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ハーブティーやアロマオイルとしても人気な「ローズマリー」の効能効果を解説!

ハーブの中でも人気の高いローズマリーについてまとめました。ローズマリーの効果効能や、シネオールなどの有効成分に加え、ローズマリーの効能を得るための楽しみ方などもご紹介しています。ローズマリーの香りの効果で生活の質をワンランク上質なものに変えてみませんか。
2020年8月27日
吉岡てんぱ
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ローズマリーとは

ローズマリーはシソ科のハーブです。常緑低木として扱われることからもわかるように、何年か育てているとまるで木のように大きく育ちます。そのため、生垣として利用する人もいます。ローズマリーはハーブとしても人気がありますが、かわいらしい花が咲くため、ガーデニングに利用する人も多いんですよ。

ローズマリーの花

ローズマリーは、一般的に葉をアロマとして利用しますが、実は花も食べることができ、料理に利用されることもあります。ローズマリーの開花時期は11月ごろから翌5月ごろまでです。花色は薄い紫色のものが一般的ですが、他にも白、ピンク、青紫色の花を咲かせる品種もあります。

ローズマリーの収穫期

ローズマリーをハーブとして利用したい場合は4月から11月ごろ収穫すると、株にダメージを与えずに済みます。12月から2月ごろまでも少しなら収穫可能ですが、まだ株が小さいうちは春から秋にかけて収穫するようにしましょう。

ローズマリーの主な成分

ローズマリーは爽やかな香りが魅力的なハーブですが、その香りにはどのような成分が含まれているのでしょうか。

成分1.シネオール(ユーカリプトール)

シネオールは天然の有機化合物です。「ユーカリプトール」とも呼ばれますが、その理由はユーカリの精油に9割くらい含まれている成分だからです。ローズマリーのほかにも、セージやローリエ、ヨモギなどにも含まれていますよ。ユーカリの精油を蒸留すると、99.8%の純度を誇るシネオールが抽出できます。シネオールには抗菌効果や花粉症等のアレルギー症状を抑える効果があり、医薬品などにも幅広く使用されています。

成分2.カンファ―(ボルネオン)

カンファーとは樟脳(しょうのう)のことで、「カンフル」「ボルネオン」とも呼ばれます。カンファーはクスノキの精油の主成分で、防腐剤や医薬品に使われています。以前カンファーは強心剤(心臓のはたらきを強くし、衰弱するのを防ぐための薬品)として使用されていましたが、最近はアドレナリンを使用することが増え、カンファーを使用することはほとんどなくなりました。ただ、物事を復活させたいときに「カンフル剤を打たなきゃ!」という言葉を使う人も未だにいますよね。

成分3.ベルベノン

ベルベノンは天然の有機化合物で、特徴的な香りがあります。バーベナの精油の主成分であることから、ベーベナの名前を由来として「ベルベノン」と名付けられてたとも言われています。ベルベノンはマツの木を食べるキクイムシの駆除に用いられることもあります。また、とても爽やかな香りがあるため、ローズマリーをはじめベルベノンを含む精油やアロマオイルは、香料としてとても人気があります。

ローズマリーを使用する際の注意事項

ローズマリーの精油やアロマオイルにはさまざまな効果効能があり人気がありますが、妊娠中や授乳中の方や体調不良の方は利用を控えましょう。どうしても使用したい場合は、かかりつけの医師に相談してみてくださいね。また、ローズマリーの精油やアロマオイルの刺激は強すぎるので、幼児への使用はおすすめできません。

ローズマリーの効果効能

ローズマリーの精油やアロマオイルは比較的安価で手に入ります。しかしその効果効能は素晴らしく、数あるハーブの中でもかなりコスパのよいハーブと言えます。

効果効能1.老化防止


ローズマリーは「若返り作用」とも言われる抗酸化作用があります。また、ローズマリーの主成分であるシネオールには、血行を促進する作用があると言われています。そのため、体を錆びさせる活性酸素が減り、肌の細胞の生まれ変わりを促進するほか、めぐりをよくし、体全体の老化スピードを穏やかにするそうですよ。

効果効能2.記憶力・集中力アップ

ローズマリーの香りは、脳の疲れをいやして、記憶力や集中力を高めると言われています。ある実験では、ローズマリーの香りをかいだだけで、記憶力が7割程度増したという結果も出ていますよ。軽い痴ほう症に悩む方がローズマリーの香りをかいだら症状が改善されたという報告もあります。

効果効能3.強壮

ローズマリーは血液循環を促進する効果もあり、全身の不調を改善する強壮ハーブとしても有名です。これはカンファーの効果なので、強壮のためにローズマリーの精油を使用するときは、シネオールよりもカンファーを多く含んだ精油を使用するのがおすすめです。

効果効能4.発汗作用

ローズマリーには発汗作用もあるため、お風呂でしっかり汗をかきたいときなどやダイエット中におすすめです。新陳代謝を促すので、美肌効果も期待できますよ。

効果効能5.抗菌作用

乾燥させたローズマリーをエタノールで抽出したものは、抗菌作用がとても高いことがわかっています。そのため、天然素材由来の抗菌アイテムや消臭剤などにもローズマリーがよく使われています。また、花粉症などのアレルギーを抑える効果もあると言われていて、研究が進められています。

効果効能6.育毛効果

ローズマリーには育毛効果や美髪効果もあると言われています。ローズマリーの精油とラベンダーの精油があれば手作り育毛剤も作れます。ローズマリーには抗炎症作用もあるので、頭皮のトラブル対策にもピッタリなので、髪の毛や頭皮に関して気になることがある方は、ぜひローズマリーの使用を検討してみてくださいね。

ローズマリーエキスと精油とアロマオイル

ローズマリーの香りを楽しみたい、ローズマリーの効果効能を取り入れたい…とアロマショップに立ち寄ると、「ローズマリーエキス」と「精油」、さらには「アロマオイル」が並んでいます。これらの違いとはいったい何なのでしょうか。

ローズマリーエキスとは

ローズマリーエキスとは、ローズマリーの葉から水やエタノール、1,3-ブチレングリコールを使って抽出したエキスです。ローズマリーエキスは「ローズマリー葉エキス」や「ローズマリー全草エキス」などの名前で、化粧品などに配合されることもよくあります。ローズマリーエキスは収穫地域や時期により成分は異なります。

ローズマリーエキスは精油と異なり、抽出の段階でかなり香りを失ってしまいます。そのため、香りを楽しみたいときはローズマリーエキスはあまりおすすめめできません。

精油とは

ローズマリーの精油とは、ローズマリーの香りの素となる物質以外を取り除いたものになります。そのため、香りを楽しむのに最適な状態です。シネオールなどの成分も最も多く残っている状態なので、ローズマリーの効果効能を最大限引き出したい場合は、精油を使用するのがおすすめです。


アロマオイルとは

ローズマリーの精油は100%天然成分で構成されていますが、アロマオイルは合成香料や科学香料が含まれているオイルのことを指します。そのため、ローズマリーの効果効能も含まれますが、直接肌に触れるような使い方には適していません。

ローズマリーの楽しみ方1.ハーブティー

ローズマリーはハーブティーとしても大人気です。フレッシュなローズマリーでもドライのローズマリーでもハーブティーは楽しめるので、庭でローズマリーを栽培している方でも気軽に楽しむことができますよ。

フレッシュなローズマリーを使ったハーブティー

ローズマリーを収穫したらきれいに洗いましょう。ローズマリーの5㎝~10㎝の茎1本に対し、熱湯を1リットル注ぐと完成です。お好みでレモンなどを加えるのもおすすめですよ。濃い目のハーブティーが好きな方は、ティーバッグにローズマリーを入れて煮出すといいですよ。紅茶や緑茶にローズマリーを入れても美味しいです。

ドライのローズマリーを使ったハーブティ

収穫して洗ったローズマリーをドライフラワーのように風通しの良い場所にぶら下げて乾かしておくと、ドライハーブができます。そこから葉のみ摘み取り、さらにしっかりと乾燥させれば茶葉の完成です。ローズマリーティースプーン山盛り1杯程度で1人前です。熱湯を注いで5分前後おいておくと、美しい色のハーブティになります。ドライのローズマリーはティーバッグに入って売られているものもあるので、気軽に楽しめますよね。

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ローズマリーの楽しみ方2.オイルを利用

ローズマリーの香りは、精油やアロマオイル、アロマキャンドル等で楽しむことができます。

アロマディフューザーで香りを楽しむ

ローズマリーの精油やアロマオイルは、アロマディフューザーで楽しめます。ただローズマリーの香りが部屋中に広がるのは苦手という人もいますよね。そんなときは、柑橘系の精油やアロマオイルをブレンドするといいですよ。アロマショップに行くと、あらかじめローズマリーと相性のよい精油をブレンドした商品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

アロマキャンドルで香りを楽しむ

ローズマリーの香りを楽しめるアロマキャンドルもありますよ。揺らめく炎でリラックス効果は抜群。睡眠時には何かあると危険なのでおすすめできませんが、睡眠前や来客時などの雰囲気づくりにもぴったりですよ。アロマキャンドルはキャンドルは火をつけてからロウがなくなるまでしっかり香りが残るので、気軽に楽しめるのもうれしいですよね。

アロマストーンで香りを楽しむ

狭い空間やデスクでローズマリーの香りを楽しみたいなら、アロマストーンがおすすめです。アロマストーンはその表面に精油やアロマオイルを数滴たらして香りを楽しむアイテムなので、香りの調節がしやすく、どこでも使用可能です。火や電気も使わないので、睡眠時にも使いやすいですよ。


ローズマリーの楽しみ方3.石鹸

ローズマリーは、ハーブ石鹸としても人気があります。ただ、ここではボディやフェイス用の「ハーブ石鹸」と台所そうじ用の「プリン石鹸」をご紹介します。効果効能が多いローズマリー石鹸はいろいろなシーンで活躍しますよ。

ローズマリー石鹸

ローズマリーのハーブ石鹸は、ニキビなどの炎症を抑える効果があります。また頭皮のケアに使えば、頭皮環境を整えるのにも役立ちますよ。ローズマリーのさっぱりとした香りは、特に暑い時期のケアや疲れがたまっているときのケアにおすすめです。

ローズマリープリン石鹸

プリン石鹸とは、固形ではなくプリンのようにプルプルした石鹸のことを指します。そして上述の通り、ローズマリーには抗菌効果があるので、その効果を生かすべく誕生したのが、ローズマリープリン石鹸なのです。抗菌効果はもちろん、ローズマリーのさわやかな香りはキッチン周りのそうじにもぴったりですよ。集中力もアップするので、そうじもどんどんはかどります。

ローズマリーの楽しみ方4.飾る

ローズマリーは飾っておくだけでもさわやかな香りが漂い、きちんと効果効能を感じることができます。また、ドライフラワーにして飾ると、長期間にわたってローズマリーの香りを楽しむことができますよ。

もしローズマリーを育てているのであれば、挿し木でふやすことができるので、屋内用にコンパクトに育てて鑑賞するのもいいですね。ローズマリーは料理の彩りとして添えられることも多く、鼻だけでなく目でも十分に楽しめるハーブです。

ローズマリーの効能を上手に取り入れましょう

ローズマリーは美容だけでなく心や体の健康など、あらゆる分野に効果を発揮する優秀なハーブです。また楽しみ方もいろいろあるので、1度存在を知ってしまうと手放せなくハーブともよく言われていますよ。ここでご紹介したキャンドルや石鹸は手作りも可能。ローズマリーを家庭で栽培して、常にフレッシュなハーブが手に入れられる状態にしておけば活躍する場面も多いので、気になる方はぜひ栽培にもチャレンジしてみてくださいね。

ローズマリーが気になる方はこちらもチェック!

ローズマリーを使った石鹸やキャンドルは、意外と簡単に作ることができます。手作りすれば成分もしっかり把握できるので安心ですよね。ローズマリーは相性のよいハーブも多いです。いろいろな組み合わせを考えながら、自分にぴったりのオリジナル石鹸やキャンドルづくりを楽しんでくださいね。