岡山ってどんなところ?
岡山県は中国地方南東部に位置し、瀬戸内海に面した県です。なんといっても、空港の名前にもなっている桃太郎が有名ですが、実は晴れの国・岡山といわれているほど、晴れの日が多い県でもあります。
岡山へのアクセス
首都圏からのアクセスは、飛行機なら羽田空港から岡山桃太郎空港まで約1時間15分。新幹線なら東京駅から岡山駅まで約3時間10分となっています。日帰りでも十分可能なアクセスとなっています。
秋の登山といえばやっぱり紅葉!
秋に登山をするなら、やっぱり紅葉をたのしみたいですよね。岡山の紅葉の見ごろは、例年11月中旬~11月下旬にピークを迎えます。ただし、紅葉は場所により見ごろを迎えるタイミングが異なること、またその年の気候の影響を受け見ごろ時期が変わりますので、岡山県のホームページなどで紅葉情報をチェックするのがおすすめです。
秋こそ行きたい!岡山の人気の山々
ここからは、秋にこそ行きたい岡山の人気の山々をご紹介します。登山の難易度としては、中級~初級の山がほとんどですので、登山初心者の方や日帰りで登山をたのしみたい方にはおすすめの山ばかりです。また、ハイキングやトレッキングにもおすすめな山もご紹介していますので、登山には自信がない方も参考になるかと思います。ぜひご覧ください。
秋の岡山おすすめ登山スポット①
岡山屈指の観光地・蒜山
蒜山(ひるぜん)は、岡山県の真庭市北部と鳥取県の倉吉市南部に跨って位置する火山です。蒜山は7つの主峰で構成されていますが、一般的には上蒜山・中蒜山・下蒜山の3つの総称として「蒜山」または「蒜山三座」とよばれています。蒜山の南側には、人気のリゾート地である蒜山高原があります。蒜山・蒜山高原一帯は岡山屈指の観光地であり、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットです。
蒜山おすすめの登山コース
蒜山おすすめの登山コースは、上蒜山を登るコースです。上蒜山は2合目から8合目にかけて展望が開けており、特に8合目付近からは、大山・烏ヶ山の眺望と下蒜山山頂の眺望をみることができます。上蒜山山頂までは約3時間で登頂ができ、中蒜山、下蒜山含めて三山を縦走する場合は、全体で約8時間かかります。上蒜山のみの登頂であれば、日帰り登山も可能ですが、前日や登山後に人気の蒜山高原に宿泊するのもおすすめです。登山の難易度としては中級レベルとなりますので、初心者の方は登山に慣れている方と登るか、ハイキングやトレッキングをたのしむのもいいですね。
上蒜山登山口までのアクセス
住所:〒717-0601 岡山県真庭市蒜山湯船617−33
車:米子自動車道蒜山ICから約5.5km
公共交通機関:中国勝山駅からタクシー利用
駐車場:あり
蒜山いちおしの紅葉スポット・鬼女台展望休憩所
蒜山に訪れたらぜひ行ってほしい人気の紅葉スポットがあります。それは、鬼女台展望休憩所です。蒜山高原から大山を結ぶ大山パークウェイにあるビュースポットで、紅葉シーズンとなると山々が色づいた様子を一望することができます。展望台へのアクセスは車がメインとなりますので、蒜山登山の前後やハイキングやトレッキングメインで訪れるのがおすすめです。
ちなみに、鬼女台展望休憩所は雲海を見ることができるスポットとしても人気です。しかも、雲海は紅葉シーズンとも重なる秋の夜明けごろに発生します。秋しかたのしめない雲海と紅葉のコントラストを、ぜひ早起きしてたのしんでみてはいかがでしょうか。
鬼女台展望休憩所へのアクセス
住所:〒717-0602 岡山県真庭市蒜山下徳山1109
TEL:0867-66-3931
駐車場:あり(無料) 普通車30台 大型バス4台
秋の岡山おすすめ登山スポット②
中国山地の秀峰・那岐山
那岐山(なぎさん)は、岡山県奈義町と鳥取県智頭町との境に位置する山です。山頂は平らになっており、瀬戸内海から鳥取砂丘まで360度の眺望を楽しむことができます。また、山頂には天然記念物の「どうだんつつじ」が群生しています。かつては、多くの行者が修行として登った霊峰としても知られています。
那岐山おすすめの登山コース
登山口から山頂までは、東仙・西仙コースと、途中で東仙コースに合流する奥本コースがあります。おすすめは、登りを西仙コース、下りを東仙コースとする登り方です。どのコースでも、約3時間程度で登山が可能ですので、登山の難易度としてもそれほど高くなく、初心者の方でも登れる山です。また、日帰りでの登山もできます。那岐山では多くの植物を観察することができますので、ハイキングやトレッキングにもおすすめの山です。
那岐山登山口までのアクセス
住所:〒708-1307 岡山県勝田郡奈義町高円
車:津山ICから車で40分
美作ICから車で30分
公共交通機関:津山駅からバスで50分 高円バス停下車
秋の岡山おすすめ登山スポット③
岡山最高峰・後山
後山(うしろやま)は、岡山県の北東部と兵庫県との境に位置する岡山県最高峰の山です。行者山とも呼ばれておりその理由は、奈良時代に役小角が開基したと伝えられる行場が中腹にあるためです。そのため、一定の地域が女人禁制となっている神秘の山としても有名です。
後山おすすめの登山コース
後山への登山は、後山キャンプ場から船木山へ登り、後山を往復して駒の尾山へ登るコースがおすすめです。こちらのコースは、後山山頂まで約1時間半、全行程は約3時間弱で登山できますので、日帰りでの登山が可能です。岡山最高峰ということもあり、登山の難易度は中級となります。初心者の方はハイキングやトレッキングでたのしむのもいいですが、登山に慣れた方と一緒に登り、ぜひ岡山最高峰の頂上を目指しましょう。
後山キャンプ場までのアクセス
住所:岡山県美作市後山1229-156
TEL:0868-78-3133(美作市東粟倉総合支所)
車:鳥取自動車道大原ICより20分
駐車場:40台 無料
秋の岡山おすすめ登山スポット④
頂上に石仏が鎮座・三ヶ上
三ヶ上(さんがじょう)は、岡山県上斉原村と奥津町の境に位置する山です。山頂には役行者坐像と不動明王立像2基の石仏があります。登山道は広く整備されているので、初心者の方やファミリーでの登山もおすすめです。山頂からは360°の展望をたのしむことができます。
三ヶ上おすすめの登山コース
鏡野町上斎原振興センターから林道を通り登山口まで向います。鏡野町上斎原振興センターには無料のトイレもありおすすめです。登山口から山頂までの時間は約2時間、全行程約3時間半で登山でき、難易度としては初級となります。登山初心者の方や日帰り登山の方におすすめです。
鏡野町上斎原振興センターへのアクセス
住所:岡山県苫田郡鏡野町上齋原514番地の1
TEL:0868-44-2111
駐車場:あり
秋の岡山おすすめ登山スポット⑤
秋のハイキングに最適・龍ノ口山
龍ノ口山(たつのくちやま)は、岡山市街地北東部に位置する山で、ふもとは龍ノ口グリーンシャワー公園となっています。山頂の南側からの眺めがすばらしく、岡山市街地などを見渡すことができます。難易度は低めで初心者にも登りやすく、小さいお子さんやお年寄りでもハイキングすることができます。
龍ノ口山おすすめの登山コース
龍ノ口グリーンシャワー公園の駐車場から登ります。 龍ノ口山の山頂を経て、龍ノ口グリーンシャワー公園の駐車場まで下山するまで、約1時間半程度となります。登山道もきれいに整備されており、ハイキングやトレッキングにも最適です。山中には 龍ノ口八幡宮がありますのぜひお参りしましょう。
龍ノ口グリーンシャワー公園までのアクセス
住所:岡山市中区祇園
TEL:086-275-5073(龍ノ口グリーンシャワーの森を守る会)
公共交通機関:JR岡山駅発両備バス天満屋経由
旭川荘行き終点下車 徒歩約800m
駐車場:70台
秋の登山と一緒に!岡山のおすすめ紅葉スポット
岡山の人気紅葉スポットもいくつかご紹介します。秋の登山とあわせて行ってみてはいかがでしょうか。
秋しか見れない絶景・備中松山城
備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)は、岡山県高梁市に位置する臥牛山の山頂に築かれた山城です。現存天守を持つ山城としては最も高い所ににあることで有名で、日本の100名城にも選ばれています。紅葉シーズンは雲海のシーズンでもあるため、雲海のなかに浮かび上がる、紅葉に囲まれた天守の風景は必見です。紅葉や雲海の中に浮かぶ備中松山城を眺めるには、備中松山城展望台がおすすめです。もちろん、備中松山城へ行くこともできますので、トレッキング感覚で行ってみてはいかがでしょうか。
備中松山城展望台へのアクセス
住所:岡山県高梁市高梁市奥万田町
TEL:0866‐21‐0461((一社)高梁市観光協会)
0866‐21‐0229(高梁市産業振興課)
駐車場:4台程度/200mほど奥(終点)に広い駐車場あり
備中松山城へのアクセス
住所:岡山県高梁市内山下1
TEL:0866-22-1487
駐車場:城見橋公園(5合目)110台 ふいご峠(8合目)14台
岡山を代表する紅葉の名所・奥津渓
奥津渓(おくつけい)は、およそ3kmにおよぶ渓谷美がたのしめる岡山県を代表する紅葉の名所です。紅葉シーズンには燃えるような赤色や黄金色に染まった渓谷を眺めながら、ハイキングをたのしむこともできます。また、紅葉期間中はライトアップも実施されおり、例年紅葉の時期には多くの観光客が訪れます。
アクセス
住所:〒708-0504 岡山県苫田郡鏡野町奥津川西
TEL:0868-54-2987(鏡野町産業観光課)
車:中国自動車道院庄ICから約25分
公共交通機関:JR津山駅から「奥津温泉・石越線」行きバス約60分
「小畑」下車、徒歩約3分
駐車場:普通車20台、大型車2台
備考:紅葉シーズンは一方通行や一般車両乗り入れ禁止日など、通行規制あり
壮大な絶壁が魅力・井倉峡
井倉峡(いくらきょう)は、滝、鍾乳洞などが点在する景勝地で、ハイキングやトレッキングにおすすめです。井倉峡には絹掛の滝、井倉の滝の2つの滝もあり、紅葉と滝が織りなす景色をたのしむこともできます。また、紅葉観賞とあわせて井倉洞へもぜひ立ち寄りましょう。井倉洞は珍しいさまざまな鍾乳石が存在する鍾乳洞で、岡山県の指定天然記念物にも選ばれています。
アクセス
住所:〒719-2551 岡山県新見市井倉409
TEL:0867-75-2224(井倉洞)
車:中国自動車道新見ICから約20分
岡山自動車道賀陽ICから約40分
公共交通機関:JR井倉駅から徒歩約15分
駐車場:普通車250台、バス20台
秋こそ行きたい日本三名園・岡山後楽園
岡山後楽園(おかやまこうらくえん)は、総面積133,000平方メートル、東京ドームの約3倍の広さを誇る日本三名園のひとつです。岡山城や築山を借景に取り入れている点が特徴で、紅葉だけでなく、四季を通して季節のさまざまな花々を観賞することができます。1952年には歴史的文化遺産として「特別名勝」に指定されました。紅葉の時期には、夜間ライトアップされた「幻想庭園」を開催しており、昼間とは違う景色を楽しむことができます。
アクセス
住所:〒703-8257 岡山県岡山市北区後楽園1-5
TEL:086-272-1148(岡山後楽園事務所)
車:山陽自動車道岡山ICから約20分
公共交通機関:JR岡山駅から徒歩約25分
後楽園直通バスで約10分
路面電車で約4分、「城下」下車、徒歩約10分
駐車場:普通車570台、バス10台
まとめ
いかがでしたか?登山の難易度も様々な岡山の人気の山々と、人気の紅葉スポットをいくつかご紹介しました。ご紹介したとおり、岡山には魅力的スポットがたくさんありますよね。首都圏からのアクセスも良好で日帰り旅行も可能、しかもお天気にも恵まれやすい岡山。秋のお出かけ先にはぴったりじゃないでしょうか?ぜひみなさんも、魅力たっぷりの晴れの国・岡山へ足をはこんでみてください!