はじめに
日本の離島のおすすめを紹介します。周囲を海で囲まれた日本の周辺には、数多くの離島があり、大自然の絶景、独自の生態系、歴史の痕跡などの見所が豊富にあります。今回は日本全国から一度は行きいと思えるような離島を、15か所厳選して紹介していきます。
日本の離島おすすめ① 東京都
一度は行きたい観光旅行「小笠原諸島」絶景空間
小笠原諸島は東京23区から1000kmも離れた島々です。すべての島を入れると30ほどありますが、民間の有人の島は、父島と母島だけです。船でのみ行ける場所なので、ここは絶海の孤島です。生物地理の区分上ではオセアニア区に属していて、島独自の進化をした生物が数多くいるため、東洋のガラパゴスともいわれています。
人気のリゾートの穴場・アクセス
昼だけでなく、例えば小笠原のナイトツアーに参加して夜行性の動物を見たり空を見上げて見渡せる夜空も大変綺麗で、間違いなく感動するでしょう。とてもここが東京都とは思えない穴場スポットです。小笠原へのアクセスは、東京から「おがさわら丸」にて片道24時間かけていきます。便数が少ないので旅程には注意が必要です。
日本の離島おすすめ② 東京都
一度は行きたい観光旅行「青ヶ島」絶景空間
伊豆諸島で有人の最南端にある青ヶ島も、秘境の様な離島です。二重カルデラの構造が珍しく、世界的にも注目を集めています。島は現在も活動している活火山なので、「ひんぎゃ」と呼ばれる蒸気がが地中から湧き出ており、それを利用した「地熱釜」でふやかした、芋や卵、名産のクサヤなどの食べ物のうまさは絶品です。
人気のリゾートの穴場・アクセス
島全体が、城壁の様な壁で囲まれている要塞のような作りなので、ビーチリゾートと言うより山の上からの絶景を眺めるのが良いでしょう。この島も星空が大変綺麗で間違いなく感動します。島固有の穴場的な焼酎「青酎」も気になる青ヶ島のアクセスは、東京から飛行機か船で八丈島に渡ってから、定員9名のヘリコプターか船で向かいます。
日本の離島おすすめ③ 東京都
一度は行きたい観光旅行「神津島」絶景空間
伊豆諸島の神津島（こうづしま）は、小笠原諸島や青ヶ島と比べると比較的行きやすい島ですが、それでも本州とは違う離島の自然豊かな風景が広がります。大自然のアート作品の様な断崖絶壁に木の遊歩道が架かっている「赤崎遊歩道」には多くの人がいて、飛び込み台からは青く透明な海をめがけ飛びこむ姿が見られます。ここに来れば普段のことなど一発で忘れてしまいます。
人気のリゾートの穴場・アクセス
海辺でのビーチ以外にもこの島には不思議な穴場があり、内陸の山の中に来ると「表砂漠」「裏砂漠」と名付けられている、荒涼とした場所に来れば、本当に果て無く続く砂漠地帯に来た錯覚を覚えます。高台から見る海の絶景も大変すばらしい、神津島のアクセスは東京や伊豆下田から他の島を経由しながら向かう定期船が就航しています。飛行機でも行けます。
日本の離島おすすめ④ 北海道
一度は行きたい観光旅行「礼文島」絶景空間
北海道の最北、稚内（わっかない）の西に浮かぶ島が、礼文島（れぶんとう）です。この島は低い海抜からでも高山植物が咲き誇ります。島にある車道は南北を縦貫している道路などごくわずかで、西側は国立公園の一部に指定されている自然の宝庫です。北側には野生のアザラシが生息しているので、観察可能、運が良ければトドの姿を見ることもできます。
人気のリゾートの穴場・アクセス
礼文島には最近穴場スポットができました。2008年に掘削された温泉がわき出ており、この泉質は、ナトリウム硫酸塩泉で、源泉温度が50.2度あります。礼文島へはとなりにある火山島の利尻島（りしりとう）とセットで回りたい最北の離島です。礼文島へのアクセスは、稚内から船で2時間です。空港もありますが、2021年まで運用が中止されています。
日本の離島おすすめ⑤ 北海道
一度は行きたい観光旅行「奥尻島」絶景空間
奥尻島（おくしりとう）北海道の南西に浮かぶ島です。この島の周辺には、ドーナツが建っているようにも見える。鍋釣岩（なべつるいわ）をはじめとする奇岩の様な岩礁地帯が多数あります。そしてこの島は1993年に発生した地震の津波により多くの犠牲者を出してしまいました。島内には時空翔と呼ばれる慰霊碑があり、また津波対策の先進地として注目を集めています。
人気のリゾートの穴場・アクセス
奥尻島の穴場としては、毎年6月にムーライトマラソンが開催されます。離島の満月の光に照らされながら走るマラソン大会に参加すれば、想像以上の感動が待ち受けているでしょう。また参加者には海の海産物などの食事がふるまわれます。奥尻島のアクセスは、函館から飛行機と江差・せたな港から船で行くことができます。
日本の離島おすすめ⑥ 新潟県
一度は行きたい観光旅行「佐渡島」絶景空間
佐渡島は新潟の西側に浮かぶ離島です。北方領土を除けば沖縄本島の次に大きな島です。歴史的には配流の地だったり、金山でにぎわいました。かつて能を大成させた世阿弥（ぜあみ）が配流された影響で、能が盛んです。そして自然の環境も素晴らしく、佐渡の固有種が生息しており、特別天然記念物のトキもこの島に生息しています。
人気のリゾートの穴場・アクセス
佐渡島には、絶景な風景とは別に体験したい穴場「たらい舟」があります。実は佐渡島では2か所ほどたらい舟に乗ることができます。その他にも面白い見どころとして、日本三大巨岩の「大野亀」や「宿根木」、さらに個性的なグルメスポットなど見どころ豊富です。佐渡島のアクセスは新潟県内に3か所ある港から佐渡にある3か所の港まで、それぞれのルートで船が就航しています。
日本の離島おすすめ⑦ 島根県
一度は行きたい観光旅行「隠岐島」絶景空間
隠岐（おき）諸島は、島根県の沖合にある島々です。この島はいくつもの小さな島で構成されている「島前」と一つの大きな島「島後」で構成されています。この島は元々火山でしたが、海の浸食により削り取られました。その結果見ごたえある絶景風景や奇岩が数多くあります。そしてこの島は配流の島としても有名です。
人気のリゾートの穴場・アクセス
隠岐諸島最大の島島後の隠岐の島の周囲は90kmあり、この島を一周するドライブが密かな穴場です。隠岐の島の自然に自由に触れることができます。島の沖合にあるローソク島には是非立ち寄りましょう。遊覧船で夕日の時間に、高く切り立った島の上にローソクが灯っている絶景が見られます。隠岐島へのアクセスは、大阪・出雲縁結び空港からの飛行機、境港などから船が出ています。
日本の離島おすすめ⑧ 長崎県
一度は行きたい観光旅行「対馬」絶景空間
対馬は対馬海峡の真ん中に位置する島で、韓国とも近い国境の島の一つです。島の大半がは山岳地帯となっており、島内には日本本土とは全く違った生態系が見られます。そして古事記に登場する豊玉姫（とよたまひめ）を祀る「和多都美（わたつみ）神社」をはじめ、大陸と本土との橋渡しのような島としての歴史の痕跡もいくつか残っているので、非常に魅力的な島です。
人気のリゾートの穴場・アクセス
対馬には「対馬ところてん」という穴場的なグルメがあります。これは対馬産のてん草を利用して作られたもので、対馬の家庭ではなじみのものですが、食べ方が一般的に知られているようなものと違って、角切りに切って上にタレをかけて食べます。これをお盆の時期にになると、祖先を映しだす「かがみ」として、お供えをします。対馬へのアクセスは、長崎・福岡からの飛行機と博多港から船が就航、韓国へも船が出ています。
日本の離島おすすめ⑨ 長崎県
一度は行きたい観光旅行「五島列島」絶景空間
五島列島は長崎の西・東シナ海にに出ている諸島で、140の島々で構成されています。列島は「下五島（しもごとう）」と「上五島（かみごとう）」に大きく分けられます。島の中には数多くのカトリック教会があり、世界遺産に登録されました。島には青々とした海が広がり、また地元で捕れた新鮮な魚介類には目を奪われるでしょう。
人気のリゾートの穴場・アクセス
五島列島の福江港の近くには、五島の立地条件を利用して天文台「鬼岳天文台」が設置されました。夜間でも素晴らしい星空が見えますが、口径50センチメートルの反射望遠鏡から見るとその星空の迫力は想像を絶します。五島列島へのアクセスは、福岡・長崎空港から飛行機、博多、佐世保、長崎から船が就航しています。
日本の離島おすすめ⑩ 鹿児島県
一度は行きたい観光旅行「甑島」絶景空間
鹿児島県の西側に、まだあまり知られていない穴場の離島「甑島列島（こしきしまれっとう」があります。３つの有人島と小さな無人島で構成されています。この島には絶滅危惧種に指定されているカノコユリの自生地で、自治体の花もこの花が指定されています。この島は、ダイビングやキャンプ、そして夏場には海水浴場でにぎわっています。
人気のリゾートの穴場・アクセス
甑島の穴場スポットとして、風力発電所があります。この発電所は風力として日本で初めて実用化されました。島の観光名所の一つとなっていて、島の大自然の風景に整然と立ち並ぶ風車の姿は、見ているだけで癒されます。甑島へのアクセスは、鹿児島の川内港、串木野新港から船が就航しています。
日本の離島おすすめ⑪ 鹿児島県
一度は行きたい観光旅行「屋久島」絶景空間
鹿児島県南側にある離島「屋久島」は、大自然の山々で構成さえている島です。有名な縄文杉をはじめとする巨大な屋久杉が島の奥にそびえています。屋久杉以外にも圧倒される水量を誇る大川の滝（おおこのたき）や千尋の滝（せんぴろのたき）もあり、離島で有りながら山岳の大自然も享受できる島です。
人気のリゾートの穴場・アクセス
屋久島には、大自然だけでなく、意外にも数多くの温泉が島の周囲にあります。その中には、干潮時のみ入浴ができるという混浴露天風呂、平内海中温泉や24時間入浴可能な湯泊温泉などがあります。海岸近くにある露天風呂で、波の音を聞きながらくつろぐことができます。屋久島へのアクセスは、大阪、福岡、鹿児島からの飛行機と鹿児島港から船が出ています。
日本の離島おすすめ⑫ 鹿児島県
一度は行きたい観光旅行「喜界島」絶景空間
鹿児島県の奄美地方にある奄美大島のすぐ横にある小さな島が喜界島（きかいじま）です。この島はサンゴが起源とする石灰岩で構成されています。この島にも島の固有種である動物や植物が生息しています。島はサトウキビ畑が一面に広がり、山の様な高台もほとんどないので、島の視界が大変開けており、開放感に浸れます。
人気のリゾートの穴場・アクセス
奄美地方は、沖縄と同じ文化圏でありながら、この地方独自の焼酎で、サトウキビを原料としていて、酒に甘みを感じる「黒糖焼酎」があります。そしてこの喜界島でも黒糖焼酎を製造している工場があります。なお、隣の奄美大島に多数生息する毒蛇のハブは喜界島には生息していないので安心です。喜界島へのアクセスは、鹿児島、奄美空港から飛行機と、鹿児島港から各島を経由する船が就航しています。
日本の離島おすすめ⑬ 沖縄県
一度は行きたい観光旅行「南大東島」絶景空間
南大東島は北大東島と共に沖縄本島からも400km東方にある陸の孤島です。この島はサンゴが隆起してできました。周辺の海の水深が1000mと大変深いのも特徴です。完全に外洋に位置しているので、港の高さが高く、船で来た場合は、クレーンに吊るされている「ゴンドラ」を利用します。海は平常時でも大波が来ているので、絶海の孤島に来たというイメージが湧いてきます。
人気のリゾートの穴場・アクセス
南大東島は、孤島ながらも観光地としての見どころが意外に多く、地殻変動で2つに割れた「バリバリ岩」をはじめ、巨大な鍾乳洞や地底湖など大自然の迫力を目の前に見ることができます。そしてこの島の漁港のスケールも一見の価値があります。南大東島のアクセスは、那覇空港から飛行機、那覇の泊港から船が出ています。北大東島との間にも飛行機と船があります。
日本の離島おすすめ⑭ 沖縄県
一度は行きたい観光旅行「波照間島」絶景空間
「果ての珊瑚礁（さんごしょう：うるま）の島」から名づけられた波照間島（はてるまじま）は、日本最南端の有人島です。日本国内で南十字星を見ることができる島として有名で、その他の星空も離島らしく、「素晴らしい」という一言で済まされないほどの感動があります。島内はサトウキビ畑に覆われ、青い海と、島全体にのどかな雰囲気が漂っています。
人気のリゾートの穴場・アクセス
波照間島には、目立つ観光スポットはありませんが、大自然に囲まれた雰囲気で、何もないけど非常に美しい浜辺に佇んでいると、時間を忘れることができます。またこの島にはさらに南にある「南波照間島（ぱいぱてぃろーま）」の伝承なども残っています。波照間島へのアクセスは、最初に石垣島まで行き、石垣島の離島ターミナルから高速船で1時間です。
日本の離島おすすめ⑮ 沖縄県
一度は行きたい観光旅行「与那国島」絶景空間
与那国島（よなぐにじま）は沖縄の一番西側にある国境の島です。台湾とも距離が近く、島には、「日本最西端の碑」があります。この島には日本在来の与那国馬が飼育されていて、のどかな雰囲気が漂います。島の周辺には奇岩が観られたり、白い砂浜が広がる比川浜には、「Dr.コトー診療所」のロケセットがあります。
人気のリゾートの穴場・アクセス
与那国島の穴場の一つに海底遺跡があります。島の海底の石の形が人工的に見えるので、そのように名づけられています。実際には人工か自然なのかは論争が分かれていますが、もしスキューバーダイビングをするのならぜひ実際に確かめてみましょう。与那国島へのアクセスは、那覇、新石垣空港からの飛行機と、石垣島の離島ターミナルから船が出ています。
まとめ
以上で、日本全国の離島を厳選して紹介しました。日本の周辺には離島が数多くあり、交通の不便なところもありますが、むしろそういう不便なところに時間を気にせずに行ければ、普段の生活で味わう事の出来ない離島の雰囲気に触れることができるでしょう。今回の記事がお役にたてれば幸いです。
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