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厚揚げの冷凍保存方法を知りたい!作り置きなど人気レシピも満載でご紹介!

焼いて食べたり煮物にしたり。厚揚げは気軽にいろいろなお料理に使える食材ですがあまり賞味期限が長くありません。つい買いすぎてしまって食べきれない厚揚げの良い保存方法はないでしょうか。今回は厚揚げの冷凍保存や作り置きしてから冷凍して長持ちさせる方法をご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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厚揚げって冷凍保存できるの?

冷凍保存など厚揚げの保存方法をご紹介

厚揚げはお好きでしょうか。外がわはパリッと、中はふっくらしっとりと。煮物にしても、焼いてそのまま生姜醤油やおかかをかけて食べても、とっても美味しいお財布にも優しい食材ですね。炒めものにも使えます。あると便利に使える厚揚げ。常備菜にしたいけれど、そのままでは傷んでしまうことも多くて、あまり長持ちする食材ではありません。冷凍保存や作り置きにすることで、もっと長く、美味しく、便利に活用することができますよ。

厚揚げとは

厚揚げの材料

厚揚げの材料は、豆腐です。厚揚げという名前どおり、厚いおあげ(豆腐を薄切りにして揚げたものが油揚げ)。材料としての豆腐を、新鮮な油で外側の色が変わるまで揚げて…というレシピで作ることでがきます。豆腐は言わずと知れた、大豆が原料の食材ですね。大豆は"畑の肉"とも呼ばれる、タンパク質をとても多く含む穀物です。植物性タンパク質の、貴重な供給源ともなってくれる、ローカロリーで栄養もある人気の高い食材です。

厚揚げと生揚げはちがうの?

厚揚げと生揚げ

厚揚げと似ている食材に生揚げというものがあります。こちらも同じく豆腐から作られた食材です。生揚げは、油揚げと対になった言葉です。薄切りにすることで、中までパリッと油で揚がっている油揚げに対して、中が生(しっとりとした豆腐)のままの状態であることから、生揚げと呼ぶわけです。一方厚揚げも油揚げとの対比で付いた名前。油揚げが薄いのに対して、厚くカットした豆腐を用いて、それを油で揚げた料理(おあげ)だから厚揚げと呼びます。この言葉のとおりであれば、中が生かどうかは従来は問わないことになりますね。

厚揚げは生揚げとも呼べる

厚い=生

でも、厚揚げがどんな状態であるかを見てみると、厚みがあると中は必然的に生ということになっていますね。このことから、厚揚げ=生揚げと言い換えることができます。厚揚げと呼ぶか、生揚げと呼ぶかは、作って売っているメーカーの好みということになります。中には、もっとしっとり感を出すために、絹生あげであったり、しっとり厚揚げなんて形容詞をつけた名前で出しているメーカーもあります。これらすべて、厚揚げであり、豆腐を揚げて作られた食材となります。

関東関西で呼び名が違う?

現代では関係ないのが一般的

人によっては、生揚げと厚揚げを関東と関西で分けるという人もいますが、これも現代では非常に曖昧で現実的ではない分け方となっています。スーパーで売られているものが、関東、関西関係なく「生揚げ」であったり「厚揚げ」であったり書かれていることが違うからです。

厚揚げの呼び方は親からの影響も…

慣れ親しんだ名前でOK

子供の頃から親の言葉でしか厚揚げを意識していない人は、それがたとえパッケージに生揚げと書かれていても厚揚げと意識しているでしょうし、逆に厚揚げをあまり食べずに名前もでてこないようなご家庭で育った人なら、スーパーで生揚げと書かれているものを見て、これは生揚げだと覚えてしまうでしょう。地域によって名前が違うのではなく、生まれ育った環境によって同じものでも違った名前で呼ぶことがあるのです。

厚揚げの冷凍方法・コツ①

冷凍の下準備

それでは、さっそく厚揚げを冷凍保存する方法からご紹介していきましょう。冷蔵保存の方法が早く知りたいという方は、もう少し下の章を先にご参照ください。厚揚げは冷凍する前の下準備が必要です。厚揚げの中身は豆腐であり、多くの水分を含んでいること、また表面が油なのでそれをある程度落としておく必要があるからです。


厚揚げの冷凍方法・コツ②

冷凍の下準備レシピ

厚揚げも豆腐と同様に、水切りすれば冷凍できるのです。しかし、厚揚げの下準備の前に、熱湯を鍋に用意して、厚揚げを湯通しして油を落としておきます。その後は、豆腐の水切りと同様に、キッチンペーパーでくるみ、半日ほど重しをする。または、電子レンジで加熱して水切りする。このどちらでも良いですので、まずは、豆腐同様の水切りをして冷凍保存の準備をしましょう。

厚揚げの冷凍方法・コツ③

解凍を考えてカットしておく

それぞれのお宅で、厚揚げをどう食べるのかいろいろあるでしょう。よく煮物を作る人、炒めものにする人、お味噌汁に入れるという人もいるでしょう。厚揚げの冷凍方法も、そんな解凍して使うときのことを考えて、カットしてから小分け、冷凍すると良いでしょう。ひとつの厚揚げを使いやすいように、いろんなカットにして、それぞれ冷凍バッグに入れておけば、解凍の手間もかからずおすすめです。

厚揚げの冷凍方法・コツ④

カットした方が早く解凍できる

厚揚げの冷凍方法で、カットしてからをおすすめするのは、早く冷凍できるという目的もあります。冷凍できるまでの時間が短くなれば、解凍後の鮮度もよくなります。お味も良いというわけです。また解凍した後にでる水分を拭き取りやすくなるという利点もあります。解凍できるまでの時間短縮と、解凍時間の短縮、解凍で出た水分の拭き取りやすさ、この3点から、厚揚げはカットしてから冷凍庫で保存することをおすすめします。

厚揚げの解凍方法

冷凍後の使い方(解凍方法)

厚揚げの長期保存方法のひとつ冷凍。食べるときには、冷凍した厚揚げを解凍してから使うことになります。(中には凍ったままの厚揚げを料理に使う人もいますが、味的な意味から、筆者は、あまりおすすめしません)

解凍方法は3種

厚揚げの解凍方法は、他の食品と同じく、常温解凍、流水解凍、電子レンジ解凍の3種類があります。解凍方法については、とくに気をつけることはありません。一般的な解凍方法の中から、お好みの解凍方法で使用しましょう。

解凍後の水分に注意

解凍後の厚揚げは、他の冷凍食材よりも水分が多くでやすいということを覚えておきましょう。それは、厚揚げの中身が豆腐だからです。冷凍前にどれだけしっかり水切りしても、どうしても中の水分が多いので、冷凍によって中で水分が氷になります。解凍するとその氷がとけて、その水分が出てきます。冷凍厚揚げから出た古い水分で、料理のお味が薄まらないように、しっかり解凍して、不要な水気は拭き取ってから調理することをおすすめします。

作り置きできる厚揚げ冷凍レシピ①

作り置きを冷凍保存:厚揚げの炒めもの

厚揚げを素材のまま冷凍保存しても良いですが、作り置き食材としてまとめて調理し、冷凍保存するとそのままお弁当箱などに入れて解凍、お昼に食べるということができます。気になる厚揚げの水分も、代わりにだし汁が染み込んで気になりません。厚揚げで作り置きおかずを作ってからの、冷凍保存はおすすめですよ。

材料 (カップ10個〜15個分) 『大根』1/3本 『厚揚げ』1/2個 『ごま油』 大さじ1〜2 『ほんだし』 小さじ2〜3 『しょうゆ』小さじ2〜3 『みりん』 小さじ2 『いりごま』適量 『かつおぶし』小分けパック1袋

作り方ポイント


レシピでは生のダイコンの薄切りを厚揚げと一緒にだしの素を入れて炒めものにしています。戻した切り干し大根で炒めものを作っても美味しそうですね。小分けパックに1回の量に分けて冷凍保存します。作り置き料理は、小分け冷凍できると使い勝手がアップしますよ。

詳しい厚揚げ作り置きレシピの作り方はこちら

ダイコンと厚揚げの炒めものレシピはとっても簡単です。材料から判断してご自分のやり方で調理しても良いでしょう。作り方がわからない、詳しいレシピが知りたいという方は、以下のサイトをご参照くださいね。

大根と厚揚げ炒め☆冷凍ok弁当作り置き by ooガチュピンoo 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが297万品
「大根と厚揚げ炒め☆冷凍ok弁当作り置き」朝から作るのは大変!じゃあ時間があるときに一気に作って冷凍したのを詰めれば楽なんじゃないかと思い考えたレシピたちです。 材料:『大根』、『厚揚げ』、『ごま油』..

作り置きできる厚揚げ冷凍レシピ②

作り置きを冷凍保存:簡単明太マヨと厚揚げレシピ

冷凍できる厚揚げの作り置きレシピはまだまだあります。こちらは、電子レンジのみで作れる厚揚げの作り置きレシピです。小分け冷凍した作り置き食材は、冷凍してから1ヶ月ほどまでの間には食べきるようにしましょう。

材料 (弁当4人分) 厚揚げ1枚 辛子明太子1/2本 大葉4枚 マヨネーズ大さじ2と1/2

作り方ポイント

このレシピのコツは、しっかりと厚揚げの水切りをしておくこと。煮込んだり炒めたりという加熱調理をぜずに、材料と合わせるだけなので、解凍したときの水が心配です。水切りをおこたると、食べるときのせっかくの味つけが薄くなってしまいます。他は、材料を切り、混ぜて乗せるだけ。とっても簡単な冷凍できる厚揚げの作り置きレシピです。

詳しい厚揚げ作り置きレシピの作り方はこちら

厚揚げを水切りして、材料を混ぜて乗せるだけ。簡単レシピですが、発案された方はどう作っているのかな?と気になる方は、ぜひご本家のレシピもご覧になってください。

糖質・冷凍・弁当☆厚揚げ明太マヨ by アヤツ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが297万品
「糖質・冷凍・弁当☆厚揚げ明太マヨ」お弁当に詰める作り置きです♪冷凍で2〜4週間保存できます!お弁当に詰めるときは凍ったまま詰めれるので楽チンです☆ 材料:厚揚げ、辛子明太子、大葉..

作り置きできる厚揚げ冷凍レシピ③

作り置きを冷凍保存:定番の煮物レシピ

厚揚げレシピといえば、煮物にされる方も多いですね。定番のレシピではありますが、厚揚げを煮物にしてから、冷凍できる作り置きおかずとしても活用できます。厚揚げからも、こってりとした美味しいお出汁が出ますので、だしの素は控えめでも美味しいでしょう。塩分が気になる方は、調整をしましょう。

材料 (2人~3人分) 厚揚げ1枚 人参1本 ごぼう1本 ★ほんだし 小さじ1杯 ★砂糖小さじ1杯 ★醤油大さじ2杯 ★酒大さじ1杯 ★みりん 大さじ1杯 ★水300cc

筆者のおすすめアレンジレシピ

野菜と厚揚げの煮物レシピ。ご本家の発案者様は沸騰しただし汁に野菜を入れて煮込まれていますが、使用している野菜はどちらも火が通りにくく、味を染みさせるのにも時間がかかる根菜類。筆者のおすすめは、まずは、砂糖を入れた水に根菜類を先に入れて、沸騰させ、だしの素、醤油、みりんなど他の調味料と一緒に、厚揚げを入れて煮る方法をおすすめしたいです。

厚揚げの煮物は火が入ればOK

この方が根菜類に味が染み、調味料(特に砂糖)の量も少なくて済むでしょう。厚揚げは中に火が通り、水分が出て代わりにだし汁が入り込めば、あとは火を止めてしっかりと冷まして味を染み込ませるだけで十分です。

詳しい厚揚げ作り置きレシピの作り方はこちら

厚揚げの煮物が他の食材の煮物と違う点は、水切り、油抜きをするということです。そのほかは、よく作る煮物の作り方で構わないでしょう。味付けもご家庭の味付けで良いですよ。発案者さまの煮物レシピが気になる方は、ぜひ引用元サイトをご覧ください。

厚揚げと野菜の煮物 by 宝美空 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが297万品
「厚揚げと野菜の煮物」人気検索1位&TOP10入り感謝☆冷蔵&冷凍保存出来る作り置きレシピです☆冷めても美味しい♪ 材料:厚揚げ、人参、ごぼう..

厚揚げのその他の保存方法と注意点

厚揚げの冷蔵保存


厚揚げの保存方法は冷凍だけではありません。作り置きすることも、厚揚げをそのままよりも長期保存方法のひとつとなりますが、素材そのままの厚揚げは賞味期限内であれば冷蔵保存することもできます。冷凍しなくても、厚揚げそのものを長期保存できるようにして売られているものもあります。冷凍保存すると、どうしても凍み豆腐のように豆腐のしっとり感が失われてしまうというデメリットもあります。厚揚げの賞味期限によって、保存方法を選びましょう。

一番の保存方法は未開封そのまま

厚揚げや生揚げを、できるだけそのままの状態で長持ちさせたいなら、未開封が一番です。お湯に通したり、水切りしたりなどする必要はありません。ただし、これは、スーパーで袋詰された状態で売られているものの場合。手作りのお豆腐屋の厚揚げは、ちょうど入るような器に入れ、乾燥しないようラップをして冷蔵保存しましょう。

冷蔵保存の目安・注意点

冷蔵保存の目安の第一は、パッケージの賞味期限です。こちらは商品によってはおどろくほど賞味期限が長いものもありますし、製造日の翌日なんてことも。開封済みのものは、開封後2日程度が食べる目安。もし余らせた厚揚げを冷凍する場合も、この日にちが冷凍できる目安と思っておきましょう。カットしたものは、賞味期限に限らず、切った当日が冷凍できる目安と思った方が良いでしょう。厚揚げの作り置き食材の冷凍できる目安も同様です。

傷んだ厚揚げの見分け方

うっかり賞味期限が過ぎてしまった厚揚げ。もったいないけれど、食べないという選択肢が一番良いのですが、どうしてももったいない。また、豆腐屋さんなどで手作りの厚揚げなどは賞味期限がわかりませんね。傷んでいるかどうか判断する方法もご紹介しましょう。このようになっていたら食べずに捨ててください。

痛んだ厚揚げの特徴

1.ヌメリが出ている
2.少し口に含んでみて、すっぱい味がする
3.色が変わっている
4.表面が乾いている(これは単に保存方法が悪かった場合は、食べられる場合もあり)
4に関しては、単純に表面が乾いてしまっただけということもありますので、少し口にしてみて味を確認するのを同時におこなうとよいでしょう。

まとめ

冷凍厚揚げをレシピに活用しよう

厚揚げの冷凍方法や冷凍できる期限、冷凍保存できる作り置きレシピをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。素材が豆腐なのであまり長く日持ちしない厚揚げ。パッケージの仕方によっては冷凍よりも、賞味期限が長く、家庭での冷凍方法よりも冷蔵保存の方が長持ちするケースもあります。ケースバイケースで、自分が使いたい状態で長く保存できる保存方法を選びましょう。どうしても食べきれないときは、作り置きレシピでの冷凍方法もおすすめです。

食品の保存方法が気になる人はこちらをチェック

厚揚げの冷凍方法の他にも、食品の上手な保存方法、冷凍方法についての疑問が多い「なめこ」「長芋」の冷凍方法もご紹介しています。いろいろな食材の冷凍方法を知りたい、気になる!という人はこちらもぜひ見てみてくださいね!