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オステオスペルマムの育て方をご紹介!種類や挿し木など徹底解説!

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、春と秋に華やかな花を次々と咲かせます。ただし梅雨時期と真夏が苦手で夏越しできず秋に花が咲かないことも。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の夏越しや育て方、ブルーアイビューティなど人気の品種をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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目次

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)ってどんな植物?

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、熱帯アフリカを原産とする植物で、原産国では多年草もしくは亜低木です。ただし、日本の冬を越すのが難しいため、日本では一年草として扱われています。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の草丈は、だいたい30~60センチくらいです。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は寄せ植えに人気

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、豊富な花色や花姿から寄せ植えにも人気のお花です。とくにブルーアイビューティーやダブルベリーホワイトは、ほかのどんな種類の花とも相性がよくガーデナーから愛されています。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、日本だけでなくガーデン王国イギリスでも人気です。ちなみにイギリスでは、青や紫のオステオスペルマム(アフリカンデイジー)が人気なのだそうです。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花名の由来

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の学名は、「Osteospermum」で、ギリシャ語に由来します。ギリシャ語で「osteon」は「骨」、「sperma」は「種子」を意味し、2つの言葉が合わさって「Osteospermum」となりました。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の種がとても硬いことからつけられた学名です。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花の特徴

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、キク科に属する植物で、花の雰囲気は菊に似ています。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花の開花時期は、春から初夏にかけてと秋です。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花の色は、ピンクや白、黄色、紫、青などさまざまです。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花は、日中に咲き、夜には花が咲かない特徴があります。また、曇りや雨の日も花が咲かない特徴があります。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の葉の特徴

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の葉っぱの色は明るいグリーンです。種類によっては、葉っぱに白い斑入りのものもあり、花が咲かないあいだも可愛いです。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の葉っぱの形は、やや長細い楕円形で、先は丸みを帯びています。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の基本データ

科名属名

キク科オステオスペルマム属

学名

Osteospermum 

和名

オステオスペルマム

別名

アフリカンデイジー(アフリカンデージー)

英名

African daisy

原産国

熱帯アフリカ、アラビア

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花言葉

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花言葉は、全部で5つ。どの花言葉も大変ポジティブな印象のものばかりです。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

花言葉1・元気

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花言葉のひとつめは、「元気」です。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、強い植物で次々と花を咲かせます。また、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花は、華やかで元気な印象のもの。そんなオステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花姿から、「元気」という花言葉が生まれました。


花言葉2・無邪気

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花言葉の2つめは、「無邪気」です。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花が次々と咲く様子は、まるで無邪気な子供がたわむれているようでもあります。可愛らしいオステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花姿からイメージされ、「無邪気」という花言葉がつけられました。

花言葉3・変わらぬ愛

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、本来多年草で、一度植えておくと春と秋に毎年花を咲かせます。日本では一年草とされていますが、夏と冬をうまく越すことができれば多年草のように扱えます。毎年時期になると花を咲かせるところから、「変わらぬ愛」という花言葉が生まれました。

花言葉4・心も体も元気

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、葉っぱも花もとてもパワフルな印象のあるお花です。「心も体も元気」という花言葉は、まさにオステオスペルマム(アフリカンデイジー)の丈夫な特徴をとらえたものです。

花言葉5・健やかな人

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)には、「健やかな人」という花言葉もあります。とてもポジティブな印象の花言葉なので、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、プレゼントに用いるのもおすすめです。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の種類

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、たくさんの園芸品種が生み出されていて、およそ70種類ほどあります。レモンアイスやブルーアイビューティーなど、名前を聞くだけでワクワクしそうな品種がたくさん。元来日本の寒い冬を苦手とするオステオスペルマム(アフリカンデイジー)ですが、なかには冬枯れしない種類もあります。

おすすめの種類1・ブルーアイビューティー

「ブルーアイビューティー」は、黄色い花びらのなかにブルーのような紫のような花弁のはいる品種です。真ん中の丸い花弁部分がブルーアイ(青い瞳)に見えることから「ブルーアイビューティー」と名付けられました。ただし、実際にはブルーアイというより赤紫に近い印象です。写真にとると光の加減などでブルーアイに見えることもあります。ブルーアイビューティーは色のコントラストが印象的な鮮やかな品種です。

おすすめの種類2・ダブルファン・イエロー

「ダブルファン・イエロー」は、花びらがダブル咲きのうえ、真ん中の花弁が豪華で、とても華やかな印象のオステオスペルマムです。明るい黄色の花が次々と咲くので、ガーデンが明るくなります。

おすすめの種類3・ショコラ

「ショコラ」は、なんとも言えず美しい紫色のオステオスペルマム(アフリカンデイジー)です。花びらの真ん中近くに白い模様があります。花はやや小さめで、たくさん咲く品種です。

おすすめの種類4・ストロベリーシロップ

「ストロベリーシロップ」という名前も可愛らしいオステオスペルマム(アフリカンデイジー)。ブルーアイビューティーと並んで人気の品種です。ピンクと白の花びらからイメージされて名づけられたのでしょう。寄せ植えなどにもおすすめです。

おすすめの種類5・スーパーホワイト

真っ白な花びらに、黄色い花弁で、清楚な印象のオステオスペルマム(アフリカンデイジー)です。花弁が小さめで、一見ほかの花と間違えてしまいそう。白はほかのどんな花色のお花とも相性がよく、ガーデンや寄せ植えに重宝する品種です。

おすすめの種類6・ダブルベリーホワイト

「ダブルベリーホワイト」は、真ん中の花弁が大きめの個性的な花模様をしたオステオスペルマム(アフリカンデイジー)です。白い花びらにふんわりと赤紫色がはいっていてとてもキュート。女性に人気があるというのもうなずけます。

おすすめの種類7・レモンアイス


「レモンアイス」は、とても美しいレモン色のオステオスペルマム(アフリカンデイジー)です。ダブル咲きですが涼やかで、一度見ると忘れられない可愛らしさです。たくさん花がつく品種です。

おすすめの種類8・ダブルファン・ホワイトラベンダー

なんとも吸い込まれてしまいそうな美しい色の「ダブルファン・ホワイトラベンダー」。春の庭にぜひ咲かせたい品種のひとつではないでしょうか。ダブル咲きなのにとても上品ですがすがしい印象のおす

おすすめの種類9・マヤ

まるでビロードのように見える花びらが魅力的な「マヤ」。強健で次々と花を咲かせる品種なので、初心者にもぴったりです。

おすすめの種類10・サーモン

サーモンピンクの花色が素敵なオステオスペルマム(アフリカンデイジー)です。珍しい品種をお探しの方も満足する品種ではないでしょうか。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方1・土づくり

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に腐葉土を少し混ぜたものを準備するとよいでしょう。市販の草花用培養土を利用するのも便利です。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方2・肥料

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)には、春と秋の季節に肥料を与えます。とくに春と秋の花が咲いている間は、肥料を絶やさないようにしましょう。肥料成分が途切れると花が咲かないことがあります。だいたい10日に1度の割合で液体肥料を施しましょう。なお、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)のパワーの落ちる真夏や、休眠期にあたる冬は肥料を施しません。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方3・水やり

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)を鉢植えにしている場合、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)を植えている土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。地植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、乾燥に強い植物で、逆に多湿を苦手とします。水を与えすぎると株が弱り花が咲かないこともあります。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方4・場所

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、日当たりのよい風通しのよい環境を好む植物です。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、比較的強い植物なので、半日陰の場所で管理していてもすぐに枯れてしまうというわけではありません。ただし、日当たりがよくないとせっかくの花付きが悪くなってしまいます。とくに春と秋の花の開花時期には、日当たりのよいところで管理しましょう。

夏越し

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、じめじめとした梅雨時期や、暑い真夏の時期は少し苦手です。蒸れたり夏の暑さで株が弱ると、秋に花が咲かないこともあります。梅雨時期に雨のかかりすぎないところや、真夏の日差しが当たりすぎないところで管理すると、比較的夏越しさせやすいです。夏越しがうまくできると、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、秋にも可愛らしい花を咲かせてくれます。

冬越し

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、冬の寒さもあまり得意ではありません。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)を鉢植えにしている場合は、気温がマイナスになるところでは、寒さや霜の当たらないところに移動させて、冬のあいだできるだけ日当たりのよい暖かいところで管理しましょう。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)を庭などに地植えしている場合は、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の株元にバークチップや落ち葉を敷いて、根っこに直接寒さや霜が当たらないように工夫しましょう。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、もともと多年草なので、冬越しがうまくできれば、また春から花を咲かせてくれます。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方5・植え付け

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の植え付けに適した時期は、春です。土を準備した鉢や庭にオステオスペルマム(アフリカンデイジー)を植え付けます。植え付けたオステオスペルマム(アフリカンデイジー)がしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方6・植え替え


オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、生育スピードの早い植物なので、鉢植えにしている場合は定期的に植え替えをして根詰まりを防ぎましょう。根詰まりを起こすと花が咲かないばかりか、株が弱って枯れてしまうこともあります。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の植え替えに適した時期は、花が咲き終わったあとの梅雨前ごろです。植え替えたいオステオスペルマム(アフリカンデイジー)の茎を3分の1くらいまで切り戻します。これまでより一回り大きな鉢を準備して、植え替えましょう。植え替えたオステオスペルマム(アフリカンデイジー)がしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方7・剪定

花がら摘み

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、春から初夏にかけて次々と花を咲かせます。咲き終わった花はこまめに摘み取りましょう。枯れた花をそのままにしておくと見栄えがよくないだけでなく、栄養分がとられ株を弱らせてしまい次の花が咲かないといったこともあります。

切り戻し

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花がだいたい咲き終わったら、梅雨を迎える前に切り戻します。切り戻しをおこなってできるだけ風通しよくしておくことで、夏越ししやすくなります。本来秋にも花を咲かせるオステオスペルマム(アフリカンデイジー)ですが、うまく夏越しできないと秋に花が咲かないことがあります。また、切り戻ししたところからは新しい芽が出てきて、株全体がこんもりと茂り、秋の花付きがよくなります。だいたい株の3分の1くらいまで思い切って切り戻しましょう。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方8・病気

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)には、灰色かび病がつくことがあります。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)に灰色かび病が発生すると、はじめに葉っぱなどに小さな白っぽい病斑部があらわれます。病斑部は次第に大きくなり、色が濃くなります。そのまま放置しておくと病気はどんどん広がり、花が咲かないばかりか、株ごと枯れてしまうこともあります。灰色かび病を見つけたら、病斑部を切り取ってすみやかに駆除しましょう。なお、灰色かび病は、名前の通りかびを要因とする病気です。じめじめした環境や梅雨時期に発生しやすいので、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の剪定をこまめにするなど、出来る限り風通しよく管理しましょう。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方9・害虫

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)には、アブラムシが発生することがあります。アブラムシは春のあたたかくなる時期に発生しやすい害虫です。アブラムシは、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の葉っぱや茎、つぼみなどのやわらかいところに寄生して、栄養分を吸い取ってしまいます。アブラムシに吸われたところは白っぽく変色します。アブラムシは群生して発生することが多く、あっという間に栄養分を吸い取ってしまいます。せっかくのつぼみがアブラムシの食害に遭い、花が咲かないことも。アブラムシを見つけたらただちに駆除しましょう。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方10・種まき

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、種まきから増やすことができます。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の種まきに適した時期は、9月ごろです。種まき用の土を準備した育苗ポットなどに、オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の種をばらまきします。日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。育苗ポットのまま冬越しさせて、春になったら好きなところに植え替えます。冬越しの際は、霜や寒さのあたらない、日当たりのよいところに移動させましょう。

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の育て方11・挿し木

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)は、挿し木で増やすこともできます。挿し木は比較的成功しやすい増やし方です。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の挿し木に適した時期は、5月ごろもしくは9月ごろです。育てているオステオスペルマム(アフリカンデイジー)から、程度のよい茎を先端から10センチくらい切り取って挿し木用とします。挿し木用の茎を、発根剤を入れた水に数時間浸けておきます。挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に挿し木します。挿し木したものから発根して安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。根が出て新しい葉っぱが出てきたら挿し木の成功です。挿し木苗を好きなところに植え替えましょう。

色とりどりのオステオスペルマム(アフリカンデイジー)から元気をもらおう

オステオスペルマム(アフリカンデイジー)の花言葉は、「元気」「健やかな人」など。そのとおり明るく華やかな花模様で、見るものにパワーを与えてくれる植物です。オステオスペルマム(アフリカンデイジー)にはさまざまな色の種類があり、ガーデンや寄せ植えの雰囲気や好みに合わせてチョイスできます。なかでもブルーアイビューティーやストロベリーシロップはガーデナーに人気の品種。春と秋に次々と花を咲かせてくれるのも嬉しいところ。本来多年草なので、上手に夏越しと冬越しができれば、長い間栽培できるでしょう。

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