検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ローズヒップの効果・効能とは?その栄養や飲みすぎ注意の理由を解説!

美容に良いと注目されているローズヒップですが、その気になる効能や飲みすぎてはいけない理由についてお話をしていきます。ローズヒップの効能が美容にどのようにかかわっているのか、更にはローズヒップの栽培や自家製ローズヒップティーの作り方もご説明します。
更新: 2021年12月3日
さくらづき
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ローズヒップとは

ローズヒップと言うとバラのお尻と訳したくなりますが、実は違います。ローズヒップとは野バラの実を意味しているのです。昔から便秘が改善されるなどさまざまな効能が知られており、例えるなら西洋の漢方薬のようなものですね。

ハーブティーとして使われるローズヒップにはさまざまな栄養が含まれていて、特に女性にとっては嬉い効果があるんです。しかし一方で植物アレルギーの方には、その恩恵を受けることは難しいと言う実態もあります。

ハーブティー

ハーブティー

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ハーブティーと紅茶を同類のものと考える方もいますが、ハーブティーと紅茶は違う種類の飲み物です。紅茶は茶葉を使用し、ハーブティーは茶葉を使用せず植物の実や茎などを使用します。

紅茶にミントなどを入れて香りも同時に楽しむフレーバーティーと言うのがあるのでハーブティーと混同してしまいがちですが、ハーブティーと紅茶は別の飲みものになります。

ローズヒップティー

ローズヒップティーもたくさんあるハーブティーの一つです。豊富な栄養素が含まれているので効能や効果は充分にあり、便秘や健康、お肌や女性の悩みの改善に役立ちますが、飲み過ぎによる副作用もあるので過剰な摂取は禁物です。

ローズヒップティーとハイビスカス

ローズヒップティーの酸味

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ローズヒップはビタミンが豊富なので酸味が強いと思われがちなのですが、実はローズヒップの酸味はそれほど強くありません。ローズヒップティーの強い酸味の秘密はハイビスカスにあります。

市販のローズヒップティーにはハイビスカスをブレンドしているものも多くあり、ハイビスカスティーにはクエン酸やリンゴ酸が豊富に含まれています。ローズヒップティーの酸味の強さは、ブレンドされたものによる酸味なのです。

ローズヒップティーの赤い色

市販のローズヒップティーには赤い色のものが多いので赤いのがローズヒップティーの特徴だと思われる方もいますが、ローズヒップティーはベージュに近い色をしています。色が赤いのはブレンドされたハイビスカスティーによるものなんです。

ローズヒップの栄養素

豊富なビタミン群

ローズヒップはビタミンの宝庫で、ビタミンCはレモンの20倍とも言われています。ローズヒップに含まれるビタミンにはビタミンCの他にビタミンP、ビタミンEがあります。

これらのビタミンは綺麗な肌を作るために必要な栄養素なのですが、それ以外にもビタミンAやKも含まれているんです。ビタミンの爆弾とも言われるローズヒップがもたらす効能や効果について順を追ってお話をしていきます。

その他の栄養素

ハーブティーとして利用するローズヒップにはビタミンの他にも栄養が豊富に含まれています。トマトの20倍も含まれているβカロチンや牛乳の9倍も含まれているカルシウム、ほうれん草の2倍もある鉄分やポリフェノールもあります。これらの豊富な栄養素には効果に直結する効能がありますが、それゆえの副作用もありますのでご説明します。


 

ローズヒップの副作用

飲み過ぎに注意しましょう


便秘にも効果があるローズヒップティーですが、それゆえに飲みすぎると副作用としてお腹を下してしまうことがあります。ローズヒップは特定保健用食品ではないので消費者庁も1日の適切な摂取量を定めていません。

朝昼夜の1日3回程度なら問題はありませんが、これには個人差があります。飲み過ぎに注意をすることで副作用を抑えることができますので、その上でハーブティーとして美味しく頂きながら効能や効果を正しく取り入れて下さい。

植物アレルギー

バラ科の植物に対してアレルギー反応が出る方やシラカバ、ハンノキの花粉症アレルギー反応が出る方は、残念ながらローズヒップティーの効能や効果の恩恵を受けるのは難しいです。胸焼けや嘔吐、下痢などの症状が出る方は医師と相談をして下さい。

結石

ローズヒップティーには非常にたくさんのビタミンCが含まれています。そのためローズヒップティーに限りませんが、大量のビタミンCを摂取する事による副作用で腎臓への負担から結石を発症する可能性があります。健康のためとは言え飲み過ぎにより過剰な摂取となってしまわないよう充分な注意が必要です。

ローズヒップの効能

栄養が与える効能

ビタミンの効能、美肌と健康

ローズヒップにはビタミンC,P,Eが含まれていますが、これには女性にとって嬉しい効能があります。ビタミンCは美肌に必要なコラーゲンを生成しますが、壊れやすいビタミンでもあるので摂取するには注意が必要です。この壊れやすいビタミンCを保護する効能を持つのがビタミンPで、ビタミンCの効果が150%にも上がります。

この他に若返りのビタミンと言われるビタミンEが含まれているわけです。ビタミンEの強い抗酸化作用はお肌の老齢化を防ぐ他、シミの原因になる紫外線からお肌を守る効果もあります。健康に恩恵のあるビタミンですが、飲み過ぎによる副作用もまた看過できません。

ペクチンやフラボノイドの効能、腸内環境の整備

ローズヒップには豊富な食物繊維とペクチンやフラボノイドが含まれていて、これらの効能には腸内環境を整える他に緩下作用があります。便秘がちな人には嬉しい効能ですが、飲み過ぎには注意が必要です。

トコフェロールの効能、女性ホルモンのバランスを整える

ローズヒップにも含まれているビタミンEはトコフェロールと言う化学名を持っています。このトコフェロールと言う化学名は、ギリシャ語のこどもを生む力を与えると言う言葉から来ています。女性ホルモンには卵巣で作られる卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類がありますが、ビタミンEは黄体ホルモンを作るための材料になります。

ポリフェノールとリコピンの効能、脂肪の燃焼

出典: https://www.irasutoya.com/2017/11/blog-post_933.html

ティリロサイドと言うポリフェノールは内臓脂肪を減少させ付きにくくすると言う効能があり、リコピンには中性脂肪を減らす効能があります。

鉄分効能、造血作用

体に含まれる鉄分はヘモグロビンを適切に保ち、鉄分と結びついた酵素が活性酸素を分解します。さらに免疫力と殺菌力を高める効能がある他、鉄分はコラーゲンを作る材料なのでお肌にも大切なものです。

カルシウムの効能、骨を丈夫にする

ローズヒップにはカルシウムも含まれています。カルシウムは骨を形成する材料で、健康な体作りには必要な栄養素です。


ローズヒップの気になる効果

健康な体作り

疲労回復

ローズヒップには免疫力を促進したり新陳代謝を良くする栄養素があり、ビタミンの爆弾と呼ばれるほどビタミンが含まれているので疲労回復に適しています。

貧血予防

造血作用がある鉄分が豊富なので貧血予防に効果があります。女性は貧血気味になる方も多いのでローズヒップで補えると言うのは手軽なのですが、飲み過ぎは副作用が出る原因ですので適量を心がけましょう。

便秘に効果

腸内環境を整え緩下作用と利尿作用があるローズヒップには便秘を改善する効果があります。便秘気味の方にとってお通じは気になるところですが、飲みすぎるとお腹を下すと言う副作用がありますのでご注意下さい。

ダイエット効果

脂肪を燃焼させる栄養素が入っているのでダイエットにも期待が持てます。燃焼させるだけではなく、さらに内臓脂肪を付きにくくする効果もあるため効率的です。

女性の悩みにも

生理痛の軽減

女性ホルモンを安定させる効果があるのでPMSや月経トラブルが改善されます。妊婦の方はアレルギーや飲み過ぎによる副作用が懸念されるので、医師と相談の上飲むようにして下さい。

美肌効果

ローズヒップティーに含まれる栄養には血液の血行を良くしたり、シミを防いでくれるものがあります。ビタミンEが活性酸素と結びついて排除し、酸化したビタミンEをビタミンCが再生します。

ビタミンCがコラーゲンを生成し、熱に弱いビタミンCをビタミンPが保護しますので熱いお茶にして飲んでもビタミンを摂取できるのです。美肌効果が高いと言う事で、ローズヒップティは古来より若返りの秘薬とも言われて来ました。

イライラの軽減

ストレスを抑える効果があるビタミンやカルシウムを含んでいるので、イライラを軽減してくれます。生理による情緒不安定を軽減してくれることにつながります。

ローズヒップの栽培

苗から育てる方が簡単

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ローズヒップによく用いられるのはハマナスと、ドッグローズとも言われるイヌバラです。種から育てるより苗から育てる方が簡単で、初心者の方なら2年株を育てると苦労も少なくなります。

4~5月と11~12月が植え付けに適した時期です。腐葉土を多く入れて水はけを良くすることと、湿った土にするため赤玉は入れないことがコツになります。日当たりの良い場所で育てましょう。

春から秋にかけては水と肥料をたっぷり与える必要があるのですが、与えすぎてもよくありませんから土の表面が乾いていたら水をあげるようにして下さい。冬場には葉が落ちてしまいますが、根はしっかりと生きていますから水やりの回数を減らして育てて下さい。

自家製ローズヒップティ


種を取り出しましょう

ローズヒップの実を半分から4分の1ほどにカットをして、中の種や綿毛のようなものを取り出します。使うのは実の部分だけで他は使いません。処理が終わったら綺麗に水洗いをしましょう。

天日干しをしましょう

生のままでも食用になりますが、日持ちを良くするために1週間ほど天日干しをしましょう。カラカラに乾燥したら出来上がりです。

乾燥したローズヒップを抽出しましょう

ティーポットに乾燥したローズヒップを入れてお湯を注ぎます。ローズヒップの分量はカップ1杯分でひとつまみ位です。お湯を入れたら蓋をして2~3分ほど蒸らします。その後カップに注いでお召し上がり下さい。

出し殻こそが栄養の宝庫

ローズヒップティーの中にも栄養素は溶け出していますが、出し殻である実の方に大量の栄養素が残されています。これを捨ててしまっては本来の効果を得ることができません。出し殻を蜂蜜に漬け込んでジャムとして使ったり、そのまま召し上がってもいいですよ。

まとめ

ローズヒップティーの効能と効果

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

栄養が豊富なローズヒップからはたくさんの恩恵を受けることができます。ローズヒップティーにはコラーゲンを生成したり紫外線からお肌を守る効果があるので、美肌作りに適した飲みのもです。

便秘の改善や女性ホルモンを安定させる栄養素もあるので、女性にとって嬉しいことだらけのハーブティーですね。他には貧血予防やダイエット効果があり、疲労回復効果もあるので健康維持にも貢献します。

副作用やアレルギーに注意をしましょう

さまざまな恩恵を得られるローズヒップですが、飲み過ぎによる副作用もあります。便秘を改善する効果があるがゆえに、摂取しすぎるとお腹を下してしまうこともあります。ビタミンの爆弾と言われるほど大量のビタミンがありますから、大量摂取により肝臓に負担をかける可能性もあります。

飲み過ぎによる懸念だけではありません。植物アレルギーの方はアレルギー反応がでてしまうこともありますので、医師と相談をしてみる必要があります。副作用やアレルギーに注意をして、美味しく健康的に頂きましょう。