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ヘリンボーン床でおしゃれフローリングに!その特徴を実例含めてご紹介!

ヘリンボーン床のフローリングにすると、インテリアのおしゃれさがグレードアップします。柄が特徴的で、床材は無垢材やタイルなどいろいろです。張り替えをするならメリットとデメリットを理解しておきましょう。ヘリンボーン床について特徴や実例をご紹介していきます。
2020年8月27日
gauyorim
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床をおしゃれにする

部屋作りで重要な床

暮らしている部屋は、なるべくおしゃれにしたいはずです。家具のレイアウトやインテリアにこだわって自分好みの部屋に仕上げれば、居心地のよい空間になることでしょう。部屋作りをするうえで大きなウェイトを占めるが床です。床の見た目によってインテリアの完成度が左右されます。床は、部屋の広い割合のスペースとして目に写ることから、視覚的な影響が強いためです。

床がテイストを決定づける

どういったインテリアに仕上げようか考える際、決まったテイストを参考にする場合が多いです。そのテイストをそのまま取り入れたり一部だけだったり、または複数のテイストを混ぜたりする方法もあります。いずれのインテリアでも、ある一定のテイストとして決定づけるのは床です。床の印象によって部屋の雰囲気が固まります。

さまざまな種類がある床

床といってもさまざまな種類があります。日本の住居においては一般的に、フローリングと畳の大きく2つに分けることが可能です。そのうえにラグやカーペットなどを敷く場合もあります。さらに床材の種類によって分けられるのがフローリングです。和室以外で畳の床にすることはまずないため、どういった種類のフローリングを床にするのか考えないといけません。

床を変えることから始める

部屋の模様替えやリフォームをおこなう場合、インテリアのテイストやイメージが決まったら、床を張り替えることから始めましょう。最初に決めたイメージにあう床に張り替えできていれば、その後の作業はスムーズです。張り替えた床に適した家具などを配置していくことで、全体がまとまりつつ完成していきます。あとから床を張り替えると作業が大変になるうえ、まとまりに欠けてしまいがちです。

ヘリンボーン床がおしゃれ

おしゃれなヘリンボーン床

おしゃれ意識の高い人たちが作る部屋で、よく見かけるのはヘリンボーン床と呼ばれるものになります。ヘリンボーンは床材ではなく柄の種類です。特徴的な柄をしていて、普通のフローリングに比べるとインパクトがあります。このヘリンボーン床の採用が増えてきているのは、人気が高まっている証拠です。また、ヘリンボーンの柄は、床だけでなく家具やインテリア小物などのデザインにもなっています。

ヘリンボーン床の特徴

ヘリンボーン床の特徴は柄にあります。長方形の板2枚をくの字に組み合わせ、これを上下左右にすき間なく連ねていくデザインです。くの字で埋めつくしたような柄になります。板を普通に並べた柄よりも変化を感じられるはずです。ヘリンボーン床に使用する木板や床材の種類と塗料によって、さまざまな色合いを表現できます。

ヘリンボーンの由来

ヘリンボーンという言葉は英語で、聞き慣れないかもしれません。ヘリンは魚のニシン、ボーンは骨のことです。ニシンに限らずつながっている魚の骨は、くの字を連ねたように見えます。ヘリンボーン柄は魚の骨にも見えることから、何らかの理由があってニシンが選ばれ、ヘリンボーンと呼ばれるようになりました。実は日本では、違う呼び名で昔から馴染みがあります。ヨーロッパにおいても古くから好まれている柄です。

高レベルなおしゃれさがあるヘリンボーン床

ヘリンボーンは深みのある柄として、おしゃれさのグレードをアップしてくれます。普通の床では表現できない空間を演出可能です。今まで以上におしゃれなインテリアにしたい場合は、ヘリンボーン床への張り替えを検討する必要があります。床の張り替えが難しければ、ヘリンボーン柄の家具やインテリア小物を取り入れてみてください。

ヘリンボーン床の素材

床材はいろいろな種類がある

基本的にヘリンボーン床といえば、床材に無垢材が使われます。でも今はいろいろな種類の床材を使ったヘリンボーン床があり、選択の幅は広いです。予算の都合や管理の手軽さ、イメージにあうものなど、いくつもの要素をふまえて選んでください。どの床材であっても、おしゃれなヘリンボーン床には変わりありません。

無垢材のヘリンボーン床

見た目や触り心地に重点を置くなら、自然の風合いが美しい無垢材にかなう床材はありません。これが無垢材の最大のメリットです。でも無垢材による床は高価なうえにデメリットも抱えます。予算的な都合で断念する場合も多いことでしょう。それに美しい状態をキープするための管理に手間がかかります。高額な費用をついやしたことを考えると、管理に手を抜けなくなるはずです。

集成材のヘリンボーン床

集成材は木片のような木材を固めて成形したものです。フローリングでは表面に化粧板を張って使われます。この集成材の見た目は化粧板で決まりますが、無垢材の美しさにはおよびません。ですが自然に近い木材の風合いを楽しめます。人工的な床材になるため、無垢材に比べると売価は安くて管理も簡単です。

クッションフロアのヘリンボーン床

本物の木による床材を模した、ビニール系の床材がクッションフロアです。クッションと呼ばれる通り、表面にはやわらかさがあります。そのため子供のいる家庭のフローリングに最適です。完全に人工的な床材で、安くて管理の必要もありません。ただし見た目は本物の木材と比べると、悪い意味で違いがはっきり分かります。これがデメリットとなり、チープ感がでてしまうことはあきらめましょう。でも得られるメリットも大きいです。

プラスチックタイルのヘリンボーン床

プラスチックタイルもクッションフロアと同じく人工的な床材で、それぞれの程度の差は異なりますが、安くて管理の手間がかからないというメリットも同様です。本物の木の床材をマネた柄のタイプもあります。素材はプラスチック系で、Pタイルと呼ばれるのが一般的です。薄くて軽く、カットが容易なことから、簡単に施工をおこなえます。


ヘリンボーン床のメリット

ヘリンボーン床のメリットを理解しておく

ヘリンボーン床に興味を持ったなら、メリットを理解しておきましょう。ただ何となくヘリンボーン床にするというだけでは、魅力を引き出せないためです。また、メリットを理解しておくとで、ヘリンボーン床に張り替える決心を固められます。床材によってメリットは大きく変わってくるものですが、ヘリンボーンの柄に対してだけでも十分です。

おしゃれな柄が一番のメリット

ヘリンボーン床にする一番のメリットは、やはり特徴的な柄です。デザインの構造は単純なものの、複雑な絵柄に見えるヘリンボーン柄は深みを感じられます。かといってごちゃごちゃしているわけではなく、くの字に整然と並んでいるためきれいです。シンプルな家具やインテリア小物を配置するだけでも、重厚感のある部屋にできることでしょう。

いろいろなテイストにあわせやすい

どんなインテリアテイストにもあわせられる床は、シンプルな普通のフローリングだと思うかもしれません。それは確かに正解ですが、ヘリンボーン床も違和感なくマッチさせることが可能です。さらに色合いによって、より適したヘリンボーン床をテイストにあわせて張り替えられます。

どんな床材でも高級感がでる

ほかのフローリングと同じく、ヘリンボーン床にもいろいろな床材の種類があると説明しました。クッションフロアやプラスチックタイルの普通のフローリングはチープな印象になります。でもヘリンボーン床なら、それらの床材でも高級感を表現可能です。同じヘリンボーン床で無垢材と、クッションフロアやプラスチックタイルを比べれば優劣がはっきりしてしまうものの、単体なら問題ありません。

ヘリンボーン床のデメリット

ヘリンボーン床のデメリットを知っておく

ヘリンボーン床へ張り替える前に、メリットだけでなくデメリットについても知っておく必要があります。張り替えたあとでデメリットに耐えられず、後悔する可能性があるためです。プラスチックタイルを除く方法で張り替えた場合、もとの状態に戻すのは大変なため、先にデメリットを把握しておいてください。

ヘリンボーン床の施工は高額になる

このデメリットはクッションフロアやプラスチックタイルを除きます。無垢材や集成材についてのデメリットです。普通のフローリングはただ並べるだけなので、簡単な張り替え作業ですみます。でもヘリンボーン床の場合は、くの字にすき間なくきれいに連ねていく必要があるため、張り替え作業に手間がかかることから、施工費用は高額になりがちです。

ヘリンボーン床の施工は時間がかかる

無垢材や集成材によるヘリンボーン床の施工は、手間がかかると説明した通りで、その分施工時間も伸びます。フローリングの張り替え作業にかかる時間の予想から大幅にオーバーしかねません。業者に依頼するリフォームの場合は、依頼主のスケジュールに影響がでるため、見積もりをとる段階で施工時間を確認しておきましょう。このデメリットについてもクッションフロアやプラスチックタイルは関係ないです。

狭く見せる効果があるヘリンボーン床

床材に関わらずヘリンボーン柄としてのデメリットは、視覚的な問題です。ヘリンボーンの柄は実際の面積よりも狭く見せる効果を持ちます。多少の範囲なので、広い部屋ならそれほど悪影響はありません。ですが少しでも広く見せたい狭い部屋の場合は、ヘリンボーン床よりもシンプルで明るい色合いのフローリングがおすすめです。

ヘリンボーン床をDIYで張る

ヘリンボーン床はDIYでも張れる

業者に依頼するほどの大がかりな床の張り替えリフォームは、実践に抵抗があるかもしれません。そもそも予算の都合がつかなかったり、賃貸ではリフォーム工事をおこなえなかったりします。それでもヘリンボーン床にすることを諦めなくても大丈夫です。自分で床を張るDIYで簡単にヘリンボーン床へと変えられます。

DIYでヘリンボーン床を張るメリット

ヘリンボーン床への張り替えはDIYによって、費用を大きく浮かせることが可能です。ヘリンボーン床の材料費だけですみます。ヘリンボーン柄のタイルやパネルを敷くだけの簡単なDIYであれば、さらに安くあげられますし、剥がすと元の床に戻るため賃貸でも問題ありません。元の床へ傷を付けずに施工ができます。

無垢材や集成材は加工が難しい

DIYで簡単にヘリンボーン床へ張り替えできるといっても、無垢材や集成材を床材とした本格的な床にすることは難しいです。DIYで張り替えできなくもないですが、技術が必要になるため初心者はやめておきましょう。どうしても本物の木材を使ったヘリンボーン床に仕上げたい場合は、業者に依頼する方法が無難です。

プラスチックタイルがおすすめ

ヘリンボーン床への張り替えをDIYでおこなうなら、プラスチックタイルがおすすめです。薄くて軽量なうえに加工が簡単なので、工作の要領で施工できます。床の面積を測ってそこへ敷き詰めてください。もっと簡単なDIY方法はフロアシートの利用です。ヘリンボーンの絵柄が描かれたシートを床へ貼るだけです。貼って剥がせるタイプなら賃貸でも気軽に試せます。

ヘリンボーン床のテイスト

部屋のテイストにあわせるヘリンボーン床


ヘリンボーン床はいろいろな種類があるので、インテリアのテイストにあわせたタイプを選びましょう。くの字をすき間なく連ねているデザイン構造は同じでも、木板1枚1枚の長さや細さによって印象は異なります。それに色合いが重要です。フローリングに使用されるヘリンボーン柄の多くは、本物の木材または木材を模した絵柄を使っています。木材の色合いは多種多様で、それをテイストにあわせてください。

北欧風やナチュラル系はシンプルに

人気の北欧風やナチュラル系のインテリアは、基本的にシンプルです。さらに全体を調和させる必要があります。ヘリンボーン床は目立ちやすいため、主張しすぎないように明るい色合いを選びましょう。

かっこいい系は深みを大切にする

流行りのブルックリンスタイルや西海岸風、定番のアンティーク調にヴィンテージ風など、かっこいい系のインテリアは濃い色やダークな色がベースになりがちです。同じ強めの色合いのヘリンボーン床にすると、うまく馴染むことでしょう。

自分のセンスで組み合わせる

インテリアのスタイルは、和風やアジアンなどほかにもたくさんの種類があります。それぞれにあわせたヘリンボーン床にすれば問題ないです。どのテイストにも該当しないイメージが固まっていたり、自分のセンスに自身があったりする場合は、定説にとらわれず自分なりの組み合わせにチャレンジしてみてください。

ヘリンボーン床の実例①北欧風

明るい色合いでさりげなく主張する

シンプルな北欧風のインテリアには、明るい色合いのヘリンボーン床がよいでしょう。さりげなく特徴的な柄を主張させることで、奥行きのあるシンプルさになります。

広く見せられる北欧風テイスト

明るい色合いなら、ヘリンボーン床でも狭く見えることを防げます。北欧風のインテリアは全体的に明るい印象なので、さらに開放感を得られるはずです。

ラグをヘリンボーン床にあわせる

フローリングにはラグやカーペットを敷く場合があります。ヘリンボーン床にあわせやすいデザインのラグやカーペットを使用すれば、うまくまとまることでしょう。

ヘリンボーン床の実例②アンティーク調

アンティーク家具には濃いブラウンの床が最適

きれいな状態で長い年月を経てきたアンティーク家具には、濃いブラウン系の色合いをしたヘリンボーン床が最適です。高価なアンティーク家具を素敵に引き立ててくれます。

赤みが増すと高級感も上がるアンティーク

高価なアンティーク感を表現するには、赤みの強いブラウン系の色合いをしたヘリンボーン床がおすすめです。荘厳な空間に仕上げられます。配置する家具は、その色合いと柄に負けないものを選んでください。

ヘリンボーン床の実例③ヴィンテージ風

ラフな雰囲気がかっこいいヴィンテージ風

かっこいい系のインテリアにマッチするヴィンテージ風は、シャビーでラフな方がサマになります。そういったヘリンボーン床にしましょう。塗装したあとに削るなど、DIYでヴィンテージ加工が可能です。

ヘリンボーン床の実例④ナチュラル

木材の風合いを活かすナチュラル系

ナチュラル系インテリアにあわせるヘリンボーン床は、木材の風合いが感じられるものがよいです。単なる床としてではなく、おしゃれな部屋を構成している重要な要素になってくれます。

無垢材で木の美しさを楽しむ

ナチュラル系インテリアは、北欧風とは違ったシンプルさを追求していくものです。自然を感じられる部屋作りがポイントになります。無駄を省いているため、床や壁に家具など素材の風合いや質感を、ひとつのデザインとしてとらえられるでしょう。そのためできれば無垢材のヘリンボーン床にしたいところです。


ヘリンボーン床の実例⑤クラシカル

余計なことはせず完成度を高める

ヘリンボーン床は特徴的な柄なので、まわりの家具や壁面は余計なことをしなくても、深みのある部屋になりやすいです。家具選びや組み合わせ、レイアウトなどでインテリアの完成度を高める方法もよいでしょう。

ヘリンボーン床の実例⑥西海岸風

開放感のある西海岸風のアクセントになる

西海岸風のインテリアは開放感があってリラックスできます。ヘリンボーン床はその空間のアクセントになるはずです。

ヘリンボーン床の実例⑦アジアン

涼しげなアジアンテイストとの相性がよい

ヘリンボーン床はアジアンテイストとの相性がばつぐんによいです。特に濃い暗めの色合いがおすすめで、涼しげな雰囲気を作り出せます。

ヘリンボーン床の実例⑧いろいろな床材

大理石柄のヘリンボーン床

大理石でもヘリンボーン柄を作れますが、費用的に現実的ではありません。大理石柄かつヘリンボーン柄のマットやパネル、シートを利用しましょう。

レンガをヘリンボーン柄に組む

縦長のレンガをヘリンボーン柄になるよう並べる方法もおしゃれです。ベランダや玄関の床にいかがでしょうか。

まとめ

おしゃれなインテリアのフローリングとして人気が高まっている、ヘリンボーン床について解説してきました。その特徴的な柄は、ハイグレードなおしゃれさと高級感を演出できます。無垢材の仕上がりにはかないませんが、プラスチックタイルやフロアシートを活用すれば、DIYで簡単に実現可能です。ご紹介した実例を参考にして、メリットとデメリットをふまえたうえで、張り替えを検討してみてください。

フローリングの張り替えDIYが気になる方はこちらもチェック!

今回はヘリンボーン床について解説しましたが、フローリングの張り替えDIYについてもっと詳しく知りたいという方は、下記のリンク記事を読んでみてください。