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ポトスの植え替え方法は?最適な時期や植え替えでのコツ・注意点を解説!

ポトスは育てやすく増やしやすい為とても人気のある観葉植物です。観葉植物と言えば「ポトス」と思いつく方も多いのではないでしょうか。ポトスは生育スピードが早く定期的な植え替えやこまめな剪定が必要です。ポトスの植え替えなどの育て方や増やし方のコツをご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ポトスってどんな植物?

ポトスは東南アジアを原産とする植物で、日本では観葉植物としてよく知られています。ツルが伸びるように成長するため、ハンギングバスケットなどに植えて吊り下げて飾るのも素敵です。ポトスは水差しから簡単に発根し増やしやすい植物。また育て方も比較的簡単なので、お部屋に何かグリーンを取り入れたいときにぴったりです。

ポトスの花の特徴

ポトスの花は、サトイモ科特有の形状をしています。円筒状をした肉穂花序のまわりに、仏炎苞と呼ばれる花びらのようなものが囲うようについています。ポトスの仏炎苞は白色をしています。ただし、ポトスの花が開花するのは10年に一度と言われていて、とても珍しいです。

ポトスの葉の特徴

ポトスの葉っぱは美しいグリーン色の地色に、白い模様がはいったものが一般的です。ポトスの葉っぱはやや肉厚でツヤツヤとしています。

ポトスの基本データ

科名属名

サトイモ科ハブカズラ属

学名

Epipremnum aureum

和名

ポトス

別名

黄金葛(オウゴンカズラ)

英名

Pothos

原産国

東南アジア

ポトスの花言葉

ポトスには2つの花言葉が存在しています。どちらの花言葉もとても縁起がよく、さすが観葉植物の代表といった雰囲気です。

花言葉1・華やかな明るさ

ポトスの葉っぱはツヤツヤと艶があり光が当たると輝くようです。またポトスの葉っぱの色は明るいグリーンと白色のツートンカラー。ポトスが一鉢お部屋にあるだけで、その場を明るく照らしてくれるようです。そんなポトスの特徴から、「華やかな明るさ」という花言葉がつけられています。


花言葉2・永遠の富

ポトスは、とても強い植物で、環境が合うとどんどんとツルを伸ばすように成長します。長く伸びたツルからは無数にきれいな葉っぱが生え、こんもりとします。そうしたポトスの特徴から、「永遠の富」という花言葉がつけられました。

ポトスの育て方1・土づくり

ポトスは、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に腐葉土、バーミキュライトなどを少し混ぜて水はけのよい土を作りましょう。市販の草花用培養土や観葉植物専用の土を用いても便利です。

ポトスの育て方2・肥料

ポトスは、とても強い植物なので、肥料をあまり与えなくてもすぐに枯れてしまうようなことはありません。ですが、肥料を与えるとより成長が促進されます。ポトスの成長期である4~10月のあいだ、定期的に肥料をほどこしましょう。だいたい1カ月に1度の割合で、穏効性の固形肥料をほどこします。もしくは、2週間に一度の割合で観葉植物専用の液体肥料をほどこしてもよいでしょう。ただし、肥料を与えすぎると想像以上に茎が伸びすぎることもありますので、様子を見ながら肥料を与えましょう。

ポトスの育て方3・水やり

ポトスには、成長時期である春から秋には、たっぷりと水やりをします。ポトスを植えている土の表面が乾いたらこまめに水をあげるようにします。そして、ポトスの休眠期である冬のあいだは、水やりの頻度を減らします。ポトスを植えている鉢植えなどの土が乾いて数日たってから少し水やりする程度に減らすとよいでしょう。

 

観葉植物におすすめの葉水とは?

ポトスは、部屋に飾って美しさを楽しむ観葉植物です。観葉植物に効果的な葉水をほどこして、常に美しい状態を保ちましょう。葉水とは、霧吹きで葉っぱに水を吹きかける観葉植物におすすめの水やり方法です。この方法により、葉っぱのホコリやハダニなどを予防できます。

ポトスの育て方4・場所

ポトスは、日当たりのよい環境ですくすく育ちます。ポトスは強いので少し日陰で育ててもすぐに枯れてしまうようなことはありません。ただし日当たりがあまりよくないと、成長がストップしてしまうことがあります。また、ポトスは日本の夏と冬が少し苦手です。上手に夏越しと冬越しをさせて、ポトスを長いあいだ楽しみましょう。

夏越し

ポトスは、日本のじめじめとした梅雨時期や真夏の暑さが苦手です。とくにじりじりと照り付ける直射日光で、せっかくの美しいポトスの葉っぱは茶色く葉焼けを起こして枯れたようになります。ポトスの鉢植えは、真夏のあいだ直射日光の当たらないところに移動させましょう。なお、ポトスを室内で管理するときは、エアコンの風が直接当たらないように気を付けましょう。

冬越し

ポトスは南国原産の植物で、日本の冬が苦手です。気温が10度を下回ると成長が緩慢になり、8度以下になると枯れてしまいます。日本では屋外で育てることは難しく、鉢植えにしたポトスを季節ごとによりよい場所に移動させるのがベストです。冬のあいだは、ポトスの鉢植えを木漏れ日の当たるような暖かい窓際などに置いてあげましょう。

ポトスの育て方5・植え付け

ポトスの植え付けに適した時期は、真夏をのぞいた4~9月ごろです。ポトスの苗は、簡単な育苗ポットなどで販売されていることもあります。また100円均一ショップに売られていることもあります。ポトスの苗を育苗ポットなどから取り出し、鉢や庭に植え付けます。植え付けたポトスの苗がしっかり根付くまで、日当たりと風通しのよいところで管理しながら、水やりをしましょう。

ポトスの育て方6・植え替え

ポトスは、生育スピードの早い植物です。根詰まりを防ぐため、鉢植えのポトスの定期的な植え替えが必要となります。だいたい1年に1度の割合で、植え替えをおこないましょう。

植え替え時期は春もしくは秋


ポトスの植え替えに適した時期は、4~6月もしくは9~10月ごろです。これまでよりひとまわり大きな鉢を準備して、ポトスを植え替えましょう。植え替えたポトスの株がしっかり根付くまで、日当たりと風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けます。なお、植え替えの際に一緒に株分けをおこなってもよいでしょう。

植え替えの際には根を切る

観葉植物の植え替えの際には、根を切るタイプと根を切らないタイプがあります。ポトスは強健な植物であり、適度に根を切るほうが、その後の成長を促すことができます。根を切りメリットとしては、根を切ることで植物に刺激をもたらし、新しい根っこの成長を促進させることです。また、古い根を切ることで株全体をリフレッシュさせられます。

植え替えで根を切る・切り方のポイントは?

ポトスの根の切り方には、3つのポイントがあります。ポトスは強い植物。とは言え切り方のポイントをはずすと、せっかくのお手入れが逆にポトスを弱めてしまう結果につながります。切り方のポイントを知って、上手にポトスを蘇らせましょう。

植え替えで根を切る<ポイント1>切り取る長さ

まず、ひとつめの切り方のポイントは、あまり極端に切りすぎないこと。だいたい2分の1から3分の1切り取るイメージでおこないます。

植え替えで根を切る<ポイント2>切り取る道具

二つめの切り方のポイントは、清潔なハサミを使うことです。ほかの植物や土に触れたままのハサミには病気やカビが付着していることがあります。必ず清潔なハサミで根を切るようにしましょう。

植え替えで根を切る<ポイント3>切り取るスピード

最後の切り方のポイントは、すばやくおこなうことです。鉢から根っこを取りだしたら、乾燥させないよう一気に根を切るようにします。少しずつ根を切るというよりは、まとめてスパっと一度で切り取るイメージの切り方です。

ポトスの育て方7・剪定

ポトスは、グングンと茎を四方八方に伸ばして成長するので、こまめに剪定して樹形を美しく保ちましょう。ポトスの剪定に適した時期は、ポトスの成長期である春から秋のあいだです。育てているポトスを観察して、伸びすぎた枝や、古く茶色くなってきた葉っぱなどを取り除きます。ポトスはじめじめとした環境が苦手なので、剪定で風通しよくしてあげましょう。

白い樹液に注意しよう

ポトスの切り口からは、サトイモ科の植物特有の白い樹液が出てきます。白い樹液を素手で触ると、ひとによってかぶれてしまうことがあります。ポトスの剪定の際には、ゴム手袋を着用するのがベストです。万が一、白い樹液を触ってしまった場合は、すみやかに流水で洗い流しましょう。

ポトスの育て方8・支柱立て

ポトスは、生命力豊かな植物で、どんどんツルを伸ばし葉っぱをつけます。剪定により整理するのもひとつですが、支柱を立てて誘引させるのもおすすめです。支柱を立ててツルを伝わせるようにすると、よりこんもりと野生感あふれたポトスの姿を楽しむことができます。なお、支柱を立てる際の注意点は、根っこに支柱が刺さらないようにすることです。それ以外はとくに支柱を指す際の注意点はありません。市販でさまざまな支柱が販売されていますので、好みの支柱を選んでポトスをドレスアップしてあげましょう。

ポトスの育て方9・病気

炭そ病

ポトスは炭そ病にかかることがあります。炭そ病はじめじめとした環境に発生しやすい病気です。はじめにポトスの葉っぱなどにグレーの小さな病斑部があらわれます。病斑部は次第に大きく、色が濃くなります。放置しておくと株全体に病気が広がり、やがてポトスが枯れてしまいます。ポトスをこまめにチェックしながら、病気を見つけたら、病斑部をすみやかに切り取って駆除しましょう。

ポトスの育て方10・害虫

ハダニ

ポトスには、ハダニが発生しやすいです。ハダニはとても小さな害虫でしかもポトスの葉っぱの裏につくことが多いので、どうしても発見が遅れがちです。ハダニはポトスの栄養成分を吸い取ってしまいます。ポトスをこまめにお手入れしながら観察して、できるだけ早くハダニを見つけましょう。ハダニを見つけたらすみやかに駆除しましょう。


カイガラムシ

ポトスには、カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシの一匹一匹はとても小さいのですが、群生することが多く、ポトスの栄養成分を吸い取ってしまいます。カイガラムシを見つけたら、すみやかに駆除しましょう。なお、カイガラムシはとても硬い殻をした害虫で、市販のスプレーなどをふきつけてもあまり駆除できません。直接カイガラムシをブラシでこそぎ落とすのが確実でしょう。

アブラムシ

ポトスには、アブラムシが発生することがあります。とくに春、少し風を当てようと外にポトスを出したときは注意しましょう。アブラムシはポトスの葉っぱなどに群生して寄生します。そしてポトス全体の栄養成分を吸い取り、白色に変色させてしまいます。アブラムシは、大群で発生し、あっと言う間にポトス全体の栄養成分を吸い取ってしまうことも。さらに、アブラムシの排泄物には、ほかの害虫を引き寄せる独特の香りがあります。二次被害を防ぐためにも、アブラムシを見つけたらすみやかに駆除しましょう。

ポトスの増やし方1・挿し木

ポトスの増やし方のひとつめは、挿し木です。ポトスの挿し木によい時期は、5~9月ごろです。育てているポトスから、程度のよい枝を10センチくらい切り取ります。先端の葉っぱを2~3枚残してほかは取り除いたものを挿し木用とします。挿し木用の枝を、発根剤を入れた水に、数時間水差ししておきましょう。挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に挿し木します。挿し木したものから発根して安定するまで、日当たりと風通しのよいところで管理して水やりを続けます。

ポトスの増やし方2・水差し

ポトスの増やし方のふたつめは、水差しです。水差しとは、植物の茎を水に差しておくことで、茎から発根を促す増やし方です。ポトスは発根しやすい植物なので水差しに適しています。清潔な水に発根剤を入れたら、そこにポトスの茎を5~10センチくらいに切ったものを水差ししておきます。水差しした茎からは、数週間で発根するでしょう。なお、水が腐らないように定期的に入れ替えをしましょう。発根して安定したものは、土に植えつけることもできますし、好みの器などでそのまま水栽培を楽しむのもひとつです。

ポトスの増やし方2・株分け

ポトスの増やし方の3つめは、株分けです。ポトスの株分けに適した時期は、春もしくは秋の気候のよい頃です。育てているポトスがしっかり成長してきたら、ぜひ株分けしてみましょう。株分けしたいポトスを土から抜き取ります。根っこについた土を手で軽くほぐしたあと剪定ばさみで株分けしましょう。それぞれの株を、新しい鉢に植え付けます。植え付けた株がしっかり根付くまで、日当たりと風通しのよいところで管理しながら水やりを続けます。

植え替えと株分けを一緒にしよう

ポトスを植え替える際に、一緒に株分けをおこなってもよいでしょう。

ポトスは縁起のよい観葉植物

ポトスは、グングンとツルを伸ばし葉っぱを茂らせる植物で、「永遠の富」という花言葉がつけられています。育て方や増やし方も簡単で、何かお部屋に観葉植物を飾ってみたいというはじめの一歩に最適です。ただし、ポトスは真夏と真冬が苦手。春夏秋冬、適度な気温の室内で育てるのがベストでしょう。

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