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マシュマロウが健康に与える効果・効能がすごい?育て方を含めて徹底解説

マシュマロウは多年草のハーブです。薄桃色の花を付け、観賞用として人気があります。また、健康に与える効果や効能がすごいと昔から重宝されてきました。昔から利用されている凄い効能とはどのようなものなのでしょうか?育て方と一緒にマシュマロウの特徴を紹介します。
2020年8月27日
haduki0
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マシュマロウとは?

マシュマロウはアオイ科の多年草(ハーブ)です。別名ビロードアオイとも呼ばれ、学名でAlthaea officinalisと表記されます。マシュマロウに含まれる成分には体を健康にする効果があり、昔から治療や予防目的で利用されてきました。花、葉、根とすべてに効能が期待され、主に医療や食事の分野で活躍してきたのです。今では医療や食品の発達によって使用される機会は減りましたが、現在でもマシュマロウの効能を期待し、お香やハーブティーといった分野で利用されています。

マシュマロウの名称

marsh(マーシュ)mallow(マロウ)由来

マシュマロウは、ヨーロッパ原産のハーブです。沼地や湿地帯などに多く自生しています。そのことから、「沼地に咲くアサイの花」という意味で、marsh:マーシュ(沼地・湿地)mallow:マロウ(アサイ科の植物)=マシュマロウと命名されました。

学名「Althaea officinalis」由来

マシュマロウは、学名「Althaea officinalis」といいます。これには、Althaea(治療する)officinalis(薬用の植物を表す言葉)という意味があり、マシュマロウの効能から命名されたといわれています。マシュマロウに含まれる成分には、抗炎症作用や粘膜保護作用などの健康に効果がある効能があるため、体を「Althaea(治療=健康)」する「officinalis(植物)」として学名に登録したのです。

お菓子の「マシュマロ」との関係性

お菓子の「マシュマロ」は、マシュマロウの名前から命名されました。当時は原料となるゼラチンを使用しておらず、粘液性のマシュマロウの根を原料としていました。そのことから、マシュマロウを原料としたお菓子として「マシュマロ」と命名されたのです。マシュマロウには抗炎症作用や粘膜保護作用があるをこと考えれば、当時は嗜好品だけではなく、のど飴などの健康食品として食べられていたのでしょう。
現在では、ゼラチンなどが原料とされていますので、マシュマロウは原料に含まれてはいません。

マシュマロウの花

マシュマロウはどんな花?

マシュマロウは、薄桃色の花を咲かせます。花弁同士がくっついておらず、それぞれが切れ目があり離れているのが特徴です。また、ビロードアオイと呼ばれるように、織物のビロードのような手触りなのも特徴の一つです。

マシュマロウの花言葉

・恵み
・恩恵
・優しさ
・慈悲

マシュマロウの花言葉はどれも優しさが感じられます。粘膜を保護して痛みの緩和や炎症を抑える効能が「優しさ」や「慈悲」を感じさせ、ハーブである生命力の強さが「恵み」を表しています。また、様々な効果と効能は、そのまま「恩恵」といっても過言ではないでしょう。
摂取することで健康にしてくれるマシュマロウは、効果と効能をそのまま花言葉にしています。

誕生花

6月23日


マシュマロウの効能・効果

マシュマロウに含まれる成分には、様々な成分が含まれています。摂取するすることで、体を健康にしてくれるでしょう。古代ギリシャ時代から使用されていますので、効果はお墨付きです。

気管支系に作用

マシュマロウの作用で一番有名なのが気管支系に作用することです。粘膜を保護し、炎症を抑えることで喉を守ります。粘膜保護をすることで風邪をひきにくくし、気管支炎などの厄介な病気になりにくくしてくれるのです。
また、咳を抑え痰が絡みにくくしてくれます。「喉が痛い」「痰が絡む」など、喉の調子が悪い時にマシュマロウはおすすめです。ハーブティーなどで普段からの見慣れていれば、風邪対策にもなります。

消化器系に作用

マシュマロウには腸内環境を改善する効果があります。改善することでお通じを促し、体内の毒素と一緒に排出してくれます。便秘の改善だけではなく、むくみの改善などデトックス効果も期待することができるでしょう。
また、胃もたれにも効果があるといわれています。食べすぎや飲みすぎ、お腹が痛い時などにマシュマロウはおすすめです。特に、根に粘質性のある根が弱った胃や腸を保護してくれるといわれています。

外傷系に作用

マシュマロウはない面だけではなく、外傷に対しても効果があるといわれています。捻挫や打撲などの解消も、湿布の代わりに貼ることで良くなります。
また、やけどや切り傷などの皮膚の損傷にも効果があります。治療するだけではなく、粘膜で保護して肌を健康に保ちます。

効能・効果一覧

粘膜保護作用
疼痛緩和作用
抗炎症作用
去痰作用
鎮咳作用
利尿作用
緩下(腸内環境改善)作用
損傷治癒効果

マシュマロウの利用方法

マシュマロウは花、葉、根とすべてに成分が含まれています。そのため、摂取する際はどの部分でも構いません。ですが、根は粘質性であるなど細かな違いはあります。どの部分はどのように使用すればいいかなどの一例を紹介します。

花の利用法

花は主にサラダとして利用できます。よく洗った花をサラダに乗せれば、食卓を彩るでしょう。他にも、ドライフラワーやお香にして、アロマテラピーにすることも多いです。
ハーブといえば葉がメインと思われがちですが、花にも同様の成分があるのです。葉の代わりに葉を漬けて成分を抽出したハーブティーも面白いかもしれません。

葉の利用法


葉は主にハーブティーとして利用されます。他のハーブ同様に生葉を煮詰め、ハーブティーを作ります。また、生葉を清潔な布にのせ湿布の代わりとして利用することもできます。湿布と比べて冷たくはありませんが、成分によって痛みが緩和します。
他にも、葉はドライハーブの原料となります。ハーブティーに使用したり、焚いてアロマテラピーにしたりなど、ほとんどの利用に葉は使用されていることでしょう。もちろん、生のまま食べても大丈夫です。
 

根の利用法

根は主に軟膏などに利用されます。煮詰めたり乾燥させ粉末にすることで成分を抽出し、それを配合して軟膏にします。また、葉同様に湿布の代わりにもできます。欲にて練ることでペースト状にし、患部に貼り付け湿布の代わりにするのです。葉と比べて粘質性の根は、傷口ややけどを保護し治癒を早めます。
他にも、デンプン代わりに料理に使用できます。マショマロの原料にしたように、お菓子や料理に利用できます。ただ、当時と比べ現在ではゼラチンなどの材料が存在します。摂取するのならハーブティーの方が手軽ですので、無理に料理に使う必要はないかもしれません。

マシュマロウの注意点

緩下作用に注意

マシュマロウは腸内環境を改善し、お通じを良くします。いわゆる緩下作用で、便秘に効果があるのです。ですが、飲みすぎると緩下作用が効きすぎてしまう場合があります。一日数杯程度のハーブティーなら問題はありませんが、注意しましょう。

薬の吸収を遅らせる

マシュマロウは薬の吸収を遅らせる作用があります。もし、薬と一緒にマシュマロウを摂取してしまうと、薬が吸収されず、薬の効果が期待できなくなってしまいます。薬の阻害にならないようにするため、薬を飲む、前後それぞれ1~2時間程はマシュマロウを摂取しないようにしましょう。

妊婦や乳幼児は禁止

マシュマロウは天然由来の成分ですので、副作用などは特に報告はされていません。ですが、妊婦や乳幼児への使用は控えるようにしてください。というのも、妊婦や乳幼児が摂取することでどのような作用が出るかわからないからです。問題は確認されてはいませんが、研究段階な部分も多く、安全は確立されてはいません。そのため、乳幼児に与えるべきではないという意見があります。妊婦や乳幼児はもちろん、授乳中の母親も、成分が母乳に含まれてしまいますので、摂取するのを控えるようにしましょう。

マシュマロウの育て方

マシュマロウの育て方 その1「湿った土を好む」

マシュマロウは多湿を好みます。ですので、鉢で育てる際は栄養豊富な湿った土を使用するようにするといいです。土が乾いたら水やりをして、乾燥させない育て方をしましょう。

マシュマロウの育て方 その2「耐寒性でどこでも育つ」

マシュマロウは耐寒性ですので寒さに強い植物です。そのため、どこでも育てることができます。越冬もできますので、外での育て方でも大丈夫です。

あまりに寒いようなら注意

マシュマロウは耐寒性ではありますが、雪が降ったり葉が凍るようなら室内へ移動させるようにしてください。地植えなら藁を敷いたり、ビニールを張ったりなどをして、マシュマロウが凍らないようにしましょう。


マシュマロウの育て方 その3「日当たりのよい場所で育てる」

マシュマロウは日光を好みます。そのため、日当たりが良い場所で育てるといいです。ただ、マシュマロウは大きく育ちますので、密集して植えるとよくないです。互いに重なり合い葉が隠れてしまいます。密集すると風通しも悪くなりますので、マシュマロウを植える際は離すように植えましょう。

夏場の日差しに注意

マシュマロウは日当たりが良い場所を好みます。そのため、外で育てる方が良いです。ですが、日差しが強すぎるようなら日陰に移動するようにしてください。日差しが強いことで乾燥してしまい痛んでしまいます。葉焼けしてしまわないように、日差しが強い、特に夏場は日陰に移動するようにしてください。地植えは動かせませんので、毎日の水やりをしっかり行いましょう。

マシュマロウの収穫時期

マシュマロウは部位によって収穫時期が違います。花、葉、根と収穫時期が違いますので、ハーブティーなどの原料にする際は注意してください。
一般的に必要な部分を切り取るのが普通ですが、すべて使用できますので株ごと掘り出してもいいでしょう。

  収穫時期
7~8月ごろ
5~9月ごろ
7~11月ごろ
9~11月ごろ

まとめ

マシュマロウは昔から利用されてきた天然の薬草です。喉の保護や傷の治療など、薬が無い時代から多くの人の助けとなってきたのです。マシュマロウを摂取することで、喉を保護して腸内環境を整えてくれます。普段忙しくて体調管理をしていない人も多いかと思います。是非マシュマロウのハーブティーを飲んで体調管理をしてください。風邪に負けない健康な体を目指しましょう。

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