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靖国神社の御朱印が貰える場所や時間は?御朱印帳や境内の見所含めてご紹介!

神社の御朱印がブームですが、東京五社のひとつで戦没者を慰霊する靖国神社でも、参拝ついでに御朱印を頂くことができます。靖国神社での御朱印の貰う場所や貰い方、それに御朱印関係の情報などは知りたいところです。靖国神社の見所と合わせてご紹介します。
2020年8月27日
はぐれ猫
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靖国神社ってどんなところ?

靖国神社の御朱印に興味があるなら、まずは靖国神社がどんな場所なのか、簡単にでも把握しておいたほうがよろしいです。

戦没者を神として祀る場所

幕末の戊辰戦争から昭和の太平洋戦争に至るまで、大きな戦乱で殉死した軍人や民間人を、英霊や神として祀っているのが靖国神社です。祀られている英霊の数は、太平洋戦争の戦没者をはじめとして246万柱にのぼります。初詣の参拝者数だけでも、年間20万人を超えている存在感の大きな神社です。

戦争の展示の場所

靖国神社の境内には、過去の戦争についての記念碑、それに実際に戦地で使用された武器・兵器の類も保存されています。それらは他の場所では見られず、この世に数点しか残されていないような、貴重なものばかりです。

祭りとお花見の場所

靖国神社では、光の壁のような献灯が並び立つ「みたままつり」が有名です。そして境内には500本のソメイヨシノなどの桜が見られ、春にはお花の名所となったりします。靖国神社は参拝者のみならず、楽しさを求める人々でごった返している名所なのです。

靖国神社のアクセス

電車でのアクセス

都心なのでいくつかの地下鉄路線が使えます。東京メトロの半蔵門線、東西線、都営地下鉄の新宿線などの乗り入れている、九段下駅の1番出口を出て、1分で靖国神社の大鳥居にたどり着きます。また、JR飯田橋駅や市ヶ谷駅から歩いても、2~3分程度と時間をかけません。

車でのアクセス

首都高速道路の代官町や西神田の出口から、靖国神社までは2~3分ほどです。靖国神社の場所は、新宿と神田を結びつける、靖国通りに面しています。

靖国神社外苑駐車場

靖国神社には、収容台数100台の駐車場が用意されています。朝の8時から夜の22時までと、遅い時間まで利用可能で、料金は30分200円です。本殿内での正式参拝など、靖国神社で所用をこなす証明が手元にあれば、料金は無料になります。

靖国神社の歴史

これから御朱印を貰いに行くならば、靖国神社の歴史についても簡単にでも把握しておいたほうが、神社の理解がぐいぐい進みます。

靖国神社のルーツ招魂社

幕末の戊辰戦争終結後、生き残った人を元気づけたり、死者の霊魂の供養のため、各地で招魂祭が行われました。戊辰戦争の勝利の立役者である長州藩の大村益次郎は、東京で招魂社の創建を提案します。明治5年(1872年)に社殿は完成し、靖国神社の基礎となりました。

戦後の靖国神社の存続

戦時中、靖国神社はGHQにより破壊される危機に直面しました。しかしローマ教皇庁のピッテル神父が、いかなる国も宗教に関係なく、国のために死んだ英雄を称えるべきであると進言したことで、破壊の難を逃れました。その結果、246万柱を超える戦没者の英霊を全て祀る神社として存続できたのです。

諸外国との外交問題

近年になり、靖国神社に対する中国と韓国の抵抗は根強いものとなりました。歴代首相が公式参拝をするたびにチクチクと抗議が発生、中国では暴動にまで発展、神社では放火事件が起こるなど、諸問題が巻き起こっています。そのため国内でも、政治家による参拝の賛否の議論が続いています。

靖国神社の見所①社殿と鳥居

靖国神社の大鳥居

参拝をする時や御朱印を貰う時、是非ともくぐり抜けたい見所が、靖国神社の大鳥居です。1921年(大正10年)に日本一の大鳥居として完成しますが、現在の大鳥居は1974年に再建されたものです。高さ25メートル、幅34メートル、重さ100トンという堂々たる姿をしています。

靖国神社の社殿

神門を抜けた先で多くの人々が参拝する拝殿は、入母屋造で1901年(明治34年)に完成した建物です。その背後の本殿は、尾張の建築家だった伊藤平左衛門が設計したもので、明治5年に完成した神明造の建物です。銅板葺きの青白い屋根や、正面の菊の御紋の垂れ幕が印象的です。

靖国神社の見所②博物館

遊就館


靖国神社の社殿の北方にある遊就館は、神社の祭神にまつわる様々な資料を展示している建物です。明治時代に総理大臣となった山県有朋らの提唱により、1882年(明治15年)に開館を果たしました。御朱印を貰う時、参拝をする時に、見学をおすすめしたい場所です。

遊就館の注目の展示物

館内に入れば、最初から迫力の見所で溢れています。玄関ホールでは、昭和初期に可動していた八九式十五糎加農(はちきゅうしきじゅうごせんちかのん)がお出迎えです。最大の目玉となるのは、第二次大戦中に製造された、零式艦上戦闘機五二型(ぜろせん)です。

そしてサイパンで発見された、第9連隊所属の九七式中戦車も見所です。かつて稼働していた時の迫力が伝わってきます。

遊就館の基本情報

開館時間 09:00~16:30(みたままつり期間中は09:00~21:00)
料金 大人1,000円、大学~高校生500円、小学~中学生300円
(2018/8/3現在)

靖国神社の見所③記念碑

靖国神社には、戦争に関係する多数の記念碑や、不思議なモニュメントの見所があります。御朱印を貰うときに探して見て触れて、過去に思いを馳せてみませんか。

大燈籠

日本一の大きさを誇る一対の大燈籠が、ここ靖国神社にあります。高さは13メートルで、4階建てビルの高さに相当しています。1935年(昭和10年)に、現在の富国生命の前身である富國徴兵保険により奉納されました。大灯籠の下部に、日清戦争や満州事変の戦闘場面が描かれています。

大村益次郎像

戊辰戦争の指導者であり、招魂社の建立に貢献した大村益次郎は、直後に暗殺という理不尽な最後を遂げていました。この像は大村益次郎の貢献を讃え、1893年(明治26年)に建てられた、日本初の西洋式銅像です。高さ12メートルと堂々たる姿で、益次郎は上空から世界を見渡しています。

戦跡の石

太平洋戦争の激戦地としては、グアム島やレイテ島などが知られています。そうした激戦地の石を収集して、靖国神社の敷地で展示をしている見所もあります。

動物の慰霊碑

戦争では幾多のの動物が利用され、人間同様に戦死を遂げていました。そのため靖国神社には、馬を慰霊する戦没馬慰霊像、伝書鳩を慰霊する鳩魂塔、軍犬を慰霊する軍犬慰霊像など、様々な種類の動物の慰霊碑が置かれています。

さざれ石

さざれ石は、靖国神社の大鳥居の近くの見所です。さざれ石とは、石灰岩のいくつもの小石が長い時間をかけて凝結したもので、君が代にも歌われている通り、長きに渡る年月をあらわす比喩的な存在です。

靖国神社の見所④祭典

1年間を通じていろんなお祭も見所となってくる靖国神社。御朱印を貰いに行く時は、お祭りの時期に合わせて訪れてみるのも妙案です。

秋季例大祭

靖国神社で最重要の祭典とされるのが、春と秋の例大祭です。秋季例大祭では天皇陛下より供え物が届けられ、清め祓いなどの儀式が行われます。このときに奉納芸能があり、特別献華展や奉納菊花展などの催しもあり、参拝者の数も普段よりぐっと増加しています。

みたままつり

靖国神社のお祭りといえば、みたままつりが有名です。お盆の祖先霊供養のお祭りで、毎年7月13~16日にかけて開催されます。この間には参道に大小3万もの献灯(奉納されたちょうちん)が掲げられ、多数の美味しい屋台が軒を連ねています。

靖国神社の御朱印とは

これから靖国神社へ御朱印を貰いに行く人が、絶対に知っておきたい靖国神社御朱印情報を、以下にまとめています。

御朱印とはそもそも何か

御朱印とは室町時代より続く文化で、簡単にいえば記念スタンプのようなものです。御朱印帳に印章を押されたり、墨書をされたり、別紙を渡されたりします。基本的には各神社仏閣の職員や僧侶や神職の者だけが、御朱印帳に印を付けることができますが、稀に自分で御朱印を押す神社もあります。

御朱印収集の目的

日本には神社8万8千社、寺院7万7千か所あり、それらの中には御朱印や御朱印帳を用意している場所が多々存在しています。2010年頃より御朱印をもらう旅がブームとなりました。単純な御朱印の収集目的のほか、レアな御朱印の販売目的、思い出づくり、ご利益を得る目的などがあります。

靖国神社の御朱印の種類


通常の御朱印

靖国神社で1年を通じてもらえるのは、通常タイプの御朱印です。中央に靖国神社の名があり、右側には訪れた証拠となる「奉拝」の文字。左側には御朱印を受けた日付が記されているという、至ってシンプルな紙です。

みたままつり限定の御朱印

毎年7月に靖国神社境内で開催されているみたままつりでは、この祭り限定の御朱印がもらえます。みたままつりの限定御朱印を見れば、通常の御朱印の右側に、ちょうちん型のスタンプが押されていて、通常の種類との違いが見られます。

靖国神社の御朱印がもらえる場所

御朱印が貰えるのは参集殿

靖国神社で御朱印を貰うことのできる場所は、境内の中心部です。それは拝殿北側に隣接している、参集殿という大きな建物です。入り口のところに、「←朱印所」という看板が出ているので、初めて訪れる人であっても間違える心配はありません。

朱印所の順番待ち

出典: https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g1066443-d555799-i332143972-Yasukuni_Shrine-Chiyoda_Tokyo_Tokyo_Prefecture_Kanto.html

靖国神社の朱印所では、まず順番待ちの柵の中に入ります。休日などの混雑している日は行列も長いですが、10分程度も並んでいれば、時間をかけずに御朱印はめでたく頂戴できます。

朱印所で必要なもの

御朱印を受けるため、御朱印帳を持参します。職員の前では、任意のページを開いて準備して置く必要があります。御朱印を貰うための料金、御朱印帳を購入する料金も必要です。

参集殿までのルート

地下鉄九段下駅からの場合は、大鳥居を抜けてまっすぐ、参道を拝殿方面に歩くだけです。市ヶ谷駅方面からの場合は、靖国通りに面している南門から入り、拝殿前を抜けて行くと良いです。九段下駅から参集殿までは、12分ほどの時間でたどり着けます。

靖国神社の御朱印を貰う時間

通常の御朱印の場合

朝の8時か9時ころから、朱印所にて御朱印の受付が開始されます。11月から2月までの冬季は、夕方17時までの受付です。3月から10月の季節は、18時までの受付です。季節によって時間が異なっているので、間違わないようにしてください。

みたままつりの限定御朱印の場合

みたままつりの期間中は、祭りの開催時間に合わせて、夜おそい時間まで限定御朱印を貰えるとのことです。しかし祭りの観光客や参拝者が多くて混雑するだけに、早めに訪れて限定御朱印を授かったほうがよろしいです。

靖国神社の御朱印帳

靖国神社の朱印所に行けば、、貰った御朱印を保存できる御朱印帳も販売しています。手元に御朱印帳が無いとなったら、逃さず一緒に購入するのがおすすめです。

通常の御朱印帳

2018年現在に販売されている通常タイプの御朱印帳は、2種類があります。1つは白色をして、桜の花柄と桜紋が全体にあしらわれた可愛いタイプ。

もう1種類は紫色を背景として、雲と桜紋があしらわれている、ちょっと大人な印象なかっこいいタイプです。

限定の御朱印帳

限定の御朱印帳も入手ができます。2019年に靖国神社の創立150周年を記念する限定御朱印帳です。水色を背景として、桜と鳩と金色のラインが刺繍された明るいデザインです。通常の種類より料金は1.5倍高くなっていますが、今だけしか買えないので欲しくなる一品です。

靖国神社の御朱印帳入れ

せっかく時間を掛けて、靖国神社に出向いて入手した御朱印帳。大切にしたいならば、靖国神社の御朱印帳入れも一緒に購入しておきましょう。

通常の御朱印帳入れ

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

御朱印帳を保管できる布製の御朱印帳入れについても、2種類が用意されています。1つ目は黒地に桜の花と金の鳩の刺繍が入っている夜桜的なデザイン。もう1つは御朱印帳と同じ、白を貴重としている明るいデザインです。

限定の御朱印帳カバー

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

150周年記念の限定御朱印帳カバーは、青い色をしているブックカバー型で、水に強い和紙で作られています。この種類は2019年までの販売品なので、欲しい場合はお早めに。

靖国神社の朱印所の料金(2018年現在)

朱印料

朱印所にて、朱印料として300円を支払います。これは御朱印や御朱印帳の種類が違っても、みたままつりの開催時期でも、年間を通じて同じ金額となります。

御朱印帳の料金

通常の種類の御朱印帳は、1,000円ちょうどの料金でお買い求めができます。一方で限定品の御朱印帳の場合は、やや高くなって1,500円となります。

御朱印帳入れの料金

ノーマルな御朱印帳入れの料金は、1つあたり2,000円です。御創立150周年の限定御朱印帳入れのほうは、若干料金もはずんで3,000円です。 

靖国神社のオリジナルお守り

靖国神社では多くの種類の、違う役割のお守りを販売しています。どれもこれも、他では見られないオリジナルのお守りばかりです。御朱印と一緒にお守りを買い求めて、ご利益を授かってみませんか。

やすくに守

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

数ある靖国神社のお守りの中でも、やすくにの名が付いているお守りはこれだけです。やすくに守はカード型をしている家内安全のお守りなので、場所を取らずにどこでも置くことが出来ます。

ねがいかなう守

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

人はだれでも願いを叶えたい願望を持っていますが、靖国神社のねがいかなう守があれば、すぐに叶うかもしれません。このお守りの表には水色とピンク色の桜の模様、それに願と叶の文字が刺繍されています。

置き破魔矢

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

邪気を祓い幸福を招くのが、破魔矢というお守りの役割です。靖国神社の破魔矢は置き型になっているので、神棚でも玄関でもどこにでも置くことができます。普通の大きさと、大きな種類があります。

干支根付守(子)以下十二支

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

十二支の絵が入っている、鈴付きの身体健全お守り。ストラップ型になっているお守りなので、12種類の中から自分の干支を選んで、バッグやスマホにくっつけてみませんか。

こすずまもり

出典: http://www.yasukuni.or.jp/precincts/item.html

靖国神社の創立150周年を記念して作られた、限定のお守りです。呼鈴(こすず)お守りというように、水琴鈴の音色が、良い未来に導いてくれるといいます。

靖国神社へ御朱印もらいに行こう

東京の靖国神社は、参拝者の心をわしづかみにする、見所の多い神社なことが伝わってきました。そして靖国神社の御朱印の貰い方はしっかり予習できたでしょうか。御朱印を貰うときには、境内の様々な見所を目に焼き付けておきたいですね。

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