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菜の花の花言葉を知ってる?贈り物におすすめな由来や意味をご紹介!

菜の花はとても身近な春の花です。目に楽しく、食べても美味しい菜の花にも花言葉があるのをご存知ですか?菜の花は意外と知らないことがたくさんです。菜の花の花言葉、意外な花色や由来をご紹介しますね!贈り物にふさわしい花言葉に、菜の花のことがもっと好きになりますよ!
更新: 2024年2月13日
夏野のばら
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菜の花の花言葉/はじめに

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春の訪れを告げる花、菜の花。 まぶしく黄色い菜の花があちこちで咲き始めると、または、スーパーやレストランで菜の花のメニューを見かけるようになると「春が来たんだなあ」と、うれしい気持ちになりますね。

私たちにとって身近な菜の花にも、花言葉があることをご存知ですか?菜の花らしい花言葉と由来、意外な花色の種類と、お花見に最適な開花時期まで、ご紹介していきますね。

菜の花の花言葉/黄色

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小さな幸せ・快活・快活な愛・競争・希望・活発・元気いっぱい豊かさ・財産 菜の花といえば、まず思い浮かぶのは明るい黄色の花ですね。

花色のイメージの通り、「元気いっぱい」を中心とした花言葉が多いです。

黄色い菜の花/花言葉由来

「小さな幸せ」は、身近にあることと、ひとつひとつの花が小さいことから。「豊かさ・財産」は風水で黄色が示す意味が由来です。

黄色い菜の花の花言葉は、お友達への贈り物にぴったりです。特に、「競争」という花言葉は、ともに高めあえる間柄ならでは。

黄色い菜の花/英語での花言葉

「花言葉」は19世紀のヴィクトリア朝イギリスで流行した文化です。当時、菜の花はまだ一般的でなかったために花言葉には含まれていません。

そのため、「黄色の花色」の花言葉の分類の一つとして語ることができます。 黄色の花色の花言葉は Friendship(友情)・Happiness(幸福)・Joy(喜び)・Pride(誇り)・Clarity(明快)・Truth(真実)・Intellect(知力) いずれもポジティブな言葉ばかりですね!

菜の花の花言葉/白

潔白・適応力 白い菜の花の花言葉は、清らかなものですね。

白い菜の花/花言葉由来

白い花色の菜の花は、実は大根の花なので、大根の花言葉にならいます。「潔白」は大根の色の白さが由来です。「適応力」は、大根がさまざまなお料理に用いられ、味がよくしみこむことに由来しています。

菜の花の花言葉/紫

知恵の泉・優秀・聡明 珍しい花色、紫の菜の花の花言葉は知的な言葉ばかりです。

紫の菜の花/花言葉由来


紫の菜の花の花言葉は、意外なことに三国志に由来しています。最高の軍師である、諸葛孔明が植えたという伝説からきているのです。

アブラナ科オオアラセイトウ属のオオアラセイトウ(大紫羅欄花、学名Orychophragmus violaceu)は、別名をショカツサイ(諸葛菜)、ムラサキハナナ(紫花菜)ともいい、遅くとも19世紀には日本に入ってきた種類であると言われています。

菜の花の開花時期

北海道:5月中旬~6月 東 北:5月上旬~5月下旬 関 東:3月中旬~4月下旬 東 海:3月下旬~5月 近 畿:3月中旬~5月 四 国:3月~4月 九 州:3月~6月 このように、菜の花の開花時期は3月~6月と日本全国で幅広いのです。

ひな祭りの時期なら、桃と菜の花の取り合わせが、桜の時期なら桜のお花見との取り合わせがと、開花時期によって、何種類もの美しい組み合わせをたのしめますよ。

菜の花の贈り物(1/3)花束

菜の花を花束にしてプレゼントされるということは、なかなか無いもの。

小さな春が家の中に訪れたと、喜んでもらえる贈り物です。菜の花だけで花束を作っても、ピンクや黄色、薄紫色といった春の花たち・・・チューリップやスイートピーと一緒にして、何種類もの花色を取り混ぜて作っても素敵です。

家庭菜園やガーデニングをしている方ならば、水菜や葉牡丹の花も菜の花と同様ですので、咲いた花をただ束ねても、面白みがありますよ!

菜の花の贈り物(2/3)はちみつ

クリーミーハニー 菜の花

出典:楽天
内容量500g
成分菜の花92%、リンゴ5%、ヤナギ科3%

菜の花は、はちみつ作りにも適しています。菜の花でできたはちみつは、ブドウ糖が多いので固まりやすく、すこしざらりとした食感です。

菜種(キャノーラ)油、つまり、菜の花からつくられた油の風味も感じることができますよ。昔ながらで親しみやすい味なので、贈り物にしやすい一品です。

また、キリスト教でははちみつは「キリストの無限の慈悲」、イスラム教では「楽園」の象徴とされています。菜の花の花言葉の他にも、素敵な思いをこめてみるのも素敵ですね。

菜の花の贈り物(3/3)菜の花畑観光

一風変わった春の贈り物に、菜の花を見る旅行はいかがですか?開花時期の3月から6月上旬まで、縦長の日本全国の中から、好みの時期と場所を選びましょう。

卒業旅行にもぴったりですし、「ohanami」文化の一つとして、近年外国人の日本観光にも人気となっていますよ!

小湊鉄道

蒸気機関車と菜の花畑という、絵本の中にはいりこんだような光景が見られるのは、千葉県のローカル線「小湊鉄道」です。JR「五井駅」から「小湊鉄道」に乗り換えて、目的地「養老渓谷駅」までおよそ1時間。

目的地近くになると車掌さんが車内放送で、菜の花畑が見えてくることを教えてくれます。「養老渓谷駅」では足湯も楽しめますよ(有料)。菜の花の開花時期は4月です。

たきかわ菜の花まつり

国内1位の菜種生産を誇る、北海道へいきませんか?北海道滝川市「たきかわ菜の花まつり」では、まさに黄色のカーペットが敷き詰められたような美しい景色を見ることができます。

広大な眺めも北海道ならではですね。菜の花の開花時期は5月中旬~6月上旬です。公式ブログで菜の花の開花状況をお知らせしています。

菜の花の歴史・・・それはアブラナ?カラシナ?

「菜の花」の範囲は広い


春に咲く、アブラナ科の似たような花をまとめて大ざっぱに「菜の花」と呼んでいるだけで、実は違う種類の植物なのです。

菜の花は食用の重要な作物として利用されてきたので、種類による違いや歴史もご紹介します。きっと、菜の花を見る目が変わりますよ。

堤防や河川敷の花・・・カラシナ

堤防や河川敷に自生しているのは、野生化したカラシナという種類です。日本には弥生時代に伝来したとも言われ、葉茎は辛味のある野菜として、種は和からし(オリエンタルマスタードとも)の材料として栽培されてきました。

高菜やザーサイは、カラシナの変種なんですよ。 近年では、カラシナのもつ、極めて強い重金属耐性が注目され、土壌浄化植物として利用されています。

日本で長く栽培・・・アブラナ

アブラナは、カラシナと同じように弥生時代に日本に伝来したとされています。古くは古事記、万葉集にも記載があり、葉物野菜として利用されていました。

江戸時代になると、種から菜種油が精製されるようになり、主に灯油の原料となったので「菜種」という言葉は一気に認知度があがりました。

一面に黄色い花がゆれる「菜の花畑」は春の風物詩として、多くの歌や文学の題材にされてきました。 現在では、アブラナの多くが食用の「菜の花」としてつぼみのうちに収穫されます。

明治に日本に伝来・・・セイヨウアブラナ

セイヨウアブラナは明治時代に日本に伝来しました。アブラナよりも収穫量が多かったため次第に置き換わり、現在菜種油の収穫用に栽培されているのはこのセイヨウアブラナです。

食用にもされますが、アブラナよりも固いため、可食部は芽生えてすぐの部分に限られます。

商品作物として改良がすすめられ、何種類もある品種の名称が大変かわいらしいものになっているのも特徴ですよ。 きらきら銀河/キタノキラメキ/キラリボシ とっても素敵ですね!

ヨーロッパでの菜の花・・・意外と浅い歴史

中国では4000年前、日本では2000年前から利用されている菜の花ですが、ヨーロッパでは長年利用されてきませんでした。というのも、古代ローマの流れをくみ、ヨーロッパ世界で油といえばオリーブ油、ついでラード、そしてバターだったのです。

ヨーロッパで菜種油の価値が見出されるには、産業革命と蒸気機関の発明を待たねばなりませんでした。そして、世界大戦を迎えて油の需要が高まり、菜種油が増産されるようになったのです。

菜の花/文学

日本でも古くから親しまれてきた菜の花。菜の花にまつわる文学作品をご紹介します。贈り物に添えてみてはいかがですか?

万葉集の菜の花

上野(かみつけの) 佐野の茎立(くくたち) 折りはやし あれは待たむゑ、今年来ずとも(作者不詳) 「菜を若芽のときから、料理して待っていたけれどあなたは来ず、もうトウが立ってしまうようになってしまいました。

それでも私はその菜を折って、あなたのためにおいしく料理して待っています」 万葉集では、菜の花は「茎立(くくたち)」と詠まれています。アブラナ科の野菜のトウが立ちきって花が咲く様子をそう呼称していたようです。

なんとも純粋な思いが感じ取れますね。

唱歌「おぼろ月夜」

「菜の花畠(ばたけ)に、入日薄れ、見わたす山の端(は)、霞ふかし。春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し。 里わの火影(ほかげ)も、森の色も、田中の小路をたどる人も、蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、さながら霞める 朧月夜」

ぽつりぽつりと順々に現れてくる情景が、まるで目の前にあるかのような見事さで、そしてとても優しい歌です。

ぜひ、口ずさみたいですね。


菜の花の基本情報

属名・科名

アブラナ科アブラナ属

学名

Brassica napus/セイヨウアブラナ Brassica rapa var. nippo-oleifera/アブラナ Brassica juncea/カラシナ

菜の花/和名

アブラナ科アブラナ属の花のことを大ざっぱにまとめて菜の花と呼んでいます。

「菜花(なばな)」と言った場合は、アブラナ科アブラナ属のうち主に花を食用にするものを言い、菜種、かぶ、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどが含まれます。

「花菜(はなな)」と言った場合は花を観賞用に用いる場合の呼び名です。

菜の花/英名

カラシナ/Field mustard セイヨウアブラナ/Rape blossom,Rape flower,Rapeseed blossom,Canola flower 英名には、複数の呼称があります。なかでも「Rape」は犯罪を想起させるので使用が避けられています。

日本人にとっても親しみがあり、分かりやすいのは「Canola(キャノーラ)」、つまり「キャノーラ(菜種)油」でしょう。canolaは、実はカナダの菜種の品種の名前で、can(カナダ)のoil(油)からつけられたものです。

原産地

ヨーロッパ、西アジア

菜の花の花言葉/おわりに

いかがでしたか?菜の花は弥生時代に日本に伝わり、それからおよそ2000年もの間私たちと共にある、大変身近な花ですが、知らないこともたくさんあったのではないでしょうか。

菜の花が野に咲く様子を見るとき、または、食卓に上がるとき、菜の花の新しい魅力を感じ取っていただけたらと思います。 菜の花の小さな花のように、小さな幸せが皆さんのもとにたくさん集まりますように!