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ロードバイクのフレーム選びはどうする?種類ごとの特徴や違いを比較解説!

ロードバイクのフレームは素材の種類や形状等の選び方によって乗り心地等が大きく変わります。知識がある方たちは選び方を間違える事はないですが、初心者だとロードバイクのフレームの素材の種類、特徴がわからない事も多いためフレームの素材の種類、特徴等ご紹介します。
2020年8月27日
Shoji.Miyamoto
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ロードバイクのフレーム

ロードバイクのフレームってどんな素材があって、どんな種類があって何が違うのか、選ぶ基準がわからない方もいます。はじめてフレームを購入しカスタマイズする時だと、種類も特徴もわからず、せっかくフレームを購入したけど選び方を間違うと大変です。フレームの素材や特徴、違い等、選び方も合わせご紹介します。

ロードバイクのフレームの素材の種類

ロードバイクのフレームの素材なんて、そこまで変わるのかという方も多いですが、実際にフレームの重量が変わるだけでも走り方は変わります。完成車のままで良いと言う方もいますが、ロードバイクで旅行をしたり、レースやイベントに参加する等それなりにロードバイクを乗り出すとカスタマイズしたくなります。

しかしサイズや素材の間違った選び方をすると走行自体が苦痛になります。フレームの素材は一般的に3種類でアルミとカーボン、そしてクロモリとあり、それぞれ特徴があって、良い部分悪い部分があり、どれが良いとは言い切れないです。ご自分にあった種類とスタイルの物を選んでください。

ロードバイクのフレーム素材の種類と選び方1

アルミフレーム

アルミ素材は金額も安めなので最初にロードバイクを買う時は予算的なのもあってアルミ素材を購入することが多いです。カーボン素材と同様にアルミの素材も結構、製造されています。アルミ素材は大変軽く値段も安いのですが、衝撃に弱いという特徴があります。

そのためアルミ素材のフレームは太くするなど形で強度をつけているのですが伸縮性悪いので衝撃の吸収性が悪く、長時間乗っていると疲れやすく乗り心地もイマイチです。しかしメーカーもカーボン素材の物と組み合わせたりしてそれらを克服していて、安いけどスポーティなのが多く、メーカーのエントリーモデルにも多いです。

ロードバイクのフレーム素材の種類と選び方2

カーボンフレーム

今は主流と言っても良いほどカーボン素材のフレームは多いです。超軽量なのに柔軟性や高剛性があるというのがカーボン素材の特徴であります。ただ、以前に比べると金額も安くなっていますが、まだちょっと高いです。そしてカーボン素材は振動の吸収性は抜群で、カーボン素材の巻き方しだいで反発性等も自由に調節できる特徴があります。

カーボン素材とアルミを比較したら、軽くて剛性や柔軟性が高いのですが、転倒したときなどフレームが割れやすいという特徴があるので、扱いには気を付けないとだめです。しかし1台目はアルミ素材にした人は、大抵2台目はカーボン素材を選ぶ人が多いです。

ロードバイクのフレーム素材の種類と選び方3

クロモリフレーム

クロモリは鉄にクロムとモリブデンを混ぜた鉄鋼材で鉄なので重量も重くロードバイクではあまり人気がない素材です。価格は普通で衝撃にも強く乗り心地は良いですが錆びやすく重量も重いため一般的には選ぶ方が少ない素材ですが、耐久性の高さや乗り心地は他と比較しても大変良く、長期間乗れます。そしてフレームも他と違い、鉄なので細いフレームが多いです。

しかし、普通にロードバイクを乗るのであればアルミ又はカーボン素材の方がロードバイクにはおすすめで、ロードバイクを楽しめます。クロモリ素材のフレームはこの細さが好きだったり、重量のある荷物を乗せて長期の旅をするには良いですが、そうでなければアルミかカーボン素材が良くクロモリはやめた方が良いです。

ロードバイクのフレーム素材の種類と選び方4

比較

軽さで言うとアルミやカーボン素材が良いですが、フルカーボン素材のフレームだと重量も軽く、乗り心地も良い特徴があります。しかしカーボンは衝撃に弱いため割れやすく高価です。アルミ素材だと比較的安く軽いですが乗り心地が悪く、長時間の走行ではフルカーボンの方がはるかに楽です。

クロモリのフレームは長距離、長時間の走行をメインにするには良く、一般的な乗り方であればアルミかカーボンのフレームがおすすめです。ご自分のスタイルや予算に合わせ、選ぶと良いです。メーカーのカタログでも色々な素材とフレームが用意されているので、自分のスタイルにあったフレーム素材と形状、サイズを選んでください。


ロードバイクのフレーム素材の種類と選び方5

その他のフレーム

一般的にフレームの素材はアルミ、カーボン、クロモリですが、加工が大変などで大変高価な素材のフレームもあります。滅多に見ることはないですが、最高級の素材と言われているのがチタンで出来たフレームです。耐久性、振動の吸収性、乗り心地が大変良いのですが、他と違い大量生産が出来ずオーダーメイドに近いフレームで、メーカーのハイエンドモデルに使われます。

その他に航空系の素材として使われるスカンジウムをアルミ合金の添加剤に使い、アルミ素材以上に軽くて硬いフレームや、新しい素材としてアルミより軽いため注目もされているマグネシウムのフレームもありますが、可燃性の面から加工が難しく、一部のメーカーのみ作っています。

ロードバイクのフレーム素材の種類と選び方6

スタイル

フレームには色々素材はありますが、最近はそれぞれの弱点を補うように2種類の素材を合わせたハイブリットがかなりあります。アルミにカーボンを合わせた物やクロモリにカーボン等、乗るスタイルが多様化してるため色々な組み合わせで作られているので様々な種類のフレームがメーカーから出ています。

普通に乗るならフレームや素材より、まず乗り心地を重視した方が良いです。日本のように舗装道路が多いと通常の乗り方ならシビアにならなくて良いです。乗り心地から、好むのフレームの素材や形状がでてきます。しかし、レースに出たり長距離を高速で走ったり丸一日乗ったり、一日に100km以上乗るならまた別です。

ロードバイクのフレームは素材の種類の選び方も大事

ロードバイクのフレームには素材も大事ですが、フレームの形状も大事です。サイズ設定はもちろんですがハンドルとステムの位置によって姿勢も決まり、フロントフォークも一般的にはフレームとセットで購入します。フォークの違いだけでも走行の印象がかなり変わります。

どんな道を、どんなスタイルで走るのかでも選び方が決まってきます。まずはフレームを交換する上でどんな走行を求めるのか、それが決まれば素材やフレームの形が自然に決まります。メーカーのカタログでもフレームの形状は同じでも素材違いや素材が同じでも形状違い等様々なラインアップがあるので自分にあったのを選ぶのが大事です。

ロードバイクのフレームの種類と選び方1

スタイル

ロードバイクのフレームに限らずですが、まずはご自分の乗り方がフレームの素材や形状等の選び方に関わってきます。短距離メインなのか長距離メインなのかでも選び方は変わります。そして体格に合わせたサイズ選びも重要です。フレームには短距離メインならスローピングタイプ、長距離がメインならホリゾンタルタイプとあります。

更に平地をメインに高速走行するなら深い前傾姿勢になるエアロフレーム、山などを走る事をメインに想定している軽量フレーム、速さよりも長時間走行で未舗装や凹凸が多い舗装道路をメインに想定したコンフォートフレームとあります。ロードバイクを普通に走って楽しむなら軽量、もしくはコンフォートフレームで良いですが、レース等乗り心地よりも速さ重視の乗り方ならエアロフレームが良いです。

ロードバイクのフレームの種類と選び方2

素材

どんなスタイルでロードバイクを乗るのかでフレームの形状や素材の種類の選び方が決まります。知識があり、自分のスタイルがわかっていれば、どのメーカーのフレームが良いか、素材はどれが良いかわかっているので、上級者であれば完成車よりもパーツを揃え自分好みのロードバイクを作ります。

しかし一般的には完成車を購入し、そこから自分のスタイルに合わせカスタマイズしていくのが最初の段階です。簡単に言うと地面とフレームのトップチューブが平行なのがホリゾンタルで衝撃吸収が良く、長距離におすすめです。スローピングはトップチューブに角度があって直ぐにスピードが出るので信号が多い街中では楽です。

ロードバイクのフレームの種類と選び方3

エアロフレームの特徴はアップダウンの少ない平地で高速走行をメインとしたフレームで深い前傾姿勢で走行するようになっています。フレームが薄いため強度を維持するのに素材が多く使われているので、その分重量も重くなりますが、高速走行をメインに想定しているため、あえて重量を重くし安定させているという特徴があります。


エアロフレームは高速走行をメインにおいているので空気抵抗を減らすための努力がすごくて、走行中の風が当たらないようにブレーキやワイヤーが風に当たらない場所についています。

ロードバイクのフレームの種類と選び方4

軽量フレーム

軽量フレームの特徴は山岳での走行をメインに設計されているため、エアロと比較したら強度はありますが、空気抵抗が大きくなってしまうのですが、アルミ又はカーボンで、反応を良くして補ってるという特徴があります。最近ではフレームを薄くして、エアロと軽量フレームの良い部分をもつ物も登場しています。

軽量フレームはエアロフレームとコンフォートフレームの両方のスタイルで乗ることが出来ますが、スピードをメインにするならエアロフレームがおすすめです。日本ではヨーロッパのような石畳の道はないため多少の悪路走行や普通に乗る分には軽量フレームがおすすめです。

ロードバイクのフレームの種類と選び方5

コンフォートスタイル

コンフォートはエアロや軽量と比較して走行中の快適さを追求したフレームです。他と比較しても圧倒的に違い、走行中の振動や衝撃が伝わりにくいので長時間の走行もラクなのでエアロや軽量フレームと比較して高速走行や短距離より長距離に適した特徴をもちます。

ロードバイクのフレームの素材や種類選び方

ヨーロッパではよくある石畳の道ですが、この石畳の道はPaveと呼ばれ、このPaveを走るうえで振動の吸収性や強度がフレームへの信頼と信用の基準となり、どれだけ快適に走れるかが必要でベルギーのバイクメーカーのRidleyではPaveでの試験に合格したものにはTested on Paveのシールが貼られるほどです。

ロードバイクは軽量であるため、大変速い速度で走行します。基本的には長距離をできるだけ高速で走るための自転車です。そしてカスタムすることが出来るため、自分のスタイルに合わせたカスタムが出来ます。その中でもフレームは大事な部分です。間違った選び方をしては好みの走りは出来ません。

フレームのサイズ

サイズは自分の体に合ったものが当然良く、サイズが合っていないとバイクの性能を発揮出来ないです。フレームのサイズはシートチューブの長さで、サイズが520とあったらシートチューブの長さが520mmです。でもメーカーによってはシートチューブではない場合もあるので注意です。メーカーからサイズの一覧表も出てるので確認すると良いです。

フレームの素材

上記にご紹介した通りフレームの素材の選び方も重要です。予算や走行時の性能等素材によって違います。一般的にはアルミが良いですが、アルミの弱点をカーボンで補ったハイブリットフレームもあります。長距離走行だとクロモリが良いですが、一般的な走行から比較するとハイブリット又はカーボンがおすすめです。

フレームの形状

どのような乗り方をするのか、比較的短距離でスピード重視のスプリントスタイルなのか、それとも長距離スタイルで行くのか、自分のスタイルに合わせた選び方が大事です。スピード重視でいくなら平な形のフレームが良いですし、一般的には通常の丸いパイプのフレームが良いです。

ロードバイクのフレームの素材や種類の選び方は

自分の走行スタイルがきまっていれば、フレームの形や素材、サイズ等も決まってきます。普通にロードバイクを楽しむなら、アルミもしくはカーボン素材で、エアロか軽量フレームが良いです。クロモリは重量があるため、よほどこだわりが無いならクロモリ以外が良いです。

メーカーにもよりますがクロモリでも高価になりますが軽量化されカーボンで補強するなどハイブリットもあります。しかし、乗るスタイルが超長距離でそこそこ荷物を積んで走行したり、数ヵ月単位の旅に出るなら代表的なランドナーがよく素材もクロモリが良いです。


舗装道路だけならアルミやカーボン

舗装道路でアップダウンもほとんど無いならアルミやカーボン素材でホリゾンタルのエアロフレームが良いです。もし速さが重視で街中での走行がメインならスローピング、アップダウンが多く山岳を走行するなら軽量フレームですが、ロードバイクを楽しむなら、エアロか軽量のホリゾンタルタイプにアルミかカーボンもしくはフルカーボンがおすすめです。

長距離の旅にでるなら

月単位の旅を想定するなら、一般的にはクロモリです。しかし荷物が最小限の着替えだけでテント泊をしない場合であって、ルートによってはエアロ、軽量フレームで素材がカーボンやアルミでも十分です。ただし日本国内や舗装され自転車専用道路等があるルート限定になります。

国境越えやヨーロッパならクロモリ

悪路でアップダウンやヨーロッパのような石畳の道等を走り、テント等装備品の重量が10kgをこえるなら万が一を想定しクロモリが良いです。長時間の走行なので乗り心地は勿論、重量があるため走行中の衝撃にも耐えれるうえに、フレームが折れたとしてもカーボンやアルミと違い溶接で直せます。長期の旅をするならメーカーからも色々でているので旅のスタイルに合わせたのを選んでください。

一番良い選び方は自転車屋さんから

最初は自転車屋さんに行って自分のスタイルに合ったものを選ぶのが一番です。店員さんに聞けば、メーカーや素材、形状、重量等詳しく教えてくれます。形が一緒でもメーカーが違うと素材や重量と特徴も変わってきます。フレームではなく完成車のみ販売してる場合もありまし、もし完成車の購入を考えるなら大体15万円の予算があると色々選べます。

更にお店であれば重量やサイズ、金額も確認出来ます。自分のサイズに合ったものを探せます。専門店ならメーカーごとのサイズや素材、重量、特徴等その違いを比較し手にとって確認出来ます。知識だけ頭にあっても実際にフレームを手にとると、サイズや素材の違いで重量も違い、それらを自分で比較出来るのも失敗しない選び方です。

自転車屋さんの選び方も重要

自転車屋さんで色々なメーカーの素材、形状や重量の違いを実際に経験するのも大事ですが、お店によっては、人気があって流行ってるから置いてるだけという店や街乗り用がメインで、パーツがあっても素材やフレームの形状、特徴や重量等、質問してもわからないお店も意外とありますので、一軒だけでなく数軒見てまわるのも大事です。

サイクリングチームを作っていたりする自転車屋さんや、ロードバイクのメンテナンスや本格的なスタイルで来店する人が多い自転車屋さんもおすすめです。色々手にとって比較させてくれたり、試乗させてくれたり、メーカーや素材、フレームのサイズなど重量についても比較させてくれて、そしてメーカーやフレーム素材や形も教えてくれます。

経験者からのアドバイスも大事

ロードバイクに本格的に乗っている人達からアドバイスをもらうのも良いです。メーカーや素材、フレームの形状や重量に対してもスタイルに合わせた違いや比較したアドバイスをもらえます。おすすめのお店の情報も聞けたり、試乗し比較させてくれたりもあります。経験から得るのが一番の情報です。

まとめ

フレームはロードバイクで一番大きなパーツです。フレームの性能や特徴等、フレームの性格がバイクそのものの性格になります。どんなに良いものを選んでもサイズが合っていなかったり、スタイルに合ってないと台無しです。素材の種類や特徴を踏まえ自分のスタイルに合ったものを見つけ、選んでください。