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失敗しない中古バイクの選び方!チェック項目と失敗しない方法を解説!

中古バイクの選び方を解説します。中古バイクは新車と違って状態にばらつきがあります。いままでどんな扱い方を受け、どんなメンテナンスがされてきたのかを推測しながらの選び方がおすすめです。いいショップと悪いショップの見分け方も記載しました。
更新: 2021年3月6日
hosokawa_taka
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中古バイクの選び方:はじめに

中古バイク市場は買取から販売までのシステムが以前に比べると確立され、状態がいい中古バイクを多く見かけるようになりました。もちろんバイクの状態が一番いいのは新車であり、中古バイクの状態にはばらつきがあります。

せっかくお金を出して買うのだから、安くて状態がいい中古バイクが欲しい…というのが消費者心理。ここでは初心者でも失敗しない中古バイクの選び方を紹介します。

中古バイクを買う理由

予算的な問題で安い中古バイクが欲しい、欲しいと思うバイクが新車で買えない、初めてのバイクなので練習用として…中古バイクを買う理由は大まかにこの3つに分けられます。初めてのバイクに中古バイクを買う人にはバイクの状態の良し悪しを判断するのが難しく、悩む人も多いですね。

中古バイクを選ぶ前に決めること

中古バイクを選ぶ前に条件を決めておきましょう。中古バイクは新車と違って状態のばらつきがありますし、状態がいい中古バイクは価格が安くないからです。どこかで妥協しなければなりませんので、譲れるところと譲れないところを決めておきましょう。

しかし、後の修理代を考えると、エンジン、フレーム、足回りは妥協すべきポイントではありません。

安い中古バイクを買うなら…

安い中古バイクを買うのであれば予算を最優先しなければなりません。先に予算を決め、そこから中古バイクを物色する選び方がおすすめです。希望の車種が見つからない場合は年式が低い(古い)中古バイクや人気がなかった中古バイクも検討します。

また、車体以外にもヘルメット、ブーツ、グローブなど、安全のために必要なものを買う予算も必要になりますのでご注意ください。

状態勝負するなら

状態を優先して中古バイクを買うなら予算に余裕を持たせましょう。状態がいい中古バイクは安い価格で販売されていません。現行車種の中古バイクには新車と大して変わらない価格のものも見かけますので、新車も視野に入れてもいいですね。

車種と状態にとだわった絶版名車を買うなら、今後のメンテナンス費用も含めて予算を制限しないほうが後悔しません。

初心者でも失敗しないショップの選び方①

全国展開型中古バイク販売店

全国展開している中古販売店ではあなたの希望に近い中古バイクを見つけられます。全国の支店にある豊富な在庫から中古バイクを選べるのがメリットです。レッドバロンSOXバイク王が有名ですね。それぞれシステムの違いがありますので確認しましょう。

全国展開中古バイク販売店:注意点

全国展開している中古バイク販売店で中古バイクを買う場合、遠くの支店にある中古バイクの状態は自分で確かめられません。そんな不安を払しょくするため、納得できるまで店員が説明してくれるシステムになっています。

説明と現車にギャップがあればキャンセルしてもいいかどうかを買う前に確認しましょう。

初心者でも失敗しないショップの選び方②

中古バイクのネット通販

GooBikeBikeBrosなどでの中古バイクのネット通販も一般的になりました。全国の個人経営バイクショップの中古バイクを通販で購入できます。全国展開中古バイクショップも出店していますね。

ショップの口コミ情報もチェックできますし、画像も多く掲載していますので中古バイクの状態をイメージしやすいです。動画でエンジンの状態を掲載しているショップもあります。

中古バイクのネット通販:注意点

中古バイクを現車確認せず購入することに不安を感じる人は多いですね。ですので現車確認してから購入する人がほとんどです。販売店レビューは評価とレビュー数を確認しましょう。悪い評価を見るだけではショップの質は判断できません。しかし、スピーディさと誠意がないショップは避けたほうがいいですね。

初心者でも失敗しないショップの選び方③

個人経営のバイク店

個人経営のバイクショップでは顔を突き合わせてやり取りできるので安心感があります。中古バイクを買うのではなく、ショップの質を買いたい人におすすめです。あなたに合ったバイクの選び方を提案してくれますし、在庫している中古バイクの状態を的確に把握しているショップが多いです。

個人経営のバイク店:注意点

個人経営のバイクショップで中古バイクを購入する場合、在庫に希望する車種がない可能性があります。しかし、中古バイク探しを手伝ってくれる親切なショップもありますね。

修理やメンテナンスに長けたショップ、ツーリングの企画をしているショップなどもあります。ショップを決めてから中古バイク探しをするのは正攻法ですよ。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方①

チェック項目:走行距離

中古バイクの状態を走行距離だけで判断するのは難しいです。走行距離に年式を加えて判断しましょう。バイクは機械ですので、走行距離が多くて頻繁に乗られていた中古バイクは調子がいいですし、走行距離が少なくても放置状態が長いバイクは調子が悪い可能性があります。


走行距離で判断するときの注意点

年式の割に走行距離が多かったり少なかったりする中古バイクを買うときは、前オーナーがどんな使い方をしていたのかを問い合わせましょう。走行距離よりもメンテナンスの回数が問題です。

中古バイクショップで把握していなかったらあなたが状態を確かめる必要がありますので、初心者はバイクの知識がある人に同伴してもらうのがベストです。

走行距離が多いと安い?

安い中古バイクは走行距離が多いことが多いですね。しかし、走行距離が多いから状態が悪いとは言い切れません。安くて状態がいい中古バイクを探すときは走行距離が多いバイクも視野に入れましょう。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方②

チェック項目:フレーム

中古バイクのフレームを確認して歪みがないか?フレーム塗装の剥がれや皺がないかを確認します。バイクを正面や真後ろから見て、リアフェンダー、シート、ステアリングステム、フロントフェンダーが一直線であれば問題ありません。

フレームをチェックするときの注意点

シートとガソリンタンク、シートとサイドカバーの取り付け隙間が左右で違う中古バイクはフレームに衝撃が加わっている可能性があります。車体の左右をよく観察することが大切です。また、ステアリングステムのベアリング交換は高額になりますので、がたつきがないか必ずチェックしましょう。

フレームに不具合がある中古バイクは安い?

フレームに不具合があるバイクはまともに運転できません。悪徳なショップでない限り、フレームに歪みがないかを確認し、歪んでいたら矯正してから販売しているはずです。フレームに不具合がある中古バイクは現状渡し、もしくは部品取り車として扱っていることが多いですね。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方③

チェック項目:フロントフォーク

フロントフォークの曲がりやオイル漏れをチェックします。曲がりは正面、真上、左右から目視で確認し、オイル漏れはハンドルを両手で握ってフロントフォークをストロークさせた後でオイルシール付近を確認するといいですね。

フロントフォークが曲がった中古バイクはどうにもなりませんが、オイル漏れはショップ負担でシールの交換をしてもらえるかを確認しましょう。

フロントフォークに異常があるバイクは安い?

フロントフォークの曲がりは論外ですが、フォークシールのへたりを知りつつ中古バイクを安い価格で販売している可能性はありますね。安い中古バイクにはそれなりの理由があるのです。中古バイクは新車よりも状態が落ちていることを認識して検討しましょう。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方④

チェック項目:リアサスペンション

リアサスペンションが正常にストロークするかをシートを押してチェックします。コイルスプリングの伸び縮みをダンパーが制御しているかがチェックポイントです。押したときに抵抗感があり、ゆっくり戻ってくるようであれば正常にストロークしています。

コイルスプリングの伸び縮みだけでストロークしている中古バイクは避けたほうがいいですね。

可動部も一緒にチェック!

リアサスペンションと一緒にリアスイングアームの可動箇所をチェックします。リアサスペンションをストロークさせた時に異音がしないか?動きに渋さはないか、目視と体感で確認しましょう。異常があれば点検整備でグリスアップしてもらえるよう、おねだりしてもいいですね。

リアサスペションをチェックするときの注意点

リアサスペンションのダンパーが完全に機能していないだけで諦める必要はありません。新品のリアサスペンションに交換しても安いと感じられる中古バイクならお買い得です。しかし、リアサスペンションが傷んでいる時点で過酷な使われ方がされていたとも考えられます。

リアサスペンションが傷んだ中古バイクは安い?

リアサスペンションが傷んだ中古バイクは現状渡しか部品取り車として扱っているはずです。ショップでも店頭に並べる前にチェックされているはずですが、価格が相場よりも極端に安い中古バイクなら入念にチェックしましょう。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方⑤

チェック項目:エンジン

エンジンを始動してオイル漏れがないか?アイドリングが安定しているか?高回転でたどたどしい感じがないかをチェックします。必ずエンジンを暖めてからチェックする必要があります。オイル漏れが少しでもある中古バイクや、エンジンを始動してくれないショップは論外です。

エンジンをチェックするときの注意点


アイドリングが不安定ならキャブレターやエアクリーナー、フューエルインジェクション車なら電子制御に問題があります。高回転が不安定な中古バイクは点火装置が故障(もしくは点火時期が狂っている)可能性があります。

キャブレターのオーバーホール、エアクリーナーの交換(もしくはメンテナンス)、電子制御装置の診断、点火装置の交換(車種によっては調整)にかかる費用をどちらが負担するのかは要確認です。

エンジンの調子が悪いバイクは安い?

エンジンンの調子が悪いバイクでもアイドリングさえ安定していれば安くならない可能性があります。店舗内でエンジンを高回転まで回す客は稀だからです。

ですので高回転で不安定な中古バイクであるにもかかわらず、見抜けそうにない客を騙すようなショップが存在しないとは限りません。点検整備後に納車と謳っているショップの場合、点検項目を書面で提出させましょう。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方⑥

チェック項目:駆動系

ホイールベアリングのがたつき、ホイールの歪み、タイヤの減り、チェーンの伸び、スプロケットの摩耗をチェックします。ホイールベアリングはホイールを左右に動かしてがたつきがなく、手で回して異音がなければOKです。

ホイールを手で回した時に上下左右に振っていないかも要チェックです。タイヤ、チェーン、スプロケットは消耗品ですが、交換するとなると高額になりますので、必ず目視でチェックしましょう。

駆動系をチェックするときの注意点

ホイールベアリングの傷みはメンテナンスが不十分だった中古バイクの証ですので、印象が良くても避けましょう。前オーナーが大切に扱っていなかったと考えられますので、納車後にどこかが調子を崩す可能性が高いですね。

駆動系に異常がある中古バイクは安い?

駆動系に問題がある中古バイクは安くなります。駆動系は目視を中心に点検するので、買う側に不具合を見つけられやすいからです。しかし、ショップは新品に交換したほうが部品代や工賃以上に車両価格を高くできますので、交換されているケースを多く見かけます。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方⑦

チェック項目:制動装置

ブレーキパッドの残だけでなく、ブレーキディスクの減りもチェックします。ブレーキレバーやペダルを操作してフワフワしていないかも要チェックです。ブレーキレバー(ペダル)を数分握り(踏み)、ブレーキホースやパイプ、キャリパーからのオイル漏れがある中古バイクは論外です。

制動装置をチェックするときの注意点

リアブレーキディスクのへりに注目しましょう。走行距離が少ない割にリアディスクブレーキの減りが多いバイクは見送ったほうがいですね。走行距離の正確さが疑われます。ブレーキパッドは高価なものではないので、交換してもらえるようショップにをおねだりしましょう。

制動装置に不具合がある中古バイクは安い?

制動装置の状態は簡単に確認できますので、消耗が激しい中古バイクは安くなります。価格を値切る要素にしやすいですが、ブレーキパッドやブレーキディスクの交換をおねだりする方がお得感が高いですね。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方⑧

チェック項目:外装

外装からは転倒歴がないかを確認できます。転倒した可能性があるバイクはフレームのチェックを念入りにしたいですね。ハンドルの曲がりも気になります。フロントフェンダーとサイドカバーの劣化具合に差を感じたら店員に原因を聞きましょう。

絶版車は外装パーツが手に入りにくくなりますので、フルカウル装着車は特に入念なチェックが必要です。

外装をチェックするときの注意点

外装の劣化は予算と相談しながら目をつぶってもいい項目ですが、外装の紫外線劣化が年式以上に進んだ中古バイクは要注意です。バイクカバーもかけられずに青空駐輪されていた可能性があるからです。

可動部のグリスが流れ出している可能性がありますので、グリスアップしてもらえるか店員に相談しましょう。

外装が傷んでいるバイクは安い?

外装が傷んだバイクは安いですね。第一印象が高いバイクは価格を高くできるからです。しかし、安い価格を重視して買うならお買い得感が高くなります。

シリコンスプレーでキトキトに光沢をもたせた中古バイクは見せかけをよくしたいというショップの姿勢が表れていますので、機関状の不具合がないかを入念にチェックしましょう。

初心者でも失敗しない中古バイクの選び方⑨

チェック項目:その他

バッテリーや点火プラグ、ヘッドライトやウインカーなどの状態もチェックします。納車後にあなたが交換しても予算的な負担は大きくなりませんが、状態がいいのに越したことはありません。値引きや追加整備のネタにもなります。

バッテリーや点火プラグ

バッテリーや点火プラグの状態はエンジンの安定感につながります。バッテリーが消耗しているとアイドリングが不安定になりますし、点火プラグはエンジンパワーや燃費を左右します。無償で新品に交換してもらえるように交渉しましょう。ショップ側からすると値引きするよりも都合がいいはずです。


灯火類

ヘッドライト、テールランプ、ウインカー、メーター球が点灯するかもチェックします。自分で交換するのも簡単ですし、バルブ代も高価ではありません。しかし点灯しないと道路を走れませんので重要です。併せて、ギアを入れたままサイドスタンドを出し、エンジンが止まるかどうかもチェックしましょう。

安い部品だからと疎かにしない

バッテリーや点火プラグは後々トラブルにならないよう、新品に交換されていることが多いですね。長い間在庫状態になっていた中古バイクはウインカースイッチの接点が接触不良を起こしていることもあります。

手間がかかる整備ではありませんので、値引きするか整備するかを迫れば確実に整備してくれます。ショップが手抜き整備をしないよう、細かくけん制することが大切です。

中古バイク選びはショップ選び

中古バイクは信用できるショップで買うのがおすすめです。希望通りの車種を見つけるよりも、ショップのアフターサービスを優先しましょう。また、ここ近年で大きく進んだバイクの電子制御化に対応しているショップを見つけることは必須条件です。

こんなショップがおすすめ

中古バイクの状態を的確に把握しているショップなら信頼できます。安い理由を納得できるまで詳しく説明してくれるショップは優秀です。開口一番「どうして安いの?」と聞くことでショップの質を測るといいですね。

点検内容や納車までの流れなど、ショップ主導ではなく買う側に選択肢を提案するショップなら気持ちよく中古バイクを買うことができます。

こんなショップでは中古バイクを絶対に買うな!

中古バイクの状態を聞いて曖昧な返事をするショップには二度と行かないようにしましょう。バイクの状態を説明させたときに「こんなもんですよ」「多分○○だと思います」といった返事をするショップは要注意です。また、悪い奴ほどにこやかに近寄ってくるのが世の中の常。馴れ馴れしい接客をするショップも疑いましょう。

悪徳ショップに騙されるな!

あなたは初めてバイクを買う初心者、相手は長年バイクを販売してきたツワモノです。約束通りの状態で納車しないと解約するという姿勢を示し「神経質で面倒くさい人間」だと思わせるのが効果的です。

購入後に態度が急変するショップもありますので、不安を感じるときは書面を提出させましょう。トラブルになった場合に役立ちます。

中古バイクであることを認識しておく

中古バイクにパーフェクトを求めるのは無理があります。新車バイクと中古バイクとでは状態に差があって当然です。中古バイクを購入したユーザーの口コミを見ると、中古バイクとして割り切っていないコメントが稀にあります。

安いのには理由があります。安さよりも状態に見合った価格であれば、いい中古バイクを買うことができたといえます。

初心者は一人で契約に行かない

初心者には何が正常で何が異常なのかがわからないはずです。中古バイクを見に行くときはバイク経験者に同伴してもらいましょう。

特にレーサーレプリカ全盛期にバイクに乗っていた人や、スカチューンカスタムが流行った頃にバイクに乗っていた人は、バイクの良し悪しを見抜ける人が多いですね。バイクを愛する気持ちが強いので強力な助っ人になってくれます。

中古バイクの選び方:まとめ

中古バイク買うときの選択肢は増えました。多くの在庫から選べるようになりましたので、あなたが望む中古バイクに出会える可能性は高くなっているといえます。しかし、トラブルは全くないと言い切れません。

トラブルを回避するために中古バイクの状態をチェックする知識を仕入れたいですね。あなただけでなく、ショップも気持ちよくやり取りしたいと願っているはず。お互いのために交わした内容は書面に残しましょう。

中古バイクが気になる人はこちらをチェック!

中古バイクの状態を見極めるために12か月点検の項目を知識として仕入れておきましょう。納車前に12か月点検の実施をショップに依頼するのもありです。気になる人はチェックしてくださいね。