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エリゲロンとは?花言葉や育て方を解説!増やし方や冬越しのコツは?

エリゲロンをご存知でしょうか?エリゲロンは野趣溢れる可愛い花を咲かせる植物で、生命力も強く、初心者にも育てやすい種類として人気ですよね。今回はそんなエリゲロンの特徴や花言葉、育て方や増やし方、冬越しの方法などを詳しく解説していきます!
2020年8月27日
T・S
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エリゲロンの育て方!

エリゲロンとは、キク科エリゲロン属に分類される植物です。エリゲロンの仲間は約200種類ほどあり、よく知られているハルジオンやヒメジョオンなども仲間です。非常に生命力の強い植物でもあり、こぼれ種で勝手に増えることも多く、中々上手く育てることが出来ないガーデニング初心者にもおすすめの花ですね。今回はそんなエリゲロンの特徴や花言葉、育て方や増やし方、冬越しの方法などを詳しく解説していきます!

エリゲロンの特徴

エリゲロンとは?

原産地はメキシコ~パナマとされていますが、多く自生しているのは北アメリカや中央アメリカです。大きさは差があり、5㎝程度のものもあれば、なんと100㎝になることもあります。多くの場合は15㎝~40㎝程度のサイズに育ちますので、丁度良い大きさですよね。ほふくするように横に広がる性質があり、1株の横幅は大体30~60㎝程度の大きさになります。種類によって大きさも違ってくるのですが、ほとんどのものは育てやすいサイズとなっています。

エリゲロンの花と開花時期

花は白やピンク色、紫色の品種が多く、基本的には白色の花を咲かせます。白色の花を咲かせたあと、徐々にピンク色の花をつけていき、2色の花が入り混じって美しい姿となります。花の大きさは2㎝ほどと小さく、キクのような見た目をしています。ユウゼンギクと似ているとよく言われていますね。開花期は種類によって違いがあり、4~11月の間に咲きます。最盛期は夏時期となっており、冬になると地上部を枯らした状態で冬越しをします。

エリゲロンの種類

種類①アズマギク

1つ目の種類が「アズマギク」です。こちらは日本に自生する種類で、比較的馴染みのある花となっています。こちらの亜種に「ミヤマアズマギク」という種類があり、こちらの方がよく流通しています。日本の気候によく合った、育てやすい品種となっています。

種類②カルビンスキヌアス

2つ目の種類が「カルビンスキヌアス」です。こちらが最も育てられている品種で、流通しているものの多くはカルビンスキヌアスとされています。生命力が非常に強いので、ガーデニング初心者にも育てやすく、その生命力から帰化植物として野生化している地域もありますね。野趣溢れる見た目が特徴で、ナチュラルガーデンを好む方々に愛されています。

種類③ロサ・ジュエル

3つ目の種類が「ロサ・ジュエル」です。こちらは他の種類と違って花が大きく、見応えがあるのが特徴です。開花時期は初夏~となっており、デージーのような花形と言われています。こちらも育てやすいので、苗を見かけた際は是非育ててみて下さい。

エリゲロンの花言葉

エリゲロンの花言葉は?


花言葉は「遠くから見守ります」です。この花言葉は、白色と赤色・ピンク色の花が混ざる姿が源平合戦に見立てられて付けられたとされています。エリゲロンの和名は「源平小菊」となっており、源平合戦が深く関わっていることが分かりますよね。どなたかに花を贈られる際は、花言葉を添えて贈ると喜ばれるかもしれません。

エリゲロンの名前の由来は?

源平小菊と呼ばれる由来は先述しましたが、エリゲロンという不思議な名前の由来も気になりますよね。これはギリシア語から来ている言葉で、「エリ」が「老人」という意味を持ち、「ゲロン」が「早い」という意味を持っています。咲いた花がすぐに枯れて白い綿毛をつけてしまうので、すぐに老人になってしまうということで付けられたとされています。

エリゲロンの寄せ植え例

寄せ植え例①

お庭の寄せ植えによく使われている植物であり、画像のように素敵な庭作りに適しています。こちらの画像ではポリゴナムといおう植物と一緒に、グランドカバーのような寄せ植えがされています。とても素敵な雰囲気になっていますよね。生命力も強く、放っておいてもしっかり育ってくれるので、管理が楽なのもポイントです。

寄せ植え例②

こちらは野趣溢れる寄せ植え例です。イワダレソウなどと一緒に寄せ植えされており、凄く可愛らしいと高評価されています。この組み合わせは非常に相性が良く、どちらの花の雰囲気も相手を殺さず、上手く混じり合います。他にも野趣溢れる植物は沢山ありますので、是非いろいろな植物と合わせて試してみて下さいね。

寄せ植え例③

こちらはクローバーと寄せ植えをした例です。こちらのクローバーは緑や紫の葉をしており、エリゲロンのシンプルな白色と良い組み合わせとなっていますよね。白色だけだと単調になってしまいますので、こうした色つきのものと組み合わせるのがおすすめです。クローバーも非常に生命力が強く、管理がいらないのでおすすめです。

エリゲロンの育て方①環境

エリゲロンの生育環境

まずは環境から覚えていきましょう!日当たりの良い、乾燥した環境を好みます。蒸れやすい、風通しの悪い場所に植えると、病気になったりする可能性がありますのでご注意下さい。とはいえ、基本的に丈夫な植物ですので、多少合わない環境でもしっかり育つことが多いので、あまり深く考えなくても大丈夫です。コンクリートの隙間でも育つほどですので、植えたい場所に植えてみましょう!

エリゲロンの冬越し

植物を育てる際に気になるのが「冬越し」ですよね。冬の寒さに非常に強いので、冬越しの心配はあまりいりません。耐寒温度は-5~-10度くらいと言われており、厳寒地でなければ耐えることが出来ます。大体の地域で冬越しでき、防寒などをしなくても翌年の春にまた元気に育ち始めます。水やりを控えて、春を待ちましょう。

エリゲロンの育て方②用土・植え付け

エリゲロンの用土


鉢植えで使用する用土は、ご自分で作られる場合は赤玉土を7割、腐葉土を3割の割合で混ぜたものを使いましょう。作りたくない方は市販のものでも構いません。その場合は山野草用のものか、草花向けの培養土を使うのがおすすめです。庭植えの場合は、植え付け2週間前くらいに腐葉土を混ぜて慣らしておきましょう。腐葉土を混ぜることで土質が改善され、良い状態となります。

エリゲロンの植え付け

植え付けの時期は春か秋です。苗がよく流通していますので、苗を購入して、なるべく日当たりの良い場所に植えましょう。苗を購入する時は、より元気そうで、かつ病気や虫がついていないかなどをよくチェックします。もしお近くのお店・ホームセンターなどに苗が無ければ、ネットショップでもよく販売していますのでチェックしてみて下さい。

エリゲロンの育て方③水やり・肥料

エリゲロンへの水やり

育てる上で一番大切なのが水やりの具合です。水やりをしすぎると多湿になり、根腐れに繋がってしまいますのでご注意下さい。鉢植えであれば、土の表面が乾いてから水やりをします。表面が乾いていなければ水やりするのを待ちましょう。庭植えでは雨水により水分が供給されますので、ほぼ水やりをしなくても大丈夫です。夏時期などで、雨の降らない日が続いた際に、よほど乾いているようであれば水やりをしましょう。

エリゲロンへの肥料

植物を育てるとなると肥料をイメージする方も多いのですが、肥料は植物によってはあまりいりません。特に生命力の強いエリゲロンのような植物は、肥料を与えすぎると逆に状態が悪くなってしまいます。鉢植えの場合は春と秋の生育期に少しだけ緩効性化成肥料を与えるだけで大丈夫です。庭植えは自然に肥料分が入ってきますので、与えなくても問題ありません。

エリゲロンの育て方④植え替え・増やし方

エリゲロンの植え替え

すくすくと成長する植物ですので、鉢植えをしていると根詰まりしてしまいます。ですので、1~2年ごとに植え替えをしてあげましょう。鉢から株を取り出し、古い土をある程度落としてから、新しく用意した一回り大きな鉢に植え替えてあげます。庭植えであれば植え替えをしなくても数年間は問題ありません。ただし、蒸れるほど密生している状態であれば植え替え・植え直しをしましょう。

エリゲロンの増やし方①株分け

ある程度育ったら、増やし方にも挑戦してみましょう。主に行われている増やし方は「株分け」と「種まき」です。株分けは植え替えと一緒に行うのがおすすめで、鉢から取り出した株の土を落として、そのまま株分けしてしまいましょう。別々の鉢に植えれば、別株としてまた育っていきます。株分け後は少し体力が落ちますので、しばらくはしっかり管理してあげて下さい。

エリゲロンの増やし方②種まき

株分け同様、種まきでも簡単に増やすことが出来ます。特にカルビンスキアヌスという品種は、こぼれた種で自然に増えていくことも多いので、難しくありません。花が咲き終わったら種が作られますので、その種を採取しておき、3~4月、もしくは9~10月に種まきをします。温度は15~25度ほどあれば発芽しますので、暖かい時期が良いですね。種まきをしたあとの発芽率も良く、大体7日~10日ほどで芽が出てきます。

エリゲロンの育て方⑤剪定・切り戻し

エリゲロンの剪定・切り戻し


冬越しの準備として、晩秋に剪定・切り戻しをしましょう。茎が枯れて乱れていきますので、しっかり剪定・切り戻しをし、冬越し前にスッキリさせておきます。また、春~秋時期に育ちすぎた場合も適時剪定・切り戻しをして、ドーム状の形に整えます。綺麗な形に剪定・切り戻しをすると、しばらく期間を開けてまた開花しはじめます。蒸れの防止にも繋がります。

花がら切りも

剪定・切り戻しと同じくしておきたい手入れが「花がら切り」です。花は次第に枯れていき、種をつけます。種をつける時に栄養をとってしまいますので、花を長く楽しみたい場合は、種をつける前に花がら切りを行い、栄養を次の花に回してあげます。花は適時切りつつ、剪定・切り戻しのタイミングでばっさりと花を無くし、再び開花させるのがおすすめです。

エリゲロンの育て方⑥病害虫

エリゲロンの病気

画像はエリゲロンではありませんが、灰色かび病という病気にかかっています。主に灰色かび病やうどんこ病といった、白くなる病気にかかりますのでご注意下さい。原因は多湿環境であること、風通しが悪いことの場合が多いので、剪定作業を適時行い、水やりをしすぎないことで予防出来ます。

エリゲロンにつく害虫と対策

害虫はアブラムシやハモグリバエがつきます。アブラムシは少なければガムテープなどで取っても構いません。多い場合は薬剤を使った方が良いですね。ハモグリバエは画像のように、葉に潜って白い跡をつける害虫です。葉の中にいると薬剤が届きませんので、葉に入る前から薬剤で予防をしておき、入ってしまったものは潰して被害が広がらないようにします。

まとめ:エリゲロンの育て方

今回の「エリゲロンとは?花言葉や育て方を解説!増やし方や冬越しのコツは?」はいかがでしたでしょうか?特徴や花言葉、種まき・株分けでの増やし方、注意点などを解説させて頂きましたが、かなり育てやすい植物でしたよね。こぼれ種で増えてしまうほど強い植物ですので、枯れるのが心配な初心者の方にもおすすめです。多湿になってしまうと状態が悪くなってしまいますので、水やりをしすぎないようにだけご注意下さい。

エリゲロンが気になる方はこちらもチェック!

今回はエリゲロンについて解説させて頂きましたが、他にも植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非チェックしてみて下さい。