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ラベンダーの効能・効果とは?アロマや精油など使い方別にご紹介!

紫色の花が可愛いラベンダー。古代ギリシャ時代にはすでに利用されていたそうです。香りがよく効果効能に優れているので、現在アロマの世界で大人気です。気になるラベンダーの効果効能やハーブティーなどラベンダーの利用法、アロマオイル(精油)の使い方をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ラベンダーってどんな植物?

ラベンダーは、地中海地方や北アメリカを原産とする、半木性植物です。種類によって多年草と一年草のものがあります。古代ギリシャや古代エジプト時代から薬として利用され人々に愛されてきました。現在、その香りのよさから多くのアロマオイル(精油)やハーブティーなどが販売されています。

プロヴァンス地方・富良野地方での栽培が有名

ラベンダーは、高温多湿の環境を苦手とする植物。そのためカラッとした環境で多く栽培されています。なかでも、フランス南東部にあるプロヴァンス地方や、日本の北海道の富良野地方でのラベンダー栽培は有名で、花の咲く時期には多くの観光客が訪れます。

ラベンダーの花の特徴

ラベンダーと言えば紫色の花色を思い浮かべる方も多いかと思います。実はラベンダーには紫色のほか、白やピンク色といったさまざまなカラーのものがあります。ラベンダーの花のひとつひとつはとても小さく、花茎に連なるようにつきます。ラベンダーの花は細かな毛でおおわれています。

ラベンダーの香りの特徴

ラベンダーには甘くて独特の香りがあります。ラベンダーの香りからは、香水やアロマオイル(精油)、ハーブティー、ポプリなど多くの製品が作られています。

女王という愛称

ラベンダーはとても良い香りを漂わせる植物で、香りのよさから「香りの女王」もしくは「ハーブの女王」という愛称で呼ばれることがあります。

ラベンダーの香り成分

ラベンダーには、リナロールと酢酸リナリルと呼ばれる香り成分が含まれています。リナロールは甘くフローラルな香りをもたらす成分で、酢酸リナリルは、甘いなかにも果実のようなフレッシュな香りをもたらす成分です。一般的に、酢酸リナリルの割合の高いラベンダーほど、甘い香りがします。ラベンダーの香りは、虫を遠ざける防虫効果に優れています。

ラベンダーの基本データ

科名属名

シソ科ラヴァンドラ属(ラベンダー属)

学名

Lavandula

和名

ラベンダー

別名

薫衣草(くんいそう)

英名


lavender 

原産国

地中海の国々、ポルトガル、北アメリカ

ラベンダーの4つの花言葉

ラベンダーには4つの花言葉が存在します。ポジティブな花言葉もありますが、意外なことにちょっとネガティブとも感じられる花言葉もありますので、詳しく見ていきましょう。

花言葉1・清潔

ラベンダーには、抗菌作用や防虫効果があると言われています。「清潔」という花言葉は、そうしたラベンダーの特徴からイメージされつけられたものです。

花言葉2・沈黙

沈黙という言葉を聞くと、ネガティブなイメージにも捉えられますが、ラベンダーの花言葉につけられた「沈黙」はどちらかと言うとポジティブな意味合いがあります。ラベンダーの効果として、精神のリラックス作用や安定があり、そこから「沈黙」という花言葉がつけられました。

花言葉3・許し合う愛

ラベンダーの甘い香りを嗅ぐと、ふんわりと良い気分になり癒されます。そんなラベンダーの香りの特徴から、「許し合う愛」という花言葉がつけられました。

花言葉4・不信感

ラベンダーには、「不信感」という少し後ろ向きなイメージの花言葉があります。ラベンダーの花はとても小さいもの。そんな花姿から考えられないくらいの強い香りがあることからつけられたそうです。

ラベンダーの種類・5つのおすすめ品種

ラベンダーは、およそ1000年以上前から人類に愛されてきた植物です。現在では、世界中でなんと100種類以上の品種が存在しています。

おすすめの品種1・グロスブルー

「グロスブルー」は、濃い紫色が印象的なラベンダーです。ラバンティ系のラベンダーであり、生育旺盛です。ラベンダーは多湿の環境を苦手としますが、グロスブルーは多少高温多湿の環境でも栽培可能です。

おすすめの品種2・インペリアルジェム

「インぺリアルジェム」は、濃い青紫色の花をしたラベンダー。イングリッシュラベンダー系に属します。香り高い品種なので、自分で育てたインペリアルジェムをハーブティーやポプリにしてもよいですね。

おすすめの品種3・ストエカス

「ストエカス」は、ストエカス系のラベンダーの原種です。少し薄い紫色で、まるでうさぎの耳のような可愛らしい形をした花がとてもキュートです。丈夫な品種なので、ガーデニングにもおすすめです。


おすすめの品種4・バルセロナローズ

「バルセロナローズ」は、ストエカス系のラベンダーです。鮮やかなローズ色が美しく、ガーデンのアクセントになります。うさぎのような形の花姿がとても可愛く、女性に人気のある品種です。

おすすめの品種5・レディアン

「レディアン」は、薄紫から紫色のグラデーションカラーが印象的な品種です。花付きがよく香りも高いです。

ラベンダーの7つの効果と効能

甘い香りで虜になる人続出のラベンダー。よい香りには多くの効果と効能があると言われています。では、ひとつひとつの効果と効能について、詳しくみていきましょう。

ラベンダーの効果と効能1・リラックス効果

ラベンダーの甘い香りを嗅ぐと、体内でセレトニンと言う物質が発生します。セレトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、リラックス作用をもたらしてくれるのだそう。ストレスを発散し、自信を取り戻すといった効果効能も期待できます。

ラベンダーの効果と効能2・肌を整える

ラベンダーに含まれる成分には、肌の再生、皮脂バランスの調整といった、お肌をきれいに整える効果効能があります。ニキビなどの肌トラブルに悩む方、また思わず日焼けをしてしまった方の強い味方。専門のアロマオイル(精油)やクリームを使うとよいでしょう。

ラベンダーの効果と効能3・鎮痛

ラベンダーには、鎮痛作用や緊張をほぐす作用があります。たとえば頭痛や胃痛、女性の月経痛を鎮める効果もあるとされています。

ラベンダーの効果と効能4・免疫力アップ

ラベンダーには、免疫力アップの効果効能もあるそうです。体の免疫力をあげることで、風邪や病気にかかりにくくなります。なかでも呼吸器系の疾患に効果的なのだそうです。

ラベンダーの効果と効能5・防虫

ラベンダーには、抗菌や殺菌作用があります。ラベンダーで作ったサシェやポプリを飾っておくと、防虫によいそうで、古代ローマ時代にはラベンダーのサシェを部屋に飾っていたとの記述が残っています。

ラベンダーの効果と効能6・安眠

ラベンダーの香りを嗅ぐと、セレトニンの発生だけでなく、メラトニンの分泌も活発になります。メラトニンは別名「睡眠ホルモン」と呼ばれ、不眠を改善し、良質な睡眠をもたらしてくれます。

ラベンダーの効果と効能7・美髪

ラベンダーは、頭皮のかゆみなどの炎症を抑えてくれます。頭皮の皮脂分泌をコントロールし、べたつきを抑えてくれるので快適になります。

ラベンダーの利用法1・ハーブティー

ラベンダーの効果効能を得るためのラベンダーの使い方として、ハーブティーにして体内に取り入れる利用法があります。ラベンダーのハーブティーは、香りが高く、淹れている段階で部屋中によい香りが漂います。ひとたびハーブティーを口に含むと、甘い香りで包み込まれるよう。一気にリラックス気分に導かれます。ただし、強い香りが苦手な方は、普段飲んでいる紅茶などに少しミックスすると飲みやすくなります。

ラベンダーの利用法2・ポプリやサシェ


ラベンダーの利用法として、ポプリやサシェにするのもおすすめです。お部屋に飾っておくとほんのりと良い香りが維持されますし、防虫効果にもつながります。ポプリはラベンダーの花を乾燥させたもので、サシェはそのポプリを布袋に詰めたものです。自分で育てたラベンダーをポプリにすれば一石二鳥。では、自家製のラベンダーのポプリの作り方をご紹介いたします。

ポプリの作り方

ラベンダーを花茎ごと花を摘み取ります。風通しのよい直射日光のあたらないところに吊るし乾燥させます。またザルやかごに置いて乾燥させてもよいでしょう。だいたい10日くらいするとカラカラに乾燥しますので、手で花だけをしごくように採取します。採取した花を瓶に入れ、アロマオイルを数滴たらします。2~3週間冷暗所で寝かせたら完成です。

ラベンダーの利用法3・アロマオイル(精油)

ラベンダーの利用法として真っ先に思い浮かべる方も多いアロマオイル(精油)。ラベンダーから抽出されるアロマオイル(精油)は、アロマの世界で大人気の精油で、ほかの精油ともなじみやすいのがメリットのひとつです。さまざまな品種のラベンダーですが、おもにアロマオイル(精油)として使われるのは、スパイクラベンダー、フレンチラベンダー、ラバンジンです。

アロマオイル(精油)の使い方1・直接お肌に塗る

ラベンダーのアロマオイル(精油)を薄めることなく直接お肌に塗る利用法があります。アロマオイル(精油)のなかには強すぎて直接お肌に塗るのはご法度なものが多いのですが、ラベンダーは比較的安全なアロマオイル(精油)であるため、直接お肌に塗るという使い方が可能です。とは言えあまり大量につけるのはよくありません。綿棒などに適量含ませ、擦り傷や虫刺され、ニキビなど気になる部分に塗布しましょう。

アロマオイル(精油)の使い方2・マッサージに利用

鎮痛作用が期待できるラベンダーオイルは、マッサージに使うのもおすすめです。ホホバオイルやココナッツオイルなどのキャリアオイルに数滴ラベンダーオイルを加え、気になる部分をマッサージします。筋肉痛や頭痛などを軽減する効果があるそうです。

アロマオイル(精油)の使い方3・入浴剤として

ラベンダーオイルをお風呂で利用すると、有効成分を口や鼻からも、お肌からも取り込むことができます。まず湯気とともにあがってくるよい香りで、リラックス効果が期待できます。また、お肌にラベンダーの成分がつくので、肌トラブルの軽減にもつながります。なお、オイルは水に溶けないため、どうしても浮いてきてしまいます。少し牛乳を加えると馴染みやすくなるのでおすすめです。入浴後も体からほんのりラベンダーの香りがするので安眠に繋がりますし、蚊などの防虫効果も期待できます。

アロマオイル(精油)の使い方4・スプレーを作る

ラベンダーオイルからアロマスプレーを作っておくと万能です。霧吹き状の容器に、精製水、無水エタノールを9対1の割合で注ぎ、そこにラベンダーオイルを数滴加え混ぜます。アロマスプレーは、お部屋に噴霧するとよい香りがしますし、防虫効果にも繋がります。お肌トラブルの気になるところにも使え使用用途が広がるアイテムです。

アロマオイル(精油)の使い方5・芳香浴を楽しむ

アロマポットやディフューザーを準備して、ラベンダーの香りを楽しむのも素敵です。難しそうに感じるかも知れませんが、現在ではさまざまな製品が販売されていて、使い方も簡単です。デザインもさまざまなので、お好みのアロマポットやディフューザーを探してみるのも楽しい時間です。使わないときもインテリアの一部になって可愛いです。

ラベンダーの香りで癒されよう

ラベンダーはとろけるような甘い香りが魅力的な植物で、古くより人々に愛されてきました。品種改良が重ねられ、高温多湿の環境でも育てやすい品種もあります。自分で育てればオーガニックで安心なハーブティーやポプリを作ることもでき楽しみが広がります。また市販のアロマオイル(精油)などを利用するのもおすすめです。リラックス効果や防虫など多くのメリットがあります。

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