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キンレンカとは?その花言葉や育て方を解説!冬越しのやり方はどうする?

キンレンカ(ナスタチウム)は、花や葉、実を食べられるエディブルフラワー。明るくポップな花姿とともに人気があります。キンレンカ(ナスタチウム)の花言葉は「勝利」など少し勇ましい印象のもの。キンレンカ(ナスタチウム)の冬越しなどの手入れや育て方をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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キンレンカ(ナスタチウム)ってどんな植物?

キンレンカを漢字で記載すると「金蓮花」。蓮(ハス)のような葉っぱに金色の花を咲かせることに由来します。キンレンカの別名はナスタチウムです。キンレンカ(ナスタチウム)の草丈はだいたい20~300センチで、つるを長く伸ばしながら成長します。キンレンカ(ナスタチウム)は一年草です。キンレンカ(ナスタチウム)は、手入れや育て方が簡単で、寄せ植えやガーデニングに重宝されています。

キンレンカ(ナスタチウム)の花の特徴

キンレンカ(ナスタチウム)の花は丸い形をしています。キンレンカ(ナスタチウム)の花色は、赤や黄色、オレンジ色などで、一重咲きの品種と八重咲きの品種があります。キンレンカ(ナスタチウム)の花の開花時期は、4~11月の真夏を除いた時期です。キンレンカ(ナスタチウム)は、春に花を咲かせたあと、夏に少しパワーを落とし、秋になると再び花を咲かせます。夏に切り戻してあげると秋の花付きがよくなります。

キンレンカ(ナスタチウム)の葉の特徴

キンレンカ(ナスタチウム)の葉っぱは、やや白味を帯びたグリーンです。つるりとしていて水をはじきます。キンレンカ(ナスタチウム)の葉っぱの形は丸く、蓮(ハス)の葉っぱに似ています。

キンレンカ(ナスタチウム)はコンパニオンプランツ

キンレンカ(ナスタチウム)からは、害虫が苦手とする独特の香りがします。そのためアブラムシやコナジラミなどの害虫が寄ってくるのを防ぐコンパニオンプランツとして重宝されています。特に害虫の発生が増える時期に育てるトマトなど夏野菜のそばに植えるとよいでしょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の花や葉は食用になる

キンレンカ(ナスタチウム)は、エディブルフラワーです。エディブルフラワーというのは、近年イタリア料理などで人気の食べられる花のこと。キンレンカ(ナスタチウム)のほかにも、パンジーや桜などもエディブルフラワーとして有名です。キンレンカ(ナスタチウム)は、花、葉っぱ、実、茎とすべてを食用にできます。食べるとぴりっとした辛みがあり、色合いが美しいので、サラダの彩りやアクセントとして用いられることが多いようです。

キンレンカ(ナスタチウム)はビタミンCやミネラルが豊富

キンレンカ(ナスタチウム)には、ビタミンCやミネラルが含まれています。ビタミンCやミネラルは、人間にとってなくてはならない栄養素。胃腸機能の改善や貧血予防によいとされていて、さらには美肌をもたらす効果が期待される成分で、女性にとって嬉しい存在です。

キンレンカ(ナスタチウム)の基本データ

科名属名

ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)

学名

Tropaeolum majus


和名

金蓮花(きんれんか)、ナスタチウム

別名

ノウゼンハレン 

英名

Garden nasturtium、Indian cress

原産国

ペルー、コロンビア

キンレンカ(ナスタチウム)の花言葉

キンレンカ(ナスタチウム)の花言葉は3つあります。キンレンカ(ナスタチウム)の花言葉は、「愛国心」「困難に打ち勝つ」「勝利」と、どれもやや勇ましい花言葉です。キンレンカ(ナスタチウム)の丸い葉っぱを盾に見立ててイメージされ3つの花言葉が生まれたそうです。

キンレンカ(ナスタチウム)の育て方1「土づくり」

キンレンカ(ナスタチウム)は、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に腐葉土を少し混ぜたものを準備するとよいでしょう。市販の草花用培養土を利用するのもおすすめです。

キンレンカ(ナスタチウム)の育て方2「肥料」

キンレンカ(ナスタチウム)は、それほど肥料を必要としない植物です。逆に肥料を与えすぎると、葉っぱばかりが茂り花がつかない「肥料ぼけ」という症状になることがあります。キンレンカ(ナスタチウム)をはじめに植え付ける際に、元肥として少し穏効性の固形肥料を施すとよいでしょう。そのあとは、キンレンカ(ナスタチウム)の様子を見ながら、あまり成長がよくないと感じた場合のみ、液体肥料を少し施しましょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の育て方3「水やり」

キンレンカ(ナスタチウム)は、多湿の環境を苦手とする植物です。鉢植えの場合、キンレンカ(ナスタチウム)を植えている土の表面が乾いたら水やりしましょう。地植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。真夏に日照りが続くなど、よほど乾燥が気になるときのみ水やりをおこないましょう。ただし夏の暑い時期の水やりは朝夕の涼しい時間におこないましょう。夏の暑い時期に昼間水やりすると、水やりした水が外気温で温まり、キンレンカ(ナスタチウム)の根っこを傷めてしまうことがあり、せっかくのお手入れが逆効果になってしまいます。


キンレンカ(ナスタチウム)の育て方4「場所」

キンレンカ(ナスタチウム)は、日当たりのよい風通しのよいところを好む植物で、真夏の暑い時期と冬の寒い時期を苦手とします。春と秋の気候のよい時期には、屋外で管理するとよいでしょう。そして、夏の暑さと冬の寒さ対策をして、上手に夏越し、冬越しをさせましょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の夏越し

寄せ植えなど鉢植えの場合、夏は直射日光の当たらないなるべく涼しいところに移動させましょう。地植えにしている場合は、真夏は遮光するなどの工夫が必要です。キンレンカ(ナスタチウム)は、うまく夏越しさせれば、秋にもまた花を咲かせてくれます。

キンレンカ(ナスタチウム)の冬越し

キンレンカ(ナスタチウム)を寄せ植えなどの鉢植えにしている場合には、植えている鉢を、霜がおりない室内などのあたたかいところに取り入れて冬越しさせましょう。地植えの場合は、株元にバークチップや落ち葉を敷いて、寒さ除けをすることで冬越しできるかも知れません。ただし、キンレンカ(ナスタチウム)は、一年草なので、冬越しをあきらめて、春に種をまきなおすという考え方もひとつでしょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の育て方5「植え付け」

キンレンカ(ナスタチウム)の植え付けに適した時期は、4~6月もしくは9~10月の気候の良い時期です。土を準備した鉢にキンレンカ(ナスタチウム)の苗を植え付けましょう。植え付けたキンレンカ(ナスタチウム)がしっかり根付くまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

キンレンカ(ナスタチウム)は寄せ植えにおすすめ

キンレンカ(ナスタチウム)は、ツル性で地面を這うように成長するので他の植物と一緒に寄せ植えするのもおすすめです。キンレンカ(ナスタチウム)の丸い葉っぱが足元にくることで、土を隠すことができて明るくキュートな寄せ植えができあがります。

キンレンカ(ナスタチウム)の育て方6「剪定」

キンレンカ(ナスタチウム)は、剪定による手入れをすることで、生育をサポートして、花付きをよりよくすることができます。キンレンカ(ナスタチウム)の剪定には3つの方法があります。剪定をマスターして、こまめにお手入れしてあげましょう。

剪定方法1:摘芯

キンレンカ(ナスタチウム)の本葉が5~6枚になったころ、茎の一番先にある芽を手でつまんで摘み取り摘芯します。摘芯による剪定をおこなうと、そこから新しい茎が左右に出てきます。枝数が増えることにより、花数も増えます。

剪定方法2:花がら摘み

キンレンカ(ナスタチウム)は、次々と花を咲かせる性質を持っています。咲き終わってしぼんだり枯れた花をそのまま放置しておくと、病害虫の発生源となってしまいますし、見栄えも良くありませんのでお手入れしましょう。枯れた花は、手やハサミなどで花茎から切り取って剪定しましょう。


剪定方法3:切り戻し

キンレンカ(ナスタチウム)は、春に花を咲かせたあと、夏には少しパワーを落とし、秋のさわやかな時期になると再び花を咲かせはじめます。真夏を迎える少し前の7月ごろ、切り戻しによる手入れをおこなうと、秋の花付きがよくなります。キンレンカ(ナスタチウム)の草丈が、2分の1~3分の1くらいの大きさになるように切り戻すとよいでしょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の育て方7「病害虫」

キンレンカ(ナスタチウム)は、害虫を寄せ付けない香りでコンパニオンプランツとして重宝される植物。ほとんど病害虫の心配はありません。ただし、まれにハダニが発生することがあります。ハダニは気温の高い時期に発生しやすい害虫で、おもに葉っぱの裏に寄生するため発見が遅れがちです。ハダニは水を苦手とするので、水やりの際に葉っぱに水をかけるようにすると予防効果があります。万が一、ハダニが発生した場合には、薬剤などで駆除しましょう。ただし、キンレンカ(ナスタチウム)を食用に育てている場合には、人間が食べても安全な自然由来の殺虫剤をもちいるようにしましょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の増やし方1「種まき」

キンレンカ(ナスタチウム)は、種まきにより比較的簡単に増やすことができます。キンレンカ(ナスタチウム)の種は比較的大きく、発芽しやすいものです。キンレンカ(ナスタチウム)の種まきに適した時期は、3~4月もしくは9月ごろです。ただし、キンレンカ(ナスタチウム)は、冬の霜や寒さが苦手で冬越しは少し難しい植物。種を春にまいて育てる方がその後の管理が簡単でしょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の種は一粒ずつまこう

種まき用の土を入れた育苗ポットなどに、ひとつぶずつ種まきします。種まきしたものから、芽が出てきて苗が安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。キンレンカ(ナスタチウム)の発芽適温である15~20度の環境下では、種まきからおよそ1週間くらいで発芽します。本葉が2~3枚に成長したら種まき苗の完成です。好きな場所に植え替えましょう。

キンレンカ(ナスタチウム)の増やし方2「挿し木」

キンレンカ(ナスタチウム)は、挿し木によって増やすことができます。キンレンカ(ナスタチウム)の挿し木に適した時期は6月ごろです。まず、育てているキンレンカ(ナスタチウム)から、挿し木用の茎を採取します。育ちのよい茎を清潔なハサミで10センチほど切り取って挿し木用とします。発根剤を入れた水に挿し木用の茎を数時間浸けて水揚げさせます。そして、挿し木用の土を入れた育苗ポットなどに挿し木します。挿し木したものから発根し苗が安定するまで、直射日光の当たらない風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。キンレンカ(ナスタチウム)は、発根しやすい植物なので、挿し木による増やし方は比較的簡単です。

キンレンカ(ナスタチウム)を寄せ植えにぴったり

キンレンカ(ナスタチウム)は、手入れが簡単で育てやすい植物です。這うように育つのでほかの植物との寄せ植えにもぴったりです。キンレンカ(ナスタチウム)の花言葉は、「勝利」「愛国心」「困難に勝つ」。ポップな花姿とは裏腹に勇ましい言葉が並ぶのですが、これはキンレンカ(ナスタチウム)の丸い葉っぱを盾に見立てたもの。キンレンカ(ナスタチウム)は、種まきや挿し木で簡単に増やせるのでたくさん育ててお庭を明るく演出しませんか。