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大分県観光におすすめな鍾乳洞5選!日本最大級の積水中鍾乳洞もご紹介!

大分県の鍾乳洞は、約30万年前の熊本阿蘇噴火によって現在の形になりました。奇岩などの名勝地は多いですが、鍾乳洞は沖縄ほど多くはありません。しかし、日本で1番美しい風連鍾乳洞があり、多くの観光客が訪れます。今回は大分県にある鍾乳洞をランキングで解説します。
2020年8月27日
chiro
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大噴火が作った不思議で魅力的な鍾乳洞

大分県の鍾乳洞の魅力は?

長い長い時間をかけて生み出された自然の造形美の極致ともいえる鍾乳洞は、そのスケールの大きさが魅力です。太陽の光が届かない洞窟は冒険心がそそられます。大分県の鍾乳洞の特徴は、地球がゆっくりと生み出した鍾乳洞という芸術を、火山の噴火という地球の瞬発力が変形させ、完成させたことにあります。

日本一美しい鍾乳洞は大分県にある

他県の鍾乳洞と何が違うの?

大きな違いは、そもそもあった鍾乳洞を大噴火による衝撃が形状を変えたという点です。熊本阿蘇大噴火の影響は大きく、遠く四国や中国地方にまで及んでいます。火山性地質の地域には温泉が多く、また鍾乳洞も多いことは周知の事実ですが、大噴火によって形が変わりながらも現在まで存続し続けているのが大分県の鍾乳洞の特徴です。

大分県のおすすめ鍾乳洞第5位 小半鍾乳洞

小半鍾乳洞の見所は?

小半(おながら)鍾乳洞は、明治32年に発見されました。その後、大正11年に国の天然記念物に指定されています。洞内の温度は1年中15度で、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴です。全長は700メートルで、約50もの見所があります。それぞれに名称がつけられていますが、中でも珍しいの斜柱石という名前が付けられた鍾乳石です。これは、成長後の地殻変動により倒れたもので今なお成長している世界的にも珍しい鍾乳石です。

小半鍾乳洞の観光時間や料金は?

小半鍾乳洞には年末年始以外の定休日設定は無く、営業時間は8時30分から17時です。見学時間は約1時間で、見学料金は610円(大人)です。小半鍾乳洞への入場券は本匠農林産物直販所で購入できます。ただし、現在のところ、落石が相次いだため臨時休業しており、再開の目途はたっていません。小半鍾乳洞の斜柱石は世界的にも大変珍しい鍾乳石で、大分に出かけたらぜひ見ておきたい鍾乳石です。再開のお知らせは大分県佐伯市ホームページに掲載される予定ですので、お出かけの前に確認することをおすすめします。

小半鍾乳洞へのアクセスは?

小半鍾乳洞の住所は大分県佐伯市本匠小半です。電話番号は0972-56-5808ですので、営業が再開されているかを確認の上お出かけください。車なら東九州自動車道の佐伯ICから国道35号線を豊後大野方面に30分、JRなら直見駅からタクシーで約20分です。同じ佐伯市には藤河内渓谷という名勝地やメガロドンという名の恐竜の化石が見られるスポットもあり、探検気分でデートを楽しむなら最適なドライブコースです。

大分県のおすすめ鍾乳洞第4位 阿弥陀蛎海蝕洞門


阿弥陀蛎海蝕洞門の見所は?

阿弥陀蛎海蝕洞門は、スピリチュアルな島として有名な姫島にあります。そもそも海蝕洞門とは、打ち寄せる波が長い年月をかけて岩を削ることでできた海蝕洞が、貫通してトンネル状態になったものを指します。気の遠くなるような年月をかけて自然が作り上げた洞門は、様々な生物が生息しており、探検のわくわく感が味わえます。阿弥陀蛎海蝕洞門の名前は、海面から約2メートルの高さにできる蛎(牡蠣)の形が阿弥陀三尊に似ていることに起因しています。但し、この牡蠣は食べると腹痛を起こすそうですので、くれぐれも食べないことです。

阿弥陀蛎海蝕洞門の観光時間や料金は?

国東半島の伊美港から約20分の船旅で、姫島には行けます。フェリーの料金は大人片道570円ですので、気軽に訪れることができます。姫島自体は小さな島で、見所を押さえつつ、ぐるっと1週しても3時間程度で観光できます。しかし、この姫島は七不思議伝説など見所がたくさんある島なので、じっくり見ようと思うと1日は必要です。

阿弥陀蛎海蝕洞門へのアクセスは?

阿弥陀仏蛎海蝕洞門へは姫島灯台を目指します。姫島灯台の住所は大分県国東郡姫島です。阿弥陀蛎海蝕洞門には海上からしか行けませんし、漁船のような小舟でしか入ることができません。おすすめは姫島エコツーリズムという協会が実施している観光コースを利用することです。料金は季節により変動しますので、協会に直接問い合わせるのが良い方法です。阿弥陀蛎海蝕洞門の近くに漁港があり、そこから舟をチャーターする方法もありますが、不定期ですし、価格も一律ではなく交渉次第です。

大分県のおすすめ鍾乳洞第3位 長崎鼻の海蝕洞窟

長崎鼻の海蝕洞窟の見所は?

その昔は修験者の修行場所だったこの海蝕洞窟は、役の行者、不動明王、蔵主権現が祀られています。長崎鼻全体では海上から確認できるだけでも20以上の海蝕洞窟が存在していますが、これらはすべて火山活動によって形成された凝灰礫岩の層が、波の力で浸食されてできたものです。その景観は大変珍しく、ひとつずつ覗いてみるだけでも探検気分が味わえます。また、恋人の聖地と呼ばれており、デートスポットとしても有名で、仲良く手をつなぎ恐々と中をのぞくカップルをよく見かける場所です。

長崎鼻の海蝕洞窟の観光時間や料金は?

宇佐側からでも大分側からでも、国東半島をほぼ半周するドライブコースは約40分です。国道213号線を使って長崎鼻まで行き、海蝕洞窟までは徒歩で向かいます。自然のままの海岸にありますので観光料金は不要です。洞窟という名ですが、貫通しており、タイミングが良ければ、その穴から夕陽が沈むのを見ることができます。探検というより、散策という方が近いです。アクセスも良く、国東半島に行ったらぜひ立ち寄りたいスポットです。

長崎鼻の海蝕洞窟へのアクセスは?

長崎鼻の住所は大分県豊後高田市見目4060です。JR宇佐駅から国道213号線を海沿いルートでドライブして約40分で長崎鼻に到着します。ナビ設定するなら長崎鼻リゾートキャンプ場で登録するとスムーズです。豊後高田方面からなら、ずっと左手に海が見えます。長崎鼻は釣りでも人気のスポットですが、春の菜の花や夏のひまわりなど、季節の花畑としても有名で観光客が絶えません。長崎鼻リゾートキャンプ場近辺からは徒歩で向かいますが、歩きやすいので小さなお子様連れの観光にも向いています。


大分県のおすすめ鍾乳洞第2位 風連鍾乳洞

風連鍾乳洞の見所は?

風連鍾乳洞は日本一美しいと言われている鍾乳洞で、国の天然記念物に指定されているます。風連鍾乳洞の奥行は約500mで、鍾乳洞のタイプは閉塞型です。そのため風連鍾乳洞は外気の侵入が少ないという風化しない条件が揃っているので、未だに純白に近い光沢を放ち続ける鍾乳石が美しいです。風連鍾乳洞の一番の見所は探検工程の最終場面にやってきます。呼び名は竜宮城といい目を見張るほどの大ホールです。

風連鍾乳洞の観光時間や料金は?

風連鍾乳洞の観光料金は大人が1000円です。風連鍾乳洞の無料駐車場から、観光拠点となる風連鍾乳洞センターまでは徒歩で移動しますが、この遊散歩道が四季折々に美しく、風連鍾乳洞探検前の心安らぐ時間です。家族連れも多く、いつも賑わいを見せていますが、洞内は静かでデートスポットとして最適な場所です。営業時間は3月~10月が9:00~17:00、11月~2月は9:00~16:00と季節によって変動します。定休日はありませんが、台風等による増水での臨時休業がありますので、お出かけ前に確認されることをおすすめします。

風連鍾乳洞へのアクセスは?

風連鍾乳洞の住所は大分県臼杵市野津町泊1632です。車なら大分駅からJR佐伯駅方面に向かい、国道10号線を使って約1時間です。JRなら日豊本線臼杵駅まで行き、県道633号線を使って約40分のドライブです。森の中を走るドライブルートは、絶好のドライブデートルートです。

大分県のおすすめ鍾乳洞第1位 稲積水中鍾乳洞

稲積水中鍾乳洞の見所は?

稲積水中鍾乳洞は日本最大の水中鍾乳洞です。中は新生洞200mと水中洞200mに分かれており、約30万年前の阿蘇噴火で半分が水没したために現在の形になりました。もちろんどちらも歩いて観光できます。今もまだ調査が進んでいる水中洞は、近年約800mの鍾乳洞がダイバーにより発見されました。観光できるのは現在のところ200mだけですが、全長約1㎞の水中鍾乳洞は、日本で一番長い水中鍾乳洞です。約3億年前の空間に足を踏み入れると水の音だけの空間が広がり、幻想的な雰囲気を味わえます。ライトアップも美しく、デートスポットとしてもおすすめです。

稲積水中鍾乳洞の観光時間や料金は?

稲積水中鍾乳洞は観光的にも整備されており、お土産ものも揃っています。営業時間は9時~17時で定休日は無く年中無休です。入場料は大人が1200円です。観光にかかる時間は新生洞と水中洞の両方をゆっくり見ても1時間程度です。水中洞の水の透明度は素晴らしく、さらっと見て通るだけでなく、水の中まで続く鍾乳石をゆっくりと鑑賞しながら探検家気分で進むならもう少し時間の余裕を見た方が良いでしょう。デートで行くなら、少し滑りやすいところもあるので手をつなぐチャンスがたくさんあります。

稲積水中鍾乳洞へのアクセスは?

稲積水中鍾乳洞の住所は大分県豊後大野市三重町大字中津留300番地です。JR大分駅から豊肥本線に乗り換え三重町まで行き、そこから車で県道718号線から県道45号線を使い、約30分のドライブですが、稲積水中鍾乳洞は有名な観光スポットなので、案内図も多く迷う心配はありません。大分駅から車で行くなら、国道10号線を使い、三重町から県道を使うコースで約1時間です。ドライブデートコースとしてもおすすめで、大分県の豊かな自然を満喫できます。

鍾乳洞観光や洞窟探検に必須のアイテムは?


滑りにくい靴は必須アイテム

本格的なトレッキングシューズとまではいかなくても、滑らない靴は必須です。鍾乳洞は今も成長を続けており、天井から水が滴ってくることなど珍しくありません。古の時間の中に無理やり人間が入り込んでいるのだという自覚を持って、それなりの準備をするのが大自然への礼儀です。たとえデートでもハイヒールなどは禁物です。あとは小さめのタオルを持っておくと、水滴で濡れた時でも慌てずに済みます。洞内撮影がダメな場所もありますが、やはりカメラは持っておきたいアイテム。スマホがあれば大丈夫です。

各地から大分県へのアクセスは?

空からも海からもアクセス良好な大分県

大分県へのアクセスは多く、空路なら国東市安岐町にある大分空港を利用します。東京からは羽田空港および成田空港から直行便があり、近畿は伊丹空港、中部は中部国際空港からの離発着があります。JRなら日豊本線が東回り、久大本線が西回りのルートです。大分駅を起点に熊本方面には豊肥本線が、宮崎方面には日豊本線がそのまま伸びています。海路は四国や山陽方面はもちろん、東京や神戸とも定期船があります。

美しい鍾乳洞がある大分県

日本有数の温泉地でもある大分県は、阿蘇の恩恵をたっぷりと受けた観光立国です。地獄めぐりと言われる温泉地巡りもたのしいですが、海沿いを走るドライブルートを使って国東半島や宮崎県との境辺りまで足を伸ばすと、今まで知らなかった自然の美しさと力強さを感じることができます。中でも日本有数の美しさを誇る鍾乳洞はぜひ体験するべきポイントです。

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