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鷹ノ巣山とは?登山コース情報から初心者でも楽しめる日帰りルートもご紹介!

登山者に人気の奥多摩地域。その中に鷹ノ巣山も位置しています。アクセスのルート・コースもたくさんあり、人気の山となっています。奥多摩の縦走路に位置しているため、登山人数も多い山でもあります。そんな鷹ノ巣山を登山してみたい方は、この記事を参考にしてください。
2020年8月27日
kawana yukio
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鷹ノ巣山とはどんな山なのか

鷹ノ巣山(たかのすやま)は、東京都西多摩郡奥多摩町にあり、奥多摩山系に属する山です。標高は1736,6mとなり、都内の山としては高山です。奥多摩駅裏から西に延びる尾根(石尾根)の中間に位置しています。

山頂の南側は見晴らしが良く、真下に奥多摩湖や奥多摩山系の山々、先には丹沢の山々や天気が良ければ富士山まで見渡せます。数ある奥多摩山系の中で、雲取山と並び日帰り登山などで人気のある山です。

 

鷹ノ巣山登山口へ車でのアクセスルート

鷹ノ巣山の各登山口にアクセスする場合、中央自動車八王子JCTより圏央道に進み、圏央道日の出ICより国道411号線に入り奥多摩町に入ります。他のルートより奥多摩町に入る場合でも、必ず国道411号線を使用します。国道411号線沿いに奥多摩駅があり、その周辺に駐車場がたくさんあります。そこから登山口へバスで向かうのがベストです。

各登山口には路上駐車が数台できるだけです。人気の山だけに、すぐ満車になります。無理やり駐車すると、地元の交通の障害になり、規制対象になります。

鷹ノ巣山登山口へ公共交通機関でのアクセスルート

鷹ノ巣山の各登山口に行くには、JR青梅線の奥多摩駅を利用します。JR中央線の青梅駅で、青梅線に乗換え奥多摩駅に向かうアクセスルートとなります。奥多摩駅よりバスで東日原・奥多摩湖(水根)・峰谷の登山口のあるバス停にアクセスできます。

東日原・奥多摩湖(水根)はバスの便は良く、登山口バス停でそれ程待つ必要はないとおもいます。峰谷バス停は、バスの便は少ないです。場合によっては、タクシー利用が必要かもしれません。

西東京バス
奥多摩駅よりのバス時刻がチェックできます。

鷹ノ巣山登山・日帰りコース

鷹ノ巣に登山するのには、複数の登山コース・ルートがあります。その中で、代表的な日帰りコース・ルートを紹介します。アクセスが容易なコース・ルートとなります。四季を問わず登山者の非常に多いコース・ルートです。

東日原登山口~鷹ノ巣山~水根登山口:健脚向き日帰りコース

東日原登山口より登山を開始します。案内標識があり、道に迷うことはありません。木の根だらけの登山道を登ることになります。このコース・ルートは、奥多摩三大急登の一つと言われるきつい登りです。山頂までのコースタイムは3時間ほどですが、足に自信のある人向けの日帰りコースです。

 

山頂から六ツ石山方面に進みますが、途中で奥多摩駅への案内板がありますので、疲れた人は3時間20分で到着できます。六ツ石山からは、奥多摩湖・水根方面に進みます。水根バス亭までのトータルタイムは、7時間30分ほどです。

奥多摩駅~石尾根~鷹ノ巣山~榧ノ木尾根~倉戸口:比較的初心者でも楽しめるコース

このコース・ルートは代表的なもので、スタートは奥多摩駅です。駅前の交差点を右折し、日原街道を右折し、石尾根方面に進みます。進むと石尾根縦走・六ツ石山登山口があります。案内看板があります。登山口より三ノ木戸山・六ツ石山を通り鷹ノ巣に到着します。三ノ木戸山からしばらく長いのぼりが続きますが、そこを超えれば登りやすい尾根道が続きます。ここまでは、登山口より5時間半ほどです。

下山は水根山・榧の木山・倉戸口山と通り、倉戸口バス亭に到着です。頂上から3時間位で到着できる、比較的歩きやすい代表的な日帰りコース・ルートですが、長時間の山登りになりますので登山初心者の方は十分な準備と体調を整えてから挑戦してみて下さい。

雲取山からの縦走路


奥多摩山系には縦走路もあります。当然鷹ノ巣山を通る縦走路もあります。アクセスが簡単で、奥多摩で人気の雲取山から鷹ノ巣山に縦走する代表的な人気コース・ルートを紹介します。歩く距離は長く、案内板もありますが、地図読みをしっかりとして登山をしてください。

縦走路一日目

一日目は、鴨沢バス停そばの鴨沢登山口より登山開始します。案内看板もあります。2時間20分ほどで堂所に到着し、1時間30分ほどでブナ板分岐を通ります。ここで雲取山に進みます。雲取山頂上までは1時間50分ほどです。

途中の奥多摩小屋の近くに水場がありますので、必ず補給してください。宿泊地は、雲取山の近くに雲取山避難小屋がありますので、そこに宿泊・テント泊です。地図をもっていても、暗くなると道迷いの確率が高くなるので、早め到着を目指しましょう。

縦走路二日目

二日目は雲取山を出発し、ブナ板分岐までは一日目と同じで1時間50分ほどです。途中の水場での補給は、忘れないでください。ここから、七ツ石山・鷹ノ巣山に進路を取ります。鷹ノ巣山避難小屋を通り鷹ノ巣山山頂までは、2時間30分ほどです。

鷹ノ巣山からは六ツ石山を目指し、1時間40分ほどで到着します。六ツ石山からは、水根登山口・水根バス停に向けて下山します。水根までは、1時間40分ほどで到着します。

鷹ノ巣山登山・四季の天気状況

鷹ノ巣に登山すると決定したら、気になるのは天気状況です。鷹ノ巣山の四季の天気状況を統計調査しました。登山計画の参考にしてください。

鷹ノ巣山の春の天気状況

3月~5月を鷹ノ巣山の春として、天気状況を統計調査しました。3月:1日あたりの降水量3,1mm 平均気温-2,6℃ 最深積雪20cm 4月:1日あたりの降水量3,8mm 平均気温3,6℃ 5月:1日あたりの降水量4,3mm 平均気温8,0℃ となります。

3月には、積雪・残雪がありますので注意してください。4月からは、春をはっきり感じられます。

鷹ノ巣山の夏の天気状況

6月~8月を鷹ノ巣山の夏として、統計調査しました。6月:1日あたりの降水量5,8mm 平均気温11,7℃ 7月:1日あたりの降水量7,0mm 平均気温15,7℃ 8月:1日あたりの降水量8,9mm 平均気温16,6℃ となりました。

8月は梅雨時より降水量は多く、急に降り出す雨も多く、避難小屋の位置を地図に書き込むと良いでしょう。

鷹ノ巣山の秋の天気状況

9月~11月を鷹ノ巣山の秋として、統計調査しました。9月:1日あたりの降水量9,2mm 平均気温16,6℃ 10月:1日あたりの降水量5,6mm 平均気温6,8℃ 11月:1日あたりの降水量2,6mm 平均気温1,1℃ となります。

10月になると急激に秋が深まり、紅葉時期となります。


鷹ノ巣山の冬の天気状況

12月~2月を鷹ノ巣山の冬として、統計調査しました。11月:1日あたりの降水量2,6mm 平均気温-3,8℃ 最深積雪7cm 1月:1日あたりの降水量1,5mm 平均気温-6,8mm 最深積雪23cm 2月:1日あたりの降水量1,8mm 最深積雪27cm となります。

 

雪が降り出すとルート確認のため、地図が重要となります。

鷹ノ巣山登山・四季の登山状況

人気の奥多摩にあり、人気の雲取山も近くにある鷹ノ巣山の登山状況を四季ごとに統計調査しました。個人ごとではなく、山行パーティーの数です。実際の登山者人数は、この人数の数倍だと考えられます。登山計画時に、アクセスルートの設定で参考にしてください。

鷹ノ巣山の春の登山者状況

3月~5月を鷹ノ巣山の春として、登山者状況を調査しました。3月:227パーティー 4月:484パーティー 5月:840パーティー となりました。

さすが人気の奥多摩の山といったパーティー数です。山頂付近で混み合う事あるのも頷けます。混雑の迂回路を探すのに、地図が必要となります。近くの雲取山も同じような状況となります。

鷹ノ巣山の夏の登山者状況

6月~8月を鷹ノ巣山の夏として、登山者状況を統計調査しました。6月:421パーティー、7月:333パーティー、8月:256パーティーとなりました。

春に比べるとパーティー数は少なくなりますが、人気の奥多摩の雲取山・鷹巣山地域です。他の山と比べると多いと言えます。山頂付近も混み合う事が予想されます。

鷹ノ巣山の秋の登山者状況

9月~11月を鷹ノ巣山の秋として、登山者状況を統計調査しました。9月:298パーティー、10月:385パーティー、11月:561パーティーとなりました。

奥多摩の紅葉が進むにつれて登山者は増えて行きます。雲取山などと共に、山頂付近からの紅葉の眺めは人気があります。迂回路も必要になるくらい、混雑は予想され地図は必携となります。

鷹ノ巣山の冬の登山者状況

12月~2月を鷹ノ巣山の冬として、登山者状況を統計調査しました。12月:440パーティー、1月:371パーティー、2月:264パーティーとなります。

冬が深まるにつれて、徐々に登山者は減っているように見えますが、登山者人数を見ると、その人気ぶりがうかがえます。冬は雲取山やほかの奥多摩の山々と同じように、鷹ノ巣山の山頂を含めて雪で覆われますが、それほど歩きずらいものではないので、奥多摩の山々が雪に覆われた絶景も人気の一因です。

鷹ノ巣山避難小屋について


鷹ノ巣山には避難小屋があります。アクセスコースは、鷹ノ巣山山頂より浅間尾根に下りて行き、30分ほどで到着できます。平ログハウスの綺麗な避難小屋です。天候の急変のときなどのため、地図上に明記しておいてください。

 

綺麗な小屋は人気があり、本来の目的とは違うのですが、小屋に泊まるためのコースを組む人達も多くいます。近くには水場もあり、日帰りの人達の休憩にも使われています。

鷹ノ巣山登山・下山後の温泉

鷹ノ巣山から下山したら、暑い時期は汗を流し、寒い時期は温まりたいものです。そんな時は、温泉が最適です。奥多摩町には、温泉もたくさんあります。奥多摩駅周辺の国道411号線沿いにあり,歩いて行ける日帰り温泉を紹介します。

氷川郷温泉 麻葉の湯

奥多摩駅前の国道411号線を右折し、日原街道入口の信号の先にあります。昔、この地域で良質な麻が取れていたことから、この名前がつきました。

住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川1414
電話:0428-83-2027

 

【公式】三河屋旅館
日帰り温泉のほか、食事・宿泊も可能です。

奥多摩温泉 もえぎの湯

古くから、この地域は温泉が湧いており、その源泉を使った温泉施設です。奥多摩駅前の国道411号線を左折、青梅方面に進むとあります。奥多摩中学校の近くです。

住所:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
電話: 0428-82-7770

奥多摩温泉 もえぎの湯
もえぎの湯は奥多摩の地下深く,日本最古の地層といわれる古生層より湧き出る奥多摩温泉の源泉100%の温泉で,JR奥多摩駅より徒歩10分の好立地にあります。登山や行楽の帰りに是非お立ち寄りください。

鷹ノ巣山登山のまとめ

鷹ノ巣山は、奥多摩山系でも人気のある山です。本当に多くの登山者が訪れ、急登のあるコースを除けば、初心者でも登れる山です。

多くの登山者が訪れるため、踏み跡がしっかりしていますが、自然にできた迂回路などもあるため、地図読みをしながら歩く必要があります。避難小屋など充実しており、登山者が多い山とうかがえます。おもに首都圏の人々が訪れるそうですが、本当に素晴らしい山ですので、他地域の人も訪れてみませんか。