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ヤリイカとは?その生態や絶品人気レシピ8選!正しいさばき方含めてご紹介!

ヤリイカをご存知でしょうか?槍の穂に似ているイカの一種で、多くの方が知っているイカですが、詳しい特徴や生態まで知っている方は多くありません。今回はそんなヤリイカの気になる生態から正しいさばき方、絶品の人気レシピまで紹介していきます。
更新: 2021年12月3日
T・S
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ヤリイカとは?

ヤリイカは漢字で「槍烏賊」と書きます。名前にもある通り、ヤリイカは槍の穂に似ていることからつけられた名前で、漁師の方々がそう呼んだことが始まりとされています。地方名ではササイカやテッポウ、シャクハチイカなどと呼ばれることもありますね。

今回はそんなヤリイカの生態やさばき方、おすすめの人気料理レシピまでご紹介していきます。

ヤリイカの特徴

40㎝前後になるヤリイカ

ヤリイカの大きさは大体40㎝くらい。つまり、大人の手のひら二枚くらいの大きさですね。小さなイメージを持っている方も多いので、意外とサイズが大きいと感じる方もいるかもしれません。胴体部分は細長くなっています。

足が短いヤリイカ

ヤリイカは形がとても特徴的ですが、他にも大きな特徴として足が短いことが挙げられます。イカの足は結構長いものが多いので、足の部分だけでもヤリイカであることが判別出来ますね。

ヤリイカのオスとメスの違い

ヤリイカはオスとメスで違いがあり、オスの方が大きいのが特徴です。オスは大体30~40㎝ほどの大きさまで育ちますが、メスは大体20~30㎝程度です。ですので、小ぶりのものはメスであることが判断出来ますね。また、春のヤリイカのメスは子持ちの場合が多いです。形にも違いがあり、メスの方がずんぐりとした体型をしています。

ヤリイカ・スルメイカ・ケンサキイカの違い

特徴を知らなければ、ヤリイカとスルメイカ、ケンサキイカの違いは分からないかもしれません。まず、耳(ヒレ)の部分が胴の真ん中あたりまで伸びているのがヤリイカで、スルメイカは胴体が長め。また、ケンサキイカは足が長いのが特徴で、とても長い触腕を二本持っています。ヤリイカは耳ですぐに判別出来ますね。

ヤリイカは普段は透明

ヤリイカの色は茶色と思っている方が多いのですが、実は本来の色は透明です。しかし、興奮すると茶色くなっていくのです。興奮したまま死ぬと茶色が残ったままとなりますので、販売されているものは茶色になっているのですね。海の中で泳いでいる時は透明で、とても美しいイカなのです。

ヤリイカの栄養

気になるのは栄養価ですよね。意外と知られていないのですが、イカには良質なタンパク質が豊富に含まれています。ほとんどがタンパク質で出来ているとも言えるイカは、筋トレをする方々にも愛されていますね。

また、高タンパクなのに低カロリーであることも注目されています。その他にも、アミノ酸スコアが高いことや不飽和脂肪酸が含まれていること、視力向上効果が期待出来ることなど、かなり高機能な食材と言えます。

ヤリイカの生態

北海道から九州まで生息

ヤリイカが泳いでいる地域は幅広く、北海道から九州まで何処にでも生息しています。また、日本だけではなく、朝鮮半島や上海周辺の海域にも泳いでいますので、色々な国で漁獲されていますね。

一年で一番漁獲される時期は春となっており、イカ釣りの船がよく出ています。また、釣り人もその時期にはよくヤリイカ釣りをしていますね。


群れで回遊している

ヤリイカがどのような生態をしているか、あまりイメージが無い方も多いかと思いますが、群れをなして海を回遊しています。ですので、出会う時は沢山のヤリイカと同時に出会うことになりますね。

ただし、水深100~200mほどの場所で、海底から10mほどの深いところを泳いでいますので、浅いところを泳いでくれてない限りは出会えません。出会う時には100匹以上のヤリイカと同時に出会うこともあります。

獰猛な肉食性

イカは貝類や甲殻類を食べるというイメージを持っている方も多いようですが、ヤリイカの食事のメインは小魚です。泳いでいる小魚に飛びつき、腕をまきつけてとらえます。かなり獰猛な性格をしていますので、うかつに触れませんね。

ヤリイカの旬

ヤリイカの味

気になるのは味ですよね!多くの方が食べたことがあるヤリイカですが、味の特徴は甘みが強いことです。特に、旬のものは旨味が増しますので全国的に愛されていますね。スルメイカと比べると歯ごたえは少なめですが、甘味が強いためお刺身にするのが人気です。スルメイカよりも格上の扱いを受けており、高級イカとして知られています。

ヤリイカの旬は冬と夏?

ヤリイカの旬は二回あると言えます。まず、秋から冬にかけては産卵期あたりになりますので、身が美味しくなります。そして、産卵期を迎えて春になると沿岸に寄ってきますので漁獲量が上がるのです。また、もう一つの旬と言えるのが夏。

夏から秋にかけては小ぶりのヤリイカが獲れるのですが、小ぶりのものも味がいいので、高い価格で取引きされていますね。

美味しいヤリイカの選び方

美味しいヤリイカの選び方ですが、多くの場合、スーパーなどで並んでいるものは茶色くなっているはず。しかし、もっと鮮度が落ちていくと白くなっていきます。ですので、白っぽくなったヤリイカはあまり鮮度が良くないということですね。もしも茶色っぽいものと白っぽいものがあったなら、茶色っぽい方を選びましょう。

ヤリイカの人気レシピ①生食

お刺身

ヤリイカの楽しみ方は沢山ありますが、まずは甘味を楽しむ為にお刺身にするのがおすすめです。後述するさばき方を行ったあと、アニサキスという白い糸のような寄生虫がついていないことを確認し、1.5㎝幅くらいに切りましょう。鮮度のいいヤリイカであれば皮つきでも食べられます。

お寿司

お刺身と一緒に堪能したいのがお寿司です。ヤリイカをお寿司にする場合は大振りの雄がおすすめ。胴の部分をお寿司に出来るよう切りましょう。寒い時期のヤリイカほど旨味が増し、甘味を楽しめます。

ヤリイカの人気レシピ②炒め物

ガーリック醬油炒め


炒め物にするのも大人気です。ガーリック醬油炒めの調理方法はとても簡単。にんにくと玉ねぎをスライスして炒め、1㎝幅に切ったイカを加えて炒めましょう。ある程度色づくまで炒めたら醬油を入れて完成。ガーリックがとても香ばしく、おすすめの料理レシピです。

バター炒め

バター炒めもとてもおすすめの料理です。下処理を終えたものを食べやすい大きさに切り、バターを熱したフライパンに入れて炒めましょう。ある程度炒めたあと、粗挽きコショウで味付けをして出来上がりです。とてもシンプルな調理方法ですが、どなたでも美味しく頂ける定番の味付けです。

ヤリイカの人気レシピ③煮物

ヤリイカの煮付け

煮付けも定番の料理ですね!下処理をしたものを、お酒とみりん、水と醬油とほんだしを加えたものを沸騰させ、ヤリイカを入れて落し蓋をし、5分ほど煮ましょう。途中で味見をして、砂糖と塩で味を調整します。味付けが完了したら中火で更に2分ほど煮詰め、冷まして完成です。

甘辛しょうが煮

先述した煮付けとレシピはほぼ変わりませんが、しょうがを入れるだけで味わいが変わり、とても美味しくなります。しょうがはチューブのものでも構いませんが、粗みじん切りにしたしょうがを使った方が深みがありおすすめです。

ヤリイカの人気レシピ④その他

酢イカ

酢イカもおすすめの料理です。きゅうりと一緒に酢で漬けましょう。きゅうりは小口切りにして塩を振って揉み、絞っておきます。ヤリイカは1.5㎝幅にし、きゅうりとヤリイカを酢につけて冷蔵庫に入れ、半日置けば出来上がりです。調理方法が簡単なので、あまり料理が得意じゃない方にもおすすめです!

唐揚げ

唐揚げも定番の料理ですね!食べやすい大きさに切ったヤリイカをキッチンペーパーで軽く拭いて水分をとりましょう。ビニール袋に塩コショウと粉末状の中華あじ、醬油、お酒、しょうが汁を入れて揉み込みます。

10分ほど冷蔵庫で寝かせてからビニール袋に小麦粉、片栗粉、天ぷら粉を入れて揉み込み、170度くらいにあたためた油で揚げて出来上がりです。

ヤリイカの食べ方・さばき方

食べ方・さばき方①内蔵と軟骨を引き抜く

ここからはさばき方を解説していきます。まず、耳の部分を表にしてまな板に置きます。胴の中に指を入れて、胴と内蔵を繋いでいる部分を探り、手で切り離しましょう。切り離してからゲソ部分をひっぱることで内蔵ごと抜きます。続いて、耳の部分を下にし、胴についている透明の軟骨を引き抜きます。

食べ方・さばき方②皮むきをする

耳と胴が繋がっている部分に指を差し入れ、先端部分に向かって薄皮ごと切り開いていきます。そのまま耳のと皮を掴み、先端部分で裏返し、耳ごと皮を引きはがしていくようにむいていきましょう。

食べ方・さばき方③切り開いて薄皮をこすり取る

真っ白な胴だけになったら、軟骨があった部分に逆さ包丁を入れて胴を切り開きます。内側に汚れが残っているかと思いますので、汚れを綺麗にしてからキッチンペーパーで薄皮をこすりとれば胴体部分の下処理は完了です。下処理に手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、慣れると下処理はすぐに終わりますのでやってみて下さい。


食べ方・さばき方④ゲソの下処理

ゲソにはまだ頭と内蔵がついている状態ですので、内蔵に付着した墨袋を外し、目玉とクチバシを取ってから肝や汚れを洗います。これでゲソ部分も下処理完了です。耳の部分は皮つきで料理して問題ありませんが、お刺身にする場合は皮をはがすのがおすすめです。

ヤリイカに関してのTwitter

ヤリイカの下処理は簡単

こちらのツイートでは、下処理が出来るか不安な様子が書かれています。下処理を簡単に言ってしまいますと、胴体とゲソを切り離し、皮を剥いで薄皮とること。ゲソの部分は内蔵や目玉をとるだけですので、慣れるとすぐに終わります。簡単ですので是非チャレンジしてみましょう!

新鮮なお刺身は別格

こちらのツイートでは、釣りたてのものは味が違うことが書かれています。魚介類は鮮度が大切で、新鮮なものは全然味が違いますよね。販売されているものはある程度時間が経っていることがほとんどですので、美味しいお刺身を食べたい方は是非、釣りにもチャレンジしてみましょう!

調理済みのヤリイカに注意?

こちらのツイートでは、調理済みと表示されているものを購入したら、胴体部分が入っていなかった様子が書かれています。多くの場合は胴体が入っていますが、入っていない場合もあります。調理済みのものを購入する際はしっかり見て購入するようにしましょう!

まとめ~ヤリイカの人気レシピ~

今回の「ヤリイカとは?その生態や絶品人気レシピ8選!正しいさばき方含めてご紹介!」はいかがでしたでしょうか?

生態や特徴から、おすすめの料理レシピ、調理方法、さばき方まで解説させて頂きましたが、今すぐ食べてみたくなった方も多いのではないでしょうか。比較的高い値段で取引されているヤリイカではありますが、釣りも可能ですのでチャレンジしてみましょう!新鮮なヤリイカは格別の美味しさですので、まずはお刺身にしてみて下さいね。

ヤリイカが気になる方はこちらもチェック!

今回はヤリイカについて解説させて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」には他にも様々な魚・釣りに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。