キャンプツーリングの楽しみ方！テントサイトでの過ごし方をご紹介！

キャンプツーリングの楽しみ方ノウハウ：はじめに

バイクでのキャンプツーリングのスタイルは人によってさまざまで、テントサイトでの滞在時間や過ごし方に違いがあります。キャンプ場をツーリングでの宿代わりにする人、周辺観光のベースキャンプにする人、ツーリングよりもキャンプを楽しむ人もいますね。キャンプツーリングのスタイルに正解はなく、本人が楽しくて快適なら正解だといえます。

初めてのキャンプツーリング

バイクでのキャンプツーリングの経験がない人でも心配する必要はありません。初めてのキャンプツーリングは無事に朝を迎えられただけでも充実感がありますので、残念なツーリングになりにくいのです。記念すべき初めてのキャンプツーリングでは写真をたくさん撮影しておきましょう。思い出になりますし、持ち物などの大切なデータになります。

キャンプツーリングでの注意点

バイクでのキャンプツーリングではテントサイトで体力的な負荷がかからない過ごし方をしましょう。キャンプ道具を積載した状態でバイクを操作しますので、いつもよりも体力を消耗している可能性があるからです。体力の回復に努めながらもテントサイトで楽しめる過ごし方を模索するといいですね。帰路の走行距離は短めにしたほうが無難です。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ①

過ごし方スタイル

キャンプツーリングにおけるテントサイトでの過ごし方を決めるのはあなたです。誰もが初めからおしゃれでかっこいいキャンプツーリングをしているわけではありません。失敗に工夫を加えてキャンプツーリングのスタイルを確立していきましょう。

スタイルにこだわりを持つこと

キャンプツーリングには誰にも邪魔されない自由な非日常があります。非日常を満喫するために密かなこだわりを持ちましょう。ツーリング先の肉屋で仕入れた和牛ステーキを焼く、名水や湧き水を汲んできてコーヒーを淹れる、地酒を味わうなど、居住地では不可能なことを盛り込めばキャンプツーリングの奥行きが深まります。俳句や短歌の創作、テントサイトの風景をスケッチするのもいいですね。

イメージに憧れないこと

キャンプツーリングをしている人のイメージは映画「イージー・ライダー」のピーター・フォンダとデニス・ホッパーではありません。北海道テレビ「水曜どうでしょう」の大泉洋とミスター（鈴井貴之）なのです。憧れ過ぎに注意しましょう。
注：「水曜どうでしょう」の原付旅ではキャンプをしていません。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ②

プランスタイル

バイクでのキャンプツーリングの代表的なスタイルを紹介します。プランを立てるときの参考にしてください。それぞれにメリットとデメリットがあります。

綿密なプランスタイル

ツーリングルートを綿密にプラン立てしたバイクでのキャンプツーリングは安心です。事前にキャンプ場を予約できますし、ラリーレイド的な達成感が得られます。ツーリングとキャンプの両方を楽しみたい人におすすめです。特産品を利用したキャンプ料理の準備もしやすくなりますし、持ち物も厳選しやすいですね。

その反面、交通量や体力的な問題でプラン通りに走行距離が稼げなかったときのリカバリーが難しくなります。

キャンプ場だけを予約するプランスタイル

キャンプ場だけを予約するプランは安心感と自由さのバランスがいいのでおすすめです。早めにチェックインすればキャンプ場周辺のツーリングスポットを空荷で走れますし、情報収集もしやすいですね。必要な持ち物を想定しやすいといったメリットもあります。

その反面、もう少し遠くまで足を延ばせたかもと思ってしまったりチェックインの時間に間に合わなかったりする場合があります。

キャンプ場を予約しないプランスタイル

キャンプ場を予約しないキャンプツーリングは自由度が高いので、走行距離にこだわりたい人や体力的な不安がある人におすすめです。区画サイトは空きがなくなる可能性がありますが、フリーサイトがあるキャンプ場なら混んでいても受け入れてくれる場合が多いですね。

その反面、夕方にキャンプ場探しをしなければならないので一番景色がきれいな時間帯を逃してしまいますし、キャンプ料理を楽しむ時間も少なくなるのが難点です。持ち物も比較的に多くなってしまいます。

プランを立てないスタイル

プランを立てないキャンプツーリングは何にも縛られたくない人におすすめです。とりあえずキャンプ道具をバイクに積載して西に向かって走る…そんなツーリングを楽しめます。イン・アウトがフリーな無料キャンプ場の情報を日ごろから収集しておきましょう。テントサイトでの過ごし方にこだわれなくなるので、持ち物は比較的に少なくなります。

しかし、キャンプ場を見つけられずに野宿を余儀なくされる場合がありますのでご注意ください。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ③

プランと持ち物

キャンプツーリングのプランが決まったら、プランに見合った持ち物を揃えます。キャンプツーリングではたくさんのキャンプ道具をバイクに積載するので、不要なキャンプ道具は持っていかないようにしましょう。コンビニで購入できるものなら積載しないほうがいいですね。

道具の必要性はプランによって変わる！

必要なキャンプ道具はプランによって変わります。キャンプ場をツーリングの宿代わりに利用するプランなら最低限の持ち物で十分です。ツーリング先の名店で食事をするプランなら料理の道具は不要ですよね。キャンプも楽しみたいツーリングであっても、予約したキャンプ場が林間のテントサイトならタープ用ポールは不要です。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ④

持ち物を揃える

使う可能性が低いキャンプ道具は持っていかないほうがいいです。あれも必要これも必要とキャンプ道具を揃えるとバイクのリアサスペンションがフルボトムしてしまいますよ。持ち物が足りなかったら持っているものを工夫して使いましょう。

毎回持ち物リストを作成する

毎回持ち物リストを作成して、使ったか使わなかったかをチェックすればあなただけの必須アイテムが分かりますし、それがあなたのキャンプツーリングのスタイルになっていきます。持ち物が足りなくて後悔したなら次回の参考になるよう記載しておきましょう。

キャンプ道具の購入方法

これからキャンプツーリングを始める人なら、キャンプ道具は必要なものだけを購入しましょう。あとは必要性を感じたものから少しずつ購入するのがベストです。最低限必要なものは「テント」「シュラフ」「マット」「懐中電灯」だけです。シングルストーブ（コンロ）やクッカー、タープやイス・テーブル類は後回しでOK。一度キャンプツーリングを経験してからのほうが積載しやすいサイズかどうかを判断しやすいですね。

余談：テント、シュラフ、マットの選び方

テント、シュラフ、マットの選び方は重量よりも収納サイズを重視して選びましょう。

バイクの車種にもよりますが、テントの収納サイズ幅は50cm以下がベストで、60cmを超えると横積みするのが難しくなります。法定の積載サイズを超えないようにしましょう。

シュラフは季節に合った化繊の山岳用マミー型がおすすめです。ダウンシュラフは濡れると保温性を保てません。サイドをファスナーで開閉できるシュラフなら温度調節がしやすいですね。春秋用と必要に応じて夏用と冬用を準備しましょう。夏はテント内が暑くなるのでシュラフの必要性が低くなります。

銀マットなら積載しやすいサイズにカットして使えます。インフレーターマットは高価で重いのですが、コンパクトになりますのでおすすめです。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑤

料理

テントサイトでの自炊キャンプ料理は時間を持て余さないおすすめな過ごし方です。家庭のキッチンで料理をするのと違って制限がありますので、慣れるには経験が必要です。少しずつチャレンジしましょう。要は加熱して味付けすればいいのです。キャンプでは濃い目に味付けすると美味しく感じられます。

料理の材料を買出しに行く

コンビニで購入できる一人暮らし向けのカット野菜は便利に使えます。ツーリング先のスーパーに立ち寄ると地方色が感じられるのでおすすめですよ。料理が苦手な人なら酒の肴を料理するところから始めるのもOK！缶詰を使った料理なら出汁を調味料に使えますので調味料などの持ち物を減らすことができます。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑥

料理/クッカー

nature republicクッカーセット
クッカーL（φ145×70㎜）
クッカーS（φ127×70㎜）
natural spirit
シェラカップ（φ120×40㎜）
 

クッカーは大・中・小のセットが使いやすく、コンパクトに収納できるのでおすすめです。大・中のクッカーにシェラカップを追加するのもいいですね。クッカーセットは料理のしやすさを考えて購入しましょう。小さすぎるクッカーは使いにくいです。

炊飯

炊飯は基本ですのでマスターしておきましょう。米を洗って水を張ったら20分ほど浸し、加熱して炊きあがっらた20分ほど蒸らします。多めに炊いてタッパーに保存しておけば起床してすぐに朝ごはんを食べられます。上手く炊くポイントは水加減と火加減です。

水加減

人差し指をクッカーの底につくまで突っ込む。

親指で米の上面の高さを測る

3-1一旦人差し指を引き抜き、
3-2人差し指の先を米の上面におき、
3-3マークした親指の先端に水面がふれたら適度な水加減です

水加減は…人差し指をクッカーの底に着くまで突っ込み、米の高さを親指でマークします。人差し指を一旦抜いて米の上面にふれる程度におき、マークした親指に水の上面がふれれば適度な水加減になります。

火加減

前半は中火、沸騰すれば弱火、クッカーからの音がグツグツからパチパチに変わったり、香ばしい白米のこげる匂いがしてきたら火を止めます。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑦

料理：フライパン

メーカー不明（φ200×44㎜）

小型のフライパンは平たいのでパッキングしやすいですし、汎用性が高いのでキャンプツーリングにおすすめです。アルミ製の軽量なフライパンを選びましょう。酒の肴を加熱するのにも重宝しますし、ホットケーキも焼けますよ。

炒め料理

炒め料理は加熱するだけですので簡単です。一人暮らしサイズの肉とカット野菜を炒めましょう。フライパンで肉を炒めてからカット野菜を投入すると失敗しません。残りを食パンでサンドすれば朝食に最適です。適当な量の肉が入手できなければツナ缶やサバ缶での炒め料理もおすすめです。

炒め料理：応用編

炒め料理をひと工夫しましょう。クッカーでベーコンやウインナーを炒めます。野菜を投入して少し炒めたらコップ半杯ほどの水をいれ、フタをしたら弱火で煮込みます。お好みの調味料で味付けすれば完成！出汁に野菜のうまみが溶け出した絶品料理ですよ。コンソメスープ、中華スープ、粉末うどんスープを入れると味わい深くなります。炒めるよりも簡単ですし、クッカーの焦げ付きも防止できて洗いやすいのでおすすめです。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑧

テントサイトでの声かけ

バイクでキャンプをしている人を見かけたら躊躇せず声をかけましょう。迷惑そうな顔をしたらあいさつ程度で済ませればいいですし、フレンドリーな反応であれば「今晩一緒に飲みませんか？」と誘いましょう。その日に走ってきたルートや絶景ポイントなどの情報交換など会話が尽きることはありません。バイクの話題も盛り上がりますね。キャンプ場での出会いが何十年もの付き合いになることもあります。

声かけは防犯効果もあります

隣のキャンパーには必ず声をかけましょう。「お隣に設営していいですか？」「一晩お世話になります」などのあいさつをするだけでもいいですね。グループキャンプをする人からすればソロキャンパーは不気味な存在です。お隣に不信感を与えないようにするだけでなく、仲良くなっておけば助けられることもあります。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑨

道具を追加する

テントサイトでの過ごし方に困りがちになってきたら新アイテムを導入しましょう。欲しかったもの、気になっているものを実験的に使ったり使い方を模索したりするのは楽しい過ごし方につながります。高価なものを追加するのは予算の限界がありますので、楽天やアマゾンのアウトドアカテゴリーで価格の安い順に並べて物色するのもいいですね。

自作キャンプ道具にチャレンジ！

ネット上で自作キャンプ道具の作り方を紹介している人は多くいますので、参考にしながらチャレンジしましょう。予算さえ投入すれば道具はいくらでも手に入りますが、低予算で製作した自作道具を使うキャンプは作る楽しみと使う楽しみがありますのでおすすめです。自作キャンプ道具で代表的なのはアルコールストーブですね。100均ショップの固形燃料を使うコンロの作り方もたくさん見つかります。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑩

道具を省略する

少しエキスパートキャンパー向けになりますが、いつも使っているキャンプ道具を一つだけ持っていかない過ごし方もあります。キャンプ道具が増えすぎて困っている人におすすめなテントサイトでの過ごし方です。キャンプツーリングは便利な道具を追加するほどつまらなくなります。それは工夫する努力をしなくてもよくなるからです。

例えば…

例えば、キャンプツーリングで最低限必要な道具として紹介したテント、マット、シュラフのうち敢えて一つだけ持って行かないとします。その緊張感は半端なく大きいですね。このドキドキって…そう、初めてキャンプツーリングをしたときの緊張感に似ています。キャンプツーリングで常に工夫する過ごし方をしてきた人なら代用品をすぐに見つけられるはずです。手始めにランタンを持っていかないキャンプツーリングをしてみましょう。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑪

何もしない！

キャンプツーリングではテントサイトで何もしないという人が多いですね。夕食後はお酒を飲みながら小さな音でラジオを聴く人や、することを決めずに思いつくまま行動する人もいます。星がきれいならスマートフォンで星座を調べたり、ビールの空き缶で炊飯できないかを試したりなど、のんびりした過ごし方で体力を回復させましょう。

お酒のお供は地方新聞

テントサイトでのお酒のお供にぴったりなのがツーリング先でしか入手できない地方新聞です。ネット上では知ることができない最新のローカルな情報や話題が盛り込まれています。地域の課題も知ることができますので、ツーリングに奥行きが増しますよ。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑫

ツーリング日誌への記録

テントサイトでツーリング日誌を記録する人もいます。走ってきたルートや絶景ポイントを記せば次回訪れるときの情報源になります。テントサイトで記すのと帰宅してから記すのでは違いが生じます。鮮度がいいうちに記録しましょう。感じたことを記しておけば、読み返したときに思い出が鮮明によみがえります。

準備段階から記録しよう

ツーリング日誌は準備段階から記録するのがおすすめです。キャンプツーリングの構想やプランを記しておけば、立ち寄りたかった観光名所を引き出しやすいですね。持ち物リストを記しておけば使ったものと使わなかったものをチェックするときに役立ちます。

キャンプツーリングの楽しみ方：ノウハウ⑬

早朝の楽しみ方

早起きして早朝から出発するのもいいですが、しっかりとウォーミングアップをしてから出発しましょう。起床後30分以内に朝食を摂ると体調を整えやすいですね。撤収後はテントサイトへの感謝の意を込めて設営した周辺のゴミ拾いをしましょう。忘れ物防止にもなります。

キャンプ場周辺散歩

朝食後の散歩は適度に体をウォーミングアップできるのでおすすめです。早朝は太陽光が斜めに当たるのでフォトジェニックな被写体にも出会えます。見つけた花の名前や電柱に記された地名の由来をスマートフォンで調べるのもいいですね。地域の自然や風土を知ることができる有意義な過ごし方です。

キャンプツーリングの楽しみ方ノウハウ：まとめ

キャンプツーリングの方法は人によって違い、楽しければ全て正解です。楽しさは偶然やってくるのではなく、プランや道具を足し算引き算することで高めることもできます。肝心なのはキャンプツーリングに必ず新鮮な要素を加えることです。特にキャンプ場での出会いは楽しい思い出になること間違いありません。

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