検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

カザフスタンの治安は悪い?危険地域や旅行を楽しむための注意点を解説!

カザフスタンは中央アジアに属する国です。日本ではテロなどの報道が多いため、この国周辺は治安が危ないと思っている人も多いのではないでしょうか。今回はそんなカザフスタンの治安はどうなのか、旅行中の注意点などを解説していきたいと思います。
更新: 2021年5月13日
高橋元輝
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

はじめに

カザフスタンと聞いてあなたはどんなイメージを持つでしょうか。なかなか話題になることもない国ですので、良いイメージも悪いイメージもないかもしれません。もしかしたら紛争のイメージが強い人もいるかもしれません。しかし、カザフスタンは実はとても魅力に溢れた国なのです。

今回はそんなカザフスタンの観光や旅行する人のために治安情勢や物価などの情報を解説していきたいと思います。

カザフスタン

カザフスタンはアジアですが、日本からは遠く、ヨーロッパの近くにあります。国土が広く、ロシアと接しているため、公用語はロシア語のようで、国でもロシアの影響を多少なりとも受けているようです。また、首都のアスタナは「近未来都市」と言われているほど、進んでいる所であり、そのため見所も多く、旅行者を飽きさせない国となっています。

計画都市 アスタナ

アスタナが近未来の都市と言われている理由は、1998年に計画都市に選ばれたことにあります。計画都市というのは人工的に作られた都市で、土地を利用しようとする紛争などを起こしにくくするということなどを計算に入れて発達していきます。アスタナはベルリンのような街をモデルとして作られていますが、完成は2030年ごろになるようです。この計画都市には日本人の設計士が関わっているので、日本ともとてもゆかりのある都市です。

カザフスタンの実際

そんな計画都市などが目立つカザフスタンですが、計画都市だけでなく、観光するにはとても楽しい国となっています。古代遺跡群や綺麗な湖、庭園やブルーモスクなど、様々なものを目で楽しむことができます。また、アフガニスタンはインドと共通した料理が多いため、ナンが主食となっており、カレーなども楽しむことができます。このように良い事がほとんどですが、治安に関しては近年過激化しているイスラム教徒の事もあり、テロなどの情報には注意しないといけません。

カザフスタンの良い所

近未来都市

先程も書きましたが、カザフスタンのアスタナはまだ新しく作られたばかりの都市です。そのため、治安情勢も良い状態で、安心して新しい建物やデザイン豊かな場所を観光できるはずです。また、バレエやオペラなどの劇場や美術館、博物館なども多くありますので、芸術が好きな方にはとてもいい観光地なのかもしれません。この都市はまだまだ計画の途中ですので、これからもっと様々な名所が生まれてくるはずのので期待していましょう。

自然の豊かさ


東京のような大きいものが立ち並ぶ都市だけでなく、自然もとても豊かです。真っ青な色をしている湖のパンデ・ミール湖。バーミヤン渓谷の美しさや昔のまま残っている古代遺跡の数々。ビルが立ち並ぶアスタナとは違った大自然が楽しめる所もあります。また、庭園などもあり、ピクニックなどで人が溢れているゆったりとした空間もありますので、どんな場所でも楽しめます。

 

カザフスタンの悪い所

テロの危険性

カザフスタン周辺の国につきまとう問題として一番大きいのは、テロの危険性が大きいということではないでしょうか。アルカイダの印象はとても大きく、今でも国内で何が起きても不思議ではありません。そうした脅威がアフガニスタンでは毎日続きます。また、近年ではイスラム国という新たな組織も出てきて日本人の犠牲などでもとても話題になっています。こうした脅威とも隣り合わせの国です。危険な情報は旅行に行く前にしっかりと確認しておきましょう。

治安情勢の悪さ

テロの脅威ももちろんですが、日本と違い海外の国では銃の保有や薬物などが当たり前のようになっています。そのため、それらに関連した犯罪もあり、決して油断して歩いていけるわけではありません。外に出歩く時は、細心の注意を払って出歩くようにしましょう。また、怪しそうな人間が近づいてきたら関わらないで逃げるのが賢明です。いくら治安が良い所と言っても、こうした危険は旅行には絶対にあるので何事も注意して行くことです。

カザフスタンの治安情勢

カザフスタンの治安情勢は周辺に比べるととても良い状態です。特にアスタナはまだ作っている途中なので、警備もとても強化されています。また、警官も多く、そのため治安が守られているという見方もできます。しかし、警官が多いゆえにそれになりすました犯罪も起きているという情報があるのも事実です。
海外を旅行する際に、必ず注意しなくてはいけないのが、スリや置き引きです。カザフスタンのように比較的治安が良いとされている国でもそれは例外ではありません。

隣国の影響

基本的には治安情勢が良い国ですが、隣国はそうではありません。アフガニスタンは政府とタリバンとの内紛は続いていますし、テロの恐怖にもさらされ続けています。その影響はカザフスタンにも絶対に及ばないわけではないので、どうしても危険はついて回ります。とはいえ、観光地もあり、開発都市の対象となるほど国としては評価されている国ですので、自分が危険な行動を取らなければ楽しく観光できます。

カザフスタンの観光

カザフスタンは、安心して出歩けないほど治安情勢が悪いわけではなく、観光地も多いため、旅行者にとってはとても楽しい国です。そのため、旅行は楽しめますが、当然治安の悪い危ない場所もあるようです。カザフスタンに観光に行く際は楽しい場所を調べるのも当然ですが、危ない場所も情報を把握してより楽しい旅行にしていきましょう。

治安の良い場所

治安の良い観光地①:カザフスタン国立中央博物館

カザフスタン国立中央博物館はカザフスタンの今までの文化と歴史が展示されている場所です。またカザフスタンの物価が安いため、入場料は日本円にすると50円程度で入れてしまうようです。中にはフリーマーケットなどもあり美術品を見るだけではなく、買い物もできるようです。カザフスタンは宝石や工芸品なども有名なので、お土産をここで買うのもいいかもしれません。


治安の良い観光地②:アスタナ

アスタナは前に書いていますが、計画的に開発されている都市です。映画のセットのような生活感のない場所でインスタ映えする場所ですのでカメラが好きな人はアスタナはとても良い観光地でしょう。また今でも開発が進んでいるため、警備なども万全の状態になっており、治安も良い状態です。色々な施設もあるので、1つのテーマパークのような感覚で旅行ができるでしょう。

治安の良い観光地③:カザフ民族楽器博物館

この博物館は約110年前に建てられた建物で、楽器が所狭しと並んでいます。。これらはほとんどが、プラト・サリバエフによって集められて保管されたもので、約40種類もの楽器が展示されています。ここは音楽に興味のある人ならとても興味深い場所です。それに治安もとても良いので観光にはおすすめです。

治安の良い観光地④:タムガリの考古的景観にある岩絵群

この岩絵群はカザフスタンではとても有名です。。岩絵が書かれている範囲も広く、900万㎡にも広がって岩に様々なものが書かれています。この絵は様々な民族たちが道を行き来して書いていったもので、当時の人々の暮らしや動物たちを知ることができるため大変貴重なものとなっているようです。絵以外でも、青銅器の時代から今に至るまでの様々な石器などが見つかっているため、歴史的に価値のある場所です。

治安の良い観光地⑤:ホジャ・アフメッド・ヤサウイ廊

このホジャ・アフメッド・ヤサウイ廊も文化遺産として登録されています。この遺産はカザフスタンでの世界遺産第一号の場所で、見て回る時間も数時間で全部を見て回れるので、観光にはとても良い場所です。周りにはバラが植えられていて綺麗になっています。

ただ、この遺産の周りはとても治安は良いですが、生活に不便な場所という情報も多いですので、水や食料はしっかりと準備していきましょう。

治安の悪い危険な場所

治安の悪い危険な場所①:貧困な街

カザフスタンはほぼすべての都市で治安情勢が良いので、治安の悪い場所というのは限られてきます。特に気をつけなくてはいけないのが、格差社会によって生まれた貧困に陥った人達のいる所です。どんな国でも、貧困者は犯罪に手を染めやすいものです。ですから、スリや窃盗には十分気を付けましょう。

カザフスタンは特に特定の危険な場所という所はないようなので、カザフスタンに行く際はスリや置き引きに気を付けていれば大丈夫です。

観光する日本人が注意すべきこと


麻薬

この国はアフガニスタンからの麻薬を運んでくるための経路になっています。そのため、カザフスタンでも麻薬が蔓延しており、麻薬に関する事件も少なくありません。日本人が観光していて、麻薬の誘いを受けたりということもあるようです。少しでもおかしいな話だと思ったらすぐに、その人と会話するのをやめて立ち去りましょう。

白タクシー

日本人には聞き馴染みのない「白タクシー」と呼ばれるものがカザフスタンにはあります。白タクシーというのは、許可を得ずに勝手に営業をしているタクシーの事です。実は日本人はこの白タクシーの被害が多いようで、ぼったくられたり乗車運賃を高く取られたりするようです。こちらはカザフスタンに行く前に情報を得ていれば回避できます。

警察官

カザフスタンはとても警官が多いということも特徴の1つです。警官が多いため治安が守られているといってもいいくらい警官の存在は大きいです。しかし、警官のふりをして日本人に近づき、強盗をするという被害の情報もあり、簡単に信用してはいけないようです。警官に声をかけられたときは警官にも身分を証明してもらうとより安全なようです。

 

カザフスタンの物価

この国の物価はとても安く、旅行するためにかかる費用の全てが物価が低いです。これは中央アジア全体に言えることですが、物価が安く、経済的にはとても良い旅行先のようです。宿泊費はでも日本円で1500円程度ですし、食事に関しても物価は低く、宿泊費の物価よりも安いです。治安も良く、物価も安く、観光地がたくさんあるとはカザフスタンに住んでもいいくらい充実していますね。

まとめ

この国は治安情勢、人柄などもよく、物価も安く、観光地も多いという日本人にとってとても旅行に行くには魅力的な国だということが分かりました。また、スリや置き引きに気を付けてさえいれば、快適に過ごせるほど、危険な場所もなく、旅行で被害に遭いたくない人にはぴったりの国です。

ただ、カザフスタンにも麻薬や偽物の警官など、旅行中の危険は当然ありますので、カザフスタンを観光する際はこういう所には気を付けて行きましょう。