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絶品高級魚「アカヤガラ」とは?美味しい食べ方や釣り方をご紹介!

「アカヤガラ」と言う一度目にしたら忘れられない、強烈なヴィジュアルの魚がいます。その姿に目が向きがちですが、アカヤガラはとても美味しい魚で、釣れるとラッキーな高級魚。アカヤガラの美味しい食べ方や、釣りで狙う方法を伝授していきます!
更新: 2024年4月14日
咲良09
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「アカヤガラ」とは

泳ぐ棒切れ、アカヤガラ

アカヤガラは非常に細長い魚で、スーパーで見かけることも殆どない「高級魚」として有名な魚です。しかし、高級魚よりなにより強烈なのはその姿。

細長い魚は他にもたくさんいますが、アカヤガラはその中でも特にほっそりした姿をしており、体長1メートル前後の「細長い棒きれ」のような姿をした魚です。

頭が大きく口も長い、赤い体が特徴

アカラガラは非常に細長い体を持つほかにも、頭の大きさや口の長さも特徴の1つで、体長のうち3分の1が頭部で、目から口までが著しく長く、二又に分かれた尾びれとを持ち、名前の通り赤或いは橙色の体表を持つため、

同じく細長い魚として有名な、タチウオやサンマと区別することが出来ます。

「アカヤガラ」を釣りで狙う

おもに九州で狙える、インドやハワイでも

アカヤガラの生息域は北海道~九州の日本海、東シナ海側から、屋久島や沖縄までと幅広く、日本の他にも、インドやハワイ諸島にも生息していると言われています。

日本全域に生息するアカヤガラですが、特に九州で釣れやすい傾向があり為、釣りで狙うなら九州の日本海~東シナ海側を狙うようにしましょう。

基本はアジング、泳がせ釣りが有効

アカヤガラ釣りは特に専用のテクニックを必要とするものではなく、沖合の岩場の上などで、イサキ釣りやアジングを行っていると、アジに混ざって釣り上げることがある、いわば「本命のついでに釣れてしまう魚」の一種です。

アカヤガラ一本に絞る場合はルアー、或いは活アジを生餌とする「泳がせ釣り」が有効。5~10メートルほどの深さまでゆっくりと仕掛けを落とし、誘いを入れつつアピールを行いましょう。

他釣り情報が気になる方はこちらをチェック

アカヤガラを本命として狙う場合は、アジを利用した「泳がせ釣り」かメタルジグを利用しボトムまで攻める、タナ取りなどが重要となります。

アジング向けのメタルジグや泳がせ釣りのコツ、更にアカヤガラ以外にも泳がせ釣りで狙える魚が気になる方は参考にされてください。

「アカヤガラ」が買える場所

通販で購入し、もっと手軽に食べる


釣りで狙うのが難しい場所に住んでいると言う場合や、釣り具を持っていないと言う方でも、ネット通販を利用すればアカヤガラを食べることが出来ます。また、釣り経験者でも確実に高級魚を食べたいと言う場合は利用されると良いでしょう。

「ヤガラ」名義で購入も可能!

楽天市場から鮮魚の「ヤガラ」を約3,400円程度で購入することが出来ます。商品名ではヤガラ名義となっていますが、アカヤガラは元々この「ヤガラ」の別名であるため「アカヤガラ」と思って問題ありません。

鮮魚のまま届くため消費期限は到着日も含め3日以内とやや短め、旬ピッタリに手に入れるのも難しく、調理する場合は必ず加熱調理を行う必要があります。刺身が絶品と有名な高級魚ですが、こればかりはどうしようもありません。

旬のアカヤガラを刺身で食べたい場合は、自分で釣り上げるか、市場で新鮮なものを購入するほかありません。

「アカヤガラ」の旬とさばき方

旬は秋~冬、食べるなら初冬に

アカヤガラの産卵期は冬とされ、産卵を控えた秋から初冬までが旬と言われています。釣りで狙う場合も、出来る限り旬を控えた秋か初冬に狙うようにしましょう。

基本的に魚は産卵期を控えた頃が旬なる為、美味しい魚を釣りたい場合は、まずは産卵期や旬の時期を把握することが重要です。産卵期から逆算すれば、おのずと旬はいつかもわかってくる事でしょう。

アカヤガラのさばき方、動画も参考に

アカヤガラは形状が形状だけに、さばき方も一筋縄ではいきません。まずはアカヤガラ最大の特徴である長い頭部を切り落とし、頭ごと落としてしまいましょう。

ここは三枚おろしの要領と同じですが、アカヤガラは頭が長い分、少々難しめ。不安だと言う場合は、他の方のさばき方も参考にしてみましょう。

アカヤガラのさばき方、その流れ

①・まずは頭を骨ごと包丁で叩き切り、取り外す→②・お腹を開き、お尻まで切れ目を入れ内臓を取り出す→③・内臓を取り出したら流水で洗い、血合いまで落とす→④・糸の様な細い尾を切る。→⑤これで基本的なさばき方は完了、レシピにより三枚おろしやぶつ切りなどにする。

「アカヤガラ」おすすめ料理①刺身

旬に食べたい!定番の食べ方

秋~初冬の、旬真っ盛りのアカヤガラを釣り上げたら是非試して頂きたいのが、旬をもっとも味わえる食べ方と言われる「刺身」です。アカヤガラの刺身は血合い、銀皮が美しく、見た目にも良く、厚切りにしても美味しい、厚切りの刺身が好きな方にも嬉しい高級魚です。

ほかの白身魚の刺身と同じく、さっぱりしたクセのない味わいですが、旬のものは脂の甘みは加わり上品な味わい。キモや胃袋も美味しいため、ゆでて添えるのも良いですね。

お寿司や焼き霜づくりもおすすめ

刺身にして美味しいという事は、つまりお寿司にしても美味しいという事。刺身以外の食べ方をしてみたい場合は刺身に手を加え、皮目をあぶり焼き霜づくりにしてみたり、酢飯に乗せお寿司にしてみるのも良いでしょう。

アカヤガラのお寿司は宮崎県では「たたき握り」として親しまれており、九州の味を楽しめる食べ方です。

「アカヤガラ」おすすめ料理②ちり鍋

そのまま使えしかも美味しい、冬の定番レシピ


初冬~冬にアカヤガラを釣り上げたら、冬の定番レシピである「鍋」にしてみましょう。アカヤガラは古くから高級魚として、椀物や割烹料理などのレシピに使われてきた魚。当然ながら、鍋物との相性も抜群です。

アカヤガラは細長い体をしている為、ウロコも殆ど気にならず、さばき方の項目を参考に水洗いし、下処理を済ませたものを、そのままぶつ切りにし煮込むことが出来ます。

アカヤガラの身は煮ると程よく締まり、甘味が出るため、白菜などの野菜とも相性がよく、魚と同時に野菜もたっぷり摂れる、健康志向な方にも嬉しいレシピです。

元々は薬用レシピとも、身体にも良いアカヤガラ

アカヤガラが高級魚と言われているのは、さばき方が簡単な事や、味の良さの他にも、古くから薬効があると言われ、腎臓病やぜんそくの薬にも使われた「体にいい魚」だからと言われています。

今は本当に薬膳効果があるのかはわかっていませんが、古くはとして考えられていた為、汁物や鍋物などのレシピと相性のいい魚と言われています。

アカヤガラのちり鍋は皮や骨からダシが出るため、味付けは最小限で十分。特徴的な頭部もダシが出るため、アラごと入れると良いでしょう。

「アカヤガラ」おすすめ料理③潮汁

アカヤガラの味を堪能する食べ方

刺身やちり鍋等で余った身の部分や、さばき方の項で切り落としてしまった頭部が勿体ないと言う方は、アカヤガラのアラを昆布だしと酒で煮て「潮汁」にしてしまいましょう。

刺身ほどではありませんが、アカヤガラの味を堪能できる食べ方で、こちらは刺身では食べられない「アラ」部分まで味わうことが出来ます。

潮汁の他にも、吸い物も◎

アカヤガラは潮汁にするほかにも、お吸い物の具にするのもよく、上品な中に豊かな味わいを感じられる、和風レシピを引き立たせる美味しいお吸い物が出来上がります。

アカヤガラのお吸い物は白身魚のお吸い物の中でも最高級と言ってよく、魚のお吸い物が好きという方は一度は味わっていただきたいレシピです。

「アカヤガラ」おすすめ料理④ラーメン

汁物と相性のいいアカヤガラですが、意外なところでは切り身をラーメンの具にして食べると言うものもあります。宮崎県ではアカヤガラではなく専ら「ヤガラ」と言われており、アカヤガラの美味しい食べ方を知りたいなら地元の食べ方を参考にするといい、と言っても良いでしょう。

動画も参照に、魚ダシをとってみよう

アカヤガラでラーメンを作る時は、刺身や潮汁で余ったアラを再利用するとお得。再利用と言っても、ラーメンを入れる前にお湯にアラを入れダシを取った後、ラーメンを入れ作るだけ。

具材として入れる場合は刺身用のアカヤガラを軽く火で炙り、ラーメンが完成した後にトッピングするのがおすすめです。

魚でダシをとるラーメンと言うのは案外そこまで珍しいものではなく、アカヤガラの他にも、色んな魚のアラからダシを取ることが出来ますよ。

「アカヤガラ」おすすめ料理⑤ベトナム風に

塩焼きで食べるなら「ヌオンムオイ」

アカヤガラは遥か遠きベトナムでも食べられており、日本では知る人ぞ知る高級魚扱いされるアカヤガラは、ベトナムではスーパーでも売られるほど一般的な魚で、塩焼きにしたり、ハーブをふんだんに塗りこんで焼いたりと、日本流の食べ方とはまた異なる食べ方で親しまれています。

ベトナム旅行に行きたいと言う方やベトナムで仕事している方にも食べていただきたい魚ですね、アカヤガラの塩焼きをベトナムで食べたい場合は「ヌオンムオイ」と指定すれば、塩焼きにしてくれます。

手軽に食べるならダナン市

日本ではなかなか食べられないアカヤガラですが、ベトナムでは庶民的な魚と扱われている為、ダナンなどの港町に向かい、市場を巡れば新鮮なアカヤガラを購入することが出来ます。

アカヤガラをもっと手軽に食べてみたい!と言う方はベトナムのダナン市をめぐるのもいいかもしれませんね。アカヤガラの他にも、ベトナムはシーフード料理が充実している為、シーフード好きにはたまらない国です。

「アカヤガラ」おすすめ料理⑥イタリア風に


アカヤガラはイタリア風の食べ方もおすすめで、パスタと合わせても美味しく食べることが出来ます。イタリア風の食べ方をする場合は短めのパスタとアサリなどの貝と合わせ、トマトと一緒に火を通し「カラマリ」と混ぜたショートパスタにしてみましょう。

カラマリはシチリア地方でよく食べられる短めのパスタで、切り口がイカに似ていることから命名されたと言われ、時間がたっても歯ごたえをしっかり残した弾力のあるパスタ。アカヤガラのちょっと淡白な味に食感をプラスしてくれます。

カラマリの他にも、ショートパスタなら何でもオッケー

アカヤガラはカラマリの他にも、ペンネやフリッジなどのショートパスタ全般と相性がいいため。お好みのショートパスタで作って頂いて構いません。

もちろんスパゲティなどのロングパスタでもいいのですが、ショートパスタの方が食べやすく、パスタ全体にアカヤガラの味が染み込むため、ショートパスタの方をおすすめします。

「アカヤガラ」おすすめ料理⑦インド風に

スパイスを利かせ、インド風に

アカヤガラはベトナムのみでなく、インドでも食べられており、カレーやスパイスの印象の強いインドですが、シーフード関係も充実しており、カラッと揚げ、しっかりスパイスを効かせるのがインド風にするコツです。

ベトナム、インドに限らずアジアや地中海はシーフードメニューが充実している為、海外旅行でおいしいシーフードを食べたいなら、アジアや地中海は外せませんね。

「アカヤガラ」を料理し、味を堪能

細長い体に長い頭部と見た目が強烈なアカヤガラですが、その味は高級魚扱いされるのも納得の上品な味わい。泳がせ釣りで狙える魚の一種なので、アジングのついでに狙うのもアリでしょう。旬のアカヤガラをゲットしたらちり鍋や刺身がおすすめですが、異国風の食べ方もおすすめです。

他アカヤガラ情報が気になる方はこちらもチェック

この記事では「食材としてのアカヤガラ」に焦点を置いている為、そもそもアカヤガラとはどんな魚なのか?と気になる方のため、アカヤガラの基本情報をまとめた記事を2つ紹介していきます。これらの記事も参考に、アカヤガラを釣りで狙ってみましょう。