バイク用のヘルメットシールドとは？その種類や効果、選び方まで解説！

はじめに

ヘルメットはバイカーの必需品

バイクを颯爽と走らせるのは気持ちのよいものです。暖かくなってくればバイクでツーリングを楽しむ方も増えてくるでしょう。バイクに乗る際には、必ず頭に装着する必要があるのがヘルメットです。ヘルメットはバイカーの皆さんの命を守る大切なアイテムであり、バイクに乗っているときのシルエットをクールに決めるためのお洒落アイテムでもあります。

便利なカスタムパーツ「ヘルメットシールド」

フルフェイスやジェットヘル、半ヘルなどの種類があるヘルメットですが、それぞれの種類に合わせてさまざまなカスタムパーツが各メーカーから販売されていることをご存知でしょうか。今回は、そんなメーカーから販売されているカスタムパーツのなかでも特にバイクを乗る際に有用なアイテム、「ヘルメットシールド」についてご紹介します！

バイク用ヘルメットシールドとは？

ヘルメットシールドとはどんなアイテム？

バイク用のヘルメットシールドとは、文字通り「バイクのヘルメットに取り付けるシールド(防護ガード)」です。一般的に市販されているバイク用のヘルメットは基本的に顔の部分はパカっと開いており何のガードを付いていません。このアイテムはそんなパカっと開いた顔の部分に後付けするシールドなのです。

ヘルメットにはどんな種類のものがあるの？

このアイテムについて詳しく解説する前に、簡単にヘルメットの種類について解説しましょう。万一の事故の際にバイカーに命をしっかりと守ってくれるのがヘルメットです。このヘルメットには形状によっていくつかの種類が存在します。大まかに分類して、1.フルフェイス、2.ジェットヘル、3.半ヘルの3種類です。

フルフェイスヘルメットとは

フルフェイスは顔全体をカバーするタイプのヘルメットです。もっとも安定感があり走行中の空気をまるで切り裂くような形状は快適な乗り心地を達成します。もともとフルフェイスはロードレース用に開発されたものを一般用にフィードバックしたものであり、専門性の高い設計構造をしたハイクオリティのものが多く販売されているのも特徴と言えます。

ジェットヘルメットとは

ジェットヘルメットはフルフェイスと似ていますが、顎の部分のパーツがなく開いているのが特徴のヘルメットです。開放感があり走行中の風をメット内に取り入れることで蒸れることなく爽快なツーリングを楽しめます。反面、強すぎる風によって受ける影響はフルフェイスのものよりも大きく、走行中にグラつく場面も多くなっています。

半ヘルメットとは

半ヘルメットとは、その名前の通り頭部の上半分のみをカバーするタイプのヘルメットです。半ヘルは軽量で装着時にバイカーにかかる負担が少ないことと値段が安価であることが特徴ですが、その分だけフルフェイスやジェットよりも安定感に欠け、高速走行時の安全性に不安が残ります。また、フルフェイスやジェットと違って半ヘルでは125cc以下の小型バイクしか公道を運転できません。

ヘルメットは種類はメーカーによりさまざま！

それぞれの形状のヘルメットはさらにレーシング用や日常用などの用途によってさらに種類が分かれています。性能以外にもメーカーによって形状や模様などの個性があり、バイカーのセンスが試される部分でもあるため、皆さんにぴったりの一品をじっくりと選別しましょう。

バイク用ヘルメットシールドの利点

バイク用ヘルメットシールドが人気の理由とは

フルフェイスだけでなくジェットヘルや半ヘルであっても、単にバイクを運転するだけであればヘルメットシールドは必要ありません。それでは、なぜバイク用のヘルメットシールドを購入する方が後をたたないのでしょうか。以下では、シールドがもたらす利点について解説します。

シールドがあれば強風から目を保護できる

まず一番体感できる利点として「目をしっかりと開きながら運転できる」ということが挙げられます。バイクを走らせていると爽快な風が体を通り抜けていきますが、顔面部分にシールドがないヘルメットの場合は眼球にも猛烈な突風が突き刺さります。例えるなら「スイッチ強の扇風機の前でまばたきをせずに目を開き続ける」のに等しい環境に、バイカーは置かれるわけです。

半ヘルでも快適なツーリングが可能！

ヘルメットシールドを付ければ、当然目をぱっちりと開いたまま安全に運転できるようになります。風だけでなく砂やホコリも防いでくれるので特に海岸沿いやオフロード路面を走行する際にも効果を発揮してくれるためツーリングで長距離を走行するときに特におすすめです。

シールドなしで猛烈な風を受けると呼吸ができない？

また、高速道路などで100キロ程度にまでスピードを上げて疾走した経験がある方は体験したことがあるでしょうが、高速度で走った状態で顔面に風を直接受けてしまうと、風に邪魔されて息を吸うのが困難になります。その点、ヘルメットシールドを付ければしっかりと呼吸できるため、より運転に集中できます。

シールドを装着すれば雨にも負けない

他に「雨でも快適に運転できる」という利点も挙げられます。バイカーにとっての難敵の一つが天候、「雨」です。特に横殴りの雨の場合はまるでシャワーを眼球に近距離で浴びせかけられているような錯覚に陥るほどの激烈さで、とても目を開けていられません。ただ、ヘルメットシールドを装着すればもはや雨で眼球にダメージを負うことはありません。

雨だけでなく冬の寒波も防げる

さらに、冬の寒波さえもヘルメットシールドがあればもはや怖くありません。冬の寒い時期にバイクを走らせるのは顔面に極寒の風が情け容赦なく吹き荒ぶため、どんなにバイクが好きな方でも涙がこぼれるほどの辛さがあります。ただ、ヘルメットシールドさえあれば冷たい風はシールドで完全に受け流せるため顔面を貫くことはないのです。

昆虫は風雨以上の驚異！

最後に、見落としがちな存在が「昆虫」です。これは天候と並んだバイカーの天敵と呼べる存在で、特に硬さと輝きに定評がある「カナブン」が走行中に顔面に当たった場合は衝撃と痛みで視界に星が舞うことでしょう。他にも蛾やセミなど、要注意な昆虫はいろいろ存在します。ヘルメットシールドがあれば、これらの昆虫が激突してもノーダメージでやりすごせるのです。

バイク用ヘルメットシールドの種類と選び方

ヘルメットシールドにはいろいろな種類がある

このアイテムは、実にいろいろな種類のものがメーカーより販売されています。紫外線やUVをカットするものや、サングラスのように太陽光や反射光を遮断してくれるもの、お好みの色で着色されたシールドが付いているものや、スモークシールドになっているもの。他にプライバシーを保護できるように外側からだけ顔を隠せるミラーコート仕様のものがあります。以下で簡単に各種類について解説しましょう。

バブルシールドとは

まず、ヘルメットと同じくシールドも形状によって簡単に種類が分かれています。画像にあるような丸みを帯びた形状をしているメット全体を覆うシールドは「バブルシールド」と呼称され、主にジェットヘルに装着できるシールドになっています。

ピンポイントでガードしてくれるシールドも

バブルシールドの他にもピンポイントに目元だけをガードできるものも販売されています。重量が軽く、風が適度にメット内に入ってくるため夏場の暑い時期にはこのようなシールドも重宝されます。

サングラスタイプのシールドについて

サングラスタイプのシールドは単にシールド部分に色が付いているだけのものから、紫外線を遮断して目を保護してくれるもの、走行中に水面や対面車両のフロントガラスから照り返してくる反射光だけを遮ってくれるものなどの種類があります。色付きのサングラスタイプは、ファッションの一つとしても個性がでる部分であり、よりクールにバイクを乗りこなしたいという方にもおすすめです。

色の濃いサングラスタイプのシールドは要注意！

ただ、色付きのサングラスシールドを購入する場合には一つだけ注意したいことがあります。それは、「夜間走行時の視界」です。グレーや黒に近い色合いをしたシールドの場合、夜間に走行するときには視界が日中とは比較にならないレベルで暗くなります。この状態で運転するのは大変危険ですので、夜間にバイクを走らせることが多い方は、色の明るいものを選択するようにしましょう。

顔を隠してくれるスモーク加工やミラー加工のシールド

他にもプライバシーを保護してくれるスモーク加工が施されたシールドや、ミラーコート加工が施されたシールドもメーカーより販売されています。特に、女性バイカーの方は信号などで停車している際に周囲のドライバーから顔を隠したいと思われることも多いのではないでしょうか。

シールドを選ぶ際には慎重に！

スモーク加工やミラーコート加工が施されたシールドであれば、周囲の人間から顔を見られる心配がなくなります。ただ、通常のヘルメットシールドよりも平均して少しだけ値段が高くなりますので購入の際には慎重に選びたいところです。

バイク用ヘルメットシールドのおすすめメーカー

歴史と信頼性の「SIMPSON(シンプソン)」

SIMPSON(シンプソン)は高い安全基準に適合している高品質のバイク用ヘルメットを多く販売している信頼のあるメーカーです。メーカー公認のしっかりと装着できるシールドを多く取り扱っていることでも知られています。

価格と品質のバランスに優れた「Arai(アライ)」

Arai(アライ)もまた、安全性に十分に配慮したクオリティの高いヘルメットを多く販売しているメーカーです。価格と品質のバランスに優れた製品が多く、また同じく安全規格に適合したシールドを多数取り扱っているためおすすめできるメーカーであると言えます。

抜群の技術力を誇る「SHOEI(ショウエイ)」

SHOEI(ショウエイ)は上記した二社と並んで品質の高さに定評のあるメーカーです。さまざまな価格帯のものを扱っているため、予算に応じた柔軟な選択ができます。フルフェイスからジェットヘルまで専門のレーシングで培われた技術を生かしたメットとシールドは口コミでも大変評価が高くなっています。

おすすめのバイク用ヘルメットシールドをご紹介！

品質と口コミを参考にベストなシールドを選ぶ

それでは、実際におすすめのアイテムを見ていきましょう。ヘルメットと同じく単純に値段だけでは決められないアイテムなので、品質と口コミをじっくりと確かめて納得のいく一品を選びたいところです。

おすすめのバイク用ヘルメットシールドを見てみよう！

バブルシールドのものや、サングラス仕様になっている色付きのものなどさまざまな種類のおすすめアイテムをご紹介しますので、ヘルメットシールドを選ぶ際には是非参考にしてください。

おすすめのバイク用ヘルメットシールド：フルフェイス

シンプソン フルフェイスヘルメット用 オプションシールド

SIMPSON(シンプソン)から販売されているフルフェイスヘルメットのなかでも特に人気のあるシリーズに対応したシールドです。スモーク加工が施されているためプライバシーもしっかりと守れます。

シンプソン フルフェイスヘルメット用 オプションミラーシールド

こちらはスモークではなくミラー加工によって顔を隠せるタイプのシールドです。スモークと違って視界を暗くさせずにプライバシーを守れるため夜間に走行することが多い方におすすめします。

おすすめのバイク用ヘルメットシールド：バブルシールド

スイングワイドバブルシールド

顔全体を保護できるバブルシールドはいろいろなメーカーから販売されています。こちらのアイテムは横幅を広くして風などからより顔をガードできるように工夫された製品です。

コンビニエントバブルシールド

開閉可能でジェットヘルに装着可能なシールドは、風を感じたい時にはシールドを開き、逆に顔を保護したい時には閉めるといった具合でヘルメットをさらに便利なものに昇華してくれます。

おすすめのバイク用ヘルメットシールド：その他

アライ プロシェード スーパーアドシスIシールド

こちらはArai(アライ)から販売されているシールドです。シールド部分に走行中の反射光を軽減してくれる加工が施されており、バイカーの快適な走行をアシストしれくれます。風を効率よく受け流せる設計構造になっているため、まさに風を一刀両断にするかのような爽快な走りを体験できることでしょう。

【SHOEI ショウエイ】 J-FORCE 4

SHOEI(ショウエイ)から販売されている人気のヘルメット6種に装着可能なスモークとミラーの両加工が施されたアイテムです。こちらの製品はサングラスとしての効果も付加されており、強い日差しをカットして目を保護してくれます。

まとめ

ヘルメットシールドで快適なツーリングを楽しむ

バイク専用のヘルメットシールドを装着することで、走行環境はずっと快適なものに変化します。これからの行楽シーズン、バイクで遠出する機会も増えることでしょう。皆さんのセンスを生かしてお好みのヘルメットシールドを用意し、安心安全なツーリングを楽しんでください。

ヘルメット本体についての情報を知りたい方はこちらもチェック！

当サイト「暮らし～の」にはヘルメット選びに参考になる記事が多数掲載されております。シールドと合わせて、本体のヘルメットもより安全で快適なものに選びなおしてみてはいかがでしょうか。

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