ブラクリ釣りのことがもっと気になる方はこちらもチェック!

初心者の方にいきなり「ブラクリ仕掛けで」と言っても何のことか分かりませんよね。「暮らし~の」のサイトの中にブラクリでの釣り方に詳しい記事を見付けましたので併載しておきます。興味のある方はこちらもチェックして下さいね。

猿島での釣り方「ギンポ」

オイモノ鼻周辺ポイント(足元含む)

ギンポを「根魚」でくくってしまうのはちょっと乱暴かなと思いますので、別枠でご説明いたします。猿島では特に良く釣れるギンポ。江戸前天ぷらにはかかせない高級魚であるにも関わらず足が速いので(痛みやすいので)魚屋さんもあまり仕入れません。ですから釣れたらなるべく活かして持ち帰ると美味しくいただけます。フワサク天ぷらは釣りをやる方の特権です。

基本の釣り方

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こんなのもあります。

基本の釣り方は前述の「穴釣り」と同じですが、より小さい穴にも棲み付いていますから足元の小さな穴なども丁寧に探りましょう。エサもイソメで良いですが、個人的にはサバの切り身をギンポの小さな口に合わせてカットしながら使うのが効率的な気がします。ブラクリの針も(ギンポ狙いなら)番手を下げて小さめの物を使いましょう。初心者にも簡単な釣りですよ。

猿島での釣り方「シーバス」

ヨネノ根周辺ポイント

潮通しの良い「ヨネノ根」周辺ポイントではシーバス狙いがおすすめです。釣果情報では最大94㎝、5㎏の大物も揚がっています。こちらの釣りスポットはオイモノ鼻よりも攻略難度が上がって、初心者用とはいえません。まず水深がある磯になりますので、足元の装備などもきちんとして行きましょう。潮汐表を確認して「サラシ」を狙ってのルアー釣りになります。

基本の釣り方

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中級者用セットです。


ヨネノ根周辺ポイントの釣果情報では50㎝級のヒラメやイナダなども揚がっています。シーバス一本に狙いを定めるよりその時釣れる魚によって、同じロッド、仕掛けで取り付けるルアーだけを変えてオールマイティに狙いましょう。釣果第一ですからね。おすすめは「シーバスロッド」でのジギングとルアー釣りです。いざとなれば「エギング」にも対応できますしね。

シーバス釣りがもっと気になる方はこちらもチェック!

「暮らし~の」のサイトの中に「初心者向け」シーバスの釣り方の記事がありました。興味のある方はこちらもチェックして下さいね。

猿島での釣り方「キス」

砂鉄の浜周辺ポイント

砂鉄の浜周辺ポイントで釣果の期待できる魚は「キス」がメインになります。アマモ類や海草類の多さから「富栄養海域」であることは間違いないので、当然キス以外の大物も潜んでいます。釣果情報ではイナダの70㎝級も揚がったそうですが、これは「良い外道」ということで今回は触れません。キスやカレイの仕掛けが必要になりますが、猿島用の仕掛けを考えてみましょう。

基本の釣り方

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出典:Amazon

ハリスが短いのでトラブルが少なくて済みます

藻や海草の多い猿島での投げ釣りで考えなければならないのは「根掛かり」です。もちろん覚悟の上で釣るのですが、根掛かりは少ない方がありがたいですよね。そして釣り人以外がうろうろしている観光地であることを考えるとロッドは短めのものが危険も少ないでしょう。他の釣り場での釣りの事も加味すると、ベストの仕掛けはロッドがシーバスロッド、仕掛けは「1m未満の船釣り用キス仕掛け」となります。

船釣り用キス仕掛けについて

普通サーフからキスを狙う場合5mほどの投げ竿に針が10本ほども付いた仕掛けを投入します。根掛かりの多いと分かっている場所で初心者が簡単に釣果を上げるにはこれでは効率がよくありません。船からの釣りは長尺の竿は(通常)使いません。短竿で手返しよく釣りをします。針も2本針が基本です。この仕掛けを流用すれば猿島のようなスポットでも簡単に釣れるでしょう。

猿島での釣り「注意事項」

釣り禁止スポットあり

猿島は初心者からベテランまで釣りの楽しめる島であると紹介いたしましたが、来島するお客さんの中で一番多いのは「観光客」です。離島釣りで一番の楽しみが「桟橋釣り」であるとおっしゃる方がおられますが、猿島では桟橋釣りは禁止されています。また、観光やBBQなどで来ているお客さんに迷惑がかからないよう、かなりの範囲が「釣り禁止」となっています。上陸したならば、管理棟で必ず「釣り禁止スポット」の確認をしましょう。

立入禁止スポットあり

猿島は平成27年3月から「国史跡」登録されています。前述した「フランス積み」のレンガなどはかの「富岡製糸場」と同じ積み方なんです。そういう意味も含めて「立入禁止スポット」も広くとられています。当然釣りはできません。こちらも上陸時にきちんと管理棟で情報を得ておきましょう。

か、帰れない!

横須賀市の条例で猿島での宿泊は認められていません。スタッフの方々も16時30分の最終便では帰ってしまいます。もしも最終便に乗り遅れてしまったら「売店の入り口右上」にある赤いボタンを押して迎えを待ちましょう。特別便で迎えに来てもらえます。ただしお値段はどこにも明記されていませんのでご注意くださいね。

おまけの情報

猿島には「レンタル釣具」や「エサ」を購入する場所があります。しかし、スタッフさんが島に入るのが始発(8時30分)のフェリーのため、お店が開くのが9時になります。竿のレンタルなどせずにすぐに釣り場に向かう場合は、乗船前に「エサ」は手に入れておきましょう。横須賀中央駅から発券場までの間に「西村釣具」と「市川釣具」の2店舗の釣り具屋さんがありますよ。

猿島で釣りを楽しむために

売店で軽食も

猿島は「売店のある無人島」です。温かい食べ物や、アルコールまで手に入ります。レンタル釣具もありますから本当に「手ぶら」での釣行が可能です。ただし自販機のジュース類などは内地で買うのと比べて何割かお高いですし、レンタル釣具はあまりほめられたものはありません。釣果を気にするならば自前の物をもっていきましょう。もちろんアルコールを体に入れての釣行はいけませんよ。


トイレは1か所

猿島に上陸し、買い物やレンタルを済ませ釣り場に向かう前にトイレを済ませておきましょう。無人島なのにトイレがあるというだけで嬉しいのにこちらのトイレはとても綺麗で安心して使えます。しかしトイレの場所が売店近くに一か所しか無いため、釣行に出かける前に使っておきましょう。くれぐれも「釣り場の物陰で」とかはだめですよ。

レンタル釣具

猿島では売店で釣具のレンタルをしています。本格的に猿島に乗り込む前に一度情報収集をしたいと思っておられる初心者の方などは、とりあえず手ぶらで訪島してみてはいかがでしょうか。もちろんクーラーボックスと氷くらいは持って行かなければなりませんが、自販機の飲み物がちょっとお高いのでお好きな飲み物を持って行くついでと思えば気になりませんね。

レンタル料金

釣りセットレンタル(釣竿・仕掛け・エサ):2000円。仕掛けのみレンタル各種:300から。釣りエサ(イソメ):500円。(2018/11/20現在)

釣り以外の猿島の楽しみ方①

インスタ映え

ジブリファンに耳寄りな情報です。猿島は旧日本軍の防衛拠点跡ということで、その威容は「天空の城ラピュタ」に出てくる廃墟によく似ていると言われています。島の移動道路のほとんど全てがその雰囲気を醸し出していますので、SNS投稿用の写真を撮るにはもってこいです。ぜひ来島の際には「ラピュタ」を感じて下さい。

釣り以外の猿島の楽しみ方②

バーベキューを砂浜で

猿島の南に広がる「砂鉄の浜」は絶好のBBQスポットです。BBQ用具の持ち込みはできませんから島でレンタルをしなければなりませんが、それは食材だけ持って来れば良いということです。釣りをされる方、釣りをしない方、釣り初心者、などの混合パーティーであってもクーラーボックスに食材と飲み物を詰めて上陸するだけで全員が楽しめる素敵な島なんです。

休日を猿島でエンジョイしましょう!

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」。まだまだ知名度は低いですが、それは釣り場として荒らされていないということです。釣れる魚種も豊富ですし、無人島とはいえ売店もトイレも完備されている至れり尽くせりの「無人島」です。今度のお休みにはぜひ「猿島」での釣行をお勧めいたします。

東京周辺の離島がもっと気になる方はこちらもチェック!

東京湾に浮かぶ猿島以外にも東京から行ける離島はたくさんあります。「暮らし~の」のサイトの中に離島に詳しい記事を見付けましたので併載しておきますね。興味のある方はこちらもチェックして下さいね。