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ハゲイトウ(葉鶏頭)とはどんなお花?花言葉や育て方など詳しくご紹介!

ハゲイトウ(葉鶏頭)はとても鮮やかな葉色が魅力的なカラーリーフプランツ。お庭や寄せ植えのアクセントに重宝されます。強健なハゲイトウ(葉鶏頭)ですが直根性なので植え替えは苦手。ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方や増やし方のポイントをご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ハゲイトウ(葉鶏頭)ってどんな植物?

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、花を楽しむのではなく葉っぱを楽しむ植物です。草丈は品種にもよりますが、1メートルから大きい品種では2メートルにも育ちます。では、ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方や増やし方のコツを見ていきましょう。

ハゲイトウ(葉鶏頭)とケイトウは別の品種

ハゲイトウ(葉鶏頭)には、「ケイトウ」という名前がつけられていますが、実はケイトウ属ではなくヒユ属に属し、ケイトウとは別の品種です。ハゲイトウ(葉鶏頭)と同じヒユ属の品種には、実が食用にされるアマランサスがあります。

ハゲイトウ(葉鶏頭)は寄せ植えにもぴったり

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、鮮やかな葉っぱからカラーリーフプランツとして人気が高いです。ガーデンのところどころに植えておくといいアクセントになります。また背が高くなる特徴を生かして、寄せ植えの真ん中に植え付けるのもおすすめです。色鮮やかな葉っぱがほかの寄せ植え資材を引き立ててくれます。

学名「Amaranthus  tricolor」の由来

ハゲイトウ(葉鶏頭)の学名は、「Amaranthus  tricolor」。「「tricolor」というのは「3色の」という意味を持つ言葉で、旧約聖書のなかでヤコブがヨセフに与える上着の色に由来しています。ハゲイトウ(葉鶏頭)の葉っぱの色が鮮やかであることから、つけられた名前です。 

別名「雁来紅」の由来

ハゲイトウ(葉鶏頭)の別名は、「雁来紅(がんらいこう)」。ハゲイトウ(葉鶏頭)の葉っぱが、秋の雁が飛来する時期に赤くなることから名付けられました。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の花の特徴

ハゲイトウ(葉鶏頭)の花は、8~11月ごろに咲きます。とは言え、ハゲイトウ(葉鶏頭)の花はほとんど目立たず、ハゲイトウ(葉鶏頭)は葉っぱを楽しむ植物と言えます。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の葉の特徴

ハゲイトウ(葉鶏頭)の葉っぱの色は、赤、黄、緑と鮮やかな原色です。ハゲイトウ(葉鶏頭)の葉っぱの形は、楕円形の先をとがらせたような雰囲気です。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の基本データ

科名属名

ヒユ科ヒユ属

学名

Amaranthus  tricolor

和名


葉鶏頭(はげいとう)

別名

雁来紅(がいらんこう)

英名

Tampala

原産国

熱帯アジア

ハゲイトウ(葉鶏頭)の花言葉

ハゲイトウ(葉鶏頭)には、バラエティに富んだ花言葉が3つあります。どの花言葉も意味を知ると、ハゲイトウ(葉鶏頭)の特徴をよくとらえていることが分かります。

花言葉1・気取り屋

ハゲイトウ(葉鶏頭)はとても草丈の長い植物で、すいすいと茎を伸ばし成長します。その姿からイメージされ、「気取り屋」という花言葉がつけられました。

花言葉2・不老不死

ハゲイトウ(葉鶏頭)自体は一年草で、ずっと生き延びる性質の植物ではありません。ですが、ハゲイトウ(葉鶏頭)は種から育ちやすく、また鮮やかな葉っぱの色味からも、「不老不死」という花言葉がつけられています。

花言葉3・情愛

ハゲイトウ(葉鶏頭)の葉色はさまざまなのですが、なかでも赤色は大変鮮やかで目立つカラーです。ハゲイトウ(葉鶏頭)の燃えるような赤色から、「情愛」という花言葉がイメージされました。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の品種

ハゲイトウ(葉鶏頭)にはさまざなな品種があり、かなり葉っぱの色が異なります。お庭や寄せ植えなど植えたいイメージをしてから、好きなカラーのハゲイトウ(葉鶏頭)をチョイスするとよいでしょう。では、いくつかハゲイトウ(葉鶏頭)のおすすめ品種をご紹介いたします。

おすすめ品種1・アーリースプレンダー

「アーリースプレンダー」は、全体的に濃い赤紫色のハゲイトウ(葉鶏頭)です。葉茎の先の方につく葉っぱのみ少し薄い赤紫色になります。大変鮮やかなのでお庭のアクセントに取り入れると、華やかな印象をもたらしてくれます。

おすすめ品種2・トリカラーパーフェクタ

名前のとおり3色からなる「トリカラーパーフェクタ」。赤、黄色、緑のコントラストでとても目立つハゲイトウ(葉鶏頭)です。

おすすめ品種3・イルミネーション

「イルミネーション」は、地面に近い葉っぱは美しいグリーン、中頃から先端にかけての葉っぱは黄色の地色に小さな点々のような紫色の模様がはいる品種です。


ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方1・土作り

ハゲイトウ(葉鶏頭)は生命力豊かな植物で、それほど土質などは選びません。小粒の赤玉土や市販の草花用培養土など、ある程度水はけのよい土を準備しましょう。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方2・肥料

ハゲイトウ(葉鶏頭)を地植えにする場合は、ほとんど肥料をほどこす必要はありません。ハゲイトウ(葉鶏頭)を鉢植えで楽しむ場合のみ、少し肥料を与えましょう。まずはじめに鉢に植え付ける際に、元肥として穏効性の固形肥料を土に少し混ぜ込みます。そのあと追肥として、夏から秋にかけて葉っぱが色づくころに同じ穏効性の固形肥料を与えるとよいでしょう。だいたい1カ月に1度の割合で肥料をほどこしましょう。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方3・水やり

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、比較的乾燥を好む植物で、じめじめとした多湿の環境が苦手です。地植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。鉢植えにしている場合のみ、植えている土の表面が乾いたのを確認してから水やりをしましょう。ただし水のやりすぎは禁物です。あまりに多湿の環境では、ハゲイトウ(葉鶏頭)が根腐れを起こして枯れてしまうことがあります。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方4・場所

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、日当たりのよい風通しのよい環境が大好きです。とくに日差しに関しては、熱帯原産の植物らしくかなり強くても平気です。逆に、日の光があまり届かない場所では、あまりうまく育ちません。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方5・植え付け

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、地植えと寄せ植えなどの鉢植えどちらでも栽培できます。ただし大きく育つ特徴があるので、育ったあとのイメージをして植え付ける場所を選びましょう。寄

ハゲイトウ(葉鶏頭)は直根性の植物

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、直根性の植物です。直根性とは、根が地中にまっすぐ伸びていきあまり枝分かれしない植物の性質のことを指します。ハゲイトウ(葉鶏頭)のような直根性の植物は移植を嫌います。そのためハゲイトウ(葉鶏頭)の植え付けはかなり慎重におこないます。苗で購入したハゲイトウ(葉鶏頭)を庭や寄せ植えに植え替えるときは、ポットから土を崩さないようにぽこんと根っこを取りだして、できるだけスピーディーに植え替えましょう。植え付けたハゲイトウ(葉鶏頭)がしっかり根付くまで、日当たりのよさをキープしながら、水やりをこまめにおこないます。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方6・植え替え

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、一年草であり、さらに直根性の植物なので、基本的に植え替えはおこないません。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方7・支柱立て

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、1~2メートルの高さに成長する植物です。とくに成長いちじるしいのが夏から秋にかけてなのですが、その頃にはちょうど台風の被害にあうこともしばしばです。ハゲイトウ(葉鶏頭)を植え付けたあと、支柱を立てておくと安心です。ハゲイトウ(葉鶏頭)の根っこを傷つけないよう注意して支柱を立てます。麻ひもなどでゆるりと8の字に、ハゲイトウ(葉鶏頭)を支柱に誘引しましょう。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方8・病気

立枯病


ハゲイトウ(葉鶏頭)は強い植物なのですが、毎年同じところにばかり植え付けていると、時々立枯病が出ることがあります。立枯病にかかると、葉っぱがしおれたようになり最後には株ごと枯れてしまいます。ハゲイトウ(葉鶏頭)は毎年別のところに植えるか、同じところに植えたいときは土を新しく更新すると、立枯病の発生を予防できます。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の育て方9・害虫

ナメクジ

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、大きく育つとほとんど害虫の被害にあわなくなりますが、小さい幼苗のうちはナメクジの食害にあうことがあります。ナメクジは大食漢であっという間にハゲイトウ(葉鶏頭)の葉っぱや茎を食べてしまいます。とくに成長点を食べられてしまうとそのあと成長しなくなり、場合によっては枯れてしまうこともあります。ナメクジはじめじめとした梅雨時期に発生しやすい害虫です。その時期には植えているハゲイトウ(葉鶏頭)をこまめにチェックして、もしもナメクジがいたらすぐに駆除しましょう。

ヨトウムシ

ハゲイトウ(葉鶏頭)には、ヨトウムシが発生することがあります。ハゲイトウ(葉鶏頭)は大きく育つとヨトウムシの食害くらいではびくともしなくなります。ただし植え付けて間もない株や、種まき間もない苗のうちは、ヨトウムシに食べつくされてしまうことも。ヨトウムシは昼間は、ハゲイトウ(葉鶏頭)を植えている周りの土のなかに潜んでいて、夜になると活動しはじめます。小さな害虫ですが思いのほかよく食べますし、群生することも珍しくありません。ハゲイトウ(葉鶏頭)が何かに食べられているな、と思ったらヨトウムシの発生を疑ってください。昼間、周りの土を少し指で掘るとヨトウムシが出てきます。

ハゲイトウ(葉鶏頭)の増やし方・種まき

ハゲイトウ(葉鶏頭)の増やし方としては、種まきが一般的です。ハゲイトウ(葉鶏頭)の種は比較的発芽しやすく種まきによる増やし方は簡単です。ハゲイトウ(葉鶏頭)の発芽適温は25度以上と高いので、かなり外気温が温かくなってから種まきをしましょう。ハゲイトウ(葉鶏頭)は生育スピードが早く、遅めに種まきしても大丈夫です。

増やし方のポイント・嫌光性と直根性を意識しよう

ハゲイトウ(葉鶏頭)の種は、嫌光性です。嫌光性というのは光が当たるとうまく発芽しないタイプの種のこと。ハゲイトウ(葉鶏頭)の種をまいたら、薄く土をかぶせるのが種まきによる増やし方のポイントです。また、ハゲイトウ(葉鶏頭)は直根性なので、できれば移植しないで済む場所にはじめから種まきするのがベストです。あとで寄せ植えなどにする場合は、根土を崩さずに植え替えられる育苗ポットを利用しましょう。

密集させて種まきすると小さめに育てられる

ハゲイトウ(葉鶏頭)に魅力を感じるものの、スペースなどの関係であまり大きく育つのは困る、という場合には、種を密集させてまく方法がおすすめです。種をある程度狭いスペースにまいたあと、芽が出て混みあっていてもあまり間引きせずに育てます。そうすると比較的小さめサイズでハゲイトウ(葉鶏頭)を楽しむことができます。小さめのハゲイトウ(葉鶏頭)を群生させると、また雰囲気が異なって楽しいです。

ハゲイトウ(葉鶏頭)はパワフルなカラーリーフプランツ

ハゲイトウ(葉鶏頭)は、とても鮮やかな葉色のカラーリーフプランツです。土質を選ばずグングン成長し夏の暑さにも強いので、ほかの植物の育ちにくい場所に植えておくのもひとつです。また寄せ植えの材料としても大変人気です。ハゲイトウ(葉鶏頭)は、生命力豊かで育て方も増やし方も簡単。ポイントは直根性。植え替えなどに適さないため、餓えたいところにはじめから種まきするのがベスト。どうしても植え替えるときは、根土を崩さないようにしましょう。夏から秋にかけて燃えるような赤色に変化するハゲイトウ(葉鶏頭)をガーデンに取り入れてみませんか。

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