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ホワイトセージの育て方は?浄化としても定番の植物の栽培方法を解説!

ホワイトセージは浄化の役割があるとされるハーブ。見た目も可愛らしくガーデニングによく使われます。ホワイトセージは比較的育て方が簡単で初心者にぴったりです。ホワイトセージの効果や効能、種まきや剪定など育て方や増やし方のコツをご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ホワイトセージってどんな植物?

ホワイトセージはアメリカ南部やメキシコを原産とする常緑低木です。ホワイトセージは樹高1.5メートルくらいに成長します。葉っぱや茎が白っぽいことからホワイトセージという名前がつけられました。ホワイトセージはとても可愛らしい葉っぱで、ガーデニングの資材として持ってこいです。ただし、日本のじめじめとした梅雨時期や真夏の暑さは少し苦手。マイナス5度以上になる寒いところも苦手です。ホワイトセージの種まきからの育て方や剪定方法、効果や効能についてご紹介いたします。

古くより浄化や神聖な儀式で使われてきた

ホワイトセージは、古来よりネイティブアメリカンに、「聖なるハーブ」と呼ばれ、神聖な儀式などで利用されてきた歴史があります。現在も、空気を浄化する作用あると言われていて、お香などに利用されています。またホワイトセージから抽出された精油は、アロマの世界でも人気で、ホワイトセージの精油で作ったスプレーをお部屋のカビ対策に利用するのもおすすめです。

ホワイトセージの花の特徴

ホワイトセージの花の咲く時期は、6~8月ごろです。ホワイトセージは花茎をすっと1メートルくらいに伸ばした先端に小さな花をつけます。ホワイトセージの花ははじめ白色でだんだんと紫色に変化していきます。ホワイトセージの花は蜜蜂の蜜源となることから、ホワイトセージは英語で「Bee sage」と呼ばれています。

ホワイトセージの香り

ホワイトセージは、ヨモギのような柑橘系のような香りに苦みを混ぜたような独特の香りがします。ちょっと独特の香りで、好きか嫌いか好みが分かれるようです。

ホワイトセージの葉の特徴

ホワイトセージの葉っぱの色は白みを帯びた美しいシルバーグリーンです。ホワイトセージの葉っぱは細長い楕円形のような形をしていて、長さは15センチくらいあります。ホワイトセージの葉っぱを軽くこすると、とてもよい香りがします。またはホワイトセージの葉っぱには油分が含まれていて、精油が作られます。精油はリラックス効果や空気の浄化といった効果効能が期待され、アロマの世界で人気が高いです。

ホワイトセージの基本データ

科名属名

シソ科サルビア属

学名

Salvia apiana

和名

ホワイトセージ

別名

サルビア・アピアナ


英名

Bee sage、White sage

原産国

南アメリカ、メキシコ

ホワイトセージの花言葉

花言葉1・尊敬

ホワイトセージには、「尊敬」という花言葉があります。ホワイトセージは、白っぽい葉っぱを持つセージということからつけられた花名。そしてセージは、英語で「賢いひと」という意味があります。賢いひとからイメージされて、尊敬という花言葉がつけられました。

花言葉2・家族愛

ホワイトセージは、古くよりその薬効から家族の健康を保つために各家庭に植えられていました。そんな習慣から、「家族愛」という花言葉が生まれました。

ホワイトセージの効果と効能

ホワイトセージには、さまざまな効果と効能があります。ホワイトセージは、葉っぱを乾燥させたものをお香にする、お茶にするといった使い方ができます。ただしホワイトセージティーは、クセが強く少し飲みづらいようです。

効果と効能1・解熱

ホワイトセージには、血圧を下げる、解熱するといった効能があるとされています。風邪などで熱があるときに、ホワイトセージの葉っぱを乾燥させたものをハーブティーとして飲むと、風の熱や喉の痛みが改善するそうです。

効果と効能2・胃腸の働きを整える

ホワイトセージは、胃腸の調子を整えて、消化や吸収をサポートする効能にすぐれたハーブです。食べ過ぎたり飲み過ぎたりしたあとに、ホワイトセージのお茶を飲む習慣をつけるとよいでしょう。

効果と効能3・老化防止

ホワイトセージには、ビタミンA、B1、B2、B3、B6、C、E、K、葉酸などビタミン類が豊富に含まれています。ビタミンは老化防止に必須の栄養素。ホワイトセージは老化防止に効果があると言えるでしょう。

効果と効能4・生活習慣病やがんの予防

ホワイトセージには、豊富なビタミン類のほか、カリウムやマグネシウム、亜鉛といったミネラルも含まれています。ホワイトセージを摂取すると、生活習慣病やがんを予防できると言われています。


効果と効能5・空気の浄化

ホワイトセージは、古くより空気を浄化して邪気を払う効果があると信じられてきました。空気の浄化にはホワイトセージの葉っぱを乾燥させたものをお香として利用します。ホワイトセージのお香をたくと、空気を浄化させ、集中力をアップさせる、気持ちをすっきりとさせるという効果がもたらされるそうです。

ホワイトセージの育て方1・土づくり

ホワイトセージは、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土にバーミキュライトや腐葉土を少し混ぜたものを準備しましょう。市販の草花用培養土やハーブ用培養土を利用しても便利です。また、ホワイトセージは、弱アルカリ性の土壌を好むので、種まきな苗の植え付けをする2週間くらい前までに、苦土石灰を土に混ぜこんで寝かせておきましょう。

ホワイトセージの育て方2・肥料

ホワイトセージには、苗を植え付けるはじめに、元肥として穏効性の肥料を土に混ぜ込んでおきます。さらに、4~9月ごろまで、同じ穏効性の肥料を1カ月に1度の割合で施しましょう。

ホワイトセージの育て方3・水やり

ホワイトセージは、乾燥ぎみの環境を好む植物で、逆にじめじめとした湿気の高い環境を苦手とします。水やりは少し控えめにおこないましょう。ホワイトセージを鉢植えにしている場合は、植えている土の表面がしっかり乾燥しているのを確認してから、水やりします。地植えにしている場合は、ほとんど水やりの必要はありません。日照りが続くなど、よほど気になるときだけ少し水をあげましょう。

ホワイトセージの育て方4・場所

ホワイトセージは、日当たりのよい風通しのよい環境を好みます。じめじめした場所や湿度の高い環境が苦手なので、よく光の届く場所で育てましょう。また、ホワイトセージは、冬の寒さがあまり得意ではなく、マイナス5度以下になると枯れてしまうことがあります。ホワイトセージを鉢植えにしている場合は、冬の寒さにあたらない室内や軒下などに移動させるとよいでしょう。地植えにしている場合は、ホワイトセージの根元にバークチップや落ち葉などを敷いて、根っこに直接霜や寒さが当たらないようにするとよいでしょう。

ホワイトセージの育て方5・植え付け

ホワイトセージの苗の植え付けに適した時期は、3~5月もしくは10~11月ごろです。ホワイトセージは、梅雨時期や真夏の暑さ、冬の寒さに弱いので、鉢植えで育てるほうが管理しやすいです。土を入れた鉢を準備して、苗を植え付けます。植え付けた苗がしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

ホワイトセージの育て方6・植え替え

ホワイトセージは、生育スピードの早い植物なので、鉢植えにしている場合は、根詰まりを防ぐため定期的に植え替えをおこないましょう。だいたい1~2年に1度の割合で植え替えします。ホワイトセージの植え替えに適した時期は、4~5月ごろです。これまでよりひとまわり大きな鉢を準備しましょう。植え替えたいホワイトセージをぽこんと抜き取り、新しい鉢に植え替えします。植え替えたホワイトセージの株がしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

ホワイトセージの育て方7・剪定

ホワイトセージは、じめじめとした環境や夏の暑さが苦手です。梅雨がくる少し前に剪定をしてすっきり風通しよくしましょう。だいたい株の半分くらいまで切り戻して剪定します。剪定した枝についている葉っぱは、お茶などに利用しましょう。また、剪定の際には、傷んでいる葉っぱなどを取り除きましょう。さらに、ホワイトセージは花をすべて咲かせてしまうと、栄養分がすべて花に取られるので成長がストップしてしまいます。そのため、花芽は楽しむ分置いて、あとはすべて取り除いて剪定しましょう。

ホワイトセージの育て方8・病害虫


病気

ホワイトセージは、ほとんど病気の心配はありません。

害虫

ホワイトセージは、ほとんど害虫の心配はありません。

ホワイトセージの増やし方1・種まき

ホワイトセージの増やし方のひとつめは、種まきです。ホワイトセージは発芽しずらく種まきからの増やし方はやや難易度が高いです。ですが、種まきからの苗づくりが成功すると、たくさんの苗を一度に育てることができるのでぜひチャレンジしてみましょう。ホワイトセージの種まきによる増やし方に適した時期は3~4月もしくは9~10月ごろです。
 

種まき前に低温処理しよう

ホワイトセージの発芽率をアップさせるために、種まき前に冷温処理をしましょう。だいたい種まきの一か月くらい前にホワイトセージの種を冷蔵庫に入れておき、種まきの1日前に冷蔵庫から種を取りだして一昼夜水に浸けておきます。種まき用の土を入れた育苗ポットや鉢などにホワイトセージの種をばらまきします。種まきしたものから発芽して安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けます。遅くとも2週間くらいで発芽しますので、本葉が1~2枚まで育ったらよいものだけ残して、あとは間引きます。本葉が4~5枚まで育ったら種まきの成功、種まき苗の完成です。好きなところに植え替えましょう。

 

ホワイトセージの増やし方2・挿し木

ホワイトセージの増やし方のふたつめは挿し木です。挿し木による増やし方は比較的成功しやすくおすすめです。ホワイトセージに挿し木による増やし方に適した時期は3~5月もしくは9~10月ごろです。育てているホワイトセージから、程度のよい茎を10センチくらい切り取り挿し木用とします。切り取った挿し木用の茎を水に数時間浸けておきます。挿し木用の土を入れた育苗ポットなどに挿し木します。挿し木したものから発根して安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

ホワイトセージは浄化の効果が期待できるハーブ

ホワイトセージは、白みを帯びたシルバーグリーンが美しいハーブです。葉っぱを乾燥させるとさらに白っぽくなり、それをお香にすると空気を浄化させる効果があると言われています。また胃腸の働きをサポートする、老化を食い止めるといった嬉しい効能があるとされ、葉っぱをハーブティーにするのもおすすめ。ホワイトセージは夏越しと冬越しがうまくできれば、長いあいだ楽しめる植物です。鉢植えにしてなるべく過ごしやすい場所に移動させながら管理するのがおすすめです。自分で育てたホワイトセージを収穫すれば、さらに楽しみが広がることでしょう。

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