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ロシアの治安は良い?悪い?気になる治安状況と旅行で気をつける注意点をご紹介!

ロシアの治安について説明します。ロシアの治安が悪いのか良いのか?様々な情報が交錯していますが、面積も広く地域によって治安が良い場所と悪い場所があります。今回はロシア渡航で注意すべき内容と、ロシアの各地域毎の治安の良い、悪い場所を紹介していきます。
2020年8月27日
麦食くま
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はじめに

ロシアの治安について紹介します。ロシアの治安は悪いという情報がある一方、それほど悪くないという情報もあります。治安の悪い面や危険情報に関しては日本とは違い、海外への渡航で注意しないといけないところがいくつかあります。今回は治安で危険な目に合わないよう注意するポイントと、広大なロシアの各観光地域での治安状況の詳細についてまとめてみました。

ロシア旅行の治安① ロシアの概要

ロシアについて

ロシアは、世界で一番大きな面積を持つ国です。かつてはソビエト連邦と呼ばれる共産主義国家でしたが、ソ連崩壊後ロシア連邦になってからは日本からの渡航もしやすくなりました。そしてかつては外国人の立ち入り禁止されていた各地域も比較的に自由に渡航できるようになりました。治安に関する問題ですが、モスクワやサンクトペテルブルクの都市部においてはどうしても治安が悪い面が強いので、観光客や一人旅では細心の注意が必要です。

ロシアへの渡航方法

ロシアへの渡航についてですが、東西に広いロシアはモスクワなどがある西側とウラジオストクなどの極東では全く違います。極東では飛行機で2時間程度で到着可能です。そしてこの地域へは船を利用しての渡航することも可能です。それに対して西側の首都モスクワへは、日本からの飛行時間は約10時間程度かかります(往路と復路で所要時間に差があります)。日本からモスクワの直行便は成田空港からロシア航空と日本航空が就航しています。

ロシア旅行の治安② 食べ物と水

ロシアの食べ物と水についての状況・危険度

ロシアに渡航してまず注意したい点の一つ目は、水と食べ物です。実際にはロシア以外の多くの国でもそうなのですが、基本的に水道水は飲めません。したがってミネラルウォーターを購入します。またロシアではアルコールは度数が10度以上のものを指し、ビールは一般のドリンク扱いになっていますので注意が必要です。ロシアのウォッカなどはアルコール度数が高いです。食べ物はスープ系のものが多いので日本人には比較的合うでしょう。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

まず、間違っても水道水を飲まないことです。体調を崩す原因になります。強いお酒が好きな国なので、夜間などは酔っ払いが歩いている可能性があります。その事も含めて、特に一人旅の時には夜間の不要な外出は避けるべきです。それから料理は食べやすいですが、注文しすぎて金額が膨大になる場合がありますので、最初は物価などを気にしながら計算ながら注文しておいた方が無難です。

ロシア旅行の治安③ ぼったくり

ロシアのぼったくりについての状況・危険度

これもロシアだけの問題ではありませんが、観光客相手に「ぼったくり」をしてくる場合があります。これは定価寄りも法外な値段を請求することで、事情の知らない観光客がターゲットにされます。ロシアの場合は空港で待っているようなタクシーの中にはそのような輩がいて、メーターを使わずに交渉静にして高い値をふっかけてきたり、メーターを改造して金額の跳ねあがり方が異常な場合がありますので注意が必要です。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

空港に到着した時に、「タクシー」とか言って話しかけるドライバーは要注意です。相手にしない方が良いでしょう。いわゆる「白タク」業者は一掃されたと言われるものの、空港や観光地には今でも潜んでいます。そこで最も安全な方法として配車専用のスマホアプリを使う方法です。アプリからクレジットカード引き落としなので、ドライバーと直接現金の受け渡しをする必要がなく安心です。

ロシア旅行の治安④ 悪徳偽警官

ロシアの悪徳偽警官についての状況・危険度

ロシアに渡航して一番驚くことは、観光客にパスポートの携帯を義務ずけている点です。そして警察官が身分証明書「パスポート」の提示を求められることがあります。ところが中には悪徳な輩がいて、そこで「ワイロ」を別途請求するような者がいます。警察官と言う強い立場を利用して観光客から少しでも小銭をもらおうという考えですが、観光客はそれを恐れてお金を払ってしまうトラブルが後を絶ちません。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

身分証明書の提示だけで金額請求はまずあり得ないことです。これらのようなことをする警官の多くは偽者の可能性があります。対策としては逆に観光客の方から彼らに身分証明書の提示を請求します。すると意外にこのトラブルを防ぐことができます。偽者であれば持っていませんので、拒否するでしょう。もし持っている本物が請求するなら、近くのお店の人に助けてもらうかIDや名前を控えて、日本大使館に通報するしかありません。
 

ロシア旅行の治安⑤ ネオナチ

ロシアのネオナチについての状況・危険度


ロシアには「ネオナチ」という存在がいます。これは若者が中心となっていて、ナチスドイツの心酔者ですが、多くは社会への不満が蓄積されてカラーギャング団のようになっている集団です。全身が黒ずくめでスキンヘッドが特徴です。彼らは「ナチス復興・白人至上主義」を掲げているので、日本人の様な非白人が彼らに近づくと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

観光客や一人で街中を散策している最中に、ネオナチと思われる集団をもし見かけても興味本位で絶対に近づいてはいけません。彼らが近くにいたらできるだけその場を離れましょう。特に国際的な大きなイベントが行われるとネオナチの活動が激化しますので、そのような時期にロシア旅行をするときには特に注意が必要です。

ロシア旅行の治安⑥ たかり

ロシアのたかりについての状況・危険度

以前ほどではなくなったものの、今でも日本は「金持ち」の印象が海外では根づいています。つまり日本人観光客を見ると「金を持っている」という目を持つ地元の人たちが、近づいてくる可能性があります。それはこのロシアでも同じで、例えば観光地などにいると、たどたどしい日本語で親しそうに話しかけて「観光に案内する」とかいってくる人がいます。それはまず警戒してください。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

こういう人は観光客を、どこかわからない見通しのところに連れて行きます。そこにくると態度を豹変させて強盗のように金を請求したり、イカサマギャンブルに誘って大負けさせて高額を請求したりします。ということがありますので、話しかける人は一切無視してください。大抵はこちらが無視を続けると相手はあっさり諦めて別の人物をターゲットに考えるでしょう。
 

ロシア旅行の治安⑦ 身分証明書不所持

ロシアの身分証明書不所持についての状況・危険度

これは悪徳警官の所でも触れましたが、ロシアでは観光客に身分証明の所持が義務付けられています。これは結構厳しく、もしパスポートなどの身分証明を持っていないと所定の罰金刑が科せられてしまします。ただし、その場でいきなり請求されません(それは違法行為です)。ここで請求するのは悪徳な輩なので、そこは注意してください。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

この問題の解決策は、パスポートの常時携帯しかありません。パスポートは大切なもので、なくしてはいけないからと、ホテルのセキュリティボックスなどには預けないようにしましょう。そうすれば万一警察官より身分証明書の提示を求められてもパスポートを見せれば問題ありませんし、そこで金を請求するのであればそれは間違いなく悪徳な偽警官です。

ロシア旅行の治安⑧ 売春婦

ロシアの売春婦についての状況・危険度

主に男性旅行者への注意ですが、ロシアには多くの売春婦がいます。彼女たちはマフィアの手先のような存在ですので、誘われても断りましょう。ところがホテルにも電話をしたりしてうまく部屋に入ろうとしている者もいるので余計にたちが悪いのです。強盗の被害に遭う事もありますし、エイズ患者も世界的に多いのがロシアです。関わってはいけません。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

売春婦はホテルなどの周辺に数多くいますが、もし見かけても一切無視することです。もしホテルに電話は訪れたとしても相手にせず相手が美人だったとしても徹底的に無視しましょう。旅行先ではテンションも高いので調子に乗りやすいですが、後でとんでもないトラブルに巻き込まれます、関わらないことが一番です。

ロシア旅行の治安⑨ 非英語圏

ロシアの非英語圏についての状況・危険度

ロシアの公用言語はロシア語、英語ではありません。英語は国によって通じる国とそうでない国があり、ロシアは高級なホテルやレストラン以外ではあまり英語が通じないと考えてください。そのためロシア語をある程度知る必要がありますが、旅行のためだに多少ロシア語をかじっただけでは、とっさにロシア語が出無いことも多いです。そのためかえって焦ってしまう恐れがあります。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

一番いいのは早い段階からロシア語に耳を鳴らしておくことですが、なかなかそうもいかないので一つの方法としては、スマホを利用することです。よく利用するキーワードをスマホでロシア語に翻訳してすぐ出せるようにしておけば、意思疎通ががスムーズに運びます。但しあまり安易にスマホを出すと盗難の恐れがありますので、これは慎重にやりましょう。

ロシア旅行の治安⑩ スリ・置き引き

ロシアのスリ・置き引きについての状況・危険度


これはロシアだけでなく、多くの外国共通の問題ですが、スリ・置き引きには注意しましょう。日本のように治安が安全で、かついろんな事情を知り尽くしている国とは違う外国です。駅などの人が集まるようなところで、安易に荷物を置くとあっという間にとられてしまいますし、混雑しているところには、必ずスリがいて静かに財布を狙っています。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

まず駅などの人の多い場所に来たら、常に荷物を体から手放さないようにしましょう。2人以上での旅行の場合は荷物の監視役を1人決めておいた方が良いでしょう。またスリに対する対策ですが、ひも付きの財布を用意することで、自分の前に財布を持つようにしましょう。ズボンなどの前ポケットがあればそこにつけておくと、よりスリへのリスクが低くなります。

ロシア旅行の治安⑪ モスクワ

モスクワの観光と治安の状況・危険度

ロシアの首都モスクワにはクレムリンや赤の広場、ロシア正教会の伝統的な公開建築、ボリジョイ劇場など、見どころが驚くほど豊富にあります。頭が玉ネギの様な形をした伝統的な建物を見るとついつい油断しがちですが、観光地は観光客を狙う輩も多いですし、特に観光地の移動に利用する「地下鉄」は人も多く、スリなどのリスクが高まり細心の注意が必要です。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

観光地で親しそうに話しかけてくる人は相手にしないのが無難です。本当に親切な人は1割いるかどうかわからないくらいです。地下鉄に乗る時にはできるだけ混雑している車両には乗らないことです。どうしても混雑時に乗る時は、警戒を怠らないようにしましょう。間違ってもスマホを取り出したりはしないでください。それは「取ってください」と言っているようなものです。

ロシア旅行の治安⑫ サンクトペテルブルク

サンクトペテルブルクの観光と治安の状況・危険度

ロシアでモスクワの次に有名な観光都市は「サンクトペテルブルク」でしょう。エルミタージュ美術​​館の冬宮殿をはじめ夏宮殿のエカテリーナ宮殿など、モスクワとは違った美しい建築物が数多く並んでいます。そんなサンクトペテルブルクでも、治安面では注意が必要で、駅周辺はスリは多いですし、安くておいしい食堂に夜入ると、高アルコールの酒を飲んだ酔っ払いがいます。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

「ロシアの酔っ払い」と面白がって気軽に近づくととんでもないトラブルに遭いますので、関わらないのが得策ですが、それでも巻き込まれてしまうリスクは高いですから、昼の早い時間に訪れるようにして、夜の時間は少し高めの安全な店で食事をするようにした方が良いです。あと街中を歩くときの荷物は最小限にしましょう。

ロシア旅行の治安⑬ 黄金の環周辺

黄金の環周辺の観光と治安の状況・危険度

ロシアにある「黄金の環」これは、モスクワから見て北東近郊にある都市群の総称で、ロシアの原点のような場所です。各都市見どころ豊富な観光スポットが目白押しです。治安面ではモスクワなどの都市部と比べると田舎町ということもあり比較的安全です。むしろモスクワよりもこういう町の観光の方がそういう意味では安心かもしれません。しかし油断は禁物です。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

この周辺で特に気になるのが「野犬」の存在で、昼間から普通に街中にいます。そして夜になると彼らの活動が活発になります。間違っても近づかないでください。誤って噛まれると狂犬病のリスクが高まります。夜間であまり人がいないところではこういう野犬が数多くいますので、一人ではあまり出歩かない方が得策です。

ロシア旅行の治安⑭ バイカル湖

バイカル湖の観光と治安の状況・危険度

ロシア東部のシベリア地方にある「バイカル湖」は、南北680kmにも及ぶ巨大な湖です。「シベリアの真珠」と呼ばれるほど美しく、湖の透明度が高いこの湖周辺はとにかく風景が美しいです。夏は過ごしやすく冬は湖面が全面凍結した姿が見られます。4月下旬になればこの氷が解け始め、氷の切れ目が見えるのでこれもおすすめです。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

バイカル湖を含めシベリア地域の治安は比較的良いです。安心して旅を続けられます。バイカル湖から3時間ほどにあるイルクーツクの町も比較的治安が良いようで、観光客を騙そうとする人もほとんどおらず、やさしいロシア人が多いです。とはいえ、そこは日本ではなく海外ですから、細心の注意だけは怠らないでください。


ロシア旅行の治安⑮ キジ島

キジ島の観光と治安の状況・危険度

サンクトペテルブルクの北東、ロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖にあるキジ島は、世界遺産に登録された「キジーボゴスト」と呼ばれる観光地があります。見るからにしてアートで美しい「顕栄聖堂(けんえいせいどう)」や「生神女庇護聖堂(しょうしんじょひごさい)」などのロシア最古の木造建築群は見ごたえ十分です。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

さてキジ島の治安ですが、ロシアの中でも非常に治安が良い場所とされています。都市部と違い安心して旅ができます。しかし世界遺産登録されたことで、世界中から観光客が今後増えてきます。そうなってくると、どうしても観光客相手にぼったくりや騙そうとする悪い輩が現れてることも考えられます。ですから注意だけは怠らないようにしましょう。

ロシア旅行の治安⑯ オムスク

オムスク観光と治安の状況・危険度

ロシア中南部でシベリアの入口のようなところにある町が「オムスク」です。ソ連時代には外国人立ち入り禁止としだったこの中堅都市は、観光スポットとしては歴史的な建造物が多く残っており、シベリアの玄関口でもあり、モスクワなどと違う別のロシアの顔を見ることができます。ロシア渡航のリピータにはおすすめの町です。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

治安面においても特に悪いという情報もなく比較的良いオムスクの町ですが、冬場に行くときには注意が必要です。シベリアの極寒の地で、マイナス40度くらいまで下がります。したがって近くの場所だと防寒をせずに外に出るととんでもない目に遭います。その点さえ注意すれば、優しい良いロシア人との触れ合いも楽しめるでしょう。

ロシア旅行の治安⑰ ウラジオストク

ウラジオストク観光と治安の状況・危険度

ロシア極東の港町で、恐らく日本から一番近いロシア、そしてヨーロッパがウラジオストクです。日本からは飛行機で2時間程度で渡航できるのが魅力的です。港町らしいウラジオストクの雰囲気は、他のロシアの町とはひと味もふた味も違います。そしてここは「軍港」としての顔と、遥か西のかなたにある首都モスクワに向けて繋がっているシベリア鉄道の起点「ウラジオストク駅」があります。

この注意点を守れば観光客・一人旅も安全

ウラジオストクの治安ですが、以前は悪いと言われていましたが、今は安定して良いです。貧困率が低く富裕層が多い町ともいわれているので、通常の観光をする分には問題ないでしょう。ただ、あくまでも海外である事から。他の海外と同じレベルの警戒度を怠ってはいけません。不用意な夜歩きは控えましょう。

まとめ

以上でロシアの治安について、説明しました。ロシアの治安は悪いという噂があり、確かにモスクワのような都会では悪い場所もあります。しかし多くは他の外国でもあり得るレベルと同じで、田舎は比較的治安は良いです。身分証明書(パスポート)の常時携帯だけを注意すれば、それほど恐れる必要はありません。とはいえ外国という意識だけを持って渡航してください。この記事が参考になれば幸いです。