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ディスキディアの種類と育て方!剪定や増やし方まで元気に育てるコツを解説!

ディスキディアはぷっくりとした丸い葉っぱがとても可愛らしい観葉植物です。葉っぱだけでなく5~6月ごろに咲く小花もとても可愛いのが嬉しいところ。ディスキディアをうまく冬越しさせるコツや枯れる原因、植え替えや剪定など育て方や増やし方のコツをご紹介いたします。
更新: 2021年12月16日
Yukari.S
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ディスキディアってどんな植物?

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ディスキディアは、東南アジアやオーストラリアなどの熱帯地域を原産とする、ツル性の植物です。原産国などでは、自然の岩や樹木にへばりつく着生植物で、空気中から水分を吸収します。日本では、観葉植物として人気があります。

ツル性という特徴を利用して、ハンギングバスケットに植えてお部屋に吊り下げるといった楽しみ方も可能です。ディスキディアの夏越しや冬越し、育て方と増やし方のコツや枯れる原因などをご紹介いたします。

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ディスキディアは日本の真夏と真冬が苦手

ディスキディアは、日本のじめじめとした梅雨時期や真夏、また真冬が苦手で枯れることがあります。梅雨時期や真夏はできるだけ涼しく風通しよいところで管理し、こまめに剪定して蒸れを防ぐのが枯れるのを防ぐポイントです。

また、冬は5度以下で枯れるので、日本でディスキディアを栽培する場合は、鉢植えして室内で管理するのが一般的です。

ディスキディアの花名の由来

ディスキディアという花名は、ギリシャ語に由来します。ギリシャ語で「ディスキス」は「2つに裂けた」という意味を持ち、そこからディスキディアとなりました。ディスキディアの花の形が裂けているような形をしていることに由来します。

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ディスキディアの花の特徴

ディスキディアの花の開花時期は、だいたい6~8月頃です。ディスキディアの花の色は、種類により異なり、赤や白のものがあります。ディスキディアの花はとても小さく可愛らしいもの。だいたい米粒くらいの大きさです。葉っぱを中心に楽しむ観葉植物でありながら、花も咲きやすく可愛いのが特徴です。

ディスキディアの葉の特徴

ディスキディアの葉っぱの色は明るいグリーンです。ディスキディアの葉っぱの形は丸く、ぷっくりとした多肉質です。ディスキディアはツルを伸ばしながら、ぷくぷくの愛らしい葉っぱをたくさんつけます。

ディスキディアの基本データ

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科名属名

ガガイモ科ディスキディア属

学名

Dischidia 

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和名

ディスキディア

別名

フクロカズラ、カンガルーポケット

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英名

Dischidia

原産国


東南アジアやオーストラリアの熱帯地域

ディスキディアの花言葉

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ディスキディアの花言葉は、「平和」です。ディスキディアは一般的に丸みを帯びた形の葉っぱをつけますが、種類などによりハートの形をしたものがあります。ハートの形の葉っぱからイメージされ、「平和」という花言葉がつけられました。ディスキディアはとても愛らしい観葉植物なので、花言葉を添えてプレゼントにしても素敵です。

 

ディスキディアの種類

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ディスキディアには、花色が赤や白のもの、葉っぱの色がグリーン一色のものや斑入りのものなどの種類があります。また、ディスキディアには、貯水嚢(ちょすいのう)を作る種類と作らない種類があります。

貯水嚢(ちょすいのう)というのは、葉っぱが肥大して内側に空洞ができているものを指します。では、ディスキディアのおすすめの種類をいくつかご紹介いたします。

おすすめの種類1・ハートジュエリー

丸い葉っぱをよく見ると、真ん中に小さなくぼみがありハートの形をしています。大変可愛らしく、女性に大人気の品種です。小さめに仕立ててお部屋に飾るととても素敵です。

おすすめの種類2・シュガーエメラルディ

シュガーエメラルディは、楕円形の葉っぱの形が印象的なディスキディアです。葉っぱの色もシルバーグリーンのような個性的なもので、涼やかな印象をもたらしてくれます。貯水嚢を持たないタイプです。

おすすめの種類3・グリーンシャワー

グリーンシャワーは、生育旺盛なディスキディアです。可愛らしい葉っぱをつけたツルがあとからあとから出てきて、ぐんぐんと伸びていきます。ハンギングバスケットなどに植えて上から吊り下げれば、名前のとおりグリーンのシャワーのよう。お部屋がぱっと華やかになりますよ。

おすすめの種類4・ミリオンハート

生育旺盛で、無数のハート型の葉っぱをつけるミリオンハート。お部屋にハートがたくさんあるなんて、気持ちがワクワク楽しくなります。明るく健康的なグリーン色なのも素敵。大切な方へのプレゼントフラワーとしても人気のある品種です。

おすすめの種類5・オバタ

葉っぱの形は楕円形。グリーンの地色に白っぽい斑のはいる品種です。少し珍しいディスキディアを探している方にもぴったりです。

おすすめの種類6・スターバリエガタ

ぷっくりとして何ともいえない形が可愛らしいスターバリエガタ。葉っぱの色は、シルバーグリーンのものと白っぽい斑入りのものが混じっています。涼やかな印象があり、夏のお部屋にぴったりです。

ディスキディアの育て方1・土づくり

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ディスキディアは水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土にピートモスやバーミキュライトを混ぜたものを準備するとよいでしょう。市販の多肉植物用培養土や観葉植物用培養土を利用しても便利です。また、ディスキディアは、土ではなく水苔で栽培することも可能です。

ディスキディアの育て方2・肥料


ディスキディアには、成長期にあたる5~9月ごろに液体肥料を定期的に施しましょう。だいたい2週間に1度の割合で、観葉植物用の液体肥料を与えます。ただし、ディスキディアが少しパワーを落とす真夏の時期は、肥料をストップしましょう。

パワーを落としているときに過剰に肥料を与えると、ディスキディアが枯れることがあります。

ディスキディアの育て方3・水やり

ディスキディアは、本来着生植物で、自然の岩などにへばりつきながら空気中の水分を吸い取って生育します。さらに、葉っぱが多肉質のため吸い取った水分を溜め込むこともできます。

そのため、ディスキディアは比較的乾燥に強い性質を持っています。ディスキディアの水やりは、春から秋の成長期と、冬の休眠期とでは少し変化させましょう。

霧吹きで葉水をしよう

ディスキディアをはじめとする観葉植物には、通常の水やりのほかに霧吹きで水を葉っぱに吹きかける葉水をおこないます。葉水により葉っぱがより生き生きとしますし、付着したホコリなども落ちます。

さらに、ディスキディアには貯水嚢のあるものとないものがあり、貯水嚢のあるディスキディアは、葉水した水を貯水嚢に溜め、そこから水分を吸収する性質を持っています。

春から秋の水やり

春から秋にかけてのディスキディアの成長時期には、ディスキディアを植えている土の表面が乾いたらしっかりと水やりをしましょう。とくに乾燥しがちな夏場は、こまめに水やりをしましょう。

水やりは、小さめのじょうろなどで根元に与えるほか、霧吹きを使って葉水をしてあげます。とくに水の当たりにくい葉っぱの裏にもこまめに葉水をあげると、ディスキディアが生き生きとします。ただし、ディスキディアはあまりじめじめとした多湿の環境が苦手なので、水を与えすぎるのは禁物です。

冬の水やり

ディスキディアの休眠時期にあたる冬のあいだは、春から秋の水やりより少し頻度をおさえるようにします。ディスキディアを植えている土の表面が乾いてから2~3日経ったら、水やりをしましょう。ただし、葉水については、冬にもおこなうとよいでしょう。

ディスキディアの育て方4・場所

ディスキディアは、日当たりのよい風通しのよい環境を好む植物です。ディスキディアは本来、熱帯地域に自生する植物なので、夏の暑さには比較的強いのですが、冬の寒さは苦手です。

ディスキディアの夏越し

夏には強いディスキディアですが、日本のじめじめとした梅雨時期は少し苦手です。また、真夏のじりじりとした直射日光も得意ではありません。梅雨時期はこまめにディスキディアをチェックしながら、できるだけ風通しのよいところで管理しましょう。

あまりじめじめしていると根腐れを起こしてディスキディアが枯れることがあります。また、真夏は直射日光が直接当たらない場所に置きましょう。室内で育てる場合、エアコンの風が常に当たっているようなところは避けるのが賢明です。

ディスキディアの冬越し

ディスキディアは、熱帯地域原産の植物なので、5度以下の環境では枯れるのが一般的。屋外ではもちろん冬越しさせることは不可能ですし、室内でもできるだけ暖かいところで管理することが大切です。

ディスキディアの育て方5・植え付け

ディスキディアは苗から育てるのが一般的です。ディスキディアの植え付けに適した時期は、4~5月ごろです。ディスキディアは屋外では日本の寒い冬を越すことはできないので、庭植えではなく鉢植えにします。

ディスキディアの苗を育苗ポットなどからぽこんと取り出し、新しい鉢に植え替えます。根っこについた土をできるだけ落とさずにスムーズに植え替えましょう。新しい鉢に植え替えたディスキディアが、しっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

 

ディスキディアの育て方6・植え替え

ディスキディアの植え替えに適した時期は、4~5月ごろです。ディスキディアは寒さが大の苦手なので、植え替えは十分暖かくなってからおこないましょう。ディスキディアは順調に成育すると、根をしっかり張ります。

根詰まりして枯れるのを防ぐために、定期的な植え替えをしましょう。だいたい1~2年に一度の割合で植え替えします。これまでよりひとまわり大きな鉢を準備して、ディスキディアを植え替えます。

植え替えたディスキディアがしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。 

ディスキディアの育て方7・剪定

ディスキディアの剪定に適した時期は、春から秋にかけてのディスキディアの生育時期です。冬場はディスキディアの休眠時期なので剪定しません。また、真夏も少し生育が鈍るので剪定は避けておきましょう。

ディスキディアは、ツルを伸ばしながら成長するので、あまりにツルが伸びすぎたと思ったら、樹形を整える意味で剪定をしましょう。不要な茎や混みあったところを剪定ばさみで切り取ります。

混みあった部分を剪定してすっきりさせてあげれば、蒸れによって枯れるのを防ぐこともできます。なお、剪定した茎を挿し木用にしてもよいでしょう。

ディスキディアの育て方8・病気


ディスキディアは、ほとんど病気の心配はありません。ただし、ディスキディアは多湿の環境が苦手なので、あまりにじめじめしていると根腐れを起こして枯れることがあります。

ディスキディアの育て方9・害虫

ディスキディアには、カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシはディスキディアの葉っぱなどに寄生して、ディスキディアの栄養分を吸い取ってしまいます。

カイガラムシは群生して発生することが多く、あっという間に栄養分を吸ってしまうので、ディスキディアが弱り枯れることもあります。カイガラムシを見つけたらすぐに駆除しましょう。

なお、カイガラムシはとても硬い殻で覆われた虫なので、殺虫スプレーなどを吹きかけてもあまり効果がありません。カイガラムシを駆除するには、ブラシなどでこそぎ落とすのが一番です。

ディスキディアの増やし方1・挿し木

ディスキディアの増やし方としては挿し木が一般的です。ディスキディアの挿し木による増やし方は比較的成功しやすいです。ディスキディアの挿し木による増やし方に適した時期は、春から秋のディスキディアの成長期です。ただし、真夏は少しパワーを落とすので避けたほうがよいでしょう。

挿し木の断面がつぶれないようにするのがコツ

育てているディスキディアの茎から、程度のよいところを10センチくらい切り取り、挿し木用にします。選定した茎をそのまま挿し木用にしてもよいでしょう。切り取った挿し木用の茎を水に数時間つけておきます。

挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に挿し木します。その際、茎の断面がつぶれないようにするのが挿し木を成功させるコツです。挿し木したものから発根して安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

挿し木したものから新しい葉っぱが数枚でてきたら挿し木の成功、挿し木苗の完成です。好きな鉢に植え替えてあげましょう。

ディスキディアの増やし方2・取り木

ディスキディアの増やし方のふたつめは、取り木です。取り木による増やし方のメリットは、挿し木による増やし方よりも早く生育することです。ディスキディアの取り木に適した時期は、春から秋のディスキディアの生育時期です。

根っこの出ている部分を取り木用にする

育てているディスキディアをよく観察すると、茎の節のところから根っこが出ているのが確認できます。根っこが出ている部分の茎を10センチくらい切り取り、取り木用にします。切り取った取り木用の茎に水をひたした水苔を巻き付けましょう。挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に水苔ごと植え付けます。

取り木したものから発根して安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。取り木したものから新しい葉っぱが数枚でてきたら取り木による増やし方の成功、苗の完成です。好きな鉢に植え替えてあげましょう。

ディスキディアはとても可愛い観葉植物

ディスキディアは、ぷっくりとした丸い葉っぱがとても可愛らしい観葉植物です。とても強い植物ですが、夏越しと冬越しは少しコツがあります。夏は直射日光の当たらないところに置くのが鉄則。また冬は5度以下になると枯れるので、鉢植えを室内で育てるのが一般的です。こまめに剪定して風通しよく管理し、霧吹きで葉水をすると生き生きとします。ディスキディアの鉢植えをお部屋に飾るとお部屋がぐんと明るくなりますよ。

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