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ウリハムシの特徴や生態とは?効果的な対策方法や駆除方法をご紹介!

ウリハムシはウリ科の植物に付くハムシという害虫のうちのひとつです。このハムシという害虫、実はとても種類が多く、それぞれ付く植物が違ったり対処法が違うのでやっかいな害虫です。今日はウリハムシの生態や対処法を中心に、他のハムシの種類についても触れていきます。
更新: 2022年5月5日
佐藤3
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ウリハムシ対策どうしよう?駆除や防除のやり方

ウリハムシや生態や対策方教えます!

ウリハムシはパッと見はとてもかわいらしいサイズで、悪いことをしそうにない姿をしていますが、実は葉や根を食い荒らす害虫です。さらに、ウリハムシをはじめとするハムシの仲間は非常に種類も多く、その多くが害虫として駆除対象になります。今日は、ウリハムシの特徴、生態、対策方法をご紹介しつつ、同じハムシの種類の発生時期や対処法も合わせてみていきましょう。

ウリハムシとは

ウリハムシという害虫

ウリハムシは、スイカやカボチャなどのウリ科の作物の被害が問題にされる害虫です。見つけることがたやすい成虫は、葉を食べる害虫。作物の成長が著しい時期に発生することもあって、放置しておくという人も少なくありません。でも、それは成虫の被害の場合。実はウリハムシの害虫被害の中で怖いのは幼虫被害です。

ウリハムシは飛ぶハムシ

ハムシの種類は、羽根がなく歩いて移動するものも多いですが、ウリハムシには羽根があり近くの畑などから飛来して被害に合うことがあります。それがどんな時かというと、畑に農薬散布されたときです。逃げてきたウリハムシが、家庭菜園の野菜についてしまうのです。近くに畑があるときは、もらいウリハムシに対する注意が必要です。

ウリハムシの生態や特徴

特徴

ウリハムシの害虫被害についてお話するまえに、ウリハムシがどんな虫なのか、その特徴からお話します。ウリハムシは成虫でも、1センチにも満たない小さな虫です。ウリハムシが食べたあとの葉は円弧状になくなっているのが特徴です。葉の中央なら、網目状に穴が空いているのもウリハムシの成虫被害の特徴になります。

生態

ウリハムシは通常1年に1度、4月から9月頃に発生して被害を及ぼす害虫ですが、ごくごく稀に、年に2度発生することがあります。その時期は9月頃となります。年に2度ウリハムシが発生するのは、決まって温かい地方。温暖地域の人は一度被害が収まったと思って安心していると、ふたたび葉の被害を受けることがあるので要注意です。

ウリハムシの幼虫について

幼虫の特徴

実はウリハムシは成虫の葉の食害被害よりも幼虫の被害の方が、作物にとっては深刻です。ウリハムシの幼虫は、白い色をしており、土の中で成長します。そのため、被害を受けるのは人の目が届かない根の部分。植物にとっては、栄養を地中から吸い上げる大切な根を食べてしまう害虫です。

幼虫の生態

ウリハムシは成虫の状態で越冬します。春になるとウリ科を中心とした植物の葉を食べ、その時に駆除しそこねた成虫は、地中に卵を産み付けます。それが卵から孵化して幼虫の姿になります。幼虫は3齢に成長してサナギになり成虫になります。その時期7月下旬から8月ころとなります。

ウリハムシの被害

ウリハムシ被害がでやすい作物


ウリハムシはその名前のとおりウリ科の植物の葉によく見られる害虫です。キュウリ、カボチャ、スイカなどの作物に被害がでやすくなっています。しかし、ウリハムシが食べるのはウリ科植物だけでなく、インゲンやハクサイの葉につくこともあります。

ウリハムシは幼虫被害が辛い

植物の命綱でもある根を食べてしまう幼虫被害は、ウリハムシの被害の中でも深刻な問題とになります。すでに大きくなっている株ならば、多少幼虫に根を食べられても、他の根から栄養を吸い上げることも可能です。しかし、株が小さなうちにウリハムシの幼虫被害にあうと、植物を枯らしてしまうこともある深刻な被害となり、対策が必要となってきます。

成虫被害にも注意

ウリハムシは、葉を食べる成虫被害の方が目に見える分クローズアップされてしまいますが、もっと深刻なのは幼虫被害といえるのではないでしょうか。成虫を駆除することによって、翌年の幼虫被害も少なくなります。すでに被害にあってしまった場合は、成虫の駆除も来年の被害に向けた防除のひとつといえます。

ウリハムシの防除

ウリハムシを防除しよう

大切なウリ科の植物を食べてしまうウリハムシ。被害にあうまえに防除していきましょう。ウリハムシ防除は、成虫を寄せつけないことが効果的です。春先からウリハムシを防除することで、その年のウリハムシ被害は抑えることができます。

嫌う植物を植える

ウリハムシ被害は、成虫を寄せ付けないことで幼虫被害も防除できます。それは、物理的な方法でおこなうことが可能です。ウリハムシはネギのにおいが嫌いです。ウリハムシの防除には、守りたい植物の周りにネギを植えることも防除になるといわれています。

物理的に防除することが可能

株が小さな春先から、ビニールで株を覆ったり、反射マルチを下に敷いて光で寄せ付けないようにできます。ウリハムシは光を嫌うからです。しかし、植物が茂り始めてくると、葉の影になって下から光で防除するのは難しくなります。寄ってきてしまったウリハムシを駆除する方法をご紹介しましょう。

イワタニ 菜園防虫シルバーマルチ

出典:Amazon

ウリハムシの駆除

すでに発生してしまったウリハムシは

防除が遅れたり、葉が茂って反射マルチの効果が薄れてしまうと、ウリハムシの成虫が作物を食べ始めます。発生してしまったウリハムシは、数が少ないうちは手でとって潰すという方法も可能ですが、大きさが小さいこと、数が増えてしまったら追いつかないことも考えられます。

ウリハムシ駆除には農薬・殺虫剤が効果的

発生してしまったウリハムシ対策には、農薬や殺虫剤を散布して対策します。ウリハムシに効果のある農薬・殺虫剤の種類はいくつかあります。次では、おすすめのウリハムシ対策のための農薬・殺虫剤をご紹介していきましょう。

ウリハムシに効果のある農薬・殺虫剤1

住友化学園芸 ダイアジノン粒剤

サンケイダイアジノン粒剤3 400g

出典:Amazon

ウリハムシに効果があると言われている農薬・殺虫剤の種類ひとつめは、ダイアジノン粒剤。これは、土の中の幼虫に効果の高い農薬・殺虫剤ですから、ウリハムシの幼虫に効きます。土に混ぜ込んで使います。


おすすめ農薬・殺虫剤1

出典: https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9C%92%E8%8A%B8-400g-%E8%BE%B2%E8%96%AC-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%8E%E3%83%B3%E7%B2%92%E5%89%A4-400%EF%BD%87/dp/B0027WRLAG/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1533881065&sr=8-3&keywords=%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B7+%E6%AE%BA%E8%99%AB+%E5%89%A4

ウリハムシ以外にも、土の中にいるコガネムシの幼虫にも効果があり、散布するとすぐに幼虫が苦しくなり土の上にでてきます。土の中で根を食い荒らすというウリハムシの幼虫の生態に対する種類の農薬・殺虫剤となります。

ウリハムシに効果のある農薬・殺虫剤2

住友化学園芸 スミチオン乳剤 100ml 家庭園芸用

出典:Amazon

ウリハムシの成虫に効果のある種類の農薬・殺虫剤ならスミチオン乳剤がおすすめです。これは野菜や果実など口に入れる食べ物に使われる農薬・殺虫剤なので安心です。安全性が高く、昔から使われ続けている農薬・殺虫剤です。

おすすめ農薬・殺虫剤2

出典: https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9C%92%E8%8A%B8-%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%B9%B3%E5%89%A4-100ml/dp/B0026R510Y/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1533881609&sr=8-1&keywords=%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%B9%B3%E5%89%A4

ウリハムシには1,000倍に薄めて散布します(2018年現在のラベルによる確認。散布する時期によっては、よくラベルを確認し、使用する植物に適応するかどうか、希釈倍率など確認してご利用ください)。

ウリハムシに効果のある農薬・殺虫剤3

住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー

住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー 420ml

出典:Amazon

散布する作物が少ない、そんな場合は希釈して使うタイプではなく、スプレーするだけで効果を発揮する書類の農薬・殺虫剤がおすすめです。ウリハムシの殺虫剤として効果があり、使用されている種類に「ベニカベジフルスプレー」があります。

おすすめ農薬・殺虫剤3

出典: https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9C%92%E8%8A%B8-%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%99%E3%82%B8%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC-420ml/dp/B00BMZCJCY/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1533885556&sr=8-1&keywords=%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%99%E3%82%B8%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC

アブラムシなど、多くの植物につく種類の害虫にも効果が持続するスプレータイプの殺虫剤。ベランダ菜園や、庭の花木の殺虫剤として、初心者にも使いやすくおすすめです。

ハムシの種類

ウリハムシの仲間

ウリハムシは、ハムシという多くの種類がいる虫の仲間のひとつです。ウリハムシだけでなく、キスジやサンゴジュ、ヘリグロテントウノミハムシというてんとう虫そっくりの形をした種類もいます。見た目は小さくて、あまり悪いことをしそうにないものが多いハムシの仲間。実は、種類も多く成虫、幼虫ともに植物を荒らす、厄介な害虫なのです。

キスジノミハムシとその特徴

キスジノミハムシの見た目の特徴は、名前で表しているとおり、体に黄色い線が入っているハムシの仲間です。キスジノミハムシの生態は、ノミのように飛び跳ね、体調はウリハムシよりも小さな3ミリ程度。発生の時期は7~8月です。

被害が多いハムシの種類

近年、農業をしている人の間で、ハムシの種類の中でも特に困った存在となっているのがこのキスジノミハムシです。ウリハムシの他にも、この黄色い線を体にもつ小さな虫が葉を食べていたら、被害が広がらないよう早めに対策していきましょう。対処法はウリハムシ同様、反射マルチなどを用います。

サンゴジュハムシとその特徴


庭木によく使われるオオデマリやサンゴジュに付く害虫がサンゴジュハムシです。ウリハムシと同様に成虫・幼虫ともに植物を食害するので見つけやすい虫です。

厄介な生態

サンゴジュハムシが厄介なのが、年に2回発生時期があること。5月と7月頃に成虫が発生するので、この時期は、サンゴジュハムシの被害に注意する必要があります。サンゴジュハムシには反射マルチなどは効果がありませんので、見つけたら捕殺するようにします。適用する薬剤を散布するのも効果的です。

ヘリグロテントウノミハムシの特徴

こちらは先程もご紹介したてんとう虫そっくりなハムシの仲間です。てんとう虫といえば、アブラムシを食べてくれる益虫です。可愛がる人もいるでしょうが、こちらはれっきとした害虫。見つけ次第駆除したいですね。

てんとう虫のようなハムシの生態は

ヘリグロテントウノミハムシも成虫、幼虫ともに植物を食害する虫です。こちらもノミという名前がついていることからもわかるように、ノミのように飛び跳ねることがあります。産卵は春先4月頃から。幼虫も葉を食害しますので、こちらのハムシも幼虫にも注意しましょう。こちらもマルチは効果がないので、見つけたら捕殺か薬殺による対処をしていくようにします。

マルチが効果ないハムシには伐採を

ハムシの種類はすべて反射マルチが効果があるというわけではありません。反射マルチに反応しないハムシの対処法として、ついている枝を切り取って焼き払ってしまうという方法があります。どちらも卵を地中ではなく葉に産み付けるタイプ。葉を焼いてしまうことで、卵から駆除して、ハムシの数を減らすことができます。

まとめ

ウリハムシを駆除・防除対策しよう

出典: https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9C%92%E8%8A%B8-%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%99%E3%82%B8%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC-420ml/dp/B00BMZCJCY/ref=sr_1_2?s=diy&ie=UTF8&qid=1533866037&sr=1-2&keywords=%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B7

ウリ科の植物を荒らすウリハムシ。その生態や防除、駆除の対策方法を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。成虫と幼虫で同じ植物にとどまりますが、土の中と地表という大きな差があります。特に土の中の幼虫は、姿が見えない分気づかないことも多く、厄介な害虫です。大切な作物を守るためには、早めの駆除や農薬・殺虫剤などによる対策をしていきましょう。

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