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ヘゴとは?その種類や育て方を解説!増やし方や冬場の管理方法って?

観葉植物としても人気のあるヘゴに興味がある人のために、ヘゴの詳細情報や増やし方・夏越しと冬越しの方法をまとめました。ヘゴは大型に育つ植物ではありますが、家庭で栽培する場合は小さく保つことも十分可能です。葉っぱの美しいヘゴをぜひきれいに育ててみてくださいね。
2020年8月27日
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ヘゴの木の種類・育て方まとめ

ヘゴの木は、大きなものでは樹高が約7mから8mにもなる、高木の熱帯植物です。熱帯植物独特の風合いから、観葉植物や、庭木として人気の高い樹木なんですね。日本で良く流通しているヘゴの木は、日本の沖縄や奄美大島原産で、比較的日本の気候でも育てやすいのが特徴です。今回は、そんなヘゴの育て方を詳しく紹介して行きたいと思います。観葉植物としての特徴から、種類・肥料と水やり方法・増やし方・ヘゴ支柱の活用や特徴まで徹底解説していきます。

ヘゴの木詳細情報

美しい葉の形が美しいヘゴの木は、育て方の前にまずは基本情報を見ておくとよいと思います。耐寒性・耐暑性や、ヘゴの木の特徴を詳しくまとめていきます。さっそく見ていきましょう。

科名属名

ヘゴの科名属名は、ヘゴ科ヘゴ属です。また、一部の属名になっているシアテア属の由来は、コップを意味しています。ヘゴの特徴でもある、「胞子のう」と呼ばれる葉の裏側についているオレンジ色をした胞子から付けられたようですよ。

学名

ヘゴの学名は「Cyathea」となります。

分類

分類は、シダ類の観葉植物・熱帯植物の中高木です。観葉植物として鉢植えで扱う場合には、7mもの高木にはならないので安心してくださいね。

原産国

ヘゴの原産国は、日本の沖縄より西・南西諸島・台湾・フィリピンなどの熱帯地方です。からっとした暑さではなく、しっとりとした湿潤な環境を好む植物ですね。

耐寒性・耐暑性

耐寒性はとても低く、室内で越冬させる必要があります。冬季にも雪や霜の心配がない地域では、防寒対策を行って栽培することも可能です。耐暑性は高い植物です。しかし、乾燥を強度に嫌うため、水切れをおこさないように注意しましょう。

特徴

春のなると流通する季節の山菜の中に、ぜんまいがあります。ぜんまいは、ヘゴの木の仲間のシダ類が春の新芽に芽吹いたものを収穫しているんですよ。大きく育ったヘゴは、濃い緑をしていて固くしっかりしていますが、春に地面から芽吹いたばかりの蕾は柔らかく、細かい羽毛のような葉をつけています。丸まって地面から伸びてくるぜんまいは、観葉植物でも鑑賞性が高いですね。花は鑑賞できませんが、ぜんまいの成長を観賞することが出来そうです。

ヘゴ支柱

ヘゴの木は、ガーデニング用品として「ヘゴ支柱」としてもよく利用されています。ヘゴ支柱の特徴としては、気根を伸ばすつる性の植物を這わせて高さを出すことに利用できます。ヘゴの木はは、「不定根」といった細い根を無数に伸ばします。細い根を絡めてできたのが、ヘゴの茎の部分に当たります。細い根が集約されているため、気根を絡めるのに最適なヘゴ支柱として人気があります。近年では、ヘゴ支柱の生産のために、たくさんのヘゴの木が伐採されてしまいました。ヘゴ支柱は天然のものなので、水分を集めたり逃がすといった呼吸ような働きをしています。ヘゴ支柱は、加工された後も、生き続けているのですね。

ヘゴの木と観葉植物インテリア

ヘゴの木は、庭植することもできますし観葉植物として室内で管理することもできます。ここでは、ヘゴの木の観葉植物としての特徴やメリットをまとめていきたいと思います。

耐陰性のある観葉植物

ヘゴの木は、暖かく湿潤な地域に自生している大型の植物です。観葉植物としても、葉を楽しむことができ、鑑賞性が高いですね。観葉植物とされる植物の特徴は、耐寒性・耐暑性が低い植物と、耐陰性が強い植物にい大きく分かれます。シダ類の仲間のヘゴの木は、耐寒性はとても低く耐暑性は高いものの乾燥には弱いといった面があるため、室内での管理がよいとされています。また、室内の観葉植物として重要な耐陰性についても地手も強いといった性質があります。耐陰性が高いので、窓際に無理に置く必要もなく、管理しやすい観葉植物なんですね。

成長速度


ヘゴの木の観葉植物の特徴は、成長が緩やかということもあります。良く根が回ってきた場合には、植え替えの必要がりますが、基本的に高木になるほどの樹高に正中するまでにはとても時間を有します。室内の観葉植物の場合は、鉢植えでの栽培ということもあり、樹高が高くなる心配がないですね。

ヘゴの木育て方①用土

ヘゴの木の特徴や詳細情報について分かったところで、さっそく育て方を見ていきましょう。まずは、ヘゴの木の用土作りからご紹介していきたいと思います。

用土作り

ヘゴの木が好む用土は、水持ちがよく、粘りけのある土壌です。水はけがよすぎる砂利質や川砂・軽石は使用しないほうがよいでしょう。基本的に、赤玉土小粒と中粒をブレンドした用土を基本に、腐葉土をすき込んでおくと良いでしょう。

ヘゴの木育て方②植え方

ヘゴの木の用土が準備出来たら、植え方もチェックしておきましょう。

植え方①場所

ヘゴの木は、直射日光に当たってしまうと葉焼けをおこしたり、葉っぱから水分を状サインしてしまい枯れる原因になってしまいます。上手な管理する植え方は、戸外での植え付け場所を直射日光を避けた日陰・午前中に日が当たる程度の半日陰に、植え付けるようにしましょう。また、乾燥すると根が枯れてしまいます。植え方の際には、室外機の近くや風が強すぎる場所も控えて植えるようにしましょう。ヘゴの種類の中でも、「ヒカゲヘゴ」の種類は日向向きです。

植え方②マルチング

前述のとおり、ヘゴの木は乾燥を嫌う植物なので、植え付ける際には株もとに広くマルチングを施しておきましょう。植え方のポイントは、ミズゴケを主にマルチングとして使用することです。ミズゴケは保水性が高いので、マルチングを行うことによって、地中の水分の常さんを防ぎます。ヘゴの木の好む、湿潤な土質環境を作るので、植え方の前には、事前に園芸用品店などで購入して置くと安心です。

植え方③植え付け方法

植え方は、ポット苗を購入してきてすぐに、根鉢を崩さないよう気をつけながら植え付けます。ヘゴの木の植え方は、地植えの場合、苗の倍の大きさの穴を掘っておきましょう。用土改善をして、ポット苗を植えていきます。深く植えこんでマルチングを施し、植え方から1か月の根付くまでの期間は、毎日水やりを欠かさないように気を付けまっよう。

ヘゴの木育て方③管理

ヘゴ支柱にもなったり、新芽はぜんまいとして食用することも可能なヘゴの木は、枯らさないように季節に合わせた管理が必要になってきます。温度や室温・置き場所などといった、鉢植え材倍と地植え栽培の管理方法について、ご紹介して行きたい思います。

春の管理方法

春のぜんまいが伸び始めてくる頃から秋にかけては、ヘゴの木の成長期です。特に春先は、根が活動を開始するので、毎日たっぷりと水やりを行いましょう。鉢植え栽培の場合は、毎日水やりをおこない、受け皿に濁った水がたまらないように適時取り換えるようにしておきましょう。庭植の場合は、霜が降りる可能性がある気温差の激しい早朝から夜間には、水やりを行いません。暖かい日中にたっぷり与えます。水やり方法については、後ほどまとめの中でお伝えしていきます。

夏の管理方法

夏の時期は、暑さには問題ありませんが乾燥に注意しましょう。鉢植え栽培では、エアコンの風が直接当たるような場所では、乾燥してしまい枯れてしまうことがあります。庭植の場合も照り返しなどで地中の温度が上がり、水切れをおこしがちなので管理には気をつけましょう。また、直射日光は嫌うのでカーテン越しや半日陰で管理するようにします。

秋から冬の管理方法

晩秋から冬の間は、根が活動をやめています。この時期にたくさんの水やりをしてしまうと、根腐れするため控えます。秋から水やりの回数を減らして耐寒性を少しでも高くするように管理していきましょう。鉢植え栽培の場合は、夏と同じくエアコンの風に直接当たらないような暖かい室内の温度を保つように心掛けます。

ヘゴの木育て方④水やり

難しいとされてる、ヘゴの水やり方法やタイミングについて、よりくわしく掘り下げてきたいと思います。


水やり方法

鉢植え栽培の観葉植物の場合は、用土と共にヘゴの木の幹や葉っぱも同じように乾燥させないようにします。幹の先端部から株もとにかけて、たっぷりと雨を降らせるようにして、全体位に水をかけていきましょう。細かい根を絡ませている、気根・葉っぱからも蒸散しています。そのため、霧吹きをつかった葉水を行うとよいでしょう。

ヘゴの木育て方⑤肥料

ヘゴの木の成長に合わせた肥料の与え方について、見ていきましょう。高木の育つ樹勢の強いヘゴの木に与える、肥料の内容・肥料の時期について、まとめていきます。

肥料の時期

ぜんまいを伸ばして葉が広がったころの、5月から8月中旬の間に肥料を与えましょう。

与える肥料

初夏から成長期に入ったヘゴの木は、基本的なチッ素・リン酸・カリが10:10:10で会合されている化成肥料を与えましょう。室内の観葉植物の場合は、肥料分のにおいや、コバエが気になると思うので、観葉植物専用の肥料や、固形肥料を株もとに置き肥するとよいでしょう。また、夏場に樹勢が鈍っている時には、液体肥料を施すのも良いと思います。

ヘゴの木育て方⑥剪定

ヘゴの木の剪定委方法について、まとめました。

ヘゴの木の剪定方法

9月ごろに剪定を行います。太い幹ではなく、葉が枯れたものや不自然に伸びた茎を剪定する程度にしておきましょう。剪定することによって、通気性がよくなり害虫の発生が少なくなりますよ。また、余分な水分の蒸散を防ぐことができるので、鑑賞性を上げるためにも少しお手入れをしてみると、よいのではないでしょうか?

ヘゴの木育て方⑦増やし方

ヘゴの木の増やし方について、ご紹介します。

胞子での増やし方

シダ類をはじめ、ヘゴの木は胞子で自然と増やしていく植物の種類です。一般的に、個人で胞子から育てる増やし方はできないようです。増やし方や方法は確立されておらず、生産者から購入するほか、家庭での増やし方はないようですね。地植えして環境が合えば、何年かたった後に新たなヘゴの幼苗ができているかもしれません。自然に任せる増やし方が理想的です。ぜんまいを取った後に、株をそのまま植える増やし方もあるようですが、成功率も低いようです。

ヘゴの木育て方⑧植え替え

庭植の場合は、植え替えの必要はありませんが、鉢植えで栽培している場合は、適時植え替えを必要になっています。ここでは、植え替えについて詳しく見ていきます。

植え替え期間・時期

3年ほどたって、鉢底から根が出てきたころには根がよくまわっている証拠です。一番成長する真夏をさけ、5月から6月までの間に植え替えを行いましょう。

植え替え方法

根鉢を崩さないように植え替えを行います。用土は、前述のとおり新しい湯度を作って準備しておきましょう。二回りほど大きめの鉢に植え替えを行い、新しくマルチングを施して十分に水やりを行いましょう。あまり大きすぎる鉢に植え替えを行うと、呼吸ができなくなってしまうので、注意します。

ヘゴの木育て方⑨冬越し


秋ごろから、耐寒性を上げるために少しずつ水を減らしていきましょう。ヘゴの木は、越冬するために最低でも5℃以上なくてはなりません。室内ではよく日の入る暖かな場所で栽培するようにしましょう。戸外での越冬の際も、四方にビニールをかけて簡易的な温室を作っておくと良いでしょう。

ヘゴの木育て方⑩夏越し

日陰での栽培で、地中が乾燥しないように管理することができれば、夏越しは容易に行えます。耐暑性は高いですが、直射日光や西日に弱く、乾燥してしまうとすぐに枯れてしまう、水やりには気を使う一面がありますが、夏場は比較的栽培しやすい季節といえますね。雨が長く降らない場合は、周りの土にもよく水やりをしておき、葉水をすることも忘れないように管理してきましょう。

ヘゴの木の種類

ヘゴの種類について、まとめてみました。

ヒカゲヘゴ

ヒカゲヘゴは、ヘゴの木の中でも比較的、直射日光に強いという種類のヘゴの木です。そのため、庭植にも適し多種類ではありますが、樹高は大きく約15mにもなる高木のため、鉢植え栽培には向きません。日本に自生している種類でもあり、良く流通しています。

オオゴンヘゴ

観葉植物として人気のある、イエローの葉が美しいヘゴの木の種類です。この種類は、カラーリーフを楽しむことができるので鑑賞性が高く、鉢植えでの栽培に向いているヘゴの種類だと思います。夏の日光に弱く、葉が枯れやすいので注意が必要ですよ。

クロヘゴ

小さい種類のヘゴの木になります。一般的な市販の鉢植えでは約50cm程度ですが、自生している種類の子のヘゴは樹高が約7mに成長する種類になります。ヘゴの仲間の中では小さい種類なので、栽培しやすく室内でも安心して栽培することができそうですね。

マルハチというヘゴの種類は、葉が落ちた後の丸い模様が美しい幹を作っている、鑑賞性の高い種類です。日本では、小笠原諸島に自生しているタイプの種類で、温暖な気候を好む種類になります。樹高は約12mで、高木になる種類のヘゴの木です。地植えにする場合には、美しい幹を観賞することができそうです。

観葉植物・ヘゴの木のある暮らし

観葉植物としても庭に地植えしても美しい、ヘゴの木の育て方はいかがでしたか?ヘゴの木は、比較的成長が緩やかなので、剪定はほぼせずに自然樹形で美しい葉を楽しむことができます。レースのように美しいシダ科の常緑樹木なので、観葉植物としても人気が高いですよ。成長に合わせて、植え替えや肥料などの管理を行って、どんどん増やし方に挑戦してみましょう。ヘゴ支柱もとても高品質で、呼吸をする生きたヘゴ支柱です。ガーデニングの際に着生植物を扱う場合にも、積極的にヘゴ支柱を利用してみるのもよいでしょう。

出典: https://item.rakuten.co.jp/chigusa/10021923/

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