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トライアンフのおすすめ11選!世界最古のバイクメーカーの魅力に迫る!

最古のオートバイメーカーで、歴史あるクラシカルなバイクからスーパースポーツ、人気のスクランブラーなど多くのラインナップを誇るトライアンフ。そんなトライアンフのバイク歴史と魅力、おすすめの人気モデルの特徴やスペックをご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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トライアンフのバイクの魅力に迫る

イギリスのトライアンフは、現存する世界最古のバイクメーカーとして知られます。これまで経営者の変更や倒産など幾多のトラブルに遭遇しつつ、それでも不死鳥のように蘇りトライアンフブランドのバイクを作り続けています。そのラインナップは最新型のスーパースポーツから、かつての名車を彷彿とさせるネオクラシックなど多岐にわたります。そんなトライアンフのおすすめモデルをご紹介、トライアンフのバイクの魅力に迫ります。

トライアンフのおすすめバイク①

ボンネビルT120

アメリカはユタ州で開催されるモータースポーツのスピード競技に使用される平原、ボンネビル・ソルトフラッツの名を冠されたトライアンフの歴史的モデルがボンネビルです。空冷から水冷への変更などその時代にマッチした変更を受けつつも、バーチカルツインのエンジン形式などデザインの基本ラインは変わることなく新型モデルが作られ続け、トライアンフというよりは今やブリティッシュアイコンとまで言わしめる、イギリスを代表するバイクであると言えます。

スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列2気筒270°クランク
排気量:1200cc
最高出力:80ps / 6550 rpm
最大トルク:105N・m /3100rpm
全長×全高×全幅:- ×1100mm×785mm
シート高:790mm
車両重量:224kg
燃料タンク容量:14.0リットル

トライアンフのおすすめバイク②

スピードトリプルRS

トライアンフの水冷ツインカム並列3気筒エンジンを搭載したネイキッドモデルがスピードトリプルRSです。そのスパルタンな走りとデザインは、まさにストリートファイターというジャンルの歴史を切り拓いたバイクといっても過言ではありません。映画「ミッションインポシブル2」でトム・クルーズが駆ったことで人気を不動のものとしました。現行で7台目となる新型は、パワー・トルクともにアップしつつさらなる軽量化が図られ、さらにパフォーマンスに磨きがかけられています。

スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC12バルブ並列3気筒
排気量:1050cc
最高出力:150PS / 10500rpm
最大トルク:117N・m /7150rpm
全長×全高×全幅:2075mm×1070mm×775mm
シート高:825mm
車両重量:189kg
燃料タンク容量:15.5リットル

トライアンフのおすすめバイク③

タイガー1200XRT

現存する最古のバイクメーカーとして長い歴史を誇るトライアンフの、オンロードもオフロードも走れるアドベンチャーモデルがタイガーシリーズです。並列3気筒と、アドベンチャーとしては珍しいエンジン形式ながら、最新型となるタイガー1200XRTでは、トラクションコントロールやABS、シフトアシスト機構などツアラーとしてのポテンシャルをさらに高め、ツーリングに最適なモデルとして高い人気を集めています。

スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC12バルブ並列3気筒
排気量:1215cc
最高出力:141PS/9350rpm
最大トルク:122N・m/7600rpm
全長×全高×全幅:2230mm×1540mm×930mm
シート高:835mm
車両重量:269kg
燃料タンク容量:20.0リットル

トライアンフのおすすめバイク④

ストリートツイン

トライアンフを代表するモデルとして長い歴史を誇るボンネビルシリーズのデザインを踏襲しつつ、最新のテクノロジーを随所に注入されたネオクラシックモデルがストリートツインです。水冷化された新型バーチカルツインエンジンは、これまでの空冷モデルとは異次元のパワーとトルクを手に入れ、クラシカルなスタイリングはそのままにスポーティーな走りを楽しむことができます。ボンネビルよりややスリムなシートは足つき性もよく、小柄な日本人でも取り回ししやすいバイクに仕上がっています。


スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列二気筒270°クランク
排気量:900cc
最高出力:55PS/5900 rpm
最大トルク:80N・m /3230rpm
全長×全高×全幅:- ×1114mm×785mm
シート高:750mm
車両重量:198kg
燃料タンク容量:12.0リットル

トライアンフのおすすめバイク⑤

スラクストン

トライアンフの歴史的モデルであるボンネビルをベースに、1960年代にクラブマンレースで活躍したカフェレーサースタイルを現代によみがえらせた人気モデルがスラクストンです。メガホンマフラーやシングル風のシート、ティアドロップ型のタンクなどカフェレーサー風のデザインを踏襲しつつ、チューニングされた新型の水冷バーチカルツインエンジンのパワフルさや、フロント18インチホイールの軽快なハンドリングで、走りそのものを純粋に楽しむことができるバイクとなっています。

スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC並列2気筒
排気量:1200cc
最高出力:97PS/6750rpm
最大トルク:112N・m /4950rpm
全長×全高×全幅:- ×1030mm×745mm
シート高:810mm
車両重量:203kg
燃料タンク容量:14.5リットル

トライアンフのおすすめバイク⑥

ストリートカップ

トライアンフのネオレトロモデルであるストリートツインをベースに、よりレーシーなデザインでカフェレーサー風に仕上げられたのがストリートカップです。リア周りはストリートツインそのままに、フロントはドロップタイプのハンドルで前傾の強いライディングポジションを作り出しています。メーターバイザーやメガホンマフラー、シングル風のシートなど往年のカフェレーサースタイルのデザインながら最新型のメカニズムを注入され、軽快にスポーティな走りを楽しめる人気のモデルです。

スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列2気筒
排気量:900cc
最高出力:55PS/5900rpm
最大トルク:80N・m /3230rpm
全長×全高×全幅:- ×1105mm×740mm
シート高:780mm
車両重量:200kg
燃料タンク容量:12.0リットル

トライアンフのおすすめバイク⑦

ストリートスクランブラー

遠い昔、バイクのレースは舗装されたサーキットなどなく、未舗装のコースでストリートバイクをダート用に改造して行われていました。そんな時代を彷彿とさせる強化されたサスペンションやブロックパターンのタイヤ、アップマウントされたマフラーなどのカスタムを施したスクランブラーというカテゴリーが人気です。そんなスクランブラースタイルのデザインに、トライアンフの新型の水冷エンジンを搭載したモデルがストリートスクランブラー です。空冷エンジンを思わせる冷却フィンやアップマフラー、タックロール入りのシートなどスクランブラースタイルのディテールにこだわったデザインで高い人気を誇ります。

スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列2気筒
排気量:900cc
最高出力:55PS/5900rpm
最大トルク:80N・m /2950rpm
全長×全高×全幅:- ×1120mm×831mm
シート高:790mm
車両重量:206kg
燃料タンク容量:12.0リットル

トライアンフのおすすめバイク⑧

ボンネビルボバー

ダートトラックレースやドラッグレースで活躍したナローでショートな車体を模したカスタムとして人気のボバースタイル。トライアンフ伝統のボンネビルに、AVON製の太いタイヤ、フォークブーツやブラックアウトされた外装パーツでボバースタイルに仕立て上げられたモデルがボンネビルボバーです。注目すべきはシート下にうまく収納されたモノショックが可能にした、当時のボバーを思わせるようなリジット型フレームです。スポーティな走りを支える新型の水冷エンジンも、ボバーのスタイルを損なわない小型ラジエターが採用されるなど、デザインのディテールにもこだわりが見られます。

スペック


エンジン:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列2気筒
排気量:1200cc
最高出力:77PS/6100rpm
最大トルク:106N・m /4000rpm
全長×全高×全幅:- ×1025mm×760mm
シート高:690mm
車両重量:237.5kg
燃料タンク容量:9.1リットル

トライアンフのおすすめバイク⑨

スピードマスター

名車ボンネビルをベースに、特徴的なビーチバーハンドルによるアップライトなスタイルや、前よりに取り付けられたフットレストで、ゆったりとしたライディングポジションを実現したバイクがスピードマスターです。デザイン的にはボバースタイルですが、2名乗車可能なゆったりとしたピリオンシートの採用で、タンデムで広い道をゆっくりとクルージングするのに最適な大人のモデルに仕上がっています。

スペック

エンジン:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列2気筒
排気量:1200cc
最高出力:77PS/6100rpm
最大トルク:106N・m /4000rpm
全長×全高×全幅:- ×1040mm×770mm
シート高:705mm
車両重量:245.5kg
燃料タンク容量:12.0リットル

トライアンフのおすすめバイク⑩

デイトナ675R

総合バイクメーカーとして数多くの車種をラインナップするトライアンフの、ミドルクラスのスーパースポーツバイクがデイトナ675です。デイトナの名前は、かつてデイトナ200マイルレースで2年連続優勝を果たした歴史的バイクであるタイガーT100Rデイトナにさかのぼり、トライアンフ伝統のスポーツバイクのペットネームとなっています。スーパースポーツとしては珍しい3気筒のエンジンレイアウトは、パワーとトルクをバランスよく両立させるのに貢献し、スペック以上に操って楽しいバイクとなっています。

スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC12バルブ並列3気筒
排気量:675cc
最高出力:128PS/11750rpm
最大トルク:74N・m /11900rpm
全長×全高×全幅:2045mm×1112mm×695mm
シート高:830mm
車両重量:184kg
燃料タンク容量:17.4リットル

トライアンフのおすすめバイク⑪

ロケットⅢロードスター

トライアンフのクルーザータイプのフラッグシップモデルがロケットⅢロードスターです。ロケットⅢシリーズの名を冠したモデルは以前にもありましたが、日本の環境基準に適合せず一時撤退していました。新型ではこの環境基準をクリアし、クルーザーではほとんど見られない3気筒エンジンのトルクフルな走りも堪能できる大人のクルーザーとなっています。

スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC12バルブ並列3気筒
排気量:2294cc
最高出力:148ps/5750rpm
最大トルク:221N・m/2750rpm
全長×全高×全幅:2500mm×1165mm×970mm
シート高:750mm
車両重量:374kg
燃料タンク容量:23.5リットル

トライアンフのバイクの歴史

創業

現存する最古のバイクメーカーと言われるトライアンフの歴史は、1885年にさかのぼります。もとは創業者のシーグフリード・ベットマンが興した貿易会社がそのスタートでした。やがて「トライアンフ・サイクルカンパニー」を設立し、自転車の販売を開始します。次いで新たな乗り物として注目されていたバイクに着目、自社で開発したフレームに他社製エンジンを搭載した「ナンバー1」の製造を開始します。その後エンジンの製造にも着手し、社名を「トライアンフ・エンジニアリング」とあらため、本格的にバイク生産を開始しました。

世界恐慌からの復活とバイク製造への特化

トライアンフのバイクは、マン島TTレースでの好成績などから順調にその評価を上げていきました。やがて四輪製造にも着手、社名も「トライアンフ・モーターカンパニー」とあらためますが、世界恐慌で業績が悪化します。再建を余儀なくされたトライアンフは、ふたたび社名を「トラインフ・エンジニアリング」に戻し、バイク専業メーカーへの道を選びます。その後登場したスピードツインが爆発的にヒットし、見事な復活を遂げます。


メリデン時代

第二次大戦が始まると、トライアンフも他メーカーと同様に軍用車の生産に追われます。やがて主力工場であったコヴェントリーが空襲を受けたため、工場をメリデンに移転します。戦後もメリデンで生産を続けたトライアンフは、6TサンダーバードやT120ボンネビルを生み出し、黄金期を迎えます。しかしその栄光もやがて終わりを迎えます。高性能で低価格な日本製バイクの台頭に抗しきれず、ついに会社は倒産しメリデン工場は閉鎖されます。

ヒンクレーから現在へ

トライアンフの歴史はメリデン工場の閉鎖により、一旦その幕を閉じます。しかしその後、実業家のジョン・ブルーアがトライアンフの商標権を買い取ります。やがてヒンクレーに新工場を設立し、本格的にトライアンフブランドでのバイク製造を再開します。新生トライアンフは、水冷3気筒エンジンなどの新型モデルを次々に投入、デイトナなど現代も続くモデルが登場します。そしてトライアンフの歴史の象徴ともいえるボンネビルなど往年のブランドも復活させ、現在に至ります。

トライアンフのバイクの魅力

豊富なラインナップ

トライアンフの魅力のひとつに、豊富なカテゴリーや小排気量から大排気量まで網羅した車種のバラエティの豊富さが挙げられます。そのラインナップはスーパースポーツからネオクラシック 、アドベンチャー、クルーザーなど多岐にわたります。派生車種も非常に多く、自分のライディングスタイルに合わせたバイク選びができるのもトライアンフの人気の秘密と言えます。それに加えカスタムパーツも多く、愛車を自分好みのスタイルに作り上げてオリジナリティを出す楽しみもあります。

こだわりのエンジン形式

トライアンフがボンネビルなどのトラディショナルのモデルに採用しているエンジン形式は、2本のシリンダーを並列に並べたバーチカルツインと呼ばれる形式です。かつての空冷から水冷に冷却方式は変わりましたが、いまだにこのエンジン形式は変わらずに採用されています。またデイトナやスピードトリプルに採用されるのは、スポーツバイクとしては珍しい水冷3気筒エンジンです。これらスペックとは隔絶したこだわりのエンジン形式を守り続けていることも、トライアンフの秘密のひとつと言えます。

クラシカルな外観に最新のスペック

トライアンフの歴史的モデルであるボンネビルをはじめ、ネオクラシックとして人気のストリートツインやスラクストン、スクランブラーなどクラシカルなスタイルのバイクが多いのもトライアンフの人気の秘密です。でもこれらクラシックデザインのバイクも、心臓部には水冷化されたハイスペックエンジンや最新の足回りが採用されています。単なる懐古趣味にとどまらず、走ることの楽しみもちゃんと追求しているのもトライアンフの魅力です。

歴史に裏付けられた優れたデザイン

現存する最古のオートバイメーカーであるトライアンフは、その長い歴史の間に数多くの名車を生み出してきました。かつてバイクがもっとも輝いていた時代のデザインを復刻したネオクラシックやヘリテージが高い人気を集める昨今、トライアンフのバイクは蓄積されたノウハウを武器に、他社とはひと味異なる解釈のデザインのクラシックバイクを数多くラインナップしています。

やっぱりトライアンフはすばらしい

トライアンフのおすすめバイクやメーカーの歴史とその魅力についてご紹介しました。クラシカルスタイルのバイクを多くラインナップしながら、エンジンや足回りには最新型の技術を投入するなど、新しいものと古いものをうまく融合させた絶妙なバイクづくりは、長い歴史を誇るトライアンフでこそ成し遂げられることだといえます。みなさんも魅力あふれるトライアンフのバイクのオーナーになってみませんか。