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日本のスカイライン12選!バイクで走り抜けたいおすすめの道と周辺情報をご紹介!

美しい日本の自然の中を走り、そのままバイクで空に向かって走っていけそうな道がスカイラインです。日本に数多くある魅力的なスカイラインの中から、ライダーにぜひバイクで訪れてほしい道を厳選してご紹介します。温泉などスカイラインの周辺情報も満載です。
更新: 2021年4月24日
ironman17
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バイクで走るならやっぱりスカイライン

大自然の中をあたかも空に向かって突き抜けるような感覚を味わえる道がスカイラインです。全国にはライディングを堪能しつつ、美しい景色や絶景も楽しめるすばらしいスカイラインが数多くあります。そんなライダーならぜひ訪れたいおすすめのスカイラインや、周辺ツーリングスポットを合わせてご紹介します。

スカイラインの醍醐味

絶景を堪能できる

スカイラインの名の通り、山の稜線を進む道や水平線に向かって伸びる道など、そのまま空に伸びていきそうな道が多いのがスカイラインの特徴です。そのため通常の道に比べ標高が高い位置を走る場合が多く、それだけ絶景ポイントに遭遇する確率も高く、走りながら景色を堪能できる楽しさがあります。

走ることを楽しめる

標高の高い山を空に向かって一気に駆け上がるような道が多く、急な勾配やヘアピンコーナーが連続してあらわれるのも、スカイランの特徴です。アップダウンが激しいワインディングを右に左に体重移動しながら走るのがバイクの醍醐味であり、そんなバイクを走らせる楽しみも堪能することができます。

ストレスなく走れる

スカイラインの多くがもともと観光道路として作られた有料道路が多く、道路の規格や路面状況も通常の一般道路に比べて良好な傾向があります。また自動車専用道路で途中に信号や交差点がない道路がほとんどであり、ライダーにとってもストレスをあまり感じずにバイクを走らせることができます。

周辺観光を楽しめる

スカイライン自体が観光道路として作られたものが多いこともあり、道路周辺にはさまざまな観光地や温泉などがある場合が多いのもスカイラインの特徴です。またスカイラインを訪れる多くのドライバーやライダーをあてこんだ飲食店も多く、グルメを楽しむのにも最適です。スカイラインを走る際は、単に道を走るだけでなく、これらの周辺観光や穴場スポットもぜひ楽しみたいものです。

バイクにおすすめの日本のスカイライン①

指宿スカイライン

指宿スカイラインは、鹿児島県に二つ突き出した半島の西側である薩摩半島を、間にはさんだ錦江湾を臨む稜線に沿って走る一部有料区間を含む観光道路です。総延長は約37キロにおよび、途中の木立峠からは桜島が浮かぶ錦江湾や、その向こうの大隅半島までの絶景が一望できます。この道を経由して薩摩半島を一周することもでき、全国から多くのライダーが訪れます。

周辺ツーリングポイント

指宿に行ったなら必ず体験したい穴場スポットが、指宿温泉です。特に海岸に横たわり、温泉の熱で温められた砂を全身にかけて温浴効果を得る「砂むし」は全国的に有名で、ツーリングで疲れたライダーの体を癒すのにも最適です。指宿スカイラインを走り終えたら、イッシーで有名な池田湖や、神風特攻隊で有名な知覧平和記念館にもぜひ足をのばしてみましょう。

基本データ

正式名称:鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線(指宿スカイライン)
総延長:36.8km
起点:鹿児島県指宿市
終点:鹿児島県鹿児島市
料金(自動二輪):620円(全線通行時)
アクセス:九州縦貫自動車道または南九州西回り自動車道から直接アクセス可能です。
 

バイクにおすすめの日本のスカイライン②

津軽岩木スカイライン

津軽岩木スカイラインは、青森県弘前市から、津軽地方でもっとも高い標高を誇る岩木山の8合目までを走ることができる観光道路です。岩木山を縫うように走る道は大小のカーブが連続するワインディングで、バイクを走らせること自体を満喫できる道路です。冬季は通行止めですが、道路が開通する4月中旬頃には、まだ道の両脇に残雪が残る絶景ルートの中を快走することができます。

周辺ツーリングポイント

津軽岩木スカイラインを走ったら、ぜひ津軽半島まで足をのばすことをおすすめします。日本海とつながる広大な汽水湖である十三湖や、竜飛崎から小泊までを69ものワインディングで駆け抜ける龍泊ラインなど走りごたえ十分の道がたくさんあります。岩木山の麓には、昔ながらの穴場的湯治場である嶽温泉もあり、日帰り入浴でライディングかいた汗を流すこともできます。

基本データ

正式名称:津軽岩木スカイライン
総延長:9.8km
起点・終点:青森県弘前市
料金(自動二輪):1,000円
アクセス:東北自動車道大鰐・弘前ICからアップルロードを経由し約40分


バイクにおすすめの日本のスカイライン③

磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイラインは、福島県の吾妻連峰を縦走する山岳道路です。平均標高1,350メートルの荒涼とした火山帯の中の道は、まさに天空を駆ける他では味わうことのできない絶景パノラマラインです。かつては有料道路でしたが、2013年より無料開放され、ライダーにとってさらに身近で走りやすくなりました。

周辺ツーリングポイント

磐梯吾妻スカイラインに行ったなら、周辺にある有名な観光道路である磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインにも絶対に行くべきです。会津のシンボルともいうべき猪苗代湖や磐梯山を臨むゴールドライン、湖沼と樹林が作る美しい景色を走るレークラインとそれぞれ趣きの異なる景観を楽しむことができます。3本の道をまとめて走ったら、スカイライン起点の高湯温泉で疲れを癒すのも良いでしょう。

基本データ

正式名称:磐梯吾妻道路(磐梯吾妻スカイライン)
総延長:28.7km
起点:福島市庭坂
終点:福島市土湯温泉町
料金:無料
アクセス:東北自動車道福島西ICより国道115号、県道5号を経由し、高湯温泉方面へ向かいます。
 

バイクにおすすめの日本のスカイライン④

さざなみスカイライン

さざなみスカイラインはまたの名を野呂山スカイラインという、広島県呉市にあるスカイラインです。道幅はやや狭めでヘアピンコーナーも多いのであまりスピードは出せませんが、木々の間から見える瀬戸内のキラキラ光る海や、大小の島々の絶景を臨むことができます。春には美しい桜並木が両側に広がり、花見の穴場スポットとしてもひそかに人気があります。

周辺ツーリングポイント

さざなみスカイラインを走ったなら、広島の穴場ツーリングスポットとして知られる呉・江田島にも行ってみましょう。昔から軍港として栄えた呉港には、今でも海上自衛隊の現役の護衛艦や潜水艦を見ることができます。音戸大橋から江田島に向かうと、明治時代の砲台跡である砲台山の煉瓦造りの遺構を見学したり、瀬戸内の美しい島々をながめながらのんびりとバイクを走らせることができます。

基本データ

正式名称:広島県道248号野呂山公園線(さざなみスカイライン)
総延長:10.5km
起点・終点:広島県呉市
料金:無料
アクセス:山陽自動車道河内ICから国道432号、国道185号を経由し、県道248号(さざなにスカイライン)に入ります。

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑤

魚沼スカイライン

魚沼スカイラインは、新潟県の南魚沼市から十日町までを結ぶ魚沼丘陵の尾根沿いを縦貫する道路です。スカイラインからは霊峰八海山や、コシヒカリの産地として全国的に有名な魚沼盆地の田園風景を眺めることができます。またコース上に5箇所ある展望台からは、越後駒ケ岳や苗場山などの大パノラマを眺めることができます。

周辺ツーリングポイント

周辺エリアは湯沢温泉をはじめとした温泉が数多くあり、泊りがけで温泉に宿泊するのもこのあたりのツーリングにはおすすめです。また八海山のロープウェイや、信濃川のラフティングなど穴場的なアクティビティも多く、バイクで走り抜けるだけでなく、これらの観光スポットを満喫するのも一つの楽しみ方と言えます。

基本データ

正式名称:新潟県道560号田沢小栗山線(魚沼スカイライン)
総延長:18.8km
起点:新潟県十日町
終点:新潟県南魚沼市
料金:無料
アクセス:関越道六日町ICから約5分

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑥

高野龍神スカイライン

弘法大師空海が開いた霊峰高野山から紀伊半島の最高峰である護摩壇山を経て龍神温泉へ至る山岳スカイラインが、高野龍神スカイラインです。アップダウンとワインディングの連続の道は路面状況も良好で、バイクで走る楽しみを満喫できるツーリングの名所として、全国のライダーからも人気の高い道です。かつては有料道路でしたが、2003年から無料開放されており、よりライダーにも訪れやすいスポットとなっています。

周辺ツーリングポイント

高野龍神スカイラインのある紀伊半島は、伊勢神宮、高野山金剛峯寺、そして熊野古道と、日本のパワースポットが一堂に会したような場所です。バイクで単に走り抜けるだけでなく、これらの霊場を巡ってそのパワーを吸収するのもおすすめです。スカイラインをアグレッシブに走った後は、終点の龍神温泉で旅の疲れを癒すのも良いでしょう。


基本データ

正式名称:高野龍神スカイライン
総延長:42.7km
起点:和歌山県伊都郡高野町
終点:和歌山県田辺市龍神村
料金:無料
アクセス:京奈和自動車道かつらぎ西ICから国道480号を経由して高野龍神スカイライン入り口へ

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑦

蒜山大山スカイライン

蒜山大山スカイラインは、岡山県の蒜山と鳥取県の大山鏡ヶ成を結ぶ道路です。比較的なだらかなカーブが連続する道は初心者ライダーでも走りやすく、目の前には大山をはじめ烏ヶ山、象山、擬宝珠山などの山並みを楽しむことができます。県境付近にある鬼女台展望台は360度の大パノラマま広がる絶景スポットとなっています。

周辺ツーリングポイント

蒜山大山スカイラインは、大山を周回する大山環状道路の一部となっています。スカイラインだけでなく、中国地方最高峰である1,711メートルの大山の周りを走るこの道路を走りきり、雄大な景色とエキサイティングな走りを満喫するのもツーリングコースとして最適です。温泉好きのライダーには、スカイラインから近い穴場的温泉である湯原温泉がおすすめです。

基本データ

正式名称:鳥取県道・岡山県道114号大山上福田線(蒜山大山スカイライン)
総延長:10.3km
起点:鳥取県日野郡江府町
終点:岡山県真庭市蒜山
料金:無料
アクセス:米子自動車道蒜山ICから国道482号を経由し、県道114号を江府方面へ車で4km。
 

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑧

蓼科スカイライン

蓼科スカイラインは長野県の佐久市と立科町を結び、蓼科山の北の麓を走る林間の快走ラインです。大河原線、唐沢線、夢の平線と3つの林道を合わせた総延長は38キロあまりにおよび、標高2000メートルを超える山頂の大河原峠からは、佐久平や白樺湖を臨む絶景を楽しむことができます。かつては一部有料の区間もありましたが現在は全線無料で通行でき、穴場ツーリングスポットとして全国のライダーから人気を集めています。

周辺ツーリングポイント

この蓼科スカイラインを起点に、のどかな田園風景を抜け、国道としては全国2位の高さを誇る麦草峠を通るメルヘン街道を走ることもできます。さらに足を伸ばして、ビーナスラインから美ヶ原高原を目指せば、全国のライダーあこがれの、信州の絶景ポイントを1日でめぐることも可能です。沿線にはおしゃれな穴場的レストランも数多くあり、バイクを停めて美味しいランチを味わうのもおすすめです。

基本データ

正式名称:立科町道夢の平線(蓼科スカイライン)
総延長:36.8km
起点:長野県佐久市洞源湖
終点:長野県立科町女神湖
料金:無料
アクセス:中部横断自動車道佐久南ICから国道141号へ向かい車で約10分

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑨

室戸スカイライン

室戸スカイラインは高知県の室戸岬にある尾樽山山頂から、一気に岬に向かって駆け下りる快走路です。山側はヘアピンだらけであまり展望は開けませんが、室戸岬に近づく後半の3キロは、海の上にせり出した高架上を走るカーブの連続で、あたかもそのまま海に飛び出していくような錯覚を味わえる絶景スカイラインです。

周辺ツーリングポイント

室戸スカイラインで室戸岬に行ったなら、四国最南端の岬である足摺岬にも足をのばしてみるのもおもしろいでしょう。距離はそこそこあるものの、バイクで海沿いの道を走れば南四国の雰囲気を満喫することができます。足摺岬側にも足摺スカイラインという快走路があり、両方の道を走り比べるのもおもしろいでしょう。夕日の絶景ポイントとして全国的に有名な足摺岬から太平洋に落ちる夕日を眺めるのもおすすめです。

基本データ

正式名称:高知県道203号室戸公園線(室戸スカイライン)
総延長:9km
起点・終点:高知県室戸市
料金:無料
アクセス:高知道南国ICから県道45号、国道55号を経由し、室津交差点から分岐

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑩

富士山スカイライン

静岡県の御殿場から富士宮までの34.5キロを、富士山麓を縫うように周遊する道路が富士山スカイラインです。マイカーで行ける道としては、全国で最高地点に行けることでも有名な道路でもあります。雄大な富士山を眼前に、眼下には美しい駿河湾が広がる絶景の中を走る道は、大小のヘアピンカーブが連続してあらわれ、景色とライディングの両方を堪能できるスカイラインとして、全国のライダーから非常に高い人気を得ています。

周辺ツーリングポイント


富士山スカイラインを走り終えた後は、ライディングで疲れた体を癒す温泉がおすすめです。富士宮口周辺には「富嶽温泉」「天母の湯」など、日帰り入浴可能な穴場温泉もあり、リーズナブルな料金で利用可能です。また富士宮といえばB級グルメとして全国的に人気の高い富士宮やきそばのお店も多く、ツーリング中のランチにもおすすめです。

基本データ

正式名称:表富士周遊道路(富士山スカイライン)
総延長:34.5km
起点:静岡県御殿場市
終点:静岡県富士宮市
料金:無料
アクセス:東名高速富士ICより国道139号を経由、山梨方面へ向かって約1時間

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑪

鷲羽山スカイライン

鷲羽山スカイラインは、岡山県倉敷市の瀬戸内海から水島臨海工業地帯へと続く道を走る観光道路です。全国にある多くのスカイラインが自然の景色を売り物にしている場合が多いのに対し、この鷲羽山スカイラインは、全国屈指の工業地帯の近代的な工場群が作り出す絶景が見ものです。特に夜の水島コンビナートは、岡山でも人気の穴場夜景スポットの一つに数えられています。

周辺ツーリングポイント

鷲羽山スカイラインのある岡山県の倉敷市は、白壁の町並みが残る美観地区を中心に観光の名所として有名です。また本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の起点でもあり、倉敷をスタートに瀬戸内の島々や四国のツーリングを楽しむライダーも数多くいます。

基本データ

正式名称:岡山県道393号鷲羽山公園線(鷲羽山スカイライン)
総延長:18.5km
起点・終点:岡山県倉敷市
料金:無料
アクセス:瀬戸中央自動車道児島ICより鷲羽山ハイランドを目指して進みます

バイクにおすすめの日本のスカイライン⑫

中禅寺湖スカイライン

中禅寺湖スカイラインは、栃木県日光市の中禅寺湖南東にある半月山を登る道路です。ワインディングを繰り返しながら徐々に標高を上げる道の木々の合間からは、中禅寺湖や男体山を臨むことができ、頂上付近の半月展望台からは遠く筑波山の絶景もおがむことができます。

周辺ツーリングポイント

栃木県にはこの中禅寺湖スカイラインをふくめ、いろは坂や霧降高原道路などライダーに人気の穴場ツーリングスポットが数多くあります。また温泉天国とも言われるほど多くの温泉が湧出している栃木県は、ツーリングで立ち寄りたい温泉が数多くあります。ぜひ泊りがけでツーリングに訪れ、走りだけでなく観光やグルメも含めてゆっくりと楽しむことをおすすめします。

基本データ

正式名称:栃木県道250号中宮祠足尾線(中禅寺湖スカイライン)
総延長:10.893km
起点・終点:栃木県日光市
料金:無料
アクセス:日光宇都宮道路清滝ICより国道120号を経由し、中禅寺湖温泉方面へ向かいます

日本のスカイラインをバイクで走ろう

ライダーなら一度は走って見たい全国のスカイラインについてご紹介してきました。我が国には風光明媚な地形を生かしたすばらしい天空の道が数多くあります。そんなスカイラインの周辺には、必ずといっていいほど魅力的な観光スポットがあります。あなたもリヤシートに荷物をパッキングしたら、日本の美しいスカイランを堪能する旅に出かけてみませんか。