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ブラシの木とは?その特徴や育て方を解説!ブラシに似た花を咲かせるってホント?

ブラシの木(ブラシノキ)は、花姿がまるでブラシのようなユニークな樹木です。ブラシの木(ブラシノキ)の実は、まるで害虫の卵のよう。何年も枝にはりついて山火事が起きた途端に種をまき散らす面白い特徴を備えています。ブラシの木(ブラシノキ)の育て方をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ブラシの木(ブラシノキ)ってどんな植物?

ブラシの木(ブラシノキ)は、オーストラリアを原産とする植物です。ブラシの木(ブラシノキ)は、オーストラリアやニューカレドニアに自生している常緑性低木です。ブラシの木(ブラシノキ)の樹高は、だいたい1~3メートルです。ブラシの木(ブラシノキ)は、ガーデンに植えられるほか、ユニークな花姿は、切り花としても需要があります。ブラシの木(ブラシノキ)は、肥料もそれほど必要なく病害虫の心配もないので、ガーデニング初心者にもおすすめです。

ブラシの木(ブラシノキ)の花の特徴

ブラシの木(ブラシノキ)の開花時期は、5~6月です。ブラシの木(ブラシノキ)の花はとてもユニークな形をしています。まるで瓶などを洗うブラシのよう。この花姿から、和名を「ブラシの木(ブラシノキ)」、英名を「Bottle Brush」と名付けられました。なおブラシのように見えているのは長いおしべです。ちなみに、ブラシの木(ブラシノキ)の花びらはとても小さく、しかも開花後すぐに落ちてしまいます。

ブラシの木(ブラシノキ)の葉の特徴

ブラシの木(ブラシノキ)の葉っぱは、槇の葉っぱに似ていることから、別名「花槇(はなまき)」と呼ばれます。ブラシの木(ブラシノキ)の葉っぱは長さ10センチくらいの楕円形で先がとがっています。またブラシの木(ブラシノキ)は枝に互い違いに生える「互生」と呼ばれるタイプです。

ブラシの木(ブラシノキ)の実の特徴

ブラシの木(ブラシノキス)の花が咲いたあとの時期には、枝にくっついた状態で実がつきます。ブラシの木(ブラシノキ)の実は、まるで害虫の卵のようで、間違えて取ろうとする方もいらっしゃるのだとか。ブラシの木(ブラシノキ)の実は、7~8年もの間、枝にくっついたままで発芽能力を有します。そしてブラシの木(ブラシの木)の実は、山火事が起こると、その実を一斉にはじけさせて実から種を散布させます。ブラシの木(ブラシの木)の実は、こうしたメカニズムにより、有事の際、ほかの植物よりいち早く芽を出して子孫を反映させる能力を持っています。

ブラシの木(ブラシノキ)の基本データ

科名属名

フトモモ科ブラシノキ属

学名

Callistemon speciosus

和名

ブラシの木(ブラシノキ)

別名

金宝樹(きんぽうじゅ)、花槙(はなまき)、カリステモン

英名

Bottle Brush

原産国


オーストラリア

ブラシの木(ブラシノキ)の種類

ブラシの木(ブラシノキ)の仲間には、スぺキオスス種、キトリヌス種、サリグヌス種、ウィミナリス種があります。このうち、和名で「ブラシノキ」と呼ばれているのは、スぺキオスス種です。ただし、これらの仲間を総称してブラシの木(ブラシノキ)と呼ぶこともあり、しばしば混同されているようです。なお、ブラシの木(ブラシノキ)は、赤色の花のものが有名ですが、なかにはピンクや白の花色の種類もあります。お好みの花色のブラシの木(ブラシノキ)をチョイスするとよいでしょう。

ドーソンリバー

「ドーソンリバー」は、真っ赤な花色がとても美しい種類のブラシの木(ブラシノキ)です。考えてみると、赤い花がたくさん咲く樹木はそれほど多くありません。お庭に一本植えておくと、ガーデンがとても明るくなります。

ピンディーピンディー

「ピンディーピンディー」は、四季咲きの種類の珍しいブラシの木(ブラシノキ)です。春から秋にかけて何度か花を咲かせてくれます。

パープルスプレンダー

「パープルスレンダー」は、赤紫色の花色が魅力的な種類のブラシの木(ブラシノキ)です。赤とは微妙に色が違い少し紫がかかっているので、落ち着いた印象をもたらしてくれます。

ピンクシャンパン

「ピンクシャンパン」は、名前のとおりピンク色の花がとてもキュートな種類のブラシの木(ブラシノキ)です。可愛らしい花色から女性に人気の品種です。

ホワイトアンザック

「ホワイトアイザック」は、真っ白な花色がとても素敵な種類のブラシの木(ブラシノキ)です。花の色が白いと、ぐっと印象がかわってきますね。赤い種類のブラシの木(ブラシノキ)と一緒に植えて、色のコントラストを楽しむのもおすすめです。

ブラシの木(ブラシノキ)の花言葉

ブラシの木(ブラシノキ)には、5つの花言葉が存在しています。どの花言葉も、ほかにはないブラシの木(ブラシノキ)の花模様からイメージされたものです。

花言葉1「はかない恋」

ブラシの木(ブラシノキ)の花びらは、開花するとすぐに落ちてしまいます。ブラシのように見えているのは実はブラシの木(ブラシノキ)のおしべ。赤い花びらが開花後じきに落ちてしまう様子から「はかない恋」という花言葉が生まれたようです。

花言葉2「恋の火」

ブラシの木(ブラシノキ)の赤い花は、遠くから見るとまるで炎のようにも見えます。そんな花姿から想像して「恋の火」というロマンティックな花言葉がつけられました。


花言葉3「恋の炎」

「恋の炎」という花言葉も、「恋の火」と同様に、ブラシの木(ブラシノキ)の花が火のように見えることからつけられたものです。

花言葉4「気取る心」

ブラシの木(ブラシノキ)の花色は、赤やピンクなどとても鮮やかなもの。女性がおしゃれをして気取っているようでもあり「気取る心」という花言葉がうまれました。

花言葉5「素直な気持ち」

ブラシの木(ブラシノキ)の花は、すべてを一緒に見るとブラシのように見えるのですが、近づいてよく見ると、そのブラシの一本一本は、まっすぐな形です。このまっすぐなところはブラシの木(ブラシノキ)のおしべで「花糸」と呼ばれることもあります。まっすぐというところから「素直な気持ち」という花言葉が連想されました。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方1「土づくり」

ブラシの木(ブラシノキ)は、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒もしくは中粒の赤玉土に腐葉土を少しまぜたものを準備するとよいでしょう。市販の草花用培養土を利用してもよいでしょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方2「肥料」

ブラシの木(ブラシノキ)は、それほど多くの肥料を必要としない植物です。庭植えの場合、一年に一度の肥料で充分です。2月の寒い時期に、寒肥として穏効性の固形肥料を少し施しましょう。鉢植えの場合は、一年に二度の肥料を施しましょう。庭植えと同じように寒肥を施すほか、春に追肥を少し与えるとよいでしょう。肥料の量は少なめにしましょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方3「水やり」

ブラシの木(ブラシノキ)は、植え付けてから2年未満の若い株にはしっかり水やりします。ブラシの木(ブラシノキ)を植えている土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。ただし植え付けてから2年以上経って株が安定したら、それほど水やりの必要はありません。地植えの場合、自然の雨で充分でしょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方4「場所」

ブラシの木(ブラシノキ)は、日当たりのよい場所を好みます。ブラシの木(ブラシノキ)は強い樹木なので、多少日陰で管理してもすぐに枯れてしまうことはありません。ですが、日陰でブラシの木(ブラシノキ)を管理すると、せっかくの花付きが悪くなってしまいます。ブラシの木(ブラシノキ)は、ユニークな花姿が魅力の樹木。なるべく日当たりのよい場所で管理して、たくさんブラシの木(ブラシノキ)の個性的な花を咲かせましょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方5「植え付け」

ブラシの木(ブラシノキ)の植え付けに適した時期は、4~9月ごろです。ブラシの木(ブラシノキ)を育苗ポットなどから取り出したらすみやかに植え付けてあげましょう。植え付けたブラシの木(ブラシノキ)がしっかり根付くまで、日当たりのよい風通しのよい場所で管理しながら、水やりを続けましょう。なお、新しいブラシの木(ブラシノキ)の苗を植え付けてから開花するまでには、およそ3年くらいかかります。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方6「植え替え」


ブラシの木(ブラシノキ)を鉢植えにした場合には、定期的に植え替えをして根詰まりを予防しましょう。だいたい2~3年に一度植え替えするとよいでしょう。ただし、ブラシの木(ブラシノキ)は、移植を苦手とする植物です。植え替えする場合には、植え替えたいブラシの木(ブラシノキ)を鉢からすぽんと取り出して、土をなるべく落とさないように注意しながらすみやかに新しい鉢に植え替えてあげましょう。植え替えたブラシの木(ブラシノキ)がしっかり根付くまで、日当たりのよい風通しのよい場所で管理しながら、水やりを続けましょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方7「剪定」

ブラシの木(ブラシノキ)は、放任管理していても、比較的自然に樹形が整う樹木です。そのためブラシの木(ブラシノキ)の剪定は必ずしも必要というわけではありません。ブラシの木(ブラシノキ)を観察管理していて、枝の混みあったところや不格好なところが気になった場合にのみ剪定をおこないましょう。ブラシの木(ブラシノキ)の選定に適した時期は3月。ブラシの木(ブラシノキ)は春に新しく梢を伸ばしその先に花を咲かせるので、新しい梢が伸び始める前の時期に剪定しましょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方8「病気」

ブラシの木(ブラシノキ)には、ほとんど病気の心配はありません。

ブラシの木(ブラシノキ)の育て方9「害虫」

ブラシの木(ブラシノキ)には、ほとんど害虫の心配はありません。ブラシの木(ブラシノキ)の実は、枝にくっついてたくさんつきます。その様子が害虫の卵のように見え間違えて害虫駆除されることがあるようです。

ブラシの木(ブラシノキ)の増やし方1「種まき」

ブラシの木(ブラシノキ)の種まきに適した時期は、4月ごろです。ブラシの木(ブラシノキ)の花が咲き終わったあと、枝にくっつくようにまるで害虫の卵のような形の実がつきます。実のなかには種があり、一年後に熟して発芽可能となります。実が木についたままの状態で1~2年管理したあと、種を採取して、種まきしましょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の増やし方2「挿し木」

ブラシの木(ブラシノキ)は、挿し木で増やすことができます。ブラシの木(ブラシノキ)の挿し木に適した時期は、6~7月ごろです。春に新しく伸びたブラシの木(ブラシノキ)の枝を10センチくらい切り取って、挿し木枝を作ります。挿し木用の土を入れた育苗ポットに挿し木しましょう。挿し木したものから発根して苗が安定するまで、日当たりのよい風通しのよい場所で管理しながら、水やりを続けましょう。

ブラシの木(ブラシノキ)の花姿は個性的

ブラシの木(ブラシノキ)は、名前の所以ともなったブラシのような花姿がユニークな樹木です。花色は赤やピンク、白などがあり、たくさん花をつけるのでお庭がとても華やかになります。ブラシの木(ブラシノキ)は、それほど肥料も必要なく育て方も簡単。種まきや挿し木でも増やせます。ほかにはない面白い樹木ブラシの木(ブラシノキ)をガーデンで育ててみませんか。