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あやめの花言葉の意味や由来とは?色別や種類別に違う花言葉をご紹介!

5月を彩る美しいその姿が魅力的なあやめの花は、姿だけでなく花言葉にも魅力があります。古典的な色合いを誇る紫のあやめをはじめ清楚な白色のあやめの花などの花言葉をお届けしています。人気小説「スパイラル~推理の絆~」とのかかわりもご紹介します。
更新: 2021年2月15日
kaorin007
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あやめの花とは

花言葉が素敵なあやめの花

あやめの花の花言葉には、素敵な意味が含まれているものが多く贈り物としてもおすすめの花です。多年草なので庭上なら毎年素敵な花を楽しむことができます。盆栽や鉢植えなどにもできるのがいいですね。今回は、そんな素敵なあやめの花についてご紹介していきましょう。

あやめの花の基本情報

●学名:Iris sanguinea
●別名:かっこう花
●科/属:あやめ科 / あやめ属
●種類:多年草
●原産地:日本を含む東アジア
●開花時期:5月~6月

あやめの花の特徴

5月の庭を美しく彩るあやめの花

あやめの花は、5月を代表する花の代名詞としてもよく使われます。多くの場合、あやめ・かきつばた・菖蒲といったあやめ属の花を総称して「菖蒲(あやめ)」と呼ばれているようです。

狭義での「あやめの花」は、まっすぐとすらっと伸びた茎の上部に1~3輪ほどの花を咲かせます。あやめの花は、多年草なので毎年美しい花を楽しめるのが魅力です。

あやめの花は寒さや暑さにも強く育てやすい

あやめの花は、比較的耐寒性・耐暑性に優れた性質を持っています。庭植えにする場合なら、肥料や水やりの手間もあまりかからずガーデニング初心者にも育てやすい花だといえるでしょう。

あやめの花を育てる際に気をつける点は、5月~7月にニカイチュウという害虫が発生しやすいので害虫対策をしっかりとしておくことです。あやめの花は、鉢植えや盆栽などにも向いているのでお部屋のインテリアとしても飾ることができるでしょう。

あやめの花の全般的な花言葉【意味と由来】

あやめの花の花言葉【意味】

●希望
●愛
●朗報
●消息
●優雅さ
●あなたを大事にします。

あやめの花の花言葉【由来】

あやめの花には、素敵な意味が込められた花言葉が多いようですね。あやめの花ならプレゼントとして安心しておくれるでしょう。あやめの花の素敵な花言葉の由来は、ギリシャ神話にまつわるものだといわれています。

あやめ花の別名でもあるIrisの由来になった「イリス」が、ギリシャ神話の中で神々の伝令役として優秀な働きをしたことから「メッセージ」や「朗報」などの花言葉が生まれたようです。

あやめの花の西洋での花言葉の意味と由来

あやめの花の花言葉【意味】

●hope(望み)
●message(伝言)
●friendship(友情)
 


あやめの花の花言葉【由来】

hope(望み)やmessage(伝言)といった花言葉の由来は、ギリシャ神話から来ているといえます。このギリシャ神話では、神々の王であり浮気者でも知られるゼウスが絶世の美女のイリスに恋をしたことから始まります。

ゼウスのもとを離れたいと願うイリスは、ゼウスの妻ヘラの助けをかり虹の女神へと姿を変えるのでした。その虹の女神が、神々の伝令役となったというお話からhope(望み)やmessage(伝言)というあやめの花言葉の意味が来ているようです。

あやめの花の色別花言葉【紫色】

あやめの花の代表色ともいえる紫色の花言葉

あやめといえば紫色が思い出されるほどポピュラーな色が紫色です。日本の伝統的な色にも「アヤメ色」と呼ばれる色があるほど紫色は、あやめの花のイメージ色といえるでしょう。

そんな紫色のアヤメの花が持つ花言葉は、アヤメの花全般の花言葉と同じ花言葉が使われるようです。「よい便り」といった良い意味の花言葉としてよく使われています。

あやめの花の色別花言葉【白色】

清楚なイメージをもつ白色あやめの花言葉

紫の花のイメージが強いあやめの花には、白色のアヤメの花もあります。初夏を感じさせる季節に涼やかな印象を与えてくれるそのあやめの花の姿は、とても清楚で美しいですね。

そんな白色のあやめの花言葉には、「純粋」「優しさ」「あなたを大事にします」などの意味があります。清楚な白色のあやめをそっと渡して、大切な人への思いを伝えてみるのもいいでしょう。

あやめの花の色別花言葉【黄色】

鮮やかな黄色が魅力的な黄菖蒲の花言葉

あやめ科あやめ属に属する黄菖蒲は、その色鮮やかな黄色が特徴的です。そんな黄菖蒲の花言葉には、「幸せ」や「私は燃えている」といった意味があります。

映画「黄色いハンカチ」でも黄色は幸せの色として扱われているように黄色は幸せを運んでくれるイメージのある色だといえるでしょう。黄菖蒲の花言葉である「幸せ」は、損な花の色から来ているのだといえます。

ただし、黄菖蒲には「復讐」という意味もあるようなのでプレゼントには向かないかもしれませんね。

あやめの花の種類と種類別花言葉

一般的に菖蒲(あやめ)といわれる花の種類

一般的には、あやめ・菖蒲・かきつばたといったあやめ科あやめ属の種類を「菖蒲(あやめ)」ということが多いです。「いずれが菖蒲(あやめ)かかきつばた」といわれるようにその姿かたちが良く似た花だといえるでしょう。そんなあやめ・菖蒲・かきつばたにもそれぞれ花言葉が付けられています。

あやめの花の種類別花言葉【菖蒲(しょうぶ)】

菖蒲(しょうぶ)のおもな花言葉

●よい便り
●あなたを信じる
●優しい心
●優雅


花言葉の由来

菖蒲(しょうぶ)の花にもあやめの花と同じ「よい便り」という花言葉があります。この花言葉は、あやめと同じギリシャ神話に由来しているといえるでしょう。

「優しい心」という花言葉は、菖蒲(しょうぶ)の花姿が奥ゆかしげに花を下向き加減に下げて佇んでいる優しげな様子から来ているようです。

「優雅」という花言葉もすっとまっすぐに伸びた茎の先端に咲く美しい花の姿が優美さを醸し出しているところから来ているのでしょう。

あやめの花の種類別花言葉【かきつばた】

かきつばたのおもな花言葉

●幸運は必ず来る
●幸せはあなたのもの
●贈り物

花言葉の由来

かきつばたの花言葉には、素敵な意味が込められたものが多いですね。「幸運は必ず来る」という花言葉の由来は、万葉歌の1つから来ているようです。

万葉集の「住吉の 浅沢小野の かきつはた 衣に摺りつけ 着む日知らずも」というかきつばたを歌った短歌は、恋人を待ち続ければ必ず幸運が訪れるという思いがつづられています。

この万葉歌からかきつばたの花言葉「幸運は必ず来る」がつけられたようです。

あやめの花の色は日本の伝統色

日本の伝統色「アヤメ色」

アヤメ色とは、色の規格によると「明るい赤みの紫」とされています。「アヤメ色」は、薄い紫色にほんのりとした赤みがさしている色合いです。アヤメ色という言葉は、花名の響きも美しく花色も鮮やかなことから古くから色名に用いられています。

染め色として使われ出したことを記す書物としては、江戸時代の『手鑑模様節用』という染色技法の指南書があります。

菖蒲色とアヤメ色は違う

アヤメ色が薄い紫にほのかな赤みを小見米るのに対し、菖蒲色は「鮮やかな青みをおびた紫」色です。そのため菖蒲色は「しょうぶいろ」といわれアヤメ色と区別されています。アヤメ色と菖蒲色の違いは、花色の違いというよりは言葉の響きによるイメージの違いといえるでしょう。

あやめの花はいつの誕生花?

5月の誕生花

5月の代表的な花として知られるあやめは、5月の誕生花です。5月3日、5月6日、5月12日、5月18日などの誕生花にもなっています。5月以外でも6月1日、6月6日などの誕生花でもあるようです。

あやめ以外のあやめ属の花であるかきつばたは、4月17日、4月29日の誕生花です。また、花菖蒲(はなしょうぶ)は、5月4日の誕生花になります。5月の誕生日の人へのプレゼントには、おすすめの誕生花だといえるでしょう。

あやめの花とかきつばたの花の違い

咲く場所が違う

あやめと似ているかきつばたは、あやめとは違う花です。では、あやめとかきつばたの違いとは何でしょう。まずは咲く場所が違います。あやめは、乾燥地での栽培が有効です。

それに対してかきつばたは、水辺などの湿地帯で生息します。あやめやかきつばたに似ている花菖蒲は、ちょうど2種類の中間的な存在です。

背丈や花の大きさが違う

背の高さは、あやめに比べてかきつばたの方が大きいです。具体的には、あやめが30~60cm程度なのに対して、かきつばたは50~70cmほどになります。あやめに比べかきつばたの方が少し背丈が高いといえるでしょう。

花の大きさも背丈に比例して、あやめの方がかきつばたに比べ小振りなのが特徴です。また開花時期もあやめは5月中旬~下旬ごろまで、かきつばたは5月中旬までと少しだけあやめの方が長く開花を楽しめます。


あやめの花は古典文学にも登場

あやめの花にまつわる素敵な「愛の物語」

素敵な花言葉が付けられていあやめの花は、その美しいアヤメ色が「愛」を表す花言葉として用いられることもあります。古典文学として知られる「太平記」では、文武両道で知られる源頼政が鵺(ねえ)を退治した功績から「あやめ」姫との結婚を許される話が載せられています。

その中では、「菖蒲(あやめ)」姫とソックリの侍女11人と本物の「菖蒲(あやめ)」姫の中から本人を選びだすよう天皇から源頼政が命じられるという物語です。この時に源頼政が告げた「いずれが菖蒲(あやめ)かかきつばた」という言葉は、今も美しい女性達に使われています。

あやめの花言葉は「スパイラル〜推理の絆〜」にも登場

「スパイラル〜推理の絆〜」とは

「スパイラル〜推理の絆〜」とは、城平京の原作をもとに水野英多が作画をかいた漫画です。小説やアニメにもなった人気漫画で、平成11年~平成17年まで「月刊少年ガンガン」で掲載されていました。初期のストーリーは、題名でも分かる通り推理物の展開でした。

その後、ある事件をきっかけに高校生主人公の鳴海歩が「ブレードチルドレン」とよばれる特殊能力を持つ人々の関係する事件へと巻き込まれていく物語です。推理漫画というよりは、ファンタジー性の濃い物語だといえるでしょう。

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「スパイラル」で使われたあやめの花言葉

「スパイラル〜推理の絆〜」では、アヤメの花言葉なのかの「信じるものの幸福」という意味が使われています。「スパイラル~推理の絆~」のテーマともいえる「自分を信じる」で幸せをつかむというメッセージが込められているのでしょう。

兄のクローンとして生み出された主人公の鳴海歩の兄に対する思いや心の葛藤がえがかれる「スパイラル~推理の絆~」では、信じることの大切さを主人公から感じ取ることができます。

まとめ

素敵な花言葉を持つあやめの花

幸せなイメージを与えてくれるあやめの花言葉は、プレゼントする側もプレゼントされる側にも幸せを運んでくれるでしょう。普段なかなか伝えられないメッセージを込めて、「あなたを大事にします」という思いを届けてみるのもいいですね。

愛しい人への思いを伝える「愛の花」として、アヤメを贈るのも素敵でしょう。古典文学の「あやめ姫」のように素敵な恋を実らせてみたいものです。5月の誕生花となっているあやめと一緒に素敵なプレゼントを添えて誕生日をお祝いするのもいいでしょう。

かきつばたが気になる方はこちらをチェック!

あやめと同じように5月の花として知られるかきつばたのことが気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。かきつばたに関する基本情報や花言葉などいろいろな内容が紹介されています。

あやめのことだけでなくかきつばたのことも知りたいという方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。