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魅力的なカヤックフィッシング！
「陸っぱりからでは手が出せない場所に釣り糸を垂らしてみたい」と思う釣り人が簡単にそれを実現できるアイテムがフィッシングカヤックです。これからカヤックフィッシングを始めるにはどんなカヤックを選べばいいのでしょう。おすすめのカヤックを幾つかご紹介してまいりますが自然相手の釣りです。海難事故の危険も否めません。カヤックのはじめ方とともにいろいろな基本知識もお伝えして参ります。
カヤックフィッシングの歴史
それは湖沼釣りから始まった
カヌー・カヤックを使った釣りは昔からありました。特にオープンデッキのカナディアンカヌーを使用した湖沼でのマス釣りやブラックバス釣りなどは、キャンプが流行った1980年代にはすでに当たり前に行なわれていました。2003年ころ雑誌でシーカヤック（シットオントップタイプ）での釣りが紹介されてから特に海でのカヤックフィッシングが流行り始めました。
カヤックフィッシングはインターネットの普及と共に
最初は雑誌を見た方がぽつりぽつりとカヤックで海に乗り出していましたが、2006年ころから急速に広がったインターネット（SNS)のおかげで爆発的に広まりました。それにともない新しい製品が登場し、また周辺装備も充実してきました。当然楽しみ方も増えました。最近のユーチューブなどでも「カヤックフィッシング」はとても人気のカテゴリーです。
フィッシングカヤックのタイプ
まずはカヤックフィッシングをするうえで選び方の基本知識として「タイプ」の説明です。
シットオントップタイプの基本知識
現在海でのカヤックフィッシングのメインタイプがこの「シットオントップタイプカヤック」です。カヤックの上にちょこんと座るのでシットオントップなのですが、このタイプのメリットは「構造」にあります。たいがいのシットオントップカヤックは「不沈構造」になっていますので、ひっくり返っても再乗艇が楽にできます。危険回避が楽なのは魅力的ですね。
シットインタイプの基本知識
このタイプのカヤックが流行った背景には「野田知佑」氏の活躍が少なからずあったと思います。氏は折り畳み式のシットインカヤックで犬のガクとともに世界中の自然の川を下りながら釣りをし、キャンプを重ねました。当時それに憧れをもつ釣り人がたくさん出ました。ですから日本のシーカヤックフィッシングのはじめ方はこのタイプのものが主流でした。
カナディアンタイプの基本知識
カヌーとカヤックの違いはデッキがオープンであるかなしかであるとする考え方があります。つまりカナディアンはカヌー、シーカヤックはカヤックです。これ自体魅力的なカヌーですし楽しみ方・はじめ方は人それぞれなのですが、とにかく風に弱いためにあまり使う方は居ませんね。私は個人的にカナディアンカヌーを使っていますが危険なので風の日は出港できません。
フィッシングカヤックの選び方①
フィッシングカヤックを安心感で選ぶ
フィッシングカヤックの選び方でまず大切なことは「安心感」ではないでしょうか。安心感はいろいろな意味で関わってきますが、まずは危険に対する安心感、そして釣果に対する安心感の二つがメインになります。その両方に秀でているものを選ぶとき、一番自然な選び方が「売れている機種を買う」ことです。発売から年数が経っているものも安心感がありますね。
おすすめのフィッシングカヤック
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信頼度№1のフィッシングカヤック
おすすめのフィッシングカヤックは、と聞かれたら「コンダクター」と答えておけば間違いないとおっしゃる方がおられるほど定番の機種です。何といっても到着したその日からすぐに乗り出せるほどの充実した装備と、パッキンや継ぎ目などの仕上がりの良さが安心感をもたらします。カヤックフィッシングのはじめ方の分からない初心者にも安心して薦められる魅力的な一艇です。
フィッシングカヤックの選び方②
フィッシングカヤックを値段で選ぶ
カヤックフィッシングのはじめ方として「安いカヤックがあったから」というはじめ方はアリだと思います。おおむね1人艇が10万円前後しますが、中には3万円程度で購入できるカヤックもあります。しかもカヤックフィッシングに特化した艇が最近では出ています。ただし「安かろう悪かろう」もありますので、継ぎ目やパッキン周りなど慎重に検査して危険回避したのちに乗り出しましょう。
おすすめのフィッシングカヤック
全24色【No.21〜No.24】 フィッシング カヤック フルセット もれなくドーリー・リーシュコードプレゼント実施中！ 西濃運輸営業所止め 代引き不可 シーカヤック ポイント消化
コスパ最高の輸入カヤック
画像のものはパドルをはじめドーリー（台車）まで付属されて36000円（2018/10/16現在）という破格の安さで売り出されているフィッシングカヤックです。安いものでお手軽に始めたいという方にはおすすめですが、何度も言います、「自然が相手、海難事故などの危険が伴う」釣りです。乗船前にしっかりと点検をし、まずは近場で練習をしましょう。
フィッシングカヤックの選び方③
フィッシングカヤックを駆動方式で選ぶ
通常カヌー・カヤックはパドルで水を搔いて水上を進みます。当然動いている間は両手がふさがってしまいます。その間遊んでいる「足」で漕げたらどうでしょう。楽しみ方も変わるでしょう。両手が使え、しかもパワーのある足で漕げれば釣りも楽になるのではないでしょうか。その考えから生まれたのが「足漕ぎカヤック」です。
おすすめのフィッシングカヤック
足漕ぎ カヤック カヌー 海 川 湖 ビーチ 渓流 フィッシング 夏 アウトドア キャンプ スポーツ レジャー フィッシングカヤック
まだまだ普及率は低いですが釣りに最適!
足漕ぎカヤックの駆動方式はいくつかありますが、画像のものはスクリュー式になっています。他にフィンがパタパタと動き前進するタイプも出ていますが、どちらも「駆動ユニット」がある分カヤック全体が重く、大きく作られています。これを逆に利点ととらえると「積載量の大きい安定感のあるカヤック」だといえます。これから主流になって行く予感のするカヤックです。
フィッシングカヤックの選び方④
フィッシングカヤックを扱い易さで選ぶ
足漕ぎカヤックなどはかなり扱い易い部類には入ると思いますが、駆動方式によってはバックのできないタイプのものもあります。これからカヤックフィッシングを始めるのであればやはり標準的なカヤックを選びたいですね。その中でも全長が短く横幅の広いものは安定感があり、扱い易いと思います。それに釣りに必要な基本装備がついていれば最高ですね。
おすすめのフィッシングカヤック
フィールフリー NEW Nomad ニューノマド【代引不可】 (B)ライム new-nomad-limeyellow
290㎝の全長で扱い易さ抜群!
「フィールフリー・ニューノマド」は先代「ノマド」より全長を10㎝短くし、横幅を約4㎝狭くしたのですがカヤックなのですが、この仕様変更が功を奏し先代よりも高い取り回しと安定性を得ることに成功しています。リアの左右にロッドホルダーも付き、またハッチ位置も真ん中寄りになりフィッシングカヤックらしくなりました。何よりバンの荷室に入ってしまう大きさが嬉しいですね。
フィッシングカヤックの選び方⑤
フィッシングカヤックにはこんな選び方も
昔ながらのカヌー（カナディアン）もフィッシングカヤックとしてはおすすめです。積載量が大きく、体の自由が効きやすいオープンデッキカヌーは風の無い時なら釣りにはもってこいです。クラシカルな雰囲気と扱いにくさがたまらないという天邪鬼な方（私のような）もおられます。シングルパドルを少し練習すれば優雅な釣りが楽しめますよ。
おすすめのフィッシングカヤック
オールドタウン ネクスト【代引不可】 オレンジ MC-95
のんびりゆったりカナディアン
100年以上の歴史を持つオールドタウンカヌーはさまざまなカナディアンカヌーを輩出しています。もともと探検隊が「陸路はかついで水辺は漕いで」進むために作られたオールドタウン製のカヌーは軽く丈夫にできています。この「ネクスト」は小型艇（一人乗り）ですので最大積載量が200㎏と少ないですが、二回りほど大きなものは500㎏オーバーのものもあります。
フィッシングカヤックのおすすめ装備①
海難事故防止「フリーザーバッグ」
フィッシングカヤックですから釣り道具のおすすめをしたいのですが、今回は「はじめ方」ということで「海難事故」などを極力避けるための基本知識としての装備をご紹介いたします。
フリーザーバッグはあるととても便利、というより絶対に欠かせない装備です。釣れた魚をクーラーボックスに放り込む時にイカと魚など分けておきたい時にも必要ですが、「濡らしてはいけないもの」を入れておくためにも便利に使えます。濡らしてはいけない筆頭が「携帯電話」です。沖に出て「沈（ひっくり返ること）」してしまった時のSOS用に携帯を入れておきましょう。
使い方（注意点含む）
携帯電話はフリーザーバッグ越しでも使えます。海上に出たらフリーザーバッグからは絶対に出さないようにしましょう。使い方は「少し空気を入れて閉じる」です。沈しても携帯電話以上の浮力があればプカプカ浮いてくれますので安心です。ただし電波法などに抵触する場合がありますので海難事故等、緊急時のみの使用にしましょう。
フィッシングカヤックのおすすめ装備②
海難事故防止「ライフジャケット」
2018年（今年）の2月から小型船舶乗船時のライフジャケット着用が義務化されました。カヌーやカヤックは一応除外（船舶免許がいらないため）されていますが、「努力義務」は付加されています。しかし法令がどうであろうと危険を伴う自然相手の釣りです。浮力8㎏以上の物を用意しましょう。
ライフジャケットの基本知識
全ての小型船舶乗船時に着用が義務付けられたライフジャケットですが、国の認定した「桜マーク」の入っていない物は例え浮力が10㎏あろうとも義務違反になります。カヌー・カヤックには適用されませんが、お気を付け下さい。
フィッシングカヤックのおすすめ装備③
海難事故防止「アウトリガ」
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安定感抜群！
基本知識として覚えておいて頂きたいのが「安定性の良いカヤックはたくさんあるけれど転覆しないカヤックは無い」ということ。カヤックフィッシングのはじめ方、楽しみ方を覚える前に「不安定な乗り物」での遊びであることを自覚しましょう。そのカヤックの安定を増すのが「アウトリガ」です。ひっくり返りそうになった時水面を「ガッ」と掴んでくれますよ。
アウトリガの基本知識
最近はフロートに空気を入れるものが多く出回っていますが、これはフロート自体が軽く左右に張り出す「両肺」タイプのものを選びましょう。フロートに自重があればテコの原理で逆側にひっくり返りにくいので「片肺」でも構いません。釣り用には竿出しの楽な片肺がおすすめです。
フィッシングカヤックのおすすめ装備④
楽しみ方もご紹介
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カヤックフィッシングを何倍も楽しいものにしてくれるアイテムです。
カヤックフィッシングで絶対に必要ではないけれどあると楽しいのが「魚群探知機」です。昔は魚群探知機を個人の船に装備するなど贅沢の極みでしたが、最近は安価で高性能なものがたくさん売り出されています。安いながらも水深や底の形状など正確に表示してくれますし、何より魚が近付くと「ピピ」っと鳴って知らせてくれるのがテンションを上げます。魅力的な装備です。
魚群探知機がもっと気になる方はこちらもチェック!
「暮らし～の」のサイトの中にカヤックフィッシングなどでの楽しみ方を大きくする魚群探知機に詳しい記事を見付けました。興味のある方はこちらもチェックして下さいね。
魚群探知機おすすめランキング7！ボート釣りに最適な魚探はこれだ！
カヌーやゴムボートで釣りをされる方が増えています。陸っぱりからの釣りとは違い、より大物と出会うチャンスの増えるボート釣りはおすすめです。魚群...
フィッシングカヤックの注意点①
いざという時のために
電波法で携帯電話などは「陸上でのみ使用」するものとして定められています。しかしカヤックフィッシングなどで沖に行く時にわざわざ無線を用意することは現実的ではありません。ですから先ほども書きましたが、携帯は積んで行きましょう。そしてたとえ防水機能があったとしてもフリーザーバッグからは出さないように。沈んでしまっては意味がありませんから。
使用範囲と基本知識
陸上での使用が原則のため海上には電波の基地局がありません。おおむね陸から3海里（約5.5㎞）までしか使えないと言われています。お気を付け下さい。ただし海難事故や危険薬物取引の現場と遭遇など緊急を要する場合には海上保安庁へ即連絡して下さい。番号は「118」です。
フィッシングカヤックの注意点②
海難事故防止に絶対必要
カヤックフィッシングに限らずこれから釣りを始める方すべてにライフジャケットの着用をおすすめします。面倒ですし、夏場は暑いうえに動きが制限されることもあります。しかし遭難した時の生存率が2倍にもなると言われているライフジャケット。釣りのはじめ方・楽しみ方を覚えるためにもぜひ用意しましょう。
フィッシングカヤックの楽しみ方①
フィッシングカヤックの選び方・はじめ方、海難事故などの危険に対する注意事項、とくれば次のステップは当然「楽しみ方」ですよね。カヤックフィッシングならではの魅力的な釣り方を幾つか紹介いたします。
ティップランエギング
ティップランエギングという釣り方を御存じでしょうか。エギングの中では少し特殊ですが、釣果の期待できる楽しい釣りです。釣り方は簡単です。シンカーを付けた重いエギをカヤックから底まで落とします。着底したら（水深にもよりますが）4～5回シャクってステイします。しばらく自然に流してアタリが無ければ「巻き上げて」やり直します。
ティップランエギングの魅力
ティップランのティップは竿先のこと。イカがのると竿先が下がるか上がるかのアクションをします。つまり走り（ランし）ます。この釣りの面白いところは「目でアワセる」ところです。竿先に不自然さを感じたら即アワセしましょう。陸っぱりエギングより大物が狙えるのも魅力です。
フィッシングカヤックの楽しみ方②
タイラバ
次は「タイラバ」という釣り方です。これはティップランエギングよりもっと簡単な釣りです。基本は「落として巻く」だけの釣りです。カラフルなオモリに通常「スカート」や「ネクタイ」と呼ばれる偽装がなされている仕掛けを底まで落として後はゆっくり巻くだけの釣りです。タイラバと言っても自然の中でのことです、青物や根魚が掛かることも当然あります。
タイラバの魅力
カヤックフィッシングでジギングをするとシャクリが多くカヤック自体が不安定になることがあります。それがそのまま海難事故に繋がるような危険もあります。その点タイラバは「シャクリをしてはいけない」という釣り方ですから初心者には安心です。しかも釣果はお墨付きです。とても魅力的な釣りですね。
タイラバの基本知識
タイラバのコツを幾つか。重いタイラバを一気に沈め、底に着いたら「即」巻き始めます。この「即」が大事です。底でもたつくと魚は疑似餌を見切ります。次は巻き方ですが、巻き方は1秒間に1巻きほどのスピードで巻きます。ラバースカートが自然に誘ってくれます。アタリがあってもアワセてはいけません。グイッと持って行かれて初めてアワセましょう。
フィッシングカヤックで大爆釣!
大自然の中でポツンとカヤックで釣りをする。考えただけでワクワクする魅力いっぱいのカヤックフィッシング。今回ははじめ方から楽しみ方まで紹介して来ましたが、この釣りの魅力はやってみなければ分かりません。もちろん海難事故などの危険もありますが、それは事前の準備と心構えで軽減できます。ぜひカヤックでの釣りを体験して下さい!
フィッシングカヤックのはじめ方や楽しみ方がもっと気になる方はこちらもチェック!
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