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岬めぐりツーリングルートおすすめ12選!最果ての道をバイクで走ろう!

日本の岬にツーリングに行ってみませんか。岬には最果ての地へ到達する達成感や、海に張り出した土地ならではの絶景、歴史ある美しい灯台など魅力満載です。バイクで訪れたい岬のおすすめツーリングルートや、岬周辺の観光スポットについてご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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岬めぐりツーリングは最高

四方を海に囲まれた日本には、全国津々浦々にさまざまな岬が存在します。最果て感満載のひなびた岬から、観光地としてにぎわう岬、すばらしい絶景に出会える岬など、その表情はさまざまです。日本に数ある岬の中から、ツーリングに最適な岬を厳選しました。バイクで走っておもしろく、美しい景色や魅力的な観光スポットをもったライダーおすすめの岬をご紹介します。

最果ての岬ツーリングルート①

宗谷岬

宗谷岬は北海道の稚内にある、バイクで訪れることができる土地としては日本の最北端にある岬です。現地には日本最北端の碑があり、普段から多くの観光客で賑わっています。晴れた日には約40キロはなれた樺太をのぞむこともでき、冬場はさすがにバイクで現地に行くのは困難ですが、運が良ければ流氷が見れることもあります。

おすすめ周辺観光ポイント

宗谷岬周辺には日本最北端の碑以外にも、かつて樺太を探検した間宮林蔵の銅像や、世界平和の鐘・子育平和の鐘など多くの記念碑が存在します。また稚内からバイクで約1時間ほど行くと、日本有数の湿原として知られる広大なサロベツ原野が広がります。北海道らしい雄大な景色の向こうには利尻富士がそびえ、夕刻には日本海に沈む夕日の絶景を拝むことができます。

アクセス

道央自動車道の終点の士別剣淵ICで降り、国道40号線で稚内市内へ向かいます。国道40号線と国道238号線の分岐を国道238号線に折れ、稚内空港、宗谷岬方面へ向かいます。

最果て岬ツーリングルート②

地球岬

北海道は室蘭にある地球岬は、アイヌ語がなまったチキウ岬が転化して「ちきゅう」の名で呼ばれています。その名の通り岬にある地球展望台の上から海を望むと、地球が丸いことを実感させる水平線が目の前に広がります。朝日を拝む名所としても知られており、元日には初日の出を見るための多くの人で賑わいます。室蘭八景の一つにも選ばれており、北海道を訪れるライダーにはぜひ見ておいてもらいたい絶景スポットです。

おすすめ周辺観光ポイント

地球岬には日本の灯台50選にもなっている八角系で白亜の美しい地球岬灯台があります。室蘭には、この地球岬を含め、一般市民の選んだ室蘭八景と呼ばれる名所があります。バイクで一つ一つを回ってみるのもおもしろいでしょう。また国道37号線にかかる東日本最大の吊り橋である白鳥大橋をバイクで走れば、昼は左右に海の広がるダイナミックな景色、夜は美しくライトアップされたイルミネーションを見ることができます。

アクセス

道央自動車道を室蘭ICで降り、国道127号線を進みます。国道37号線(白鳥新道)に入るとすぐです。室蘭ICから、バイクで約30分ほどです。

最果て岬ツーリングルート③

竜飛崎

本州最北端の青森県から突き出た二つの半島の西側、津軽半島の突端にある岬が竜飛崎です。津軽国定公園の一部となっており、岬からは津軽海峡の絶景だけでなく、晴れた日には対岸の北海道松前半島をのぞむことができます。海から吹き付ける強風で知られ、付近には風力発電の施設も多く、夏場は涼しさを満喫することができます。

おすすめ周辺観光ポイント

竜飛崎には国道でありながら車やバイクが通れない階段状の道があります。それが362段の”階段国道”ともいうべき国道339号です。本州と北海道を結ぶ海底トンネルである青函トンネルを記念して作られた青函トンネル記念館ではケーブルカーで地下へ行き、実際の海底トンネルの坑道を歩いて回れる約45分の見学コースを楽しむこともできます。

アクセス

東北自動車道青森ICから国道7号線、その後国道280号線バイパスを走り蟹田方面へ、そこからさらに国道339号で海沿いを走ると竜飛崎に至ります。

最果て岬ツーリングルート④

入道崎


南北に長い秋田県の中央部にへそのように突き出した男鹿半島の、そのまた先端にある岬が入道崎です。北緯40度線上にあることから、それを示す男鹿石でつくられたモニュメントが設置されています。芝生に覆われた大地が日本海に突き出しており、眼下には日本海の荒波に侵食された海岸段丘をのぞむことができます。

おすすめ周辺観光ポイント

岬の突端には白黒にカラーリングされた入道崎灯台があり、一般人も中に立ち入って見学することができます。岬から見える日本海に沈む夕日の絶景は、日本の夕日100選に選ばれており、男鹿半島を訪れるライダーにはぜひ訪れてほしいスポットです。岬の絶景を堪能した後は、男鹿温泉でライディングで疲れた体を癒すのもおすすめです。

アクセス

東北自動車道北上JCTから秋田自動車道に入り昭和男鹿半島ICで降ります。国道101号、県道55号線を経由しバイクで約1時間です。

最果て岬ツーリングルート⑤

犬吠埼

犬吠埼は房総半島の付け根から太平洋に張り出した銚子半島に位置する、関東平野の東の端にあたる岬です。日本の灯台50選にも選ばれる犬吠埼灯台の下は三方を海に囲まれた断がい絶壁で、打ち寄せる荒波の迫力は、映画の東映のオープニング映像としても有名です。本州の平地でもっとも早く日が昇ることから初日の出の名所としても知られ、元日には多くの初日の出マニアが訪れます。

おすすめ周辺観光ポイント

数少ない内部に入れる灯台である犬吠埼灯台に登り、その周りの遊歩道を歩けば、犬吠埼の全貌を堪能することができます。犬吠埼から銚子、九十九里周辺のツーリングコースは都内からの日帰りツーリングとしてちょうどよい距離にありながら、風光明媚な海岸線を堪能できる道が多く、週末は多くのライダーでにぎわいます。

アクセス

東関東自動車道佐原香取 IC から国道356号線を通るルート、千葉東金道路の松尾横芝 IC から国道126号線を使うルート、もしくは、、または潮来 IC から国道124号線で銚子方面へ向かうルートが便利です。

最果て岬ツーリングルート⑥

禄剛崎

本州の真ん中あたりで日本海に突き出した能登半島の突端にある岬が禄剛崎です。岬は能登半島国定公園の一部を形成しており、長年打ち寄せる波に侵食された海岸段丘の絶景を見ることができます。外浦と呼ばれる日本海に面した半島外側と、内浦と呼ばれる富山湾に面した半島内側とでまったく異なる表情を見せる能登半島のちょうど分岐点にあたる岬として、半島ツーリングを楽しむ多くのライダーで賑わいます。

おすすめ周辺観光ポイント

岬に立つ禄剛崎灯台は明治16年に完成した歴史的灯台で、美しい石造りの白い塔は一見の価値があります。岬を含む半島一帯は、ヤセの断崖で有名な能登金剛や朝市で有名な輪島市、和倉温泉など北陸観光の名所が数多くあり、ツーリングライダーにもおすすめです。

アクセス

金沢から能登里山海道を終点の能登空港まで行き、珠洲道路を通って珠洲市に向かいます。珠洲市街から県道28号線で海沿いを走り禄剛崎に至ります。

最果て岬ツーリングルート⑦

御前崎

静岡県の中心部に位置し、東は伊豆半島と対峙して駿河湾を形成し、南に遠州灘をのぞむ岬が御前崎です。冬場は”遠州のからっ風”と呼ばれる強い風が吹くことでも有名です。ウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定されており、夏場にはアカウミガメの産卵が見られます。

おすすめ周辺観光ポイント

岬のすぐ隣にあるマリンパーク御前崎では、夏場は海水浴を楽しむことができますし、隣接する”なぶら市場”では御前崎港直送のカツオなどの海の幸を堪能できます。御前崎ロングビーチはサーフィンのメッカとして知られますが、美しい海岸線を走る海沿いの道はライダーにもおすすめのツーリングルートです。

アクセス

東名高速道路を相良牧之原ICで降り金谷相良道路(国道473号線)に入ります。県道242号線、県道37号線を走り御前崎に至ります。

最果て岬ツーリングルート⑧

伊良湖岬


伊良湖岬は西に三河湾、南に太平洋をのぞむ渥美半島の突端にある岬です。付近には大型船舶の航路が走り、沿岸を通る多くの客船や貨物船を眺めることができます。岬のある渥美半島は、愛知県を走るライダーの定番ツーリングルートとなっており、岬はツーリングの休憩ポイントとして多くのライダーに出会うことができます。

おすすめ周辺観光ポイント

岬の周辺には恋人の聖地としても有名な恋路ヶ浜があります。美しい夕日のスポットとしても知られ、恋人とツーリングで訪れるツーリングライダーにもおすすめです。岬から国道42号線をしばらくバイクで走ると海上に日出の石門があらわれます。太平洋の荒波に削られ中央が空洞になった巨岩で、沖の石門と岸の石門の二つの岩からなっています。

アクセス

東名高速浜松ICで降り、国道1号線、浜名バイパスを経由し、国道42号線に入ります。海沿いの道をそのまま進み伊良湖岬に向かいます。別ルートとして半島の西側からアクセスする国道259号線もあり、両方の道を走りきり渥美半島を1周するライダーも数多く見られます。

最果て岬ツーリングルート⑨

経ヶ岬

京都府の北部、日本海に突き出した丹後半島の突端にある岬が経ヶ岬です。波で侵食された断崖があたかも経本を立てたように見えることから、この名があります。岬の灯台は日本に5台しかない第1等の大きなレンズを使用していることでも有名で、岬の駐車場にバイクを停め遊歩道を約15分ほど登れば見ることができます。丹後半島の美しい海岸線を見ながら走るツーリングの休憩ポイントとしてもおすすめの岬です。

おすすめ周辺観光ポイント

付近には京都北部の観光名所で、日本三景の一つとしても知られる天橋立があります。股のぞきで有名な絶景を見るだけでなく、シーカヤックやスタンディングパドルボードなどのアクティビティも多く楽しめます。丹後半島の付け根から少し足を伸ばせば軍港で知られる舞鶴があります。今でも海上自衛隊の護衛艦や潜水艦を見ることができ、メカ好きのライダーにはおすすめです。

アクセス

京都縦貫自動車道の宮部JCTから綾部宮津道路に入り宮津天橋立ICで降ります。天橋立から国道178号線に入り、丹後半島の外周を走る道を半島の突端へ向かいます。

最果て岬ツーリングルート⑩

潮岬

紀伊半島にある本州最南端の岬が潮岬です。もともと潮岬は対岸の串本の町から離れた島でしたが、潮の流れで運搬された砂が堆積して砂州を形成し、現在のような陸繋島となりました。「くしもと大橋」でつながれた紀伊大島をふくめ、紀伊半島観光の中心的なスポットとなっています。

おすすめ周辺観光ポイント

潮岬を周回する道路である県道41号線は、海へ向けてまっすぐに伸びる快走路としてライダーにおすすめです。潮岬観光タワーの展望台からは、太平洋を見渡せる360度のオーシャンビューを楽しめますし、隣接するレストランでは世界で初めて養殖に成功したことで有名な”近代マグロ”を使用した丼やハンバーガーなどのグルメも味わうことができます。

アクセス

名神高速吹田JCTから近畿道、阪和道を経由し和歌山に向かいます。和歌山市から国道42号線を南下し串本町に向かいます。県道41号潮岬周遊線に入り現地に至ります。

最果て岬ツーリングルート⑪

佐田岬

愛媛県佐田岬半島先端にあり、大分県の佐賀関と対峙して豊予海峡を形成する四国最西端の岬が佐田岬です。晴れた日には対岸にある九州の山々をのぞむことができます。美しい夕日を見られる岬として知られ、夕暮れ時には真っ赤に染まった水平線に沈む夕日を眺めることができます。日本一細長い半島として知られる佐田岬半島は、日本の秘境100選にも選ばれている秘境スポットでもあります。

おすすめ周辺観光ポイント

佐田岬には旧軍が本土防衛のために築いた陸軍豊予要塞跡などの戦争史跡を見ることができます。半島を貫く国道197号線は”佐田岬メロディライン”と呼ばれ、半島の稜線部を走るライダーにおすすめの快走路となっています。佐田岬半島の付け根にある八幡浜には明治の街並みが保存されており、文明開化のころの日本に思いをはせることができます。八幡浜の玄関口である”みなっと”では、付近でとれた新鮮な海の幸や、名物である柑橘類を加工した食品などのさまざまなグルメを味わうこともできます。

アクセス


松山自動車道大洲ICで降り、国道197号線で佐田岬半島を西へ進みます。その後、県道256号線に入りしばらく進めば佐田岬です。大洲ICから約70キロで2時間程度です。

最果て岬ツーリングルート⑫

長崎鼻

長崎鼻は鹿児島県指宿にある薩摩半島の最南端にある岬です。先端が先細りとなっていることが多い通常の岬に対し、岬の基部から先端に向けて三角形状に広がる地形から”鼻”の文字があてられています。西に開聞岳、南には屋久島や竹島、硫黄島をのぞむことができる絶景スポットとしても有名で、国の特別天然記念物であるソテツの自生する北限地としても知られています。

おすすめ周辺観光ポイント

風光明媚な地形から観光開発も進んでおり、周辺には多くの飲食店や土産物店が並び、一大観光地を形成しています。周辺にはおとぎ話で有名な浦島太郎の伝説が残り、岬には竜宮神社も鎮座しています。指宿温泉からも近く、有名な砂むし風呂に入れば、ライディングで疲れた体をリフレッシュすることもできます。そこからさらに足を伸ばし、戦争の悲惨な歴史に触れることができる知覧特攻平和会館もぜひ訪れたいスポットです。

アクセス

 九州自動車道の鹿児島ICで降り、国道226号を南下します。鹿児島ICから指宿市街地経由で約50キロ、70分ほどの距離です。

岬めぐりの魅力とは

到達感を味わえる

岬の多くが半島の突端にあります。つまり半島の付け根をスタートとするならば、その突端にある岬はいうなればゴールにあたります。スタートがあればだれしもゴールまで行きたいと思うのは当然の心情であり、これが大きな半島であればあるほどゴールに到達したときの達成感は大きくなります。また岬には日本最○端や本州最○端など、国や地域の突端となっている地域も多く、それらを訪れるだけで何かしらの達成感を得ることができます。

すばらしい絶景に出会える

海に張り出した陸地の突端である岬からは、三方を海に囲まれ水平線まで続くオーシャンビューをのぞむことができます。中には水平線の眺めから地球が丸いことを実感することができるような、雄大な景色に出会える場所にも出会えます。海峡に位置する岬であれば、晴れた日には対岸にある陸地を見ることができる場所も多く、まだ見ぬ土地に思いをはせることもできます。日の出や夕日の名所や、断崖絶壁や奇岩の名所も多く、時刻や季節を選んで訪れることで、また新たな絶景に出会えたりもします。

さまざまな灯台に出会える

半島や島など海に張り出した陸地の先端にある岬には、海上交通のみちしるべとも言うべき灯台が立っている場合が多く見られます。近年建てられた灯台のほとんどはコンクリート造りですが、歴史のある灯台の中には木造や石造、鉄造やレンガ造りのものもあり、見るだけで楽しめます。また“日本の灯台50選”に選ばれている灯台も多くあり、一つ一つをバイクで回って制覇していくといった楽しみ方もできます。

観光・グルメスポットが多い

絶景ポイントの多い岬は、それだけで地元の観光の目玉となっている場合も多く、岬を中心に観光開発を進めている地域もたくさん見られます。そのため岬めぐりをするだけで、その周りにある観光スポットも合わせて楽しむことができます。また海に張り出した岬の周辺には新鮮な海の幸を提供する店も多く、その土地ならではのシーフードグルメを楽しむこともできます。

バイクで日本の岬を見に行こう

日本全国の岬の中から、ツーリングライダーにおすすめの岬を厳選してご紹介しました。島や半島の突端に位置することの多い岬への旅は、海沿いの美しい景色の中を走る快走路をバイクでライディングする楽しみや、岬の絶景や歴史ある灯台を眺める楽しみ、周辺観光や地元の海の幸を堪能するグルメ旅など、さまざまな魅力にあふれています。みなさんもバイクに荷物をくくりつけたら、最果ての岬めぐりの旅に出かけてみませんか。